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2012年7月 4日 (水)

地下1階

幼い人の楽しい言葉の投稿欄 「あのね」。その7月1日から一つ。

●算数の宿題を解いていたら、4歳の弟が「1引く2は?」と聞いてきた。しばらく考えてから、自信満々の顔で、「地下1階!」。(6歳)

いい線いってます。お父さんかお母さん、この子のセンスを大事にしてあげてください。
小1で自力で「数直線」の概念に到達しそう。
「1階から2フロア下がったら、地下2階でしょ」なんてつぶしちゃだめですよ。
足し算は上へ行く、引き算は下へ行く、そういう感覚・センスを大事にしてあげてくださいね。

★日本のエレベーターでは、そのままではダメなんですけどね。
イギリスなんかでは、聞くところによりますと、日本でいう「1階」は「グラウンド・フロア」といいます。そこから1フロア上がると「1階」なんですね。
グラウンド・フロアという「ゼロ(0)」があるのです。

・・・B3,B2,B1,G,1,2,3・・・

こうなっているんですよ。
ですから、1階から、2フロア下がれば、ちゃんと地下1階(B1)になるのです。

ある意味で、日本では最初は「1」という「数え」主義。
英語では最初は「0」で一つ動いた先が「1」という「満」の数え方なんですね。

年齢の数え方と似ています。「満」か「数え」か。
昔、生まれたての赤ちゃんの成長を1年間追った写真集、「ゼロ歳児万歳」だったかな、そういうのが出たことがあるんです。
その時、私の母(大正4年生まれ)などは、すごく違和感があると言っていました。
「満○○歳」という言い方にはもうなじんでいたのですが、「ゼロ歳」にはなじめなかったみたいですね。

左右に延びる数直線上で、足し算は右へ行くこと、引き算は左へ行くこと、と理解できると、負の数なんて何の問題もなく理解できるようになります。
エレベーターで考えようとしたお子さんの発想を大事にしてあげてほしいと、切に願うものです。

★ちょっと先走った話をすると。
「-1」をかけることは、数直線上で0を中心として180度回すことなんだ、と理解すると、「-1×-1」なんか苦もなく分かってしまう。

さらに、数直線上で0を中心として90度左へ回したらどうなるの?
数直線上に戻ってきませんね。
でも、2回同じことをすると、180度回って数直線上に乗りますね。
左へ90度回すことが「虚数 i 」をかけることなんですね。
「虚」なる数があるわけない、なんて言葉にとらわれていないで、「90度回し」で理解してしまえば、何ということもない。
i を2回かける(=2乗(自乗))と、-1を1回かけたことと同じになるのだから

虚数 i とは
   2乗すると-1になる数
でいいんですね。

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