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2012年7月13日 (金)

ゴーヤの蔓

0628_5goya5 2012.6.28
以前にも、カラスウリなどの蔓でご紹介した話題。

ゴーヤの茎が、何かにつかまって伸びていきたい。
そこで、蔓をぐるぐる振り回すわけですね。(目に見える速さではありません。)
植物が運動するには、オジギソウのようなケース以外では、成長によって動くしかありません。蔓の成長を「偏らせる」ことで蔓の先端をぐるぐる回す。
そうして、何かに接触したら、蔓の先端をしっかりそこに固定してしまいます。もちろん巻きついて。
さて、茎と固定点の間に、蔓が一本、よじれもなく張っています。
動物なら、たとえば人間なら、手を伸ばして縦の棒を握ったら、筋肉を縮めてぎゅっと引けばいい。そうすると体が引き寄せられる。
筋肉の働きは「縮む」ことにありますからね。

ところが、植物では基本的に「縮む」という動きはないんですね。
「伸びる」しかない。
では、どうやって伸びることによって茎を固定点に引き寄せるのか。
その方法が「コイルを巻く」ことなんですね。
ところが、両端を固定した蔓に、コイルを巻くことはできません。
そこで、蔓をグングン伸ばしながら、逆向きのコイルを同時に作っていく。
右巻きとか左巻きとか、定義はややこしいので、簡便に「+1」の向きのコイルと、「-1」の向きのコイルを同時に同じ数だけ作れば「プラスマイナス0」で、全体としてのよじれがないまま、コイルを作っていくことができます。
逆に言うと、よじれのない「0」の状態の紐に、コイルを作るためには、「+」と「-」の逆向きのコイルを同数作っていけばいい。

それを実現したのが最初の写真です。
こうやって、茎を固定点に引き寄せる、しかも、コイルですから弾力性があって、風などに吹かれても切れにくい。
植物の知恵って、面白いものですね。

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2011/09/post-d54f.html
去年の9月のカラスウリの蔓の話です。
ここからリンクをたどると、いろいろな話が出てきます。
特に
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2008/03/post_af88.html
ここには、簡単な実験もあります。よかったらどうぞ。

別件:筋肉の働きは「縮む」ことだ、と書きました。
では、口を開いて、舌を出したり引っ込めたりして見てください。
縮むだけの筋肉で、どうして舌が長く伸びるんでしょう?
考えてみてください。

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