ルリタテハ:6
2012.6.9
雨の日でした。残る3つの蛹が全部羽化しました。
ただ、さすがに雨で気温も低く、出たいよとはいわなかったので、この日は直ちに「夜」にしてやって翌日を待ちます。
「夜」というのは、厚手の布地でケースを覆って、光を遮断してしまうことです。
明るいと騒ぐことがあるので、ケースの中で騒いで翅を傷めてはいけませんから、「夜だよ~」といいながら、布をかけてしまうわけです。
6.10
6月10日朝。ケースのふたを開けたら、一挙に全員飛び出していってしまいました。
写真を撮るなどというヒマはなし。
私の顔にぶつかりそうになっていったものな。
瞬間的に、左手に冷たい感覚があったんですね。
で、みんな飛び出していったあとで、左手を見たら、写真のようになっていました。
怪我したわけじゃないんです、ご安心を。
チョウの体についていた、赤い蛹便の滴が飛んで、私の左手に落ちたんですね。
で、皮膚のしわに染みた、というわけです。
これは初めての経験でした。
これがケースの底に残った蛹便の痕。
初めてだと、血を流したのではないかとびっくりします。
これで、6匹全部無事羽化して旅立ちました。
幼虫は10匹くらいになったのですが、成長できなかったのがいました。ぐんぐん大きくなる幼虫と、小さいままの幼虫に分かれてしまって、結局、蛹化・羽化とたどれたのは6匹でした。なかなか難しいものですね。寄生されていたとも思えないのですが。
脱け殻は全部外しました。記念に一つ、写真を撮りました。
丈夫であって、しかも、羽化時にはかぱっと開く。
不思議なものです。
ケースはすぐに他の蝶の飼育に使います。
いっぱいいるんですよ、現在、アゲハとアオスジアゲハと。
チョウの季節を存分に楽しみたい。
旅立っていったルリタテハたちが「ふるさと効果」で、「あそこのホトトギスはうまかったな」とか、また産卵にやって来てくれないか、と期待しています。
なるべく頻繁に、丹念に、ホトトギスの葉裏を点検しようね、と妻と語り合っております。
★昨年の秋、ルリタテハの飼育をし、ブログに掲載しました。
話の内容は重複だらけなのですが、なにせ、嬉しくってたまらないいものですから、また詳しく載せちゃいました。笑ってお読みください。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2011/10/post-3170.html
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2011/10/post-503c.html
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2011/10/post-9099.html
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2011/10/post-b3ad.html
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2011/10/post-ea8a.html
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2011/10/post-1862.html
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