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2012年6月29日 (金)

リリックちゃん

★6月27日に「ゆっくり」というタイトルで、我が家のチビたんという猫の話を書きました。
その記事に「容姿はリリックさんそっくりですが毛色が白」という21歳の猫と暮らしておられる方からコメントを頂きました。

コメント中の「リリックさん」というのは、ご存じの方も多いと思いますが、昨年度からNHKで放送されている子ども向け教養番組「フック・ブック・ロー」に登場する猫の名前です。
子ども向けとはいいながら、歌が童謡なんかじゃなくって、大人向けんですよね。
昨年度の、のっけから、かまやつさんが歌った「我が良き友よ」なんかが出てきてしまって、びっくり。「遠くへ行きたい」とかねぇ。
歌の世代としては団塊の世代がよく知っている歌も多い。

エンディングの「おもいで書店」とか「物語はつづいてる」とか、いい歌です。
手拍子で歌う「朝からいい気分」なんて、高度だよなぁ。ほんとに気分がいい。
ハーモニーは見事だし、フーガのような歌い方とか、異なる曲を同時に重ねるとか、すごいんです。
音楽レベルがすごく高い番組なんですよ。

古書店「日々はんせい堂」というのがまたいいよなぁ。
三省堂は「我 日に三省す」からきてるわけですが、「日々はんせいす」ってのもいいなぁ。

はんせい堂の主人「のべる もくじ」の飼い猫がリリック。
ゆったりした話し方で、いい雰囲気。
このリリックと、はんせい堂の店員「平積傑作」くんのデュエットが最高。
リリックの声は低音で渋い女声。
男性としては高音の傑作くんとデュエットすると、もう、しびれますね。
去年から、妻と二人で、このリリックの声の人、タダものじゃないねぇ、と話しておりました。

★今回、リリックさんそっくりの猫がおられるというコメントを頂いて、気になって検索してみましたら・・・

私ら夫婦の耳もまんざら捨てたもんじゃない。
リリックの声は「浦嶋りんこ」さん。
いろんな歌手のバックコーラスをしておられた。
久保田利伸、DREAMS COME TRUE、中西圭三・・・

で、FUNK THE PEANUTSという女性デュオの一人としてもCDデビュー。
もう一人はというと、ドリカムの吉田美和さん。
この二人のデュエットの凄いのなんのって、まあ、しびれっぱなしでしたからね、私。
強烈な乾燥度、ファンクというのはこれだ!ハーモニーの絡み合いの見事さよ。
日本人とは思えませんでしたね。
日本人にもこんなデュエットができる人がいたのだ、ともう、しびれまくってました。
吉田美和さんが誰かと組んでいるということは知っていましたが、誰なのかは知らなかったんです。
これすごいぜ、と妻と二人で聞いたものです。

★それが、今回、検索してみたら、リリックちゃんだったとは。
びっくりしました。
妻にも教えたら、そうだったんだ、と大喜びしておりました。

ぜひ、フック・ブック・ローをご覧いただいて、リリックちゃんと傑作くんのデュエットなど、お聞きください。時々しか流れませんから、ずっと見てないと聞けませんけど。

じいさん・ばあさん歌手が懐かしのメロディーとかいって、歌うのはやめてほしい。
メロディーさえ消滅して、こぶしのしわしわしかない歌なんて、聞くに堪えないよな。
若い人はまた、妙にすがりつくような歌い方が増えた。
裏声も多用しすぎ。
やったらとエモーショナルになってしまったり、ロック風のくせに道徳的な説教を垂れていたり。
勇気を与えるとか、なんとか、お節介はもうやめよう!
ユニゾンだって、多くの声が「ひとつ」になるのは、すごい技量が必要なのに、安易に「斉唱」してるだけ。

歌の力の衰退じゃないんですか。

フック・ブック・ローは意外なところで、音楽の救いになっています。

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