アリ
2012.6.7
最初、遠目にはハチかと思いましたが、これはクロヤマアリですね。
翅があって、ぶんぶんさせている。
この体形は完全にアリ。
腹部の大きさからしてメスでしょう。
激しく翅を震わせたかと思うと、飛び去りました。
想像するに、これは交尾飛翔(mating flight)を終えたメスではないか。
オスは交尾飛翔後死んじゃいますから、この写真のメスは、次の代の女王アリになるのではないでしょうか。
交尾飛翔で、一生分の精子をためて、必要に応じて受精卵を産んだり、未受精卵を産んだり、産み分けられるのです。
不思議なものです。
★
交尾を「結婚」と呼ぶのはやめにしたい。
結婚は人間の社会的行動であって、他の動物に使うのはよくないと思います。
一時期、パンダの交尾を「結婚」と呼んだ時期もありましたが、今はほぼ「交尾」になっているのではないでしょうか。
昆虫の交尾を結婚と呼ぶのは、哺乳類の場合よりもっと変だ。
そういう感覚から、「結婚飛行」と普通いいならわしているのを、敢えて「交尾飛翔」と書きました。
★アリについての素晴らしい本が、ネット上で読めます。
http://ant.edb.miyakyo-u.ac.jp/BJ/antStory/index.html
「ありとあらゆるアリの話」 久保田政雄 著
です。私は書籍版を読みました。アリに興味のある方は是非お読みください。
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