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2012年6月13日 (水)

ヒラタアブの幼虫

0524_16hirataabu1 2012.5.24
ぐるっと一回りして玄関前に戻ってきたら、なんだか右手がくすぐったい。
見ればヒラタアブの幼虫が手の甲に乗っています。
多分、ホソヒラタアブの幼虫ですが、完全につながりを確認できていませんから、ヒラタアブの幼虫としておきます。
右手に乗っていたのでは写真が撮れません。
で、幼虫が歩く方向に左手を寄せて、移ってもらいました。
で、撮影可能になったわけです。
しかしまぁ、くすぐったい。
0524_16hirataabu2
本人ならぬ本虫もかなり焦っていました。
こういう、視覚もそうくっきりしたものではないはずの昆虫でも、今いるところが本来自分がいるべき場所ではない、ということを感じるんですね。
早く脱出しなければいけない、と焦りまくっています。
0524_16hirataabu3
草の茎に巻きついているところでは、いったいこの幼虫動けるのかね、というくらい動きません。アブラムシを食うにしても、待ち伏せ型なのかな、いや、アブラムシの群れに突っ込んでいるからやっぱり自分で移動してこられるんだろう、と思う程度。
ところがですね、手の甲の上のこの幼虫の動作の速いこと。
シャクトリムシ運動をして移動していきます。
体温がないからぺちゃっと「ひゃっこい」し、くすぐったいし、笑いながら「そう焦らなくっても大丈夫だよ」とか呟きながらの撮影。
0524_16hirataabu4
頭を「高く上げて」、辺りの様子を探る動作です。
明るさくらいしか感じられないんじゃないかなあ。
でも、しきりに頭をあげては、どっちへ行こうか迷っている感じでした。
より安全な方向を知ろうとしていることは確かです。
この虫の感覚にどういう入力があったら、「あっちは安全だ」と考える、あるいはそちらへ向かう反射行動がおこるのでしょう。
0524_16hirataabu5
暗い場所に潜り込もう、ということもあるかもしれません。
明るい場所よりは安全かもしれませんね。
時計の黒いバンドに乗ってきました。

これ以上探索行動を続けさせて、エネルギーの無駄遣いをさせるのはかわいそうでしたので、アブラムシがいる草の葉に移してやりました。

この形態は「蛆」です。
ハエの蛆はあまり気分のいいものではないけれど、ヒラタアブの幼虫=蛆が手に乗ってきて、なんとなく、蛆全般に関するイメージが変わった気がします。
結構、かわいかったな。

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