« チュウレンジバチ幼虫 | トップページ | ハエトリグモ »

2012年6月 1日 (金)

ムラサキカタバミ

0511_2murasakikatabami1 2012.5.11
朝です。花は閉じています。
0511_2murasakikatabami2
昼。開いています。

植物は動物のような筋肉で動くわけではありません。
細胞が吸水して大きく張っていたものが、水を出すことによってしぼむ、これを利用しているのがオジギソウですね。
ムラサキカタバミの花の開閉はそれとも違うようです。

中公新書1890 田中修著「雑草のはなし」によりますと

ムラサキカタバミの個々の花は、タンポポの花と同じように、三日間連続して、「朝に開き夕方に閉じる」という開閉運動をする。
・・・
花が開くときには、花びらの内側がよく伸び、閉じるときには花びらの外側がよく伸びるのだ。
・・・
開閉運動が「花が開くとき花びらの内側がよく伸び、閉じるときには花びらの外側がよく伸びる」というしくみでおこるのなら、花は、開閉運動をするたびに、大きくなるはずである。はじめて開いた花より、何日間かの開閉運動を繰り返した花びらの方が大きいのだろうか。
ムラサキカタバミでもタンポポでも、実際に、開閉運動をする花を観察すれば、確実にそうなっている。もっともわかりやすいのは、朝に開き夕方に閉じる開閉運動を約10日間繰り返すチューリップの花である。はじめて開いたチューリップの花と比べると、10日間も開閉を繰り返した花は、2倍くらいの大きさになるのも珍しいことではない。花は、開閉運動をしながら成長しているのだ。
・・・

ということです。毎日花の大きさを測ってみませんか?
片側ずつの成長で開閉を繰り返すのです。

片側が伸びることで曲がる、というのはバイメタルとアナロガスですね。

« チュウレンジバチ幼虫 | トップページ | ハエトリグモ »

植物」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ムラサキカタバミ:

« チュウレンジバチ幼虫 | トップページ | ハエトリグモ »

2023年7月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想
無料ブログはココログ