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2012年5月 2日 (水)

ハエとアブ

★下はウィキペディアの「ハエ」という項目です。
分類系統樹などもありますので、詳しくお知りになりたい方はお読みください。
部分引用します。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%82%A8

 ハエ(蠅・蝿)は、ハエ目(双翅目:そうしもく)に属する昆虫のうち、ハエ亜目(短角亜目)・環縫短角群(かんぽうたんかくぐん)・ハエ下目(Muscomorpha)に属するものの総称である。日本だけで60ほどの科と、そこに属する3,000種近い種が存在する。
 成虫は一般にコンパクトな胴体、よく発達した前翅、後翅が変化した平均棍を持つ。飛翔能力は昆虫類の中でも非常に高い部類で、空間に完全に固定されたかのようなホバリングや、高速での急激な方向転換など、複雑で敏捷な飛翔をこなせるものが多い。「短角亜目」という名の通り触角は通常短い
 羽化の際にはさなぎの背中が縦に割れずに環状に開く。このためさなぎの縫い目が環状になっているとの意で「環縫短角群 」、あるいは単に「環縫群」「環縫類」とも呼ばれる。アブは通常ハエとは別の直縫短角群を指す呼称だが、「アブ」と名のつくもののうちハナアブ科やアタマアブ科などはハエの仲間であり、逆に「ハエ」と名のつくもののうち、アシナガバエ科やオドリバエ科などはアブの仲間である。

前の記事で、ホソヒラタアブが羽化していった後の蛹の殻をお目にかけましたが、「丸く、かぱっとふたが開いた」ようになっていましたね。あれが「環縫」ということなんです。
ホソヒラタアブが属するハナアブは「環縫短角群 」ですから、分類的には「ハエ」なんですね。
ややこしい。
{ちなみに短角ではなくって、「長角」というのは通常の意味では「蚊」が相当します。蚊もハエ目なんです。翅が1対2枚です。}

★下は、ウィキペディアの「アブ」の項目です。
部分引用します。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%96

広義のアブ(直縫短角群)
 広義には、ハエ目(双翅目)・短角亜目(ハエ亜目)・直縫短角群(直縫群、Orthorrhapha)に属する昆虫の総称。これをよりわかりやすく言えば、触角が比較的短い仲間(短角亜目)のうち、羽化の際に蛹の背中が縦に割れるグループのことである。蛹の"縫い目"が真っ直ぐであるとの意味で「直縫短角群」あるいは「直縫群」として、前方が円形に開く環縫短角群(ハエ)と区別される。アブ科のほか、ムシヒキアブ科、ツリアブ科、ナガレアブ科、ミズアブ科など多様な科が含まれる。また、名前に「アブ」と付かずに「~ハエ」と付くオドリバエ科やアシナガバエ科などもこのグループに入り、系統的にはこれらもアブの仲間である。

顔つきは似ているんです。「短角」ですから。ただ、羽化のときの「割れ方」が違うんですね。
まったくもって、ややこしい。
ウィキペディアからの引用を続けます。

ハエという名のアブ、アブという名のハエ

 上述のオドリバエ科などとは逆に、ハナアブ科やアタマアブ科など、「~アブ」と付きながらアブの仲間ではなく、ハエ(環縫短角群)の仲間に入るものがある。このようなわかりにくい「アブ」と「ハエ」の交錯は、そもそも虻や蝿という語には厳密な分類の概念などなく、単に見た目の感じで使い分けられてきたものであることと、そのような見た目の感じと実際の系統とが必ずしも一致しない場合があることに起因している。
 一般に「~アブ」と名の付くものを見れば、「どこかしらハチに似た風貌を持つハエ目の昆虫」を指して「アブ」と呼んでいるらしいことがわかる。そしてそれらの多くが直縫短角群に属しているため、この群のものをまとめて広義でアブと呼ぶのである。具体的には、ツリアブ科には丸々としたハナバチ類に非常によく似たものがあり、逆にほっそりとしてヒメバチにそっくりなものもある。やはり広義のアブであるムシヒキアブ科にも同様にハナバチやヒメバチの擬態と思われる例が見られる。
 ところが、これと同様の現象がハエ(環縫短角群)であるハナアブ科にも見られ、その多くがミツバチなどのハナバチ類に擬態すると同時に、一部の種群はヒメバチに似た細身となっている。ハエでありながら「ハナアブ」という名が付いたのは、このようなハチに似た(あるいは広義のアブに似たとも言えるが)外見からである。ハナアブが系統的にはハエの仲間であることを示すため、例えば「シマハナアブ」「オオハナアブ」を、「シマハナアブバエ」や「オオハナアブバエ」として、最後にやや強引に「ハエ」を付した図鑑も過去にあったが、結局はこれらの和名は定着しなかった。
 逆に、系統上では広義のアブであるにもかかわらず、オドリバエ科やアシナガバエ科に「ハエ」と名が付いたのは、彼らがあまりハチに似ておらず「ハエのような外見」だからである。「ハエのような外見」とは、それらの名が付いた昆虫を見れば、「体が比較的が短く、あまりハチに似ていないハエ目の昆虫」のことを言うらしいことがわかる。そのため細長いものが多いカやガガンボの仲間(ハエ目・長角亜目)であっても、あまり細くない体をしているものにはチョウバエなどの和名があり、これもカの仲間であることを示すため「〜チョウカ」の和名で掲載した図鑑もあったが、「~アブバエ」と同様に定着はしなかった。

「言語感覚」の違いをうまく説明していますね。
あんまり深刻に考えなくて結構です。
「ハエだぁ、アブだぁ、そんなもんだぁ」でいいですよ。

昆虫に親しむ第一歩は「目」のレベルで、仲間分けができることだと思っています。
トンボ目、バッタ目、カマキリ目、ナナフシ目、カメムシ目、チョウ目、ハエ目、ハチ目、コウチュウ目、カゲロウ目
こんなところが分かるようになると、虫を見るのがとっても楽しくなります。

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