金環食:2
2012.5.21
こんなフィルターも用意していました。
これをデジカメのレンズの前に手でくっつけて、マニュアル・フォーカスで無限大にセットして、撮影する気だったのですが、役に立ちませんでした。少し、これを使って肉眼で観察しましたが、芳しくなかったな。雲越しの日食をこのフィルターで見るとほとんど見えないんです。残念。
こんなのも用意しておきました。
ノートを折って、ハサミで角を切って、大小の四角い穴が9つ空いています。
穴は丸くない方が面白い。
晴れていたら、この穴をピンホールにして、日食が9個並ぶ写真を撮ろうと思っていたのですが、陽射しが弱過ぎて、これもダメ。
http://homepage3.nifty.com/kuebiko/science/2nd/sci_2.htm
↑私の「理科おじさんの部屋」で、日食を扱いました。
1997年3月9日の日食の写真を載せてあります。
「日食がいっぱい」で、6個の日食像が写っています。
四角い穴から丸い像が出来るのが原理的に面白い。
↑再掲(今日の日食じゃないですよ、1997年のです。)
「子供の科学」2012.5月号の「とじ込み特別付録 金環日食用 ピンホールカメラ」というのを組み立てたものです。久しぶりに工作なんかやっちゃった。楽しかったですよ。
長い紙筒を作るんですね。3本を組んであって、長さが変えられます。
右下のところに三角形が立ってます。これの影が左上の赤い三角のあたりに落ちるようにすると、太陽の方向を正しく指すというわけです。照準器付き、ですよ、男の子が喜びそうですね。(じいさんも)。
うまく照準が合うと、この斜め部分に太陽の像が写るわけです。
それを覗こう、という装置。スゴイ。さすがKOKA。
陽射しが弱くってねぇ。長いからふらふら安定しないし。なかなか、やっかい・ステキな装置です。
これがその成果!です。
無限遠の太陽、の像を、カメラのマクロモードで撮影するという、不思議な撮影方法。
薄っすらと撮れました。
★ところで、上に引用した私のHPでも引用しているのですが、日食の時、月の影が地表面を走っていくという動画が見られます↓
http://www.ne.jp/asahi/star/kuro/tentai/corona/99a1.htm
1999年8月11日に、ヨーロッパで観測された皆既日食を宇宙ステーション「ミール」から撮影したものです。静止画像でもすごいし、動画もすごい。
日食って「そうなんだ!」というのが、一発でわかっちゃいます。
これはすぐれもの。理科教師なら絶対教材に使いたくなります。
ぜひご覧ください。
今回の日食を宇宙から撮る、というよなことはしていないんでしょうかねぇ。
で、学校で自由に利用できるようにするとか。
やってほしいなぁ。
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