ムベ
2012.4.7
散歩道にあるムベ。
つぼみが成熟してきました。
4.10
妻と二人で散歩に出たら、咲いていました。
去年はただ面白い花だな、と思っただけだったのですが。
二人いるとやはり、なんだかんだ、ああでもないこうでもない、と話が始まり、観察が細かくなります。
花びら状のものが6枚。外側の3枚は幅広で、内側の3枚は細い。
この時点では、きっと、内側のが花弁で、外側のが萼なんじゃないか、という話になりました。
雄花と雌花があるようです。
これは雄花のようですね。メシベらしきものがない。
こちらが雌花。子房が三つあるようです。
へぇ、面白いねぇ、と騒ぎました。
ムベは雌雄同株で、雄花と雌花が付くが、雄花の花序と雌花の花序がある。花弁のように見えるものは萼だそうで、外列の萼は大きく、内側の3枚は線状。雄花序にはたくさんの花が付き、葯は中央部に集まっている。雌花には中心部に3つの雌しべがある。花の色は掲載したもののようにクリーム色のものから淡紅紫色のものまである。紫色を帯びるものの方が、多いようである。
栽培してみると花はよく咲くが、あまり結実しない。自家不和合なのかもしれないが、何本も植えてみてもあまりたくさんは結実しない。さて、花を訪れる昆虫が少ないのか、元々繁殖に対して控えめなのか・・・? いまだ、野外では結実したものを見たことがない。
http://matsue-hana.com/hana/mube.html
常緑つる性木本
関東地方~九州の山地に生える。葉は掌状複葉。小葉は長さ5~10cmで5~7個あり、楕円形~卵形で全縁。裏面は淡緑色で、網目模様。雌雄同株。葉の脇から短い総状花序をだし、3~6個の雄花とやや大形の雌花を少数つける。花弁はなく、6個の萼片はわずかに淡黄緑色を帯び、内側は暗紅紫色。花弁状の6個の萼のうち、外花被片3個は幅が広く、内花被片3個は狭く、交互につく。雄花には合着した6本の雄しべ、雌花には3個の子房がある。果実は暗紫色に熟すが、裂開しない。花期は4~5月。
冬芽は、枝に対して大きく、枝と同色で無毛で1~3個付く。芽鱗は多い。
学名は、Stauntonia hexaphylla
アケビ科ムベ属
なるほどねぇ。
花弁はないそうです、全部が萼ですって。
そうなんだぁ。
雄花・雌花があるのはあってましたね。
実を見たことはありません。
姿の佳い花ですよ。
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