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2012.4.9
桜桃でフタモンアシナガバチを見ました。
なにやら探索中、歩き回っています。
自分の活動源として蜜を探しているのなら、花のある方へ行けばよい。
花がないことは視覚的に分かるはずですが、一生懸命探索している。
ということは、子育てのためにイモムシ系の虫を捕まえようとしているのか?
ヒトである私の目には、今のところイモムシ系は少ないんですけどね。
アブラムシならいますけど。
一回りして戻ってきたら、また会ってしまった。
何かがこのハチの気を惹いているのでしょうが、それが何なのかは分かりませんでした。
これはツツジの葉で出会ったフタモンアシナガバチ。
同じ個体かもしれません。
チュウレンジバチの仲間の幼虫がひょっとしているかもな。
小さいけれどイモムシ系の幼虫ですね。
そういうのを探しているんだろうなぁ。
2012.4.8
タネツケバナです。
花が小さい割には、実は長くて立派。
いかにも「アブラナ科です」という実ですね。
なんだか抜きにくくなっちゃったわね、などと話しながら妻はこのあたりをいじっておりましたが、突然、わぁ、弾けた、と声を上げました。
ん?
カタバミの実が弾ける時ほどプチプチ音がするような激しさはなかったようですが、このいっぱい並んだタネツケバナの実も、勢いよく弾けます。
私も試してみて、ナルホド、手に当たる感触は結構なものですね。
弾けたあとにいくつか残ったタネ。
下の方には、種が並んでいた様子を示すあとがあります。
先端部を固定端にして、まくれ上がってタネを弾き飛ばすようです。
果皮がはじけ飛ばないで、巻きついて残っています。
きれいに巻き上がった状態。
摘んで目の前に持って来てみました。
おもちゃの笛がありますよね、息を吹き込むと、ひょろひょろっと伸びて、口をはなすと巻き戻るやつ。
あんな感じがしました。
果実が十分に熟して、乾燥すると、こういう風に弾けるようです。
面白いですよ、タネツケバナの実が熟していたら、指先でちょっといじってみてください。
ぷちぷち来ます。
2012.4.7
こういう青い花。
形だけ見るとオオイヌノフグリに似ていますが、小さいのです。
オオイヌノフグリの花だって大きな花というわけではないですが、それに比べても小さい。
オオイヌノフグリの花は立ちあがってきて咲きますが、こちらは、緑の草のてっぺんにくっついています。
4.8
気づいてみれば、結構たくさんあります。
派手じゃないから気づかれない。かわいそう。
これが典型的な姿ですね。
オオイヌノフグリも全く終わってしまったわけではないですが、少し遅れて同じような色で小さな花が咲いたらこのフラサバソウです。どちらもゴマノハグサ科ですから、花が似ているのは当然ではあります。
雑草図鑑によりますと
明治年間に渡来した帰化植物。近年各地の空き地、林縁、道ばたなどに増えている。フランス人の植物研究家 Franehet と Savatier を記念した名。
だそうです。フラサバソウという名に、日本語の意味を探さないでください。
こんなことを、妻に話したら、名前が分かったのはいいけど、また抜くことのできない雑草が増えちゃったわ、と笑っております。
2012.4.7
散歩道にあるムベ。
つぼみが成熟してきました。
4.10
妻と二人で散歩に出たら、咲いていました。
去年はただ面白い花だな、と思っただけだったのですが。
二人いるとやはり、なんだかんだ、ああでもないこうでもない、と話が始まり、観察が細かくなります。
花びら状のものが6枚。外側の3枚は幅広で、内側の3枚は細い。
この時点では、きっと、内側のが花弁で、外側のが萼なんじゃないか、という話になりました。
雄花と雌花があるようです。
これは雄花のようですね。メシベらしきものがない。
こちらが雌花。子房が三つあるようです。
へぇ、面白いねぇ、と騒ぎました。
ムベは雌雄同株で、雄花と雌花が付くが、雄花の花序と雌花の花序がある。花弁のように見えるものは萼だそうで、外列の萼は大きく、内側の3枚は線状。雄花序にはたくさんの花が付き、葯は中央部に集まっている。雌花には中心部に3つの雌しべがある。花の色は掲載したもののようにクリーム色のものから淡紅紫色のものまである。紫色を帯びるものの方が、多いようである。
栽培してみると花はよく咲くが、あまり結実しない。自家不和合なのかもしれないが、何本も植えてみてもあまりたくさんは結実しない。さて、花を訪れる昆虫が少ないのか、元々繁殖に対して控えめなのか・・・? いまだ、野外では結実したものを見たことがない。
http://matsue-hana.com/hana/mube.html
常緑つる性木本
関東地方~九州の山地に生える。葉は掌状複葉。小葉は長さ5~10cmで5~7個あり、楕円形~卵形で全縁。裏面は淡緑色で、網目模様。雌雄同株。葉の脇から短い総状花序をだし、3~6個の雄花とやや大形の雌花を少数つける。花弁はなく、6個の萼片はわずかに淡黄緑色を帯び、内側は暗紅紫色。花弁状の6個の萼のうち、外花被片3個は幅が広く、内花被片3個は狭く、交互につく。雄花には合着した6本の雄しべ、雌花には3個の子房がある。果実は暗紫色に熟すが、裂開しない。花期は4~5月。
冬芽は、枝に対して大きく、枝と同色で無毛で1~3個付く。芽鱗は多い。
学名は、Stauntonia hexaphylla
アケビ科ムベ属
なるほどねぇ。
花弁はないそうです、全部が萼ですって。
そうなんだぁ。
雄花・雌花があるのはあってましたね。
実を見たことはありません。
姿の佳い花ですよ。
2012.4.7
東光院の道に面したお地蔵さんの隣り。
毎年、この美しい紅白咲きのツバキを楽しみにしています。
紅白のバランスがダイナミックなんですよね。
今年はなかなか咲かない、お休みの年なのかな、と思っておりましたらやっと咲きました。
いいでしょう、力強い。
つぼみ。
これからどんどん咲いてくれます。
赤い色素を作る酵素の遺伝子にトランスポゾンが割り込んで酵素が働きを失った部分が白いのでしょう。
このツバキの木の実を頂いてきて、実生で育てています。
50cmくらいまで成長してきました。
花が咲くのはいつでしょうね。
遺伝子構成が同じ「挿木」ではなく、遺伝子がかきまぜられたタネからの木ですから、親の木とは性質が違って当たり前。
どういうふうになるのか、楽しみにしています。
2012.4.6
スギナが伸びてきました。
ツクシ何の子スギナの子、というのは、正しい認識ですが、よくそれが分かったものだと、今さら思います。
ウィキペディアを見ていたら
他に、ツクシやスギナの関節から茎を引っこ抜き、改めてそれを挿しておいて「どこで接ーいだ?」といって切れたところを当てさせる遊びがある。
この遊びやりましたねぇ。
http://www.fukuoka-edu.ac.jp/~fukuhara/keitai/sugina.html
ここによい写真があります。
4.12
地デジ化の前はNHKの1chをFMラジオで目覚しにかけていましたが、なくなってしまったので、中波のNHK第一放送を朝、目覚しにかけます。そうしたら、多摩川の川崎側のかたが土手で土筆を摘んで来て食べた、という話が流れていました。
すでに、一回、土筆を食べましたが、また行きたくなっちゃった。
多摩川の流れを挟んで向こう側の話、というのがきいたな。こっち側でもまだ生えてる筈だぞ、と妻と二人で行ってきました。
その成果が上の写真。
ボウルに水を張って入れてあります。
袴を取って、卵とじにして食べます。苦味はないです。おいしい。
もう胞子は飛んだ後ですね。
ラジオの話のおかげで、今年は2度もツクシを食べてしまった。
いい春だ。
4.18
庭の一角はスギナ畑のようになっていますが、庭にツクシが生えることはほとんどないです。
何年かに一回、思い出したようにポツンと一本生えてくる、という程度。
庭のツクシを食べたことはありません。
2012.4.6
流れの中に石がありまして、渦が生じます。
上から見ると水面がブロック状になって凸凹になっています。
水なんて液体だから、平らだろうと思ったら大間違い。
結構凸凹しているものなのです。
水面を反射光でみることを意識していただくと、いろいろ面白いものが見えるようになります。
渦のくぼみが交互に出来て並びながら進んでいます。
★空気中で、電線や木の枝に空気の流れ=風が当たると、水面の渦のように、空気の渦が生じて、電線や木の枝が振動します。
虎落笛=もがりぶえというやつですね。
★風呂に入って、手を水面から水中へす~っと滑らかに入れると、水面に渦ができますね。
普通、渦というと、こういう水面のへこみとして認識しています。
鳴門の渦潮もそうですね。
★では、新しいお湯に体を浸して、体の表面に細かい泡がつくのを待って下さい。水道水の中に溶けていた空気が溶けきれなくなって体に泡としてつくのです。
さて、手のひらで滑らかに体の表面を撫でながら、体から遠ざける、という動作をしてみてください。
うまくいくと、泡が糸というか紐というかのように見えるでしょう。
手で排除された水のあとに水が流れ込むという動きの中で「渦管」が生成したのです。
渦管が可視化されたのですね。
渦の本質はこのような「渦管」にあります。
この渦管の、水面での断面が水面のくぼみとして認識される渦です。
一本の渦管がU字型になって、水面に二つのへこみを作ることを考えてください。
そうすると、その二つの渦の回転方向は逆になります。
もともと一本の渦管の断面ですから、この二つは共存できます。
逆回転の渦は共存できるんですね。
ところが同じ向きに回転する渦は共存できず、どちらかが消えます。
高気圧と低気圧は並んで共存できます。
二つの台風が並ぶと、共存できず、強い方が弱い方を振り回します。
で、二つの台風が並ぶと、動きが複雑化します。
★もし、U字型の渦管の端が結合して、渦管が輪になったら?
イルカがやって見せてくれるバブルリング、あれが水中で輪になって完結した渦管なんですね。
私、プールの底に体を沈めて、バブルリングを吹くことができます。
イルカさんの友達になったようで楽しいし、渦を見るのは面白いから時々やっては遊んでいます。
米村さんが段ボール箱で空気砲というのをつくって、煙の輪を飛ばす実験をよくやりますが、あれは空気中に生じた空気の渦管の輪です。
★昔、紙切れを折って、倒れやすい不安定なものを作って、そこに「気を送る」とかいって、手のひらを遠くから動かして倒してましたが、あれは、風を送るのではなく、渦を送っていたのですね。
渦の話は面白い。
水面の渦のへこみを撮影しながら、教材になるなぁ、などと考える私でした。
2012.4.5
駅そばに趣味の小物を売る店が開きました。
さて、繁盛するかどうかはわかりませんが。
その店で玄関マットを売っていたのですね。
私も気づいてましたけど、妻はやっぱりがまんしきれない。
猫グッズに弱いんだよなぁ。
ということで、我が家の玄関前を飾ることになりました。
人が訪れてくるような家ではないのですが、まあいいや。
Welcome, I wish we have good time with you.
「you」は、ヒトじゃなくって、アブ・ハエ・ハチ・チョウなど昆虫やクモや、カエルやトカゲや・・・ですね。
ぜひ我が家の庭で寛いでいってください。
ここは「かかし神社」。
「おみやにいったらむしがいる」のですから。
★下の本を子らと一緒に読みましたっけね。そのタイトルを使わせていただきました。
「おみやにいったらむしがいる」
日浦勇 作、たかはし きよし 絵、福音館書店刊、1982年
{雑感:最近の「お宮」にはなんにもいませんね。虫なんかいたら、きゃあ、と抗議されちゃうんでしょうね。で、手入れしすぎになっているのです。かなしい。鎮守の森、なんてもうどこへ行ってしまったのやら。}
2012.4.4
水車の前。藤棚下の休憩所の下。
2匹のミシシッピアカミミガメが甲羅干し。
全く「甲羅干し」の言葉通りに、背中をお日さまの方に向けています。
腹を支えにして、うまくバランスを取っています。
大人のカメは意図的にこういう状態になれるようです。たまたま「こうなっちゃった」ではないらしい。
藤棚の下の方へ回って、カメの表情を撮ってみました。
ホントに気持ち良さそうですね。
名前の由来の「アカミミ」模様がくっきり。
外来種がここに生息していることの是非はともかく、確かにカメはかわいいし、子どもたちに大人気なんです。
大人2匹の後ろから、中・小2匹がやってきました。
中カメの方は、甲羅干しをやりたい。
やっこらせ、どっこいしょ、と石に登ります。
でも落っこちちゃうんですねぇ。
小カメは、眺めてます。
中カメは大人と同じく、上の段まで上りたいんです。
下の段までは登れるんです。で、手や脚をつかって、体を引き上げよう、押し上げよう、と頑張るんですが、体が曲がらない、体長が足りない。で、落っこちる。
繰り返してました、懲りずに。
2012.4.4
前の記事の続き。
夫婦二人で騒いでおりましたら、この家の御主人が出ていらした。
申し訳ないことで。妙な夫婦が騒いでいると思われたのでしょう。
立ち話。
すると御主人がおっしゃるには。
私たちとしての本命はこれなんです。
と指されたのが上の写真。(右にヒメオドリコソウが写っています。)
これは?
ディジタリスです。狐の手袋(Fox glove)ともいいますね。
と。
イギリスで長く生活された方のようで、イギリスの花だそうです。
5,6月頃に花が咲きます、とおっしゃっておられました。
そうですか、なるべく頻繁に、ここへ実に来ることにしましょう、と私共。
珍しいものを教わったぞ。
この場所の前は頻繁に車で走っていますが、なるべく意識してここを見て、花が咲きそうになったら、車ではなくモンパルででも、しっかり見に来ることにしましょう。
ジキ(ギ)タリスと混同しそうですが、「ディジタル」の語源「ディジット=指」というような意味が語源だと思います。
花を見逃さないようにしたいと思っています。
2012.4.4
さて、ハクモクレン、モクレンを見終わって、交通量の少ない裏道へシフトしようと移動中。
大きな個人宅の外の一角。
見たことがあるようなないような花。
きれいですね。
名前は分かりません。
副花冠も白いスイセン。
先日覚えたばかりの「ペーパー・ホワイト」とかいう品種かな?
一瞬、ホトケノザ、と言ってしまってから、あ、違った、ヒメオドリコソウだ。
同じシソ科ですし、花は似ています。で、以前これをホトケノザとしてアップロードしたら、ヒメオドリコソウですよ、と教えて頂いたのでした。
葉の重なり具合が全然違う。私も少しは賢くなったかな。
いや、冒頭の花が分かりません。賢くないなぁ。
こんなことを、夫婦二人でわいわい騒いでおりましたら・・・
(続きは次の記事で)
2012.4.4
あちこちで、コブシやモクレン、ハクモクレンを見ることができますが、ここは、桜坂を下る途中のマンションの植え込み。花に近寄ることができるんです。よい撮影ポイント。
というわけで、少し凝った撮り方をしてみました。
開いた花を向こうにぼかして、さあ開くぞ、と外被を脱ぎ捨てようとしているつぼみ。
躍動感を写してみたかったのです。
逆光を利用して、青空への解放感を表現してみたかった。
ちょっと建物の影が邪魔だったなぁ。
ところで、ハクモクレンはモクレン科。
学名は「Magnolia denudata または Magnolia heptapeta」だそうです。
「heptapeta」は、「hepta」が「7」で、「peta」は「花弁」の意味だったと思います。
英語で「petal」が花弁ですね。
ですから、花弁が7枚なのかな、と今さら思うわけですが、今回の写真からはうまく勘定できませんでした。
ちなみに、Magnolia(マグノリア)は、18世紀の植物学者 Magnol さんの名前に由来するそうです。
2012.4.4
「さくらまつり」で「人だらけ」にならないうちに、のんびりと桜坂あたりを見に行こうと散歩に出た日の話です。
モンパルは歩行者扱いですが、車の少ないところを行きたい。で、道をいろいろ選ぶわけですが。
上の写真、桜坂への標準的ではない接近法でいったら、桜坂に咲いていたツバキ。
普通に桜坂を上がってくると、見逃しますね。でも、桜坂に咲いています。
よく近くの密蔵院での写真をお目にかけていますが、あれと同じ品種。
反対側へ回って、道越しに撮影。
いっぱい咲いていました。
桜坂を離れて、迂回しながら六郷用水の方へ下りるつもり。
あれまぁ、同じ八重のツバキが満開、個人宅の塀から乗り出していました。
密蔵院でしか知らなくって、珍しい品種だなぁ、と思っていたのですが、結構あるんですね。
品種名はわかりません。
でも、すっごく雰囲気の佳い花で、好きです。
あちこちにあって、うれしいな。
2012.4.3
洗面所の洗濯機の前に立ちますと、目の前は窓。
その窓ガラスの前に、ひっそりとイエユウレイグモがいました。
いつからここに来たのかよくわからない。
ふと気づいたら、いました。
窓ガラスの微小な凸凹がフラッシュの光を反射して、きれい。
クモ全体もかなりよく写った方だと思います。
脚の先まで全部を入れると、体が小さくしか見られない。
で、脚を思いっきりカットして、体だけをトリミングするとこうなります。
1月でしたっけ、別の場所でイエユウレイグモを見つけましたが、あれはまだあの場所にいますので、これは別個体です。
我が家は「幽霊屋敷」になってしまった。
妻に、気づいているのかたずねたら、もちろん、ということでした。
ユウレイちゃんは平穏に暮らしております。
とはいっても、この場所でエサになるような小昆虫がそうそう来る訳もなし。
一体、どうやって生きているんでしょう?
「霞」でも食べてますかね。それじゃユウレイじゃなく仙人だよなぁ。
ほんのわずかの食料を効率よくエネルギーや体の素材にして、無駄なエネルギーを全く使わず、ひっそり生きているんでしょうね。すごい生物だと思います。
2012.4.2
複雑なチューリップが咲いている場所近く。
妻と二人で、わたしら賢くなったなぁ、あれみてシランだ、ってわかるようになったもんなぁ、と笑いました。
シランの実が弾けて、中の糸くずみたいな種がばらまかれたあとです。
4.17
こちらは家の前。線路際の柵の下。
シランですね。
去年、庭やここのシランに、実の姿、実の弾け方を教わったのでした。
今年も姿を現して、花の準備が進んでいます。
ここには、5,6本生えてきているように見えますが。
去年より増えたような感じ。種から芽を出したのでしょう。うれしいな。
庭の方も、立ち上がってきていますよ。
★さっきから、「しらん」を変換すると、「知らん」がでてきて、笑ってましたが、今度は「詩欄」というのも出てきて、笑えます。
化学屋としては silane(シラン)というのもあるんですけどね。
水素化ケイ素のことです。
SiH4 は モノシラン
Si2H6 は ジシラン
Si3H8 は トリシラン
といいます。
学生時代に、「物知らん」「字知らん」「鳥知らん」といって笑ったのを思い出します。
2012.4.6
こちらはキンモクセイの木の下近く。
落ち葉が積もった中から出てきて咲きました。
後ろ向き。
この日は、咲き始めたなという確認で、後ろ向きで我慢。
4.13
古いお風呂椅子を外での腰掛け用にしているのですが、それを持ってきて、ドッコイショ、と腰を下ろしました。
で、こういうショットが可能になりました。
スミレらしい姿、ですね。
花の後ろの「距(きょ)」という部分が特徴的なんですね。
これを大工さんが使う「墨入れ」(墨壷)に見立てて「すみいれ」→「スミレ」になったという語源説は知られていますね。
昨日、4/19、NHKの午後2時からの「お元気ですか日本列島」で、「ことばおじさん」の梅津正樹さん(私と同い年)がクイズ形式で花の語源について話しておられましたが、スミレも取り上げられていました。
すみ‐つぼ【墨壺】
①大工や石工などが直線を引くのに用いる道具。一方に墨肉を入れ、他方に糸(墨糸)を巻きつけた車をつけ、糸は墨池の中を通し、端に仮子カリコという小錐コキリをつける。墨糸を加工材にまっすぐに張って垂直に軽く弾くと、黒線が材面に印される。
②墨汁を入れた壺。墨斗スミツモ。墨入れ。〈和名抄15〉
[広辞苑第五版]
前からの姿。こちらが普通に見る姿。
葉が少しかじられているような気もしますが、虫の姿は見えません。
誰かな?犯虫は。
お風呂椅子に座るのはそんなに大変じゃないんです。
大変なのは立ち上がる時。
カメラがあるし、バランスは悪いし、これが大仕事なんだなぁ。
大声でドッコイショと叫んでますよ。
もう年のせいなんて生やさしいもんじゃないな。
我ながら笑えます。
2012.4.2
門の内側のカエデの木。
偶蹄類の蹄のようなつぼみが、十分に力を蓄えて、開こうとしています。
4.3
ほら、開き始めた。
4.4
4/3には例の暴風が吹き荒れたのですが、翌4日、ギンメッキゴミグモの幼体は巣を張り直していました。
立派。
芽の間とかで風に耐えていたのでしょうが、やめば早速網を張る。
いいぞ、しぶといぞ。
あの暴風に「勝てる」わけはない。でも「負けたり」もしない。
勝てなくったって負けはしない、という生き方が好きです。
しぶとく、タフにね。
タフでかわいいギンメッキゴミグモです。
これは鉢植えのカエデの方です。
京都から実生の芽生えを妻が連れてきたやつ。
「不死鳥・フェニックス・火の鳥」がはばたかんとする、そんな風に見えませんか?
季節は4月。命飛び立つとき。です。
2012.4.7
動きはもう止められません。
赤と新緑のコントラストが強烈。
これまで、しっかり包んで守ってくれていた衣を脱ぎます。
体を引き抜くがごとく。
4.8
どう畳まれていたのか、不思議ですよね。ぐんぐん「展開」していきます。
冬の服は窮屈だ。
春の陽射しをいっぱいに受けようとしています。
--------------------
[あるきだす言葉たち]木々の芽を呼ぶ:斎藤芳生(4/3)
・・・
圧縮ファイルをひらいたように春来たり木々の芽はさらに木々の芽を呼び
・・・
さいとう・よしき:77年福島市生まれ。「かりん」所属。歌集『桃花水を待つ』で日本歌人クラブ新人賞。
歌の評価はしません。
ただ、斎藤さんが発見した「圧縮ファイルを開く」という表現が気に入りました。
ファイルの冗長性を取り除いて畳めるだけ畳んじゃうのが圧縮。
芽吹きを圧縮ファイルの展開に例えたのが新鮮です。
ただ私の感性としては、次々と「呼ぶ」というよりは、自己の内部に納められていた芽、芽の芽、またその芽・・・がどんどんと展開していくという、自己展開のように感じるんです。
カエデの芽吹きを見ていますとね。
あるいは、チョウの幼虫の体内には成虫になった時の器官の芽があって、蛹の時代に芽が育ち、そしてチョウとして展開する。
そういう、内なる力の自己展開をこそ、圧縮ファイルの展開に例えたいな、と思うのです。
2012.4.1
昼食にうどんでも食べようと、どんぶりにうどんを入れ、卵を割ったら、二黄卵。
わ、久しぶり、珍しい、と写真なんか撮ってしまいました。
昔は結構見かけた気がしますが。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%B6%8F%E5%8D%B5
★ウィキペディアで「鶏卵」を調べたら
二黄卵
鶏卵を割った際に、稀に卵黄が2つ入っていることがある。このような鶏卵を二黄卵(「におうらん」、俗に言う双子卵または「にこたま」)と言い、その殆どは産卵開始後間もない若鶏の産んだ卵である。産卵開始直後で排卵のリズムが一定しない時期に複数の卵黄が連続して排卵される事で出来てしまうが、鶏のごく普通な生理現象であり薬物投与等の人為的方法で作り出されることは無い。外見が普通の卵よりも細長く全体的に尖り、大きさや重さが飛び抜けているため、産卵開始後間もない若鶏しかいない養鶏場であれば比較的簡単に見分けられる。味的にはまったく変わらないが、ごく一部の人は気持ち悪がるかもしれないという理由で出荷前に取り除かれていたが、1998年頃から、後述の二黄卵多発鶏種により生産し選別されたものが流通をしている。後述「鶏卵のサイズ」のとおりスーパーマーケット等にてパック詰で販売される鶏卵は重量で選別されている。このため若鶏しかいない農場から出荷された鶏卵のうち重いものばかりが選ばれると「パックの大半が双子」などということにもなりうる。
工業製品に喩えると「規格外の不良品」になるため、品評会でも確認され次第失格となる。しかし食品として何ら不都合な点は無く、むしろその珍しさ(1羽の鶏が産卵を開始してから廃鶏として淘汰されるまでに二黄卵を産む確率は僅か1~2%といわれている)から縁起物として、農産物の直売や通販などでは付加価値も付く。広島の有名お好み焼き店には、お好み焼きの表面に載せる卵に二黄卵を使用している店がある(「外れ」もたまにある)。
・・・
2007年3月中国の青島華陽路のレストランで卵黄の6つ入った卵が発見された。
・・・
二黄卵多発鶏種の品種改良
アメリカ合衆国で1970年代に研究が始まり、二黄卵を生む鶏を選抜・交配することで通常条件より遺伝的に産卵率の高い鶏種を作り出している。20年以上の研究の結果、141~300日齢での二黄卵発生率が 30% と言う鶏種が作り出された。実用鶏種では 20%程度。[7]国内では青森県畜産試験場などで1979年から実用化に向けた品種改良と育成研究が行われ、給餌条件で二黄卵発生率を高める方法も明らかになっている。
ナルホド。そうでしたか。縁起物だったり、嫌われたり卵さんも大変ですね。
ちなみに、世田谷区・大田区あたりで「にこたま」というと、普通、「二子玉川」のことを指します。念の為。
★ところで、私生活。
私、朝食は玄米ご飯に納豆が中心+残りもの、昼はうどんをメインにパンなども。
朝・昼は自分で適当に勝手に全部やります。
夕食は妻の手料理。
で、台所の洗いものの8~9割方は私がやっています。
のどかな夫婦でしょ。
2012.3.28
ぼやけた写真でスミマセン。
クロヤマアリでしょう。
道路の舗装の縁のところ。冬の間閉じていたアリの巣が、口を開きました。
土の粒が盛り上がって、真ん中の穴からアリたちが出入りしています。
そういう季節になったかと、こんな時だけレンズを向けます。
ネコハエトリも見たし、今度はササグモ。
ブロック塀にいました。
ぼやけた後ろ姿しか撮れなかったのですが、ハムシでしょうね。
ルリマルノミハムシではないか、と思ったのですが・・・。
葉の上で見ることは少ない。
大抵、花の上にいて、それを上から見おろすアングルが多いのです。
その時は、腹部の色は見えないし、後脚が脇に張り出した特徴的な姿、というのがあって、分かるのですけれど。
やっぱりなぁ、腹が黄色いのが気になる。
ルリマルノミハムシじゃないようですね。
わからない、不明、ということにします。
3月の末、虫たちがもう一斉に姿を現してきて、かかしさんは忙しくなります。
花も咲くし、虫も来る。
いい季節だなぁ。
庭に出ると、虫や花に出会って「遭難」して帰って来られなくなってしまうんですよ。
2012.3.28
去年も同じようなアングルを載せましたっけ。
なんだか、かわいいんですもの。
いかにも「わぁ~い」と言っているようでしょ。
擬人化しやすい葉なんですよねぇ。
びよう‐やなぎ【未央柳】 ヤウ
オトギリソウ科の小低木。中国の原産。高さ約1メートル。葉は対生し長楕円形で、一見ヤナギの葉に似る。夏、茎頂に大形5弁、深黄色の数花を開き、多数の雄しべが刷毛ハケのように立ち並ぶ。庭園に栽培。美女柳。美容柳。漢名、金糸桃。<季語:夏>[広辞苑第五版]
花もすごくきれいですが、この木、いろんな昆虫の生活の場になるんです。クモも。
葉が密生して、潜り込みやすいとか、何かあるんでしょうね。
昼の散歩時、この木の前でしばらく佇んでいると、たいてい、誰かが顔を見せてくれるんですよ。誰か、ってもちろん、虫やクモですけど。
2012.3.28
ここはツバキの木の前。
花から蜜でも垂れるのでしょうか、ホソヒラタアブが嗅ぎつけてやってきました。
蜜の発酵臭のようなものがあるのでしょう。
ホバリングしています。花はないのに蜜の香りがする、という感じの探索でしょうか。
この写真の上の葉に注目して下さい。ごみのようなもの{多分オシベとかメシベとか}が乗っているのを目印に。
左下にネコハエトリが写っています。
この葉が、前の写真で注目して下さいといった葉です。
で、この状態になる寸前、このネコハエトリは白い矢印で指しているあたりにいたのです。
距離にして10cmあるかなしかです。
そこにいたネコハエトリが、蜜を求めて葉にとまったホソヒラタアブに襲いかかったんですね。
ピョンと。
その瞬間を私は見てしまった。
結果的には、狩りは失敗だったのです。
アブは攻撃をかわして飛び去りました。
逃げられたかぁ、という「表情」のネコハエトリ。
すっごく残念そうな雰囲気を漂わせてましたね。
ネコハエトリの腹端部から糸が出ているのがかすかに分かります。
しくじっても地面まで落ちてしまわないように、安全のために、上の葉に糸の他端を付けてきたはず。自前の安全ロープを使っているのです。見事なものです。他のクモでも、跳ぶ時は大抵糸を引いてきますよ。観察してみてください。
かかしさんが見てたから緊張してしくじっちまったい、邪魔だヨ。
とかなんとか、文句言われてるような気がします。
クモはしばらくこの場所でこの辺りを眺めていました。名残惜しそう、にしていた、と私は思ってしまいます。
この二つの大きな単眼、これなんだよなぁ、これで獲物との間合いを測ってるんだぁ。
新しいことを知ってしまって、もう、嬉しくって。
しゃあねぇかぁ。と立ち去るネコハエトリ。
また、上の方に移って、獲物が来るのを待ち伏せするのでしょう。
網膜上の、ジャストピントの像と、ピンボケの像とで、獲物との距離を測り、ジャンプの射程内に入ったところで、飛びかかる。
実際にそうやって狩りをするんだなぁ、とひたすら感服してしまいました。
素早かったです。ピョン。
ぞくぞくするというか、わくわくするというか、興奮しました。
{ホソヒラタアブの方も、素早かったです。攻撃をかわして飛び去りました。私としてはアブの方にも思い入れがあるし。いやぁ、生きるってすごいことですね。}
2012.3.28
シャガの葉の上です。私の好きなネコハエトリ。
★実は、ハエトリグモの仲間が登場するのを待っていたんですよ~。
今年の1月にですね、ハエトリグモに関する興味深い研究が紹介されたんです。
で、実物の登場を待ってご紹介しようと思っていたんですね。
日経新聞のサイト:2012/1/27 4:00
獲物捕るクモ、ピンぼけ具合で距離つかむ 大阪市大
ジャンプして獲物を捕るハエトリグモは、目の中に写るピンぼけした像をもとに、見る対象物までの距離をつかんでいることを大阪市立大の寺北明久教授のチームが解明し、27日付の米科学誌サイエンスに発表した。
チームによると、このクモがハエなどに飛び付く際、どのように距離を測るのかは謎だった。ヒトでは左右の目のわずかな見え方の違いから測定しているが、今回のような視覚メカニズムが明らかになったのは初めて。
東北大や京都大との共同研究。距離を素早く検出するセンサーやロボットへの応用が期待されるという。
ハエトリグモの8個の目のうち、前面中央にある2個の「主眼」。この中には可視光を認識する部分が、レンズに近い方と奥の2層あり、いずれの層にも緑色の光を認識するタンパク質があった。見ている物がレンズを通して奥の層でピンぼけしていない像として写り、もう一方の層にはピンぼけした像が写ることが分かった。
チームは2つの像を比べたピンぼけ具合から、距離を認識していると推測。緑の光を照らした場合と、緑よりもぼやけ具合が大きくなる赤の光の場合で、クモが餌に飛び付く様子を観察した。
すると、緑の光では餌まで飛び付けたが、赤い光では餌まで届かなかったため、大きくぼやける光ほど距離を短く誤認するとみられた。
チームの小柳光正・大阪市立大准教授は「ピンぼけ具合が距離に変換される原理を解明したい」とした。〔共同〕
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読売新聞 2012年1月28日15時35分
「ピンぼけ」度で距離を正確に測るハエトリグモ
素早く飛びかかって餌のハエを捕らえるハエトリグモの目は、一つの物体をピントが合った像とぼやけた像の2通りで同時にとらえ、その「ピンぼけ」の度合いから物体との距離を正確に測っていることを、大阪市立大学の寺北明久教授らが突き止めた。
こうした視覚の仕組みがわかったのは初めて。ロボットなどへの応用も考えられるという。27日付の米科学誌サイエンスに発表した。
人や多くの動物は、左右の目のわずかな見え方の違いから対象物までの距離を測り、奥行きを知覚する。
寺北教授らは、ハエトリグモの目の網膜における光のとらえ方を分析。網膜は4層構造をしており、焦点がピタリと合う層とぼやける層があることがわかった。ピンぼけの程度は遠くのものほど小さく、近くのものほど大きくなるため、この違いから距離を測るらしい。このクモには目が八つあるが、奥行きを知覚できるのは正面の二つだけだった。
ね、すごいでしょ。
網膜が層構造になっていて、焦点が合う層とボケる層を利用して、対象との距離を知覚するのだそうです。
カマキリの場合、獲物との距離を図るのは人間などと同じ「両眼視差」による立体感です。
それによって、カマの到達距離範囲に獲物が入ったことが分かると電光石火でカマを動かすんですね。
相手が動かないと、自分の体を左右に動かして視差を作り出して測定する。
これは知っていたのです。
この研究ではカマキリに錯覚させるためにプリズム眼鏡を作ってカマキリの視覚を狂わせたりしていた。カマキリ用の眼鏡を作るなんて、まぁ、すごいことをするものだなぁ、と感動したものです。
ハエトリグモの距離測定では、異なる色の光でぼやけ度を変えて検証しているようですね。
いやぁ、昆虫を研究する人ってすごいなぁ。
若干の羨ましさを感じております。
今度ハエトリグモの仲間を見かけたら、にらめっこしてみてください。
間合いをはかられているかもしれませんよ。
「眼が合った」という気分にさせられる、正面の大きな二つの単眼です。
剣道家は剣の長さと相手との距離を、空手家は自分の手の長さと相手との距離を。
間合いを測ってますよね。
愛昆虫・クモ家たる私としては、ハエトリグモとの間合いの詰め方も学ばねばならんな。
2012.3.27
マユミの新芽。
解説板がなければ、何が何だか分かりません。
ま‐ゆみ【檀・真弓】
①(主に弓を作る材料にしたからいう) ニシキギ科の落葉小高木。初夏、淡緑色の小花を多数つける。角ばった果実は熟せば4裂して紅い種子を現す。材は器具用。ヤマニシキギ。カワクマツヅラ。「檀の実」は<季語:秋> 。万葉集7「南淵ミナブチの細川山に立つ―」
② ①で作った丸木の弓。古事記中「い伐らずそ来る梓弓・―」
③襲カサネの色目。山科流では、表は蘇芳スオウまたは赤、裏は黄。秋に用いる。
[広辞苑第五版]
もう少し成長して特徴が分かるようになったらまた撮影しようかと思っていますが、覚えていられるかなぁ。忘れソゥ。
2012.3.27
桜桃の花にアブが来ていました。
オシベを抱えています。
小さいアブでして、ホソヒラタアブではない。
キタヒメヒラタアブの模様でもないと思う。
調べてみたら、アシブトヒラアシヒラタアブというのが似ています。
翅を透かして見える腹部上面の模様が似ているのです。
見つけたサイトはここです↓
http://www.saturn.dti.ne.jp/~dinsects/
自信を持って確定とはいきません。
信用しないでくださいね。
そんな気がするだけです。
2012.4.9
我が家には桜桃があることはご存知の事。池上本門寺の植木市で買ってきた木です。毎年、花で目を楽しませてくれたうえに、サクランボで舌も楽しませてくれる「愛木」です。
去年、結婚の祝いを差し上げたら、すてきな桜「南殿」をお返しに頂きました。
頂戴した時は専門家がいっぱい花を咲かせてくれた状態でした。
さて、それを素人の私たちが上手に咲かせることができるのか、今年が「正念場」ですね。
で、かなりの緊張感をもって育てていたわけですが、
この日、4月9日、めでたく最初の2輪が咲きました。
つぼみは色が濃縮されていますので、薄いピンクですが、開花するとほぼ白い花です。
もう、つぎつぎと「咲くぞっ」といってますね。
ニコニコしてしまう姿だ。
4.10
翌日、もうこんなに咲きました。
後ろにボケをぼんやり写し込み、中央にこれから咲くつぼみと、葉芽を置き、両脇に咲いた花を配してみました。
3月から今へ、そしてこの先へと続く「時間」を写したつもりです(本人は)。
ご覧ください。なんだか不思議な咲き方をしている。
右や中央の花は「一重」咲きのように見えるんですが、左の花は一重咲きでは「ない」ように見えるんですね。
かといってなぁ、八重咲きというほどでもないような。
これを見た妻は「二重咲きだ」と笑っています。
{私は一重瞼で、妻は二重瞼です。関係ないけど。}
一本の木で、こういう咲き方をするのもあるんですね。
去年の記憶が定かではない
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2011/04/post-c8ba.html
2011年4月 8日 (金)「南殿(なでん)」
これが去年の記事。「白い八重咲きの桜。清楚ですね。」と書きました。
写真も八重です。
う~むぅ。
不思議だなぁ。
{手入れが不足すると、一重になっちゃうのかなぁ}
とにかく、大にこにこで、眺めています。
★今年の1月にこんな記事を書きました↓
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2012/01/post-e0a5.html
2012年1月26日 (木)の「木」という記事です。
・・・
池のふち。小さな木が生えてきているのです。
ツバキ科ですね。
サザンカではないかと思うのですが、妙に小さな葉が密生している。
鳥が種まきしたんですね。
・・・
★ずっとそのまま見ていたのですが
2012.3.26
ふと足元を見ると、白いものが見える。
あれ?花が一つ咲いたのかな?
腰を曲げて、下から覗くと、一つじゃないんです。
いっぱい!
腰が痛いから、手で枝をひっくり返して撮影しました。
この花、見覚えがあります!
榊(サカキ)やハマヒサカキの花とそっくり。
かすかに匂うし。(芳香ではないです)
小さな壷状というのか、何となく透明感があって蝋細工のような雰囲気の花弁。
調べてみたら「ヒサカキ(柃)」ですね。
サカキ(ホンサカキ)は葉の縁にギザギザがありません。
ハマヒサカキの葉は、そっくり返ります。
うちのこの木は葉の縁がギザギザ。
ツバキ科>ヒサカキ です。
学名は Eurya japonica とか。
神棚に供えたり、神社にも飾ってありますね。
40年も昔、一応「神式」で結婚式をしましたので、「玉串奉奠」というのやりましたからね、あれ榊ですよね。
ヒサカキでかまわないそうです。関東から東北ではヒサカキの方を用いるそうです。
鳥さんがヒサカキを奉納していってくれた、と夫婦で笑っております。
うんちポトン、と奉納していったんでしょう、まことにありがたいことであります。
私らの家は神社になったかね。
「かかし神社」と名のろうか。
このヒサカキの正面の2階でいつもブログなど書いておりますから、「御神体」は、私=案山子だったりしてね。
とうとう、御神体になっちゃったぞ。
{鳥さんの種まきはおもしろい。シロミノマンリョウも鳥さんがまいてくれたものでしょうし。}
★2012年4月2日付の朝日新聞夕刊に
「価値観、揺らぐ揺さぶる 井上陽水が全国ツアー 「まだまだ探す気か…」」
という記事がありました。その最後のあたりに
・・・
今年、64歳になる。
「新作を提示したり、ステージの上で死ぬつもりでいたり……。まだまだ探す気の表現者を世間は立派だと思うんでしょうけど、僕の中では揺らいじゃうんですよ。すっと消えちゃった方が粋なんじゃないかな、とかね。見極めて生きていかなきゃだめですねぇ」
本気なのか、からかっているのか。ゆらゆら揺れて笑いを誘う、相変わらずの座談の名手でもあった。
陽水さん、同い年だったか。ふ~ん。
陽水さんと一青窈さんは、稀有な表現者だと、気にかかって仕方ない。
ところで私、この「すっと消えちゃう」というのが好きでしてねぇ。
教員には異動というのがあるわけですが。
3月の終業式あたりに「離任式」があったり、歓送迎会などがあったり。
これ嫌いでしてね。
異動が決まって残務を整理して私物の片づけを済ませて、残りの出勤日を全部「年休」にしちゃうんですね。もう出勤しない。
で、さようならのごあいさつはしない。
「すっと消えちゃう」
歓送迎会もいかない。
退職したときも同じ。送別会やりたいと言う人がいましたが、お断り。
「すっと消えちゃう」
退職後、嘱託員をしましたが、嘱託期間が終わった時も同じ。
「すっと消えちゃう」
人生の終わりもそうしたい。
「すっと消えちゃう」
最高でしょ。
「粋」ですね。
2012.4.9
密蔵院境内のしかも遅い方の枝垂桜。
すいぶん開いてきました。
花の雰囲気がまたちょっと違いますね。
ぼかした背景が白っぽいでしょ。
ソメイヨシノではない、オオシマザクラかな、真っ白な花が満開になった樹があります。
{ソメイヨシノも何本かあるんですけど、そっちではなく。}
その樹の白い花を背景に枝の内側から外向きに撮ってみました。
絶景です。
★前日の4月8日。
沼部駅からふだんにない大勢の人が下りてきまして。
みんな桜坂へ向かうんです。
すごかったぁ。
泳ぎに行ったりスーパーに買い物にいったりしたんですけど、人ごみのものすごさに辟易。
桜坂を上る方向で車が大渋滞。
たまりません。地元民は桜坂を避けて行動しております。
これは4月7日に蒲田の本屋から帰って来た時の撮影。
この時も、大勢の人の流れが桜坂へ向かっていまして、私のように、とぼとぼとしか歩けない者にはちょっと怖くなりました。流れには乗れないんです。
で、桜坂の下からズームアップして、サクラだけ撮っておきました。
電柱、電線、変圧器だらけ。
こういうのがなかったら、空はきれいだろうなぁ。
日本の空は汚らしいですね。
★2012年4月 5日 (木)に「散歩:3」というタイトルで記事を書きました。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2012/04/post-54d1.html
↑ここです。
そのなかで、こんなことを書きました。
・・・
でもねぇ、前日の風速30m/sを受けても、足元に花びらなんて全然落ちてないんですよ。
花って、すごくしぶといんです。
ここの枝垂桜も桜坂のソメイヨシノも、花は散っていませんでした。
細い枝が折れて、つぼみのまとまりが一個落ちていた、というのはありましたけど、花は散ってないんですね。
・・・
2012.4.4
これが、その「つぼみのまとまり」です。
花は嵐に耐えて散っていませんでした。
つぼみも嵐で散ったりはしませんでした。
ただ、何かあたったのでしょうか、こんな風につぼみがまとまって落っこちた、枝が折れたんですね。
なんだかかわいそうで拾ってきたのです。
4.8
小さな容器に水を入れて挿しておいたのです。
そうしたら花を咲かせ始めたんですよ。
しぶといですよね。けっしてはかなくなんかない。
手持ちの養分を使える限り使って、花は「私は咲く」といっています。
けなげで、力強くて。
最後まで見続けることにします。
それが、拾ってきてしまった者の責任だと思っています。
★また、上の記事で
花が散るのは、花の仕事が終わったから。
自ら散っているだけなんです。
風も雨も、それを手伝うだけなんです。
時至れば「花は自ら散る」
のです。
こんなことも書きました。
東京のソメイヨシノは満開を過ぎましたから、間もなくはらはらと散って行くでしょう。
それは「サクラの意志だ」という風にみてやってくださいな。
今までと違った見え方がするかもしれません。
風に吹き散らされる、かよわくはかないサクラ、ではないのです。
次のステージへ自ら移行していくのです。
ただ、ソメイヨシノという品種の悲しさとして、花の時を終えてその後の仕事がない。
葉を茂らせ、成長しますが、繁殖とは無縁な生物として作られてしまった。
それがなんだか悲しいですね。
★こんなことも書きました。
植物は生きているんです。
その生きるありさまに寄り添いたいですね。
そう考えれば、近年の「花見の狂乱」も少しは変わらないかな。
花を愛でているのではなく、花をだしにしているだけでしょ。
騒ぐこと自体を目的に騒いでいる、なんて、何と悲しいことなんだろう。
そうしたら、こんな新聞記事が
東京消防庁によると、東京で桜が開花した3月31日から今月8日午後4時までに、花見での飲酒による急性アルコール中毒で搬送された人は74人にのぼっている。
騒ぐために騒いでいる。酔って心をほどいて楽しむのではなく、酔うために酔っている。
情けない。愚かなことです。
酒を飲めば酔います。酔って少しだけ理性が緩みます。その結果、「日常」というものを離れて「非日常」に少しだけ踏み込めます。桜の花の「非日常」性と相俟って、しばし虚実のはざまに漂うことを楽しめます。
そういう楽しみを知らないんですね。幼い精神の持ち主としか言いようがないな。
別件:花見と称して、サクラの木の下の土を踏んづけ固めるのはやめませんか?
サクラに対して害をなす行為ですよ。かわいそうに。
ブログを書こうとログインしたら、アクセスカウンターが40万を超えていました。
ありがとうございます。
4月10日10時20分で
累計アクセス数: 400212 1日当たりの平均: 221.36
でした。
このブログを始めたのが5年くらい前でしたか。
365×5=1825
400212÷1825=219
なるほど、大体こんな感じなんですね。
私の個人的な感覚としましては。
教師時代、毎日「授業通信」というのを出していて、授業の終わりころ、3分くらいで、プリントに書き込んであるコメント以外に、口頭で一言二言しゃべりながら2,3枚配布したのですね。
生徒も、それなりに、楽しんでくれたと思います。いろんなメッセージを送りましたっけね。
ある意味でその「つづき」なんです。
虫や花の写真が柱になっていますが、いろいろ私的なメッセージも載せまして、お送りしております。
へそ曲がりで、世の中の主流には絶対ならないタイプの人間の「繰り言」にお付き合い頂いて本当にありがとうございます。
これからもよろしくお願いします。
2012.3.22
ハコベちゃんの花の秘密を知ってしまって、なんだか嬉しくって、ハコベの花に目が行きます。
次の問題は、この写真の花、本当にハコベなのかな?という点なんですよね。
雑草図鑑では、「コハコベ」と「ミドリハコベ」があるんですね。
で解説を引用しますと
コハコベ:越年草または1年草。畑、空き地、道ばたなどに広く生育。コハコベがミドリハコベと区別されたのは大正年間といわれ、帰化植物のようにも思える。
ミドリハコベ:越年草または1年草。畑や植え込みの周り、道ばたなどに生育。コハコベより大形。古くからの春の七草はこれであろう。コハコベと併せてハコベとすることも。
この記述では識別できませんね。
コハコベは:茎は枝を分け低く広がる、赤みを帯びるものが多い。
ミドリハコベは:茎はやや立ち上がり、高さ10~30cm。赤みを帯びない。
これかなポイントは。
上の写真では、茎に赤みがない。
とすると、ミドリハコベ、ということでしょうか。
自信はありません。
ま、ハコベ、でもいいんですよね。
2012.3.22
ご近所の河津桜。
ソメイヨシノは日本中の樹が遺伝的にほとんど同じですから、同じ条件で花が咲く。
そこで「ソメイヨシノの開花前線」というものが成立するわけですが、他の種類のサクラは、それぞれに「咲く時」というものをもっています。
河津桜はソメイヨシノに先行して、花の時期を迎え、そして去って行こうとしています。
ね。葉の季節へ移行していきます。
この糸みたいなのが、葉になるんですよ。
すごいですね。
どきどきします。
★今朝、目覚しにかけておいたラジオから「復興支援ソング 花は咲く」というのが流れてきました。ま、いい歌ですけどね。
でも、へそ曲がりなかかしはすぐ変なことを考える。
「復興支援ソング 花は散る」の方がよくないか?
植物が栄えるというのは、基本的には実をつけ種をまいて、次の世代を育てるところにあるんですよね。
花はそのための準備。
受精して遺伝子を混ぜ合わせるための道具。
時至って「花は咲き」、時を得て「花は散る」。
花が散ってこそ種が熟し、次の世代へとつながって行くことができる。
人間もかくありたい。
花は散り、実は稔り、種が熟して、復興の道を継ぐ者が育つ。
世代をわたる仕事ですからね、復興は。
花は散るがよい。
★わたくし、「安全」工学には関心があります。
・自分の日常生活で、「指差称呼」を実行しています。暖房、電気・ガス、戸締りなど、外出時にはひとつひとつ声を出して指で指し、確認します。
・電気のコンセントは「あからさまに」抜くこと、と妻にも話しています。
初めは「なによ、あからさまに」と言っていましたが、「抜けていることが『明らかな様子』なのさ。一目で分かるようにする。」と説明して、納得してもらいました。
・自動車の定期点検や車検では「ブレーキのチェックをして下さい」と必ずお願いします。
私は自動車の基本性能は「きちんと止まること」だと考えています。
走らない自動車は牽引するなりトラックに載せて運べますが、止まらない自動車では「死ぬだけ」ですからね。冗談にもなりゃしない。
3月9日の東京の地方欄の記事「?ふしぎ探検隊」では
ブレーキ博物館 埼玉県羽生市 命守る陰の主役を紹介
という記事がありました。
・・・
同県熊谷市から来た自動車教習所教官の小川は「普段は意識してブレーキを見ることはない。勉強になりますねえ」と感心しきり。「止まって当たり前。ほめられることは少ないです」と矢野課長は控えめだ。
「ai―museum」は命を守る陰の主役がスポットライトを浴びている場所なのだ。
・・・
「止まって当たり前」ですが。
安全にきちんと止まること、これが自動車にしても電車にしても自転車にしても、その他「動くもの一切」の基本性能です。
大事なことなんだけどなぁ、あまり意識されていない。
★さて、朝日新聞の夕刊に「ニッポン人脈記」という短期の集中連載が時々掲載されます。
3月19日付は
「日本人脈記」安全第一:2 災害ゼロこそ真の生産
でした。
これを読んでいて、ああ、そうだったのかぁ、と思わず声を出してしまいました。
・・・
〈災害なき生産こそ真の生産だ〉
大正時代から安全衛生運動を進めた三村起一(みむらきいち)の言葉を、福成は胸に刻んでいる。
三村は住金の前身・住友伸銅所の出身。工場に配属された時のことを「生産の盛んなことよりも負傷者の続出には驚いた」と日本経済新聞「私の履歴書」で振り返っている。入社して間もなく、若い作業員が切断機に巻き込まれて亡くなった。妻の悲嘆ぶりを見て、安全のために力を尽くすことを決意したという。
第1次世界大戦で軍艦の部品の受注が大きく伸びると、現場でのけがも増えた。三村は、アメリカの例を参考にして、「危険」「注意」の表示板を工場内に作り、たてかけてあるパイプは鎖で留めるといった対策をとった。
戦後、三村は中央労働災害防止協会の初代会長を務めた。「先人の思いを、次の世代に伝えていかなければならない」と、福成は話す。
1月中旬、技術者向けの研修会で、福成は安全に対して取り組んできた住金の歴史を話した。「ご安全に」。最後に福成があいさつをすると、参加者も声をそろえて返した。「ご安全に」
53年に住金が始めた「ご安全に」あいさつ運動は、鉄鋼業界の外にも広がっている。
「ご安全に」がストンと胸に落ちました。
安全標語だったんだ。
実は私はこの「ご安全に」に別のシーンで出会っていたのですが、よく分からなかったのです。
ここです↓
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2010/03/post-7cc5.html
2010年3月16日 (火) お散歩かかし:「ご安全に」
美富士橋の改修工事で、足元に置かれた鋼材に「ご安全に」が書いてあったんですね。
・・・
変です。
工事関係者に「今日も安全に」と呼びかける安全標語なら分かる。
ここを通る一般人に、足元が危ないですから「ご注意ください」なら、分かる。
今日もご安全に
なんだこりゃ?
丁寧に表現したつもりでしょうが、言語感覚がおかしいなぁ。
よっつもこんなものに並ばれると、私のような「古びたかかし」には違和感が強すぎる。
モンパルを「ご安全な」場所に止めて、しっかり「ご安全な」ポジションから写真を撮りに戻ったのでした。
皮肉まで書いてありますね。
・人脈記によると、住友金属工業あたりから始まって広がった一種の「業界用語」のようですね。
調べてみました。
http://www.kyohokai.gr.jp/wp-content/uploads/2009/07/e58d94e8b18ae4bc9ae382bfe382a4e383a0e38388e38394e38383e382afe382b9efbc88e4bd8fe58f8be98791e5b19ee98791e5b19ee6aebfefbc89.pdf
住友金属のベース活動
【安全】の歴史 ~『安全体感教育』に至るまで~
~ 住友金属工業㈱ ~
ここに安全体感教育の話が載っていて、
昭和26年欧州留学中の当社(尼崎)製鋼所社員が、ドイツの鉄鉱石採掘坑内
で初めて耳にした言葉、それが【ご安全に!】(Gluckauf、グリュックアウフ)
という挨拶。帰国後、製鋼所でこの挨拶運動を展開し、その後全社に、そして
鉄鋼業界を中心に日本全国に拡大した。
こうありました。ナルホド。
いろいろ当たったら、以下のような具合。
--------------------
住友金属 和歌山製鉄所
2.入社して、驚いたことがありましたか?
「おはよう」や「こんにちは」という挨拶がありません。会社の挨拶は、工場は安全第一だという考えに基づいて、スタッフ部門も、全ての挨拶は「御安全に」と言います。
--------------------
2011年度 住友金属工業入社式・社長メッセージ
・・・
1.はじめに
新入社員の皆さん、ご安全に。入社おめでとうございます。会社を代表して心から歓迎申し上げます。
・・・
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株式会社 日電テレコム
ご安全に!ご安全に!…普段あまり耳にしない言葉・挨拶でしたが、最近に至っては多く耳にするようになりました。日本で初めて、昭和28年から住友金属工業では、現場での安全意識高揚・喚起するために、全事業所で挨拶運動として展開したようです。
ちなみに、ご安全にの語源は元々、ドイツの鉱山で使われていた挨拶の言葉「ご無事で (グリユックアウフ)」が発祥らしいですが日本では明治時代にドイツ語のまま使われ始め、大正時代に「ご安全に」と訳されたそうです。
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住友金属ファインテック
会社に入っていちばん初めに教えていただいたのが「ご安全に」というあいさつでした。社内で人と会った時、「こんにちは」ではなく「ご安全に」。最初はびっくりしましたが、「お互いに、安全を第一に仕事をしよう」という、相手にも自分にも注意喚起する言葉なんですね。
--------------------
職場「おはようございま~す」というのは普通のあいさつですが、「ごあんぜんに」とあいさつするんですね。
納得しました。
いや、そうとは知らず、2年前の記事、失礼いたしました。
みなさん、ごあんぜんに。
私は多摩川線沿線住民で、沼部駅の近くにいます。
4月6日3時半過ぎ、家の前を「新型検測車」が蒲田方向から来て多摩川方向へ走って行きました。
http://railf.jp/news/2012/02/29/180000.html
↑このページに載っている写真の車両と同じものでした。
牽引とかではなく、自力走行です。
ほんの1秒程度の目撃ですが、間違いないと思います。
2012.4.2
これは「うちの子」ではなくって、「よその子」。
六郷用水跡の水路です。いつもこの辺りにいっぱいオタマジャクシがいるはず、なので、何度も見に来ていたのですが、いない。
妙な時期に工事が入ったりして、今年はダメになっちゃったのかな、などと思っていましたが、出てきましたねぇ。
うれしいです。
寒かったのでしょうね。発生のタイミングが遅れたようです。
水路の底の藻のようなものの茂った中にでもいたのでしょう。
よかった、よかった。
掃除はあんまりしてほしくないんですよね。
でないと、こういう生き物が生きられない。
清潔志向では、環境は豊かになりません。
公園もね。
生きるってことは、それほど清潔なことじゃない、ってことです。
2012.3.22
池の中。
だるまさんのような形になりましたよ。
神経胚後期、ですかね。
脊索はあるのですが、脊髄はまだ、というところかな。
どんどん、姿を変えていきます。
3.25
尾芽胚後期でしょうか。
脊髄ができたかな。
消化管は、肛門は開いているけど、口はまだ開いていないでしょう。
たった1個の受精卵が卵割し分裂し、分化し、個体になって行く。
何度見ても不思議でなりません。
動物も植物も、同じように不思議です。
その種に特有の「形」を持った個体になる。
その種に特有の能力を持った個体になる。
細胞たちが協調している。
どうしてそんなことが可能なのか。
知れば知るほど、不思議が増えます。
生きるということは、すごいことなんですよ。
2012.4.5
昼の散歩です。
嵐は去ったはずなのに、風が強くて歩きにくい。
狭い庭の日溜まりにいるのが楽。
お、咲き始めた。
買い物から帰宅した妻にレンゲソウが咲き始めたぞ、と知らせました。
何せ、レンゲソウは妻の大好きな花。
世代が同じですからね、春の田んぼにレンゲソウ畑、というような光景も知っている。
ホントだ、いっぱい咲いてる!と妻。
あれ、昼より進んだのか、と見に行くと。
日を受けて、昼よりもっと咲いてました。
この紫がいいんですよね。
濃さ淡さ、絶妙ですね。
ふふ、咲いちゃおうかな。
明日咲こうか。
★別件。
2012年の4月で、結婚40周年なんです。私たち。
「ルビー婚」だそうです。
子年同士。
親と生活した時間よりはるかに長く一緒に生活してるんだもんな。
元々は他人でも、顔が似てくるんだよなぁ。
漂わせてる雰囲気が似てくるのかな。
「レンゲソウの紫」を「着る」ことのできる「大人」になりたいなぁ。
そりゃ無理か。
2012.3.21
気の早い話ですが。
雛祭りも終わりましたので、端午の節句用に衣替え。
3月2日に「雛祭り」という記事を書きまして、そこで、屏風のような飾りをご紹介しました。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2012/03/post-7fbc.html
↑ここです。
たたんで開き直すと絵柄が変わるやつです。
で、五月用に変えてしまったので、全部変えました。
★さて、その時に
ご存知の方もいらっしゃると思います。
言葉では説明しにくいので、いずれ、手づくり法でも書きましょうか。
と書きましたが、やってませんでした。
★作り方
1:B5版ノートの1ページを半分に切ったものです。
2:二つ折りにして。今回は中心線から両側へ7cm。
AB,CD,EF,GHと線を引いてカッターナイフで切りました。
(何本切るかは自由なんです。仕組みを理解したら、お好きにどうぞ)
3:幅7cmの紙を2枚用意します。(ノートを半分にした時の残りで作ってあります)
4:幅7cmの紙を、左では上、下、上、下、上と縫うようにくぐらせました。
右では逆に、下、上、下、上、下とくぐらせました。
5:1~10まで書きこんでみました。
6:中心線を山折りにすると、中心部を「開く」ことができます。すると真っ白です。
7:ここに11~20を書きこんでみました。
8:1~10の面に戻してから、全体を裏返すと
9:まだ真っ白なんですよ。
初めて作った時は、そして特に子どもは、何だか不思議な気がして嬉しくなります。
やってみてください。
1枚の「ノート」で、2倍の面積が使える気になります。
そして、何だか秘密っぽいし。
言葉での十分な説明は厄介ですが、やってみればすぐ分かります。
手を動かして身につける「技」です。
どうぞ。
朝日川柳 西木空人選(4/5)
春うらら親猫仔猫遠出する:大和高田市 長谷川治子
選者コメント:かくあれかし。
いいですねぇ。
実際に親子連れで遠出するかどうかは別として。
頭に浮かぶイメージは、猫・春。
最高だ。
犬だったら?
なんとなく、仔犬がころんころんしているイメージになりそうかな。
都井岬の岬馬に仔馬誕生というニュースを見ました。
脚が立派で、踏ん張って。
でも、おかあさんおかあさん、とくっついている。
頼りなげな赤ちゃんが、そのうち自分は何でもできる、という顔つきに変わりますよね。
生意気な少年という雰囲気。
あれ、どこがどう変わってああいう風に見えるんでしょうね。
でも、ふとさびしくなっちゃって、おか~さ~ん、になちゃったりね。
哺乳類、みんなよく似てますよ。
2012.3.21
ガザニアの葉の上だったと思います。
アワダチソウグンバイが2匹いました。
今の季節に見かけるのは珍しい気がします。
間違ってないよなぁ。
http://chigaku.ed.gifu-u.ac.jp/chigakuhp/html/kyo/seibutsu/doubutsu/05kamemushi/yokobai/awadati/index.html
↑ここにアワダチソウグンバイの写真があります。比べてください。
この虫、写真写りの良くないやつでして、全体の鮮明な写真を撮れたためしがない。
何でだろう?
2012.4.4
密蔵院前の水路にしだれ懸かる枝垂桜。
ほぼ満開でした。
ズームアップすると
いいでしょぉ。
ソメイヨシノよりこの枝垂桜、好きです。
つぼみがもうほとんどないですね。
ところで、思うんですが。
4月4日の朝日川柳
花に嵐は喩えでないぞ:東京都 鈴木英人
選者西木空人さんのコメント:列島大荒れ、井伏調で。
これを読んで、考え込んだのですね。
もちろんこれは、于 武陵作の「勘酒」という詩ですね。
勧君金屈巵
満酌不須辞
花發多風雨
人生足別離
「花ひらけば風雨多く 人生離別足る」
これを井伏鱒二さんが
この杯を受けてくれ
どうぞなみなみ注がしておくれ
花に嵐のたとえもあるぞ
さよならだけが人生だ
と訳したわけですが。
花といえば、命短くはかないもの、というイメージが定着してませんか?
林芙美子さんは「花の命は短くて苦しきことのみ多かりき」なんて書くし。
でもねぇ、前日の風速30m/sを受けても、足元に花びらなんて全然落ちてないんですよ。
花って、すごくしぶといんです。
ここの枝垂桜も桜坂のソメイヨシノも、花は散っていませんでした。
細い枝が折れて、つぼみのまとまりが一個落ちていた、というのはありましたけど、花は散ってないんですね。
花が散るのは、花の仕事が終わったから。
自ら散っているだけなんです。
風も雨も、それを手伝うだけなんです。
時至れば「花は自ら散る」
のです。
花はタフなんです。
園芸種は悲しいのですが、花は本来生殖器官。生きて、増えて、遠くへ広がって行く、その一つの段階として、花、がある。
仕事中に風が吹いたからって、そうそう簡単に散るわけにはいかない。
しぶといんです。
花としての仕事が終われば、次の仕事は種を育てること。
だから、花は自ら散っていく。
植物は生きているんです。
その生きるありさまに寄り添いたいですね。
そう考えれば、近年の「花見の狂乱」も少しは変わらないかな。
花を愛でているのではなく、花をだしにしているだけでしょ。
騒ぐこと自体を目的に騒いでいる、なんて、何と悲しいことなんだろう。
★へそ曲がり爺さんですが。
ここでも、幼稚園に入園するところかな、という女の子とお母さんがいたので、思わず夫婦二人で声をかけてしまいました。
おかあさんに、ごあいさつは、といわれて
こんにちわぁ
と大声で叫んでくれまして、私たち二人も思わず大声で、こんにちは、元気ねぇ、とご挨拶してしまいました。
育ちゆくもの善き哉、ですね。
花も、人も。
2012.4.4
桜坂を下りきったところの右が六郷用水跡の水車のあるところ。
ここから散策路中原街道の方へ続く散策路には、この散策路を整備した時に植えたソメイヨシノの木が並木になっています。今は青年という感じの木たちです。
2分か3分咲きでしょうか。
元気だよ、嵐になんか負けないよ、といっております。
青空に浮かぶ白い雲。
思いっきり胸を開いて背を伸ばし、深い息をしたくなります。
まだ人出はなく、ベビーカーを押した若いお母さんが、桜を背景に赤ちゃんの写真を携帯で撮っていました。思わず、じじばばモード全開になる私ら夫婦です。にこにこ笑いかけて、赤ちゃんに笑ってもらって、いい気分。おかあさんも会釈してくれて、瞬間的なコミュニケーション。社会的な「じじばばという役割」は、すごく大事だと思います。
じじばばをやれる歳になったということは、嬉しいことです。
若いもんには、やりたくったってできゃしない。年齢をちゃんと重ねた私らの特権なのです。
2012.4.4
4/3の嵐の翌日、東京はあたたかい陽射しに恵まれました。
妻と二人で散歩。
富士見橋の上から、富士を見ました。(橋の下は新幹線などの線路です。)
かすかに富士が見えます。風が強いらしく、山体の右側に白い雲が流れているようです。そのせいで、今見えているのは富士山だよなぁ、と一瞬戸惑いました。
桜坂の坂にかかる桜橋から坂の上の方を見たところ。
まだ満開ではありません。
一本だけ元気よく満開に近い樹がありました。
他の樹はまだまだこれから。
人をトリミングで消しましたので片側だけ。
桜橋です。
暗いの好きなかかしとしては、浅川マキさんの「赤い橋」を思い出してしまいます。
あれ、暗くてよかったですねぇ。
赤い橋の向こうは「死」ですかね。
「渡った人は 帰らない」
桜橋は陸橋ですから当然「水は流れない いつの日も」
アハハ。
明るく元気に、励ましたり、「勇気を与える」「元気を与える」なんていう傲慢だったり・・・歌が劣化してませんか?
桜の話にはそぐいませんが、そんなことを思う私でした。
2012.3.22
ちょっとぼやけているんですが、よ~く見てください。
咲いた直後の花でしょう、多分。
緑の大きな萼が花弁の外側に5枚あります。
1枚の萼に2枚の花弁が重なっているようですが・・・。
{表現しづらいのですが}萼の両側から、花弁の半分ずつが重なってきているようです。
1枚の萼の上に1枚の花弁があって、その1枚の花弁が2裂しているのではないのですね。
花弁1枚が2裂して、その一つ一つが別の萼にのっているようなのです。
ほら、やっぱりそのようです。
かがみこんで精一杯近づいて、で、ぼやけた写真しか撮れませんでしたが。
5枚の花弁と5枚の萼は、交互に重なったかたちで配列されているんです。
で、1枚の花弁は2枚の萼の間にある。
その花弁が2裂して、両側の萼の内側にそれぞれ納まる、と表現したらいいのかな。
どうも、うまく表現できませんが、分かっていただけますよね。
こんなことに気づいてしまった私は、今年はハコベを見る度に、顔を近寄せて、やっぱりそうなんだぁ、と呟くようになってしまいました。
3.22
別の場所でみかけたハコベ。
萼と花弁の位置関係が分かりやすいのではないでしょうか。
ぜひ、ご自分の足元のハコベをじっくり観察してみてください。
2012.4.2
これを見にモンパルを出しまして。遠景。
真っ赤な塊が浮かんでいます。わぁ、すごっ。
花の最盛期は過ぎようとしていました。
あちこちできれいな緑の葉が花に寄り添っていました。
この対比、ドキドキするような美しさ。
幹です。これ桜の幹ですよね。
花を拡大。
まあ、きれい。
で、これはなんだろう?と考えるわけですが。
「季節の花300」というサイトにあった写真がとってもよく似ている。
http://www.hana300.com/kanhiz.html
↑ここです。
「寒緋桜」
これでいいんじゃないかと思うのですが、もし間違っていたらご指摘ください。
・別名 「緋寒桜」(ひかんざくら)。
これとは別に「彼岸桜」(ひがんざくら)という花があり、そちらとは「か」と「が」の違いだけになり間違えやすいので、混同を避けるために、”緋寒”を”寒緋”にひっくり返して「寒緋桜」との呼び方に変えた、という経緯がある。
この記述に倣って、寒緋桜としました。
広辞苑第五版では
ひ‐かんざくら【緋寒桜】
サクラの一種。沖縄・台湾・中国南部に自生。日本の暖地にも栽培。2月頃、葉に先立って濃紅色鐘形の花を下垂する。緋桜。タイワンザクラ。カンヒザクラ。
「カンヒザクラ」は見出し語にはありませんでした。ヒカンザクラのほうが確かに以前から聞いていたという気はします。
[しつもん!ドラえもん]788 さくら編(4/1)
桜の中には、冬の間に咲く種類もあるんだって。なんという名の桜だろう?
[こたえ]ヒカンザクラ
沖縄ではソメイヨシノではなくヒカンザクラが標本木。今季は石垣島で平年より23日早い昨年12月24日に開花した。「カンヒザクラ」などとも呼ばれる。
まあいいや。
とにかく、きれいです。
★3月31日の大嵐に続いて、昨日4月3日も東京は大嵐でした。
今朝、外に出てみて、特に破壊的なことは起こっておりませんでしたので、ホッとしております。
ピーク時、夕方から8時ころ、でしょうか、風で家が揺れてるんじゃないかと思いましたけれど。屋根の上の地デジアンテナも無事でした。
「災害に強い」東急多摩川線、池上線も一時、短時間ですが止まったようでした。
路線が短いし、3両編成だし、市街地の中を走ってますので、雪や台風でもそうそう影響は被らないのですけどね。
昔のちんちん電車=今の世田谷線が運転を見合わせたというのにはびっくりしましたね。
のんびり市街地を走るだけなのにね。よほどのことだったのでしょう。
我が家から見える横須賀線は、多摩川の強風を渡らなければならないので、ずっと徐行運転していましたよ。
★新聞記事によりますと
・・・
気象庁によると、全国の40地点以上でこれまでの最大風速を更新。和歌山市・友ケ島で最大瞬間風速41・9メートル、富山県砺波市で39・8メートルを観測した。首都圏でも強い風が吹き、東京都八王子市では午後6時過ぎに38・9メートルを観測。雨も局地的に強く、神戸市では1時間に55ミリの非常に激しい雨を記録した。
・・・
「風速40m」ってイメージできます?
単位は秒速です、「m/s」ですね。
↑換算法です。拡大してみてください。
秒速の値を3.6倍すれば時速(km/h)の値になります。
40m/s は40×3.6=144 km/h
なのです。
高速道路を時速144kmで走ると捕まりますから実験しないでください。
144km/hで走る車の窓から顔を出したらどうなるでしょう?
144km/hで走る車の屋根に立てるでしょうか?
ま、想像して下さい。
東京都心では先月の31日の瞬間最大風速が28.5m/sでした。
昨日の瞬間最大風速は29.6m/sでした。
約30m/sとして、時速108kmですね。
風は空気の流れですが、こういう速さで吹くと破壊的になります。
テレビで、消防隊員らが橋の欄干につかまりながらやっと歩いていたのを見て、ショックでした。川の上って、風が吹き抜けていくので、ものすごいことになるのですね。
★随分以前のことなのですが、台風の先触れの強い風が吹いている時に多摩堤通りを車で走っていた時に、ハトが飛ぶのを見ました。
風上に向かって懸命に羽ばたいて飛ぼうとするのですが、実際には空中を後退していくのですね。
「ハト後ろへ飛ぶ」と日記メモに書いたことを覚えています。
空気に対する相対的なスピードはちゃんと出ているはずなんです。ところが空気の流れ=風の速さがハトの飛翔速度を上回ったものですから、対地速度がマイナスになってしまったのですね。そういうことってあるんだなぁ、と今でもはっきり覚えています。
カラスとかトンビ、タカなんかの飛翔能力の高い鳥なら、相当な風の中でも飛べるでしょうけれど、きっと、スズメなんかはだめですね、風に飛ばされてしまうのではないでしょうか。
★話が飛んで歩くのが私の癖なんですが。
カラスやタカを、ヘリコプターかなんかで上空600mくらい(スカイツリーを意識してます)から、突然ぽんと空中に放ったらどうなるか?
多分平気でしょうね。ソアリングしながらゆっくり下降してくる。
じゃあ、スズメを上空600mでぽんと放ったら?
スズメのソアリングというのは、どうかなぁ。
懸命に羽ばたくだろうなぁ。
で、疲れちゃって落っこちてくるということはないのかなぁ。
ろくなことを考えませんね。
スズメがソアリングしたらかっこいいんだけどなぁ。
体重に比して翼面積が小さいような気もします・・・。
鳥に詳しい方、教えてください。
2012.3.21
線路の柵の下。枯れ草にイモムシ。
左が頭です。
なんか、見覚えがあるような。
こんな顔してます。
あまり活動的ではなくって、じっとしていました。
いつ孵化して、いつ成長したんだ?
この状態で越冬していたのでしょうね、おそらく。ちがうかな。
よく生きのびたねぇ。
幼虫は↓
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/youtyuu/HTMLs/oobakoyaga.html
ここでご覧ください。
成虫は↓
http://www.jpmoth.org/Noctuidae/Noctuinae/Diarsia_canescens.html
ここでどうぞ。
幼虫の食草は
タデ科:エゾノギシギシ、イヌタデ、アキノウナギツカミ、イラクサ科:アオミズ、サクラソウ科:オカノトラノオ
とありました。
イヌタデならあります。
無事、成虫までいけますように。
2012.3.21
カエデの枝の間に、ギンメッキゴミグモの幼体が網を張りました。
クモ本体は1mmくらいでしょうか、小さいんです。
立派な網ですねぇ。
幼い張り方、というものはない。
サイズは小さいけれど完璧な網です。
ユスリカとかなんかの小さな翅のある昆虫がかかるのを待つのでしょう。
ちゃんと自力で生きています。
同じ日、ちょっと離れたビヨウヤナギの葉から、糸を伸ばしてぶら下がっているクモの幼体がいました。
種は特定できません。
風に揺られていました。
遠くへ飛ぼうというのでもなさそう。
しばらく揺られていましたが、糸を手繰って葉の裏へと消えていきました。
生きのびて大人になったらまた会いに来てほしいですね。
虫たちが爆発的に姿を現しつつあります。
2012.3.21
前脚と中脚を着地に備えながら桜桃の花に急接近していく、という感じですねぇ。
花の前でホバリングするホソヒラタアブです。
一生懸命に受粉作業に励んでいました。
(いや、受粉は結果、蜜や花粉を食べに来てるんですけれど。)
見ていましたら、2本の前脚でオシベを挟んで口元に固定して舐めていました。
かわいらしいしぐさに嬉しくなりました。
あちこちの花にとまりますので、こんなアングルも。
輝いていますね。羽衣をきらめかせる天女、といったら褒めすぎかなぁ。
虫好きの私にはそう見えるんですけどね。
舐めるのではなくて、むしゃむしゃ食べそうな雰囲気ですね。
おいしそうだなぁ。
桜桃の花は咲いたけれど、寒くてアブが姿を見せず、受粉できないと困るな、と正直なところ考えていました。
さすが、ホソヒラタアブ。
この他にも小型のアブや丸いハナアブも来てくれました。
ありがとうね。
この写真を妻に見せたら、笑って曰く、私もアブやったのよ、と。
やはり、虫が来ないと困るなぁ、と考えて、筆ですべての花をなでてやったそうです。
同じことを考えてます。サクランボ食べたいもんなぁ。
★朝日新聞の朝刊2面に「ひと」という欄があって、毎日、注目の人物を取り上げて紹介します。必ず読む欄です。
さて、昨日、4月1日、もちろん2面には「ひと」欄がありました。
で、38面の社会面に、「いぬ」という記事があったのですね。
犬版オスカー「金の首輪賞」を受賞したアギーという犬の話なんですが・・・。
記事の体裁が、「ひと」欄と全く同じに作ってある。
「ひと」と「いぬ」という題字やその背景が似ている。
「数々の映画賞に輝いた名優犬 Uggie アギー(10)」という見出しのスタイルも、「ひと」欄と同じ。
右に写真を置き、2段組みで記事を書くスタイルも同じ。
ひょっとして、これって、朝日新聞のエープリルフールの日の「ジョーク」ですかね?
記事の中身は嘘は書いてないようですけどね。
今年度から朝日の社会面には「いぬ」とか「ねこ」とかいう欄が新設されたのかなぁ。
4月2日には特にそういう欄はないようですが・・・。
う~むぅ。悩んでおります。
★
「いぬ」アギー 数々の映画賞に輝いた名優犬(2012年4月1日)
主人公が妻に怒られれば一緒にうなだれる。地面に倒れて死んだふりも。悲しみをたたえた表情も見せ、日本で7日公開の米アカデミー作品賞映画「アーティスト」の観客の心をわしづかみに。仏カンヌ映画祭では最高賞をもじったパルムドッグに、米国では犬版オスカー「金の首輪賞」に輝いた。
訓練士オマール・フォン・ミュラーさん(50)らが見いださなければ、今頃生きていなかった。
雄で、生まれたころは興奮しやすい暴れん坊。手を焼いた飼い主に生後約8カ月で捨てられる。このままでは動物施設を経て安楽死――。そう知って駆けつけたオマールさんにもらわれることに。
基本的なしつけを受けるうち、照明や人混みを怖がらない気質が際だった。訓練は1日約15分。うまくできればほめられ、大好物のソーセージがもらえるとあってがんばった。テレビや映画に出始めると共演者とすぐなじみ、高い集中力を発揮。特に「アーティスト」は無声映画。オマールさんは声を出して演技指導ができた。悲しげな指示には自然と悲しい表情に。父子同然の絆のたまものだ。
人間なら50代半ば。今後は仕事を減らし、捨て犬を助ける活動に励む。「手形」つきの写真も計約2千ドルで売れ、引き取り手を探す施設に寄付している。簡単に捨てないで、との思いを込めて。
Uggie(10歳)
★2012年2月14日 朝日新聞デジタル
犬版オスカーは「アギー」 授賞式で「死んだふり」
米国で今年創設された犬版オスカー「金の首輪賞」授賞式が13日、ロサンゼルスであった。映画部門では、米アカデミー作品賞の候補にも挙がっている白黒の無声映画「アーティスト」で熱演したテリアのアギーが初の栄冠に輝いた。 (後略)
★昨日の「秋山監督の現役復帰」というのはエープリルフール・ネタだったんでしょ。
この見出しがパソコン画面の脇に出てきて、アハハ、すごい、ほんとにできそう、と思っていましたが。
★2012年3月31日付、朝日新聞の「サザエさんをさがして」に
「エープリルフール 笑いの文化を楽しむ風土へ」
という話がありました。その一部なんですが
日本の新聞にも本格的なエープリルフールの記事が登場する。98年の朝日新聞は政治家の発言を本音に翻訳する機械が発明されたと報じた。翌99年には政治面の半分を割いて「閣僚に外国人を登用」と書いた。ところが苦情が殺到し、以後は読者をかつぐ記事は見られなくなった。
代わって張り切ったのは東京新聞だ。2001年に「きんさんぎんさんは3姉妹」という記事を載せた。双子の姉妹にもう1人「どうさん」がいたという。読者の6割が抗議したがめげずにその後もエープリルフールの記事を流し、今や名物だ。
東京新聞のエープリルフールの記事って「名物」なんですね。
私は、2006年でしたか「東京タワーが傾いている」という記事にだまされましたね。
気づくまでに随分かかってしまった。
4月1日の東京新聞は東京都の教職員の人事異動がくわしく報道されるので、昔の友人はどこへ行ったかな、と毎年購入して読んでいますが、このエープリルフール特集も楽しみです。
★今年はね
「日本にいた!?逆白黒パンダ」とか
「低速増殖炉『みろく』 ウラ原子力ムラの野望」とか
いくつかあったのですが
「怒力発電も着々 ストレス発散でエネルギー」
というのもありました。
「脳波と”頭に血が上る”際の血流の変化を信号化し、『怒力エネルギー』に変換して発電機を動かす仕組み。・・・」
だそうです・・・。
★さてこの「怒力発電」で思い出したんですけど。つまらぬ、じいさんギャグ。
朝日新聞(2011年12月26日)から
身近な水流を活用 「小水力発電」、運転開始 愛媛
身近にある水の流れを活用して発電する「小水力発電」は、東京電力福島第一原発事故で注目された自然エネルギーの一つ。愛媛県内でも、新たに松山市中央浄化センターで運転を開始したほか、農業用水を利用した計画も動き出している。
水流で回るモーター音が聞こえる。松山市南江戸4丁目の市中央浄化センター敷地内の一角に、小さな水力発電設備が完成した。浄化した水は、敷地から約1.9メートルの落差がある宮前川に放水される。この落差を利用して、直径約70センチの配管内の羽根車を回して発電する。出力は9.9キロワット。センターが使用する電気全体の1%にも満たないが、一般家庭の10~20世帯分に相当。原油換算では年間約16.4キロリットル、二酸化炭素(CO2)排出量では同約23トンの削減につながるという。
未利用のエネルギーを活用しようと、市が2009年度から計画。昨年末に着工し、今年11月中旬に運転を開始した。
・・・
「男性用小便器復活!便器の壁面に開けたジョウゴ状の穴におしっこを命中させると、おしっこの流れ落ちる勢いで発電機が廻る仕組み。名づけて『小水』力発電」
どうも、失礼しました。
★ビルやマンションなどで、下水へ流れ落ちる水で発電できないか、という話は以前からあるんです、実は。
そして、公衆トイレの男性用小便器が汚れるので、「的(まと)」を描いたら、男性たちは的があると狙う、という習性があって、みんなそこへ向けておしっこするので、汚れが減った、というような話も昔あったんです。
その組み合わせですね。
★ブログ記事を書く前に、ちょっと検索してみたら
「尿発電(おしっこ発電)によるおむつ用尿漏れセンサーシステムを開発」
というのがありましたよ~!!
↓ここにあります。これは真面目な話です。
http://www.ritsumei.jp/topics_pdf/admin_fb97b7d33f66b59b6b52256c0a3dcf1f_1324451323_.pdf
尿発電(おしっこ発電)によるおむつ用尿漏れセンサーシステムを開発
2011.12.21 立命館大学
理工学部電子情報デザイン学科おむつに適した尿発電電池として、
フレキシブル・プラスチックシート上にアルミ電極シートと二酸化マンガンシートを張り合わせ
たフレキシブル尿発電電池(以下、フ レキシブル電池と呼ぶことにします)を開発しました。
フレキシブル電池の長さは約30 cm で、幅 は 9 mm です。特 に、電 池が尿の吸収を妨げないように、フレキシブル電池の幅を1cm 以内に設定しました。また、フレキシブル電池とおむつの外側の送
信機を直接接続することにより配線部をなくしました。
アルミが電子を出して、二酸化マンガンが電子を受け取るという電池です。
普通の乾電池だと、亜鉛が電子を出して二酸化マンガンが電子を受け取るんですけどね。
基本的な原理は同じです。
で、乾電池では、塩化亜鉛などの溶液をイオンの通り道にするのですが、「おしっこ発電」では、おしっこに当然イオンが含まれますので、おしっこを電解液として利用するんですね。
で、おしっこで電極が濡れると、発電して、送信機から「おしっこでましたよ~」という信号を送るわけです。
なるほど。
介護の現場ではこれはよい工夫ですね。
いや、話がとんであるいて申し訳ないです。
{マブチモーターにスクリューをとりつけて、おしっこ引っかけて、圧電ブザーを鳴らすくらいは出来るはずですが。実験しようという人はいないだろうなぁ。水道の蛇口の水の勢いでやってみませんか?}
最大積載量10800kg÷最大容量25179L≒0.43kg/L
密度はこんなもののようです。
http://www.j-lpgas.gr.jp/intr/seishitsu.html
日本LPガス協会のHPですが、
LPガス(LPG)とは、「Liquefied Petroleum Gas(液化石油ガス)」の略称で、プロパンやブタンなどの比較的液化しやすいガスの総称です。主成分がプロパンの場合はプロパンガス、ブタンの場合はブタンガスと呼ばれます。
液体のプロパンやブタンの密度はおよそ、0.5~0.6(弱)
液体のメタンは0.3くらい。
タンク容量のすべてがLPGで満タンということもないでしょうから、0.43くらいでいいのでしょう。
★ところで、写真を見ていて気づいたのですが
バンパーのところに「PCS」というステッカーのようなものがあります。
イルカが超音波でエコー・ロケーションをしているようなイラストが描いてある。
「追突被害軽減ブレーキ」と書いてあって、「HINO」製ですね。
http://www.mlit.go.jp/jidosha/anzen/01asv/esc.html
国土交通省のページです。
衝突被害軽減ブレーキについて
衝突被害軽減ブレーキの効果
大型トラックに衝突被害軽減ブレーキを装備し、衝突速度を20km/h下げることにより、被追突車両の乗員の死亡件数を約9割減らすことが可能と推計されています。
とあって、原理の図があります。
レーダーで前方を監視し、近づきすぎると警告音を出し、追突の危険が高まると自動的にブレーキを作動させるシステムのようです。
http://www.hino.co.jp/j/corporate/newsrelease/pressrelease/detail.php?id=88
2006年01月31日の日野自動車のニュースリリースです。
日野自動車、世界初の大型トラック用 追突被害軽減ブレーキシステム「プリクラッシュセーフティ」を「日野プロフィア」に装備し、発売
とありました。「pre-crash-safety」でPCSのようですね。
ミリ波レーダーだそうです。
イルカは超音波ですけどね。イメージを拝借したということでしょう。
6年も前の話なんだ、今時になって初めて知りました。
2012.3.20
東急多摩川線の沼部駅。
蒲田→多摩川方面のホームの改札の隣り。
ワンルームマンション(1DKもあります)の玄関がありました。
東急の有効活用されていない用地にマンションを建てているな、ということは認識していましたが、そのマンションの玄関が、改札口の真ん前とは。さすがにビックリ。
駅が近いなんてものじゃない。玄関は東急の土地に開いていて、元気のいい若い男ならホントに「一歩」で改札口ですよね。pasmo持って飛び出せば、電車の発車ベルがなってからこの玄関を飛び出しても間に合いそう。
別に宣伝する気はありません。
「駅の中」というか、「駅1秒」というマンションが実在することをお知らせしました。
なんか、すごい感じがします。
★朝日の記事です(2012年3月31日16時9分)
東京でも桜開花、関東では一番のり 平年より5日遅く
気象庁は31日、東京での桜の開花を発表した。開花の確認は午前11時10分ごろで、平年の3月26日より5日遅く、昨年の3月28日よりも3日遅い。関東では一番のりの開花となる。
今シーズンは寒さが一部で続いたこともあり、高知や静岡をのぞき、平年よりも数日遅い開花が目立つ。気象情報会社ウェザーニューズによると、寒さは緩みつつあり、今後は関東各地で開花が相次ぐという。
★今日、4月1日(日)。いつも行くプールの一般開放がないので、蒲田の本屋へ「ブック浴」をしに行きまして、帰りがけに桜坂下の六郷用水跡の桜の方へ回りました。 2012.4.1
咲き始めていましたよ。
かわいい。こころぽかぽか。
ここ大田区の南端でも「開花宣言」がだせますね。
あとで買い物に車を出して、桜坂を走りましたが、桜坂の方は今日は「まだ」でした。
さくらまつりの提灯のピンクの方が目立っていました。
昨日の「春の大嵐」御無事でしたでしょうか。
横須賀線がこの部屋から見えますが、多摩川を渡る橋が強風の吹きっさらしなのでしょう、みんなゆっくりゆっくり徐行運転をしていました。
開花宣言の日に「はなくたし」の嵐になっちゃったら大変だな、などと思っておりましたが、さすがに「若い花」はしなやかにあの風をやり過ごしたようです。
これから勢いがつきます。
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