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2012年3月 7日 (水)

へそ曲がりの「詞集」:6

朝日新聞の特集記事です。

(思潮 あれから1年)大事な人といる幸せ 古市憲寿さんとショッピングモールへ
2012年3月5日
(本文 略)
 ●古市さん(の取材後記)「非日常と日常の境界線」
 「マスコミはすぐストーリーを作りたがるからね」。朝市で買い物をしていた人が笑いながら言っていた言葉が印象的だった。「3・11」や「被災地」をめぐる物語は、あまりにも語りやすい。インタビューをどう切り取るかによって「かわいそうな被災者」でも「復興に励む力強さ」でも、どんな「3・11語り」だってできてしまう。
 今回、「ささやかな幸せ」を語る多くの若者に出会った。モールを行き交う彼らに話を聞いていると、すっかり「日常」は戻ってきたのかと思ってしまう。だけど、「日常」の少し外側には、「非日常」が続いている。最後に訪れた多賀城市のイオンのすぐ側には、がれきの山とひとけの消えた住宅地が広がっていた。「幸せな若者」という単純な物語に回収できない、「日常」と「非日常」の境界線を考えさせられる取材だった。(寄稿)


物語が好きなんですよね。そして自分もその物語に参加しているんだという、(自己)満足感が心地よい。陶酔できますからね。

スポーツなども「物語化」するのにもってこい。サッカー、マラソン、駅伝・・・中継を聞いていると「物語」だらけで鬱陶しくて仕方ない。
中身よりも、その外側に構築された物語を楽しんでいるように思えます。

震災に関しても、大事なのは物語じゃなくて、実質のところで「人が生きている」ということなんです。
物語を排除して、実質のところで考え、行動しましょうよ。

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