ヤエムグラ
2012.2.27
今年はヤエムグラがずいぶんあちこちに顔を出しています。
広辞苑第五版から
やえ‐むぐら【八重葎】ヤヘ
①繁茂しているむぐら。雑多に生えている蔓草。万葉集11「―おほへる庭に珠敷かましを」
②アカネ科の蔓性越年草で雑草。茎は四角く、逆向きの小さいとげがあり、細長い葉を8個輪生。夏、黄緑色の小花を開く。漢名、拉々藤。枕草子66「草は…さしも草。―」むぐら【葎】
八重葎(ヤエムグラ)など、荒れ地や野原に繁る雑草の総称。うぐら。もぐら。 夏 。万葉集19「―はふ賤しき宿も」○葎の門カド
葎が這いまつわった門。荒れた家や貧しい家のさま。後拾遺和歌集春「―もさされざりけり」
○葎の宿
「葎の門」に同じ。
八重葎 しげれる宿の さびしきに
人こそ見えね 秋は来にけり
恵慶法師
百人一首では哀感のある、秋の歌ですけど。
今ヤエムグラが茂ろうとする我が家です。
人こそ見えね春は来にけり。
ですねぇ。うれしいな。
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