アンテナ
2012.1.26
帰り道。近所のマンションの屋上です。6階建て。
我が家からも見えるんですが、改めて、青空に立つアンテナ群を見ると、去年の3月11日を思い出します。
写真では、携帯電話の中継アンテナ、衛星放送受信用のアンテナ、地デジやUHFの受信アンテナなどが写っています。
あの日、3月11日、2階の部屋にいて地震の揺れに耐え、少し収まったところで、階下におりて、勝手口から外へ顔を出したんですね。
家の外の様子が知りたかったので。
そしたら、なんだか、がちゃがちゃ、がちゃがちゃと音がするんです。
何だ?聞いたことのない音だ、と音源を耳で探ってその方向を見ると、なんと、写真に写っているアンテナが揺れてぶつかり合っていたのです。
携帯電話のアンテナよりも、衛星放送や地デジアンテナが揺れてぶつかっているように見えました。
びっくりしましたね。マンションの屋上が、ひょっとしたら1m近い振幅で揺れたんじゃないでしょうか。
激しい音でした。
散歩しながら思い出してしまいました。
★朝日新聞(2011年3月19日10時39分)から
頂上部分曲がったまま 東京タワー、一部営業再開
東日本大震災で11日から営業を休止していた東京タワー(東京都港区)が19日午前、安全点検を終えて営業を再開した。高さ333メートルのタワー先端のアンテナ支柱(鋼鉄製)が頂上部分で約5度曲がったため、補強工事をしていた。曲がったままだが強度は問題ないという。
営業は土産物店やカフェがある地上150メートルの「大展望台」のみ。節電のため地上250メートルの「特別展望台」は営業を見合わせ、名物の夜間ライトアップも休止を続ける。
ご存知かと思いますが、東京タワーのてっぺんがまがっちゃったんですよね。
私が10歳の時に完成したタワーですが、こんなことは初めてだ。
で、今年
東京タワー 最上部交換:震災で変形(1/28)
東日本大震災で変形した東京タワー(港区)の最上部を交換する工事が始まり、27日未明、鉄骨材を高所まで運び上げる最初の作業があった。
工事を請け負う竹中工務店によると、交換されるのは先端24mの部分。この日は地上から高さ250mの場所まで渡したワイヤの上を走る滑車で資材を運び上げた。
タワーを所有する日本電波塔によると、工事自体は地上波テレビが地上デジタル放送(地デジ)に完全に移行したことに伴うもので、震災前から決まっていた。
1958年の東京タワーの完成以来、一時的ではあるが初めて高さが一時的に低くなる。工事が全て完了するのは、2014年末ごろの予定だ。
今まで曲がったままだったんですねぇ。知らなかった。とっくに修理したのかと思っていました。
曲がった写真がないのですが、ウィキペディアに小さな写真がありましたので、興味がおありでしたら、ご覧ください。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E3%82%BF%E3%83%AF%E3%83%BC
「東京タワー」という項目です。
このページの下の方に、
「東北地方太平洋沖地震の揺れにより曲がった先端のアンテナ部分(2011年(平成23年)3月11日)」
という写真があります。
★別件
東京新聞という新聞は、4月1日に大々的に「エイプリルフール」記事を書くのですが、何年か前に、「東京タワーが傾いている」という記事を書きましてね。
最初、え、本当に傾いちゃったのかな、と読んでいったら、エイプリルフール記事だったんですね。笑いました。なかなか、素晴らしい企画だ、と嬉しくなったものでした。
今回調べたら、ウィキペディアにありました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%82%A4%E3%83%97%E3%83%AA%E3%83%AB%E3%83%95%E3%83%BC%E3%83%AB
「エイプリルフール」という項目です。
で
「東京新聞は「東京タワーが傾く。原因は足元の“おなら”」と嘘報道した(2006年)
」
と記されてありました。
そうか、2006年だったんですね。
東京新聞は4月1日に東京都の教員の人事異動のリストを掲載するので、元教員としては、昔の仲間はどこへ行ったのかな、と4月1日は必ず買って読んでおります。
「人事」カテゴリの記事
- 「父」からの脱出(2023.06.01)
- 子供達に、1番に笑ってほしい!そしたら大人は頑張れるんだ!!(2023.02.20)
- クリスマスの足袋(2022.12.25)
- 日食月食(2022.11.21)
- 朝日川柳欄から(2022.11.21)
コメント