寒い日
★今日は東京の、最高気温の平年値が一年で一番低い日です。
拡大して下さい。はっきり見えます。
1月23日の最高気温の平年値が9.5℃です。
谷底は1日限りです。
最低気温の谷底の方は1月25日からの一週間、2.2℃です。
北の地域の方には申し訳ないような谷底ですが、東京に住む障害者としては充分寒いです。
左脚の冷たいこと、紫色になってます。
氷点下の生活、雪のある生活なんて想像もできません。
外出なんて無理ですよ。歩けない。想像を絶します。
毎日、ノートに気温の記録を書きこんで、平年値を計算し、既に分かっている平年値と比較して、記入ミスがないかのチェックをしています。
そうしますとね、同じ値が続く日が増えてくるんですね。グラフでは平らなところです。
これが現れると、気温の下がり方が緩やかになって来たということですので、ああ谷底が近づいてきたんだな、とわかります。
グラフの傾きが「気温変化の速さ」を表しています。
★去年、平年値が新しくなったのですが、比較してみましょう。
旧平年値では、最高気温の谷底は1月29日~2月1日の4日間、9.3℃だったのですが、新平年値では1日だけになって、9.5℃と少し高くなりました。
最低気温については
旧平年値では、1月25日~2月2日の9日間、1.7℃でしたが、
新平年値では、1月25日~1月31日の1週間、2.2℃です。
期間が短くなり、値も0.5℃も暖かくなりました。
「昔は寒かった」というのは、あながち年寄のグチというわけでもなさそうです。
平年値は30年間の平均ですから、重みのある値です。
★今年の立春は2月4日。春分は3月20日です。
東京でのグラフですが、大体全国どこでも、立春の前に気温の谷底を脱出します。
立春の頃からは、少しずつ気温が上がり始める。
でも、まだまだ寒くって、2月の中旬は傾きがほとんど平らになってしまって、なかなかはかばかしくは気温が上がらない。
ところが、2月も終わる頃から、傾きが急になってきて、気温の上昇が目覚ましくなってきます。
そうして春分を迎えるわけです。
春が来る前に、じっくりと冬を過ごしましょう。
冬をとばしてしまったら、春は来ません。
「理科おじさん」カテゴリの記事
- 化学の日(2022.10.26)
- 秒速→時速(2022.09.01)
- 風速75メートル(2022.08.31)
- 「ウクライナで生まれた科学者たち」(2022.05.31)
- 反射光(2022.05.09)
コメント