ハエ
2012.1.4
ヤツデの花に、ハエが来ていました。
ハエの種を同定する気はありません。
私の目つきが変化しました。
ハエを求めていたのが、今は、ハエを眺めてがんばれよ、になりました。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2011/12/post-c3f6.html
去年の12月の記事です。
ハラビロカマキリAが卵塊を三つ残して死んだ、という話です。
この記事の最後の部分↓
Bと名づけた方も、カマのスピードが落ちてきました。
終わりが近いかもしれません。せめて晴れた日には日向ぼっこをして暖まってくつろいでほしい、とケースを日向に出して、なんとか毎日1匹くらいはハエを入れてやっています。
12月も中旬ですものね。すごいなぁ。
この、ハラビロカマキリBですが、年を越したんですよ。
2012年元旦、ケースの天井につかまっていました。
2日、ケースの底に落ちていましたが、指で体を起こしてやると、指につかまってきました。
ケースの中に足場として入れておいた枝につかまらせてやると、枝につかまってぶら下がりました。
3日、ケースの底に落ちていて、もう動きませんでした。
5日に我が家は正月飾りを外して正月明けにしましたが、その時に、ハラビロカマキリも落ち葉の下に入れてやりました。土へ還る時が来ました。
なんだか、心の中の一本の糸が消えましたね。
ハエを見る目が変わった、というのはそのことなんです。
えらいよなぁ、年を越したんですもの。
カマキリの習性として「水を飲む」ということができますので、これを利用するとミルクを筆に含ませて飲ませることができます。
鳥肉を小さくちぎってピンセットで目の前で揺らすと、カマでつかんで食べます。
今回はそういうことはしませんでした。
ハエが手に入る限り捕まえて、食べさせ続けました。カマのスピードが落ちてハエを追えなくなって、しばらくして命がつきました。
とくに延命はしませんでした。
生きられる限りを生きてくれて、嬉しいです。
私たちもそのうち、生命の流れへ合流することになります。
生きられる限りを生きましょう。
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