気温グラフ:1
11月までの気温のグラフがまとまりましたのでお目にかけます。
図1
これが一番「なま」な形のグラフです。
赤いジグザグ線が最高気温、青いジグザグ線が最低気温です。
なめらかな赤い線、青い線は、今年更新された30年間の平年気温です。
去年までは、新聞掲載のデータをそのままグラフ化していたのですが、今年はちょっと変えました。
新聞掲載データは
最高は午後3時まで、最低は前日午後9時~午前9時
なのです。
そうすると午後3時以降に最高気温が出たり、当日の午後に最低気温が出たりすると、掲載されないことになります。
そこで、普段は新聞データを記録しておいて、定期的に気象庁のサイトでチェックして、正しい気象統計情報で修正しました。
それをグラフ化したのが図1です。
図2
これは、毎日のジグザクな変化を前後7日間をくわえた移動平均でならした黒い線を付け加えてあります。「前後7日間」というのは、私がやってみて、いい具合のならされ方だ、と判断した長さなので、公式なやり方というわけではありません。あくまで「オレ流」です。{落合さんのマネ}
細かいジグザグでは見づらい、「傾向」が読み取れますでしょ。
これを見ると、7月、8月、9月と平年気温をこえるピークが3つ見えますね。
さらに、10月以降11月いっぱいくらい、ず~っと平年気温を上回ったままになっています。
秋から初冬にかけて、高温状態が続いている、ということですね。
虫の生息期間、植物の発芽や紅葉などに影響を与えていると思います。あるいは農業関係にも影響があるかもしれません。暖かければいい、というものではないですね。寒い時は寒いのがよい、のですから。
図3
平年気温からのずれだけを取り出したグラフです。
7,8,9月のピーク、10月以降の「高止まり」がはっきり読み取れます。
この高止まりはかなり「異常」というべき状況なのではないでしょうか。
年の前半には見られなかった状況で、この秋が「冷え」にくかったことを示しています。
その他、何か情報を読み取ることが出来たら、ご利用くださって結構です。
というわけで、このあとの冬がどうなるか、まとまったらお目にかけます。
★おまけですが、湿度のグラフを掲載します。
ものすごく激しく上下していますが、ならしてみると「なるほどなぁ」ですね。
データは新聞掲載のもので「午後3時の湿度」です。
公式記録ではないので、参考になるという程度のものですので、そのように御理解下さい。
5月から9月ころまで、湿っぽかったですね。
今は乾燥の時期に向かっていることが分かります。
肌が荒れます、手も荒れます、ご注意ください。
{食器洗いなどにお湯を使うようになると、てきめんに手が荒れて、ひび割れしますね。我が家の食器洗いの8割くらいかな、をやっている私としては、寝る前にハンドクリームを擦りこむ季節になりました。ちゃんとケアしないと、右手の親指のところに必ずひび割れができます。怪我じゃないけど、ちりちりと意識から抜けなくなりますね。
肌のお手入れは手抜きしないように。かかし拝。}
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