1気圧を超える低気圧
★12月12日に、1056hPaの高気圧だ、すごい、という話をしました。
↓これです。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2011/12/post-37b1.html
そして
高気圧・低気圧というのは「相対的」なものなので、この日の天気図上では1012hPaの低気圧などもありました。
1気圧=1013hPaだから、それより高いのが高気圧、低いのが低気圧、というわけではありません。
相対的なものだということは知っておいてください。
ということも書きました。
★新聞を見ていたら、12月12日21時の天気図と13日9時の天気図に、なんと「1022hPaの低気圧」
が現れていました。
これまた、「すんごい」ですね。
ざらに見られる低気圧ではないですね、私の経験では。
周りの高気圧が高すぎるので、1022hPaあっても、相対的に低くなってしまうんですね。
かわいそうに、普通なら高気圧なのになぁ。
★少年時代(中高生の頃)NHKラジオ第二放送でしたかの気象通報を聞きながら、天気図を書く練習をしていたのです。天気図用紙を買ってきて、放送を聴きながらデータを記入し、放送後に等圧線など手描きで描いたものです。なかなか楽しかったですよ。
この経験があったので、中学校で理科第二分野を教えた時、気象通報をカセットに録音して行って、教室で流しながら生徒に聞きとらせ天気図を書く、という実習などさせたものですが、どうだ先生というものはすごいだろう、と威張ることができたのでした。
理屈もいろいろ知ってなきゃなりませんが、手で覚える「技」というのも理科ではとても大事なものなのです。
登山をする人は自分で気象通報から天気図を書ける、というのが昔は常識だったように思いますが、最近の登山者はそれができない。遭難もふえますね。
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