散歩:開運七福稲荷:1
2011.11.23
地元の地区自治会連合会が作った歴史散策マップを見ながら、近隣の公園や神社などを全部見ようと企てています。開運七福稲荷にはまだ行ったことがないな、と行ってみました。東調布中学校という中学校の裏手にあります。
敷地はすごく狭い。でも、何だかいっぱい詰まったお稲荷さん。
境内が狭くて、中へ入ってしまうと、写真が撮りづらい。
望遠マクロをつけたままで、広角系のレンズを持っていかなかったしなぁ。
外から写した拝殿の屋根が最初の写真。
小さな拝殿なんですが、千木、鰹木の立派なこと。
千木の先端が縦に切ってありますので、「外削ぎ」というのですか?祭神は男神さまなんでしょうね。しかしなぁ、七福神を祀った稲荷ですからねぇ。出雲系とも天孫系とも、どっちなんだ?
七福神を調べてみたら
恵比寿:古くは「大漁追福」の漁業の神であり時代と共に福の神として「商売繁盛」や「五穀豊穣」をもたらす、商業や農業の神となった。
大黒天:インドのヒンドゥー教のシヴァ神の化身マハーカーラ神と日本古来の大国主命の習合。大黒柱と現されるように食物・財福を司る神となった。
毘沙門天:元はインドのヒンドゥー教のクベーラ神で、これが仏教に取り入れられ日本では毘沙門天(ヴァイシュラヴァナ)と呼ばれる。
弁才天(弁財天):七福神の中の紅一点で元はインドのヒンドゥー教の女神であるサラスヴァティー神。七福神の一柱としては「弁財天」と表記されることが多い。
福禄寿:道教の宋の道士天南星、または、道教の神で南極星の化身の南極老人。寿老人と同一神ともされる。
寿老人:道教の神で南極星の化身の南極老人。
布袋:唐の末期の明州(現在の中国浙江省寧波市)に実在したといわれる仏教の僧。
なんだかなぁ、ごちゃまぜですねぇ。大黒天=大国主命を主たる祭神としているというのが一番自然かな。(全員でいいんですけどね、もちろん。)
出雲系ということになりますね。恵比寿は大国主命の子ではなかったですか?記憶があいまいだ。
これなんだろう?わかりません。
屋号で「やま」という記号がありますよね。あれの下に、「まる」「さん」と刻んであります。
下の文字は「明」と「冥」かな(「眞」みたいでもあるけど、わからない。)
(追記:これは「御嶽講の講紋」だそうです。続きの記事をお読みください。)
すっごく小さいのですが「手水(ちょうづ)」の水盤というのか、手水鉢というのか。
思わず笑ってしまいそうなほどかわいい。昔はきっとちゃんとした手水舎なんかもあったんでしょうねぇ。
ここが拝殿前。
ちゃんと「ON」の拝殿ですね。
榊も立ててあるし、水も変えてあるようだし。ご近所でやっているのかな?
歩かずに、体の向きを変えるだけで境内のほとんどすべてが見えるのですが、いろいろあるんです。盛りだくさんです。
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