エビガラスズメ幼虫
2011.11.12
門を出てふと下を見たら、歩いていました。
きっと、蛹になる前のウォンダリングでしょう。
エビガラスズメの幼虫です。
右が頭、左が尻尾です。
こういう緑色のタイプを見るのは比較的少ないかな。褐色タイプのものを見ることが多いようです。
去年の秋はアサガオやルコウソウでたくさん見ましたが、今年は見ないな、と思っていました。
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/youtyuu/HTMLs/ebigarasuzume020921.html
↑「幼虫図鑑」です。いろんなタイプの幼虫が見られます。
「しっぽ(尾角)」が立派。これはスズメガの仲間の幼虫たちの共通の特徴。
「頭に生えた角」ではありません。
刺さりませんから怖がらなくっていいです。
英語では「horned worm (角の生えたイモムシ)」というようですが、角というとやっぱり頭に生えているという気がしますよね。「しっぽ」の方がいい気がします。
こちらが頭部。
白い矢印で指しているところに、丸い粒々がありますよね。これが単眼。
明暗くらいしか判別できないのではないかなぁ。明暗の輪郭は把握しているかなぁ。
そんな視覚でうろうろと長い距離お歩きまわり、蛹になる場所を探しているのです。
「大事業」だと思うのですが、みんなそうやって蛹になります。
干渉しないことにして、ぐるっと回って戻ってきたら、門扉の下をくぐりぬけて、庭の方へ入ってきていました。すごいなぁ。
そうだ、身長を測ろう。とカメラバッグに入れてある物差しを出して横に置いて撮影。
8cmを超えてますね。
苦手な人には、8cmのイモムシというと恐怖かもしれないな。
石の下などに潜って、蛹になります。
http://niwakero.blog55.fc2.com/blog-entry-28.html
このブログに、庭の土を掘っていたら、エビガラスズメの蛹が出てきたという話があります。
どうぞ。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2010/10/post-ae57.html
「かかしさんの窓」の去年の記事です。
蛹になったばかりの写真があります。不思議な姿の蛹ですよ。
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