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2011年10月18日 (火)

squirrel away

★とっても素敵な英語の言い回しを見つけました。

時事英語に挑戦:squirrel away(朝日新聞 9/24)
 Tens of billions of dollars in assets held by Gadhafi's regime were squirrel away in foreign bankas.= AP
 squirrel(リス)にawayがついて動詞になると、金品などを「隠して蓄える」の意味になる。リスの特徴を反映した面白い表現だ。例文は、民衆蜂起で42年に及ぶ独裁政治に終止符が打たれたリビアのカダフィ大佐に関する記事から。
 [訳]数100億ドルに及ぶカダフィ政権の資産が外国の銀行に蓄えられていた。

アハハですねぇ。リスの生態をよく知っている。
でもねぇ、リスはかなりの率でどこに隠したか忘れるんですよ。
忘れられた木の実は、運ばれた場所で発芽して新しい世代の木になる。
木としては、リスの物忘れを繁殖戦略の中に取り込んでいるんですね。

★こんな記事もありました。

クルミ食べられないリスもいた 殻割り「学習」で差(朝日新聞 2011年10月4日)
 リスはクルミが好物だが、実際には食べられない個体もいることが、森林総合研究所多摩森林科学園(東京都八王子市)の田村典子主任研究員の研究でわかった。生まれた地域にクルミの木がないと、堅い殻の割り方を学習できないためらしい。
 本州や四国の森にすむニホンリス(ホンドリス)はオニグルミの種子を食べるとともに、遠くへ運んでたくわえる習性がある。これが放置されるとやがて芽を出して育つため、リスはクルミにとって種子散布を手伝ってくれるパートナーとも言える。
 両者の関係を調べていた田村さんは、クルミを全く運ばないリスもいることに気付き、クルミが豊富な東京都の高尾山周辺とクルミがない山梨県の富士山麓(さんろく)で、それぞれ捕まえたリスの行動を比べた。
 高尾山の15匹はすべて、クルミの殻を縫合線に沿って歯で削り、10分ほどできれいに二つに割って中身を食べた。ところが富士山の25匹は、おとなの雄2匹を除いて殻をまともに割れなかった。
 井の頭自然文化園(東京都武蔵野市)の協力で、オニグルミを見たことのないリスで実験すると、最初は割れなかった。しかし、クルミを割れるおとなと飼うと、1歳半くらいまでの若いリスは割って食べられるようになった。同じように飼育しても、2歳を超すと食べられるようにならなかった。
 田村さんは「リスは試行錯誤を繰り返したりおとなの行動を見たりして、割り方を身につけるようだ。それができるのは若い時だけなのだろう」と話す。(米山正寛)

とまぁ、こういうわけです。
squirrel awayを裏付ける記事ですね。
と同時に、哺乳類の行動というのは「学習」が大事だということを示しています。
若いリスは大人の行動を見て学習できる、という可塑性を持つのですね。大人になっちゃうと学習できなくなる。う~む、60歳も過ぎるとなぁ・・・反省しなくっちゃ。

他者の行動を見て理解して自分のものにする、というのはすごく高度な学習です。
猫と生活していると、個々の猫はかなり高度なワザを持っていますが、それを他の猫が見てまねする、ということはあまりみませんね。
仔猫の時に母猫の行動を見て学ぶ、ということはするのでしょうけれど。

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