オオカマキリの卵
2011.9.24
家の前、突き当り、ビヨウヤナギの茂み。
先日まで頭上に覆いかぶさっていたオニグルミの葉が台風の影響で飛ばされて、すかすかになって、ビヨウヤナギの茂み近くまで入りやすくなりました。
ここはいろんな昆虫と出会える場所なんだよな、と思いながら眺めていると。
わっ、カマキリの卵だ!!
土曜日ですから妻も家にいる。思わず自宅に携帯をかけて、オオカマキリの卵だぁ、と呼んでしまった。
ほんとっ!?、と出てきた妻も、わぁほんとだ!と大感激。
標準的な形からはちょっとずれがあるのですが、この大きさ、ボリューム感はどう見たってオオカマキリの卵鞘。枝が細くて標準形にならなかったのだと思います。
さっそく枝を切って、花瓶に挿して、玄関に「活け」ました。
活け花というか、活け卵というか。
私共夫婦にとっては、鑑賞に値する美しい卵なんですが、苦手な人は我が家の玄関には入れないな。
卵囊とか卵鞘とか。どっちでもまぁ、いいです。
うれしいですねぇ。多摩川の方からこちらへ来ていたのかなぁ。
ハラビロカマキリとはある程度出会っていましたが、オオカマキリはこのところまるっきりご無沙汰で。また飼ってみたいねぇ、などと話しておりました。
昔、子らと、6年間も継代飼育なんかしたものなぁ。
家族旅行では、クーペタイプの車の荷物スペースに、カマキリたちを積んで一緒に旅行しましたよ。移動小昆虫園だったよなぁ。宿泊地につくとさっそくカマキリのエサ捕りに子らは走り回ったものです。
オオカマキリ大好き!
来年、孵化してくれるかなぁ。
楽しみが増えました。今から、妻と二人してワクワクしています。
★カマキリの卵の「図鑑」があります。
http://members.jcom.home.ne.jp/fukumitu_mura/KamakiriTamago.html
通常見ることのできるカマキリの卵が全部見られます。
野外でもしカマキリの卵を見つけたらこのサイトで同定して下さい。
下のような記述がありました。
◆カマキリの卵
カマキリの卵全体を卵鞘(らんしょう)と言います。固形化した泡状物質の中に、オオカマキリでは5mm前後の縦長の卵が、200~300個入っています。外見は味噌汁に入れる焼フの様です。沢山の空気を含んでいて断熱効果があり、急激な外気温度の変化に影響されない構造になっています。またスポンジ構造なので、外力による衝撃にも強く、中の卵を守る作用があるそうです。
注記:カマキリの卵鞘のことを卵嚢(らんのう)とも言います。卵嚢は一般に両生類や巻貝,クモの卵の外側の嚢(ふくろ)のことを言うそうです。福光村昆虫記ホームページでは硬いイメージの卵鞘の方を使います。同じ網翅目(もうしもく)にゴキブリがいますが、こちらはケース型で、鞘(さや)と呼ばれるのにぴったりの形をしています。
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