ツマグロヒョウモン蛹
2011.9.29
ルリタテハと同時に飼育していたツマグロヒョウモンの幼虫は、この時点で2匹が蛹になっていました。
で、前の記事のルリタテハの蛹と比較していただくために、ツマグロヒョウモンの蛹も載せます。
上の写真、5対の光るエリアがあります。
突起状で明るく光を反射します。
拡大するとこうです。
フラッシュの光を反射して輝いていますね。
このように光ることが生存上有利なのかどうか、よくわかりませんが、ルリタテハなどと共通の祖先から、ツマグロヒョウモンの方はこの光点を進化発展させたのでしょう。
ルリタテハの蛹と比べてみてください。
蛹の姿・形は違うけれど共通でもある。
光る点は共通な部分もあるけれど、大きな差異がある。
面白いものですね。
前回ルリタテハを飼育した時は、蛹が光るかどうかについては全く意識がなかったので、今回こうやって観察できて非常にうれしいです。
ルリタテハを育てた後にツマグロヒョウモンの飼育を多数行い、光るということへの意識が強くなっていたので今回の観察ができたわけです。
なんでもやってみないと分かりません。楽しんでください。
虫たちとともに生きることは、とても楽しいです。
{おまけ}
ツマグロヒョウモンの蛹の撮影をしていて初めて教えられたこと。
ちょっとうかつに、蛹のくっついた蓋をガタンと台に置いてしまったのですね。
そうしたら、蛹の一匹が、激しく体を振るのです。(怒られてしまった)
ブランコのごとく、柱時計の振子のごとく。
プルプルプル・・・と体を振るんですよ。
ごめん、落ち着いてくれ、何もしないから、と思わず叫んでしまった。
蛹の体力を消耗させてはまずいので、その後はそっと、そっと、衝撃など与えないように撮影しました。
おそらく、危険を感じた時の緊急行動、一種の威嚇なんだと思います。
光る蛹が、暗闇でぶるぶる振れたら、威嚇になるんだろうなぁ。
ちょっと怖いかな、と思いました。
蛹にとっての捕食者って何なんでしょう?そいつは光る蛹が暴れると怖がってくれるのでしょうか?分からないことだらけですね。
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