オンブバッタ
2011.9.22
オンブバッタの交尾。
つかまっているのは、シソの茎。
彼らが食べ尽くしてしまって何にもなくなってしまった茎です。
下の方に、少し花が見えます。
葉っぱをほぼ全て失いましたが、シソとしても子孫を残したい。
頑張って花を咲かせているのです。
去年の猛暑の時、生存の危機を感じ取ったイチョウが例年になくたくさんの花を咲かせたり、ギンナンを実らせたという話がありました。
今年、被災地で津波をかぶった桜が季節外れに咲いたという話もあります。
津波での塩害影響?宮古で季節外れのサクラ開花
岩手県宮古市の市立高浜小学校で、東日本大震災の津波につかったソメイヨシノ1本が季節外れの花を咲かせ、児童らを驚かせている。
大洞晴洋(おおほらはるみ)校長が9月27日、校庭にある7本のソメイヨシノのうち1本に、10輪ほどの花が咲いているのを見つけた。今は40輪に増え、つぼみも多くある。
海沿いにある校庭は津波で1・5メートルほど浸水。ソメイヨシノは例年通り4月に花を咲かせたが、葉っぱは約2か月早い9月初めに散った。同県立緑化センターは「津波による塩害で弱り、子孫だけでも残そうと、花を咲かせて種をつけようとした可能性がある」としている。
6年生の○○君(12)は「きれいでびっくりした。頑張っている桜を見ると、元気が出る」と笑顔で見入っていた。
(2011年10月5日06時44分 読売新聞)
植物も生きること、子孫を残すことに必死なのです。
自分が生き残れない場合、子孫だけでも残そうとするのです。
そういう眼差しでいろいろな花を見てあげてください。植物の意志を汲み取ってあげてください。{ソメイヨシノではおそらく結実は無理なのではないかなぁ。でも花を咲かせて結実したいんですよ。}
オンブバッタも交尾後、土に産卵して、来年へと命をつなごうとしています。
生きる、という営みは植物も動物も同じ。
ヒトは「ちゃんと生きて」いますか?
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