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2011年10月24日 (月)

セイタカアワダチソウ

1010_17seitakaawadatisou 2011.10.10
少し黄色味が出てきましたが、まだ緑のセイタカアワダチソウ。

1013_6seitakaawadatisou 2011.10.13
黄色が強くなってきました。

1018_8seitakaawadatisou 2011.10.18
きれいですね。咲いた、といえるでしょう。

セイタカアワダチソウは、一時はすごい勢いで勢力を拡大して、嫌われものになっていましたが、最近は大分落ち着いたようですね。アレロパシーの強い植物で、自分自身をも抑えこんでしまったようですね。
落ち着いて眺めれば、秋の草むらを黄色く彩るきれいな花といえます。

★アレロパシーは英語で書くと「Allelopathy」です。

アレルギー=allergy
対立遺伝子=allele
同情=sympathy
交感神経=sympathetic nerve

こういう語の構造を踏まえて敢えて訳すとアレロパシーは「他感作用」ということになるようです。

アレロパシーの解説↓
http://www.geocities.jp/sizenyasai07/farm/allelopathy.htm

構造式が見られます↓
http://ctd.mdibl.org/detail.go;jsessionid=0F5EC4DAE2766B77DEBDCB1FD0C2C50E?type=chem&acc=C044104

化合物名は
dehydromatricaria methyl ester

methyl dec-2-en-4,6,8-triynoate

三重結合が3つもあるという、ちょっと不思議な化合物で、自然界でそう長く安定に存在できる物質とは思えませんね。毎年新たに作られるという感じではないでしょうか。

★元化学教師の豆知識
「allotrope」は日本語で「同素体」といいます。
英語は物質として「異なる(allo)」という方に焦点を当てていますが、日本語では元素が「同じ」だという方に焦点がいっています。

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