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2011年10月

2011年10月31日 (月)

ラン太逝く

1018_12kuroageha 2011.10.18
クロアゲハが羽化し、旅立ちの準備もできたようでしたので、玄関前で蓋を開けて放しました。これが13:38。
そろそろクロアゲハの羽化も終わりになったかな、と妻と話していました。

先に室内へ戻った妻が、突然大きな声で、ラン太頑張って!と叫びます。
1週間ほど前から、猫のラン太は体調を崩していました。
子らにもそのことを連絡し、東京の西の方で仕事をしている息子は前もって来宅して会って行きました。娘は九州で仕事をしていて、休暇が取れたので18日の午後に行く、と連絡があったのです。ですから、娘に一目会わせてやりたい、と妻はひたすらに「もう少しよ、頑張って」と声をかけてさすり続けましたが、甲斐なくラン太は旅立っていきました。
享年17歳。
長く生活を共にしました。長い「時」を共有しました。
甘え上手な猫で、食事の時は必ず隣りに座って、一緒に同じ魚をたべたものです。焼き魚、刺身、何でも好きでした。一緒に食べるのが好きでした。
朝は、2階の私共の動きを察知すると、大声で、早く降りてこい、降りてきて背中をなでてくれなければいけない!と叫んだものです。その大声が聞こえなくなって1週間でした。
急速に衰えてしまいました。
でも、粗相もせず、最後まで甘え上手でした。
娘は少し遅れて到着し、まだぬくもりが残っている体をなでていました。
さすがに、みんな取り乱しました。いいんです、そういう時は思いっきり取り乱してしまったほうが、心のやすらぎにはいい。

以前、とんたんという猫が18歳で亡くなった時にお世話になったペットの葬儀屋さんに連絡して、同じように火葬にしました。お骨になって帰宅したのが22日。

夫婦二人とも、ペットロスというようなことにはなっていませんからご安心ください。
とはいっても、欠落感は大きいですね。いつも並んで一緒に同じものを食べていたのに、いない。食事時にはいつも思い出してしまう。心に穴が開いたようだ。
あいつはこうだったよなぁ、なんて話もいろいろ出てくる。

子らに励まされる親です。
「気を落とさぬよう。」「落ち込み過ぎないように意図的にがんばりましょう。頑張るってこういう時にはしてもいいかな?」
それぞれメールをよこしました。
「今、私は悲しい」ということをきちんと意識化すること、それが一番でしょうね。

今は、ラン太の姉のチビたんという18歳の猫との暮らしになりました。
チビたんもよく分からないのでしょうが「不在」を感じ取って、普段とは違う声で呼ぶように鳴きます。10月も終わりにさしかかって、少し安定してきましたかね。

妻とこんな話をしました。
ラン太の魂は、クロアゲハさんの背中に乗って大空へ旅立っていったのかもしれないね、と。
チョウは魂の化身とか、黒いチョウには仏が乗っているとか、いろんな伝承がありますよね。
偶然とはいえ、旅立っていったクロアゲハと、ほとんど時を同じうしてこの世を去って命の循環の流れへと還っていったラン太を、重ね合わせてしまう、私たち夫婦です。

やっと、「書く」気持ちになれました。お読み下さってありがとうございます。
1018_12kuroageha2

アキアカネ

1018_9akiakane1 2011.10.18
トンボの会議以来、しばらくトンボの姿が消えていましたが、またぽつぽつと姿を現しています。保育園の園児のお散歩隊が来て、トンボさんだぁ、と大騒ぎしてくれることもあります。
その保育園の方が我が家より多摩川に近いのですが、整備された園庭にはトンボはあまり来ないのでしょう。雑草だらけの我が家前は、トンボのくつろぎ場所でもあるようです。
庭で卵も産んでいってね、小さな池だけど。
思いっきり近づいてみました。
20cmちょっとですね。くつろいでいました。

1018_9akiakane2
最初の写真は線路の柵のところですが、こちらはガレージの扉。
左前翅の途中にピントがあっています。
何となく絵になるかな、とお目にかけます。
晴れた秋の日の昼下がりの「ぬくもり」を感じて頂けたら、幸いです。

{内緒:ときどき、頭のてっぺんにトンボがとまることがあって、内心嬉しいような、あきれるような、枯れてきた案山子です。}

アジサイ

1018_7ajisai 2011.10.18
あら?アジサイが咲きだした。
1022_4ajisai
本気で咲こうとしているみたい。
1029_6ajisai
きれいですねぇ。

庭にある「墨田の花火」というアジサイをここに分家したものです。
本家の方は花は咲いていませんが、分家の方でこうなりました。
どうしちゃったんだ?
花の姿は本来の「墨田の花火」とは少し違っていますが、花には違いない。
う~む~。
季節外れのアジサイです。

シワバネキノコバエ(の一種らしい)

1018_5kinokobae1 2011.10.18
最初、てっきりハチだと思いました。触覚の雰囲気がね。
でも、パソコンに画像を取り込んで初めて気づいたのですが、平均棍があるじゃないですか。
見事にはっきりと写っています。
そうなると、ハチ目ではない。ハエ目ですね。
ハエ目でもってこの触覚はなんだ? 蚊の仲間?かなあ。それにしてはデカイぞ。

1018_5kinokobae2
胸部が妙に分厚く見えます。どうやら、脚が集まっていて、そのように見えるのらしいですね。

さあ、困った。ハエ目でいろいろ探しても見つからない。
尊敬するサイトで見つけました。
http://wolffia.cocolog-nifty.com/blog/2008/11/allactoneura-ak.html
成城の動植物、というサイトです。とにかく写真がすごい、昆虫に詳しい、すごいです、ココ。
全部引用することはできませんので、ぜひ読みにいって下さい。部分引用します。

・・・
触角が長い(8節を越える)ので糸角亜目(蚊の仲間)であることはハッキリしています
・・・
キノコバエ科のシワバネキノコバエに酷似している
・・・
九大名誉教授の三枝先生から、たちどころに御回答を賜りました。
・・・
先生のお話では、このキノコバエは、キノコバエ科のSciophilinae(亜科名、和名なし)に属するAllactoneura(シワバネキノコバエ属)の1種で間違いないそうです。しかし、これがシワバネキノコバエか否かについては、若干の問題があります。
・・・
日本産のシワバネキノコバエ属は、雄の交尾器をシワバネキノコバエ(A. akasakana)の記載と比較して一致すればシワバネキノコバエであると言えますが、それ以外の場合は良く研究されていない台湾のシワバネキノコバエ属かも知れず、或いはまた、新種の可能性もある訳です。
・・・
キノコバエは、名前に「ハエ」が付きますが、本当は蚊の仲間なのです。
 この様な紛らわしい名称は双翅目の中には沢山あります。○○キノコバエばかりでなく、タマバエ、カバエ、ケバエ、チョウバエも蚊の仲間で、また、ブユ(ブヨ)やヌカカも形はハエに似ていますが蚊の仲間です。
 アブとハエも混乱しています。オドリバエ、アシナガバエ等は「ハエ」と付いてもアブの仲間ですし、ハナアブ、ヒラタアブ(ハナアブ科です)、アタマアブ等は「アブ」の名があってもハエの仲間です。
・・・
広義の蚊とは糸角亜目(長角亜目)に属す昆虫の総称で、触角が通常8節以上あります。これだけで決定的な決め手となります。
・・・
 ハエとアブは短角亜目に属し、触角は基本的に3節です(例外的に第3節が幾つかに分節する場合があります)。
・・・

いやあ、妙なものを見てしまった。普通種でいいんです、っ、わたしは。
こういう微妙でマイナーな種は苦手じゃ。
などといっていたら

1020_3kinokobae1 10.20
二日後、交尾を見てしまった。
体格から見て左がメスでしょうね、きっと。大きいもの。
この写真では左の個体にピントを合わせています。
1020_3kinokobae2
この写真では右の個体を見ています。

ここに掲げた4枚の写真は、我が家の庭での撮影です。
シワバネキノコバエというのが、我が家で繁殖しているのでしょうかねぇ。
すんごい庭だな。少々呆れますね。

幼虫の生態もあまり良く分かっていないような・・・
キノコバエというのだから、菌糸など食べるのかな。

自分の家の庭ながら、あっけにとられたのでありました。

カニグモの仲間の幼体

1018_4kanigumo1 2011.10.18
何となく左手の甲がこそばゆい。
ん?とみれば、クモの子。
薄緑色の半透明なかわいい子。
1018_4kanigumo2
右手のカメラを頬で固定して、左手を前に出して撮影。
腹部は不透明。あとは半透明。
きれいだなぁ。
1018_4kanigumo3
もう一人前だね。
このスタイルはカニグモの仲間の印。
でもなぁ、種を同定しかねます。
コハナグモ、ヒメハナグモ。
そんなところかな、と思いますが、なにせ、幼体。
クモの幼体図鑑でもあれば・・・とは思いますが、ここまで。

そっと、手近な葉の上に下ろしてやりましたが、その後は見かけていません。無事でね。

ネコハグモ

1017_8nekohagumo 2011.10.17
2匹のネコハグモが写っています。
おそらく上の方がメスで、この巣の持ち主でしょう。
そこへ、オスが訪問してきたのではないかな。もちろん交尾を求めて。
その後どうなったかは分かりません。
ファーブル先生なら見続けたかもしれませんが、かかしさんにはそこまでの気力はないのです。

1020_6nekohagumo2 10.20
キンバエでしょうか、2匹もかかっていました。
最初の写真と同じ巣です。
この場所に相次いでハエがかかったのか、それとも、別の場所にかかったものをここにまとめてあるのか、よく分かりません。
オスの姿は見えませんでした。メスの姿も見えなかったのですが。

1024_6nekohagumo 10.24
メスと、獲物が同時に見えました。
腹部が丸々としています。立派なメスですね。

フタモンアシナガバチ

1017_5hutamon1 2011.10.17
お、フタモンアシナガバチだ。
フタモンはもちろん「二紋」ですが、腹部の模様のことです。
この写真でいうと、白いフウセンカズラの花と接するような位置にある白い紋様が二つ、です。
ここは腹部第二節です。
胸の方などにもなんだか模様が二つセットになっているようですが、そちらは命名のもとではないようです。
1017_5hutamon2
横からのショット。
ほんと、どういうわけか、そばに咲いているルコウソウの方に訪れている姿を見ませんね。
フウセンカズラばかり。
この写真で、頭部などに細かい花粉がついているように見えますが、フウセンカズラの花粉でしょう。ルコウソウの花粉なら、もっと大きくて丸い粒々です。
どういう好みなのかなぁ。
わたしはちがいのわからないサルだからなぁ。どっちもあまいんじゃないの?

1017_2ga 2011.10.17
お恥ずかしい。種を同定する気力がない。
玄関ドアにとまっていましたので、撮ってあげないわけにもいかない。
お客様ですからね。
で、どちら様?
までで止まってしまった。すみません。

保線車輌

1017_1kamata 2011.10.17
用事があって久しぶりに京浜東北線に乗りました。
蒲田駅ホームから。電車待ちの間に。

これ、線路の砂利を積んで、後ろの端から落とすことができる、というところまでは想像がつきます。マルタイ(マルチプル・タイタンパー)のような、付き固め機能はないようですね。砂利を運んでいって下ろすだけかと思います。
正式な名称はわかりません。
何だか「撮り鉄」気分でした。

2011年10月28日 (金)

ヨモギエダシャク

1016_4syakutorimusi 2011.10.16
これヨモギエダシャクですよね。
どうも、私が見かけるシャクトリムシはみんなヨモギエダシャクにしか見えないんだけどな。
大型で見つけやすいのですよね。

成虫のヨモギエダシャクは、ごくたまにしか見かけません。
地味なんですよ。
http://www.jpmoth.org/Geometridae/Ennominae/Ascotis_selenaria_cretacea.html
ここで成虫の写真をご覧ください。

セイタカアワダチソウ

1016_3seitakaawadatisou 2011.10.16
満開です。
鑑賞に値すると思います。
園芸というわけにはいかないでしょうが、秋の風景のひとつとして愛でてやってください。
紅葉だけが鑑賞に値するわけでもなし。
雑草の美しい姿もみてやってほしいのです。
みんな一生懸命生きているんだから。

ベニシジミ

1015_5benisijimi 2011.10.15
シジミチョウの種類は、秋に増えます。ヤマトシジミのほかに、このベニシジミやウラナミシジミなどずいぶん飛び交っています。ジャノメチョウの仲間も見かけるし。
こういう小型のチョウの飼育もしてみたいですね。

★ところで、冴えなくなってしまった政治家の鳩山邦夫氏、私と同い年、同じ大学ですので、同じキャンパスを同じ時に歩いていたのでしょうね。
彼は、シジミチョウの飼育屋さんです。かなり有名な話です。

飼育屋と収集家とは全然違う感性の持ち主なんですが、知らない人には混同されやすい。
彼が都知事選に立候補した時でしたか、「コレクター」という評判を立てられてマイナスイメージをくらいましたね。「コレクター」という映画もあったし、変態みたいな悪いイメージを持たれてしまった。飼育屋と収集家を混同してあおった人物がいましたが、情けないことです。
飼育屋は、殺したくない、生かしたい、飛ばしたいんです。ボロボロになるまで飛んで生き抜いてくれることが幸せ。
そういうことが広く認識されるといいのですけれど。
私もコレクターでは全くありません。
チョウを育てて「うちの子」といって喜んでいるおじいさんです。
昆虫が好きで、飼育が好きで、それだけで変態扱いされちゃあたまりません。

NAS電池

10月26日の新聞にこんな記事がありました

大容量蓄電池の新規出荷を停止 日本ガイシ(朝日新聞 2011年10月26日)
 日本ガイシは25日、主力製品の大容量蓄電池「ナトリウム硫黄(NAS〈ナス〉)電池」の新規出荷を停止し、既存顧客に電池の使用停止を求めていることを明らかにした。9月に電池を使う三菱マテリアル筑波製作所(茨城県常総市)で起きた火災事故の原因がつかめないため、安全対策を優先する。 火災は9月21日、三菱マテリアルの工場で発生。消火に水が使えず砂で埋めたため、鎮火には約2週間かかった。日本ガイシは社内に事故調査委員会をつくり原因究明を続けているが、なお時間がかかる見通し。
 NAS電池の納入先は国内外約170カ所。東京電力も含まれており、今冬の電力供給に悪影響を及ぼす可能性もある。来年1月に予定している東北電力の能代火力発電所(秋田県能代市)への納入も間に合わない可能性があるという。
 節電に有効なNASに注目が集まり、同社は2012年3月期のNAS事業の売上高を過去最高の280億円と見込んでいた。

ナトリウムの元素記号が「Na」で硫黄の元素記号が「S」ですから、ナトリウム硫黄電池は「NaS電池」なんですね。
大容量の蓄電池として期待される蓄電池なのですが。
大ざっぱな仕組みは

[負極では]金属ナトリウムが電子を出してナトリウムイオンになる。(固体電解質としてのアルミナの中を通ってナトリウムイオンは正極へ移動)
  ↓
  ↓外部回路を電子が流れ
  ↓
[正極では]ナトリウムイオンの存在下に、硫黄が電子を受け取って硫化ナトリウムが生成する。

こういう反応です。
ナトリウムの融点は98℃、硫黄の融点は113℃。
両方とも液体でないと電池として働きませんから、少なくとも100℃を超えなければなりません。
ナトリウムイオンがアルミナの中を移動するのには、高温がよいので、通常300℃程度で運転すると聞いています。

火災が起きたということですが、何が燃えたか分かりません。
液体のナトリウムが空気にさらされたら、すごいことになりますね。ほぼ爆発的に燃えるでしょう。
液体の硫黄が空気にさらされたら、「燃える」という感じにはなるでしょうね。二酸化硫黄が発生して近づきがたいことになります。
運転温度が300度程度ですから、まずその温度だけで水をかけるわけにもいかない。激しく蒸発して大量の蒸気が発生して危険。
ナトリウムは冷たくったって水と反応しますから、高温のナトリウムに水をかけるなんてとんでもない。
そこで、「砂で埋めた」のでしょう。酸素を可能な限り断ち、冷却を待った、ということですね。

ナトリウムは扱いにくいですね。
高速増殖炉「もんじゅ」の事故もナトリウムの漏出でした。

蓄電池としてナトリウム硫黄電池は高性能ですので、安全技術を成熟させてどのような事故にも耐えられるようにしてほしいものです。
電気を蓄える技術はなかなか進みません。
NaS電池は、数少ない大容量の蓄電池なので、これからどうなっていくか、注目したいと思います。

セイヨウミツバチ

1015_4mitubati 2011.10.15
幸せの黄色いミツバチ。
夏場はこの辺りにあまり来ませんが、秋になるとミツバチの姿が増えます。
花のせいでしょうかね。
キバナコスモス、センダングサ、セイタカアワダチソウ、フウセンカズラ、ルコウソウなど、ごちゃごちゃ入り混じって咲いていますので、蜜や花粉を得るのにいい場所なのでしょう。
それを見る私もおかげで幸せ気分。
耳元に響く、かわいい羽音がこころよいものです。
{びっくりして手で払ったりしてはいけません。攻撃を受けたと感じて興奮しますからね。アシナガバチやスズメバチと遭遇してしまったときも、手で払うのは最悪です。我慢してじっとして、静かに静かに後退するのが、互いの被害を最小限にする最良の方法です。}

イヌツゲ

1015_3inutuge 2011.10.15
珍しく黒くなるまで実が落ちずにいます。
実生の苗が出てくるとも思えませんが、十分熟して落ちたら可能かな。
我が家の庭は一体どうなることやら。
先の方が見えませんね。
鳥の種蒔きもあるし。何が生えてくるかわかりゃしない。

東京目黒の自然教育園では、植物は遷移にまかせています。手をくわえて「選別」のようなことをしていません。東京の真ん中ですから「自然の遷移にまかせて」とはいいにくいかもしれません。出来事の起るに任せて、といった方がいいのかな。

我が家はそんなポリシーはないのですが、植物たちも自力で生きられるものが勝手に生きています。人の手を借りなければ生きていけないもの、というのはあまり好きじゃないものですから。

ヒメグモ B

1015_1himegumob 2011.10.15
台風でもないのに、なんだかすごい風が吹きましたね。
そのため、ヒメグモBの隠れ家がむこうを向いてしまいました。
触ると母グモが興奮するようですので、放置します。{ちょっと指先で触れたら、叱られました。}
ということで、内側の写真は撮れなくなりました。
母グモの脚がやっと見えますので、多分、子育ては終了していない、と判断しています。
長く子グモに関わり続けるものですね。こんな子育てをしているとは知りませんでした。

ハゼラン

1014_11hazeran 2011.10.14
ハゼラン、まだ頑張る。
今年のヒットはハゼランとオクラでしたかね。
もちろん他にもいっぱい楽しい花たちがいましたけれど。
恐らく来年は、あちこちにハゼランが顔を出すのではないかと思っています。どうなるかな。
この花、好きだなぁ。
シンプルで可憐。

園芸品種にときどき私が感じてしまう「人への媚び」のようなものがない。
もちろん植物の責任じゃないですよ。人間が勝手に品種改良して作り出すのですから、人間の責任なのですが、媚態を感じてしまうと私は興醒めになってしまう。

凛とした花が好きです。

ツマグロヒョウモン

1014_10tumagurohyoumon1 2011.10.14
前の記事でお目にかけたアゲハとほぼ同時に、ツマグロヒョウモンも羽化しました。
外へ飛び出してちょっとの間草の葉につかまって飛び去りました。
1014_10tumagurohyoumon2
腹側からの写真です。
こういうアングルで見るのは珍しいと思いますが、いかがでしょうか
表の模様はよく見ますけれど。
きれいですね。ため息が出ます。

★去年、10月も末の頃、スミレに3匹のツマグロヒョウモンの幼虫を発見して、ツマグロ3兄弟(姉妹)とかいって育てましたっけ。いつもスミレが少なくなってきた頃に現れる。
あわてて園芸店へ走ってパンジーなど買いこんでくるのですね。
おさわがせな子どもたちです。
今年は来るかどうか、わかりません。足元に注意していなくっちゃいけませんね。
まだ完全にはチョウの季節は終わっていません。

アゲハ そして 追悼

1014_9ageha1 2011.10.14
今シーズン最後でしょう。
「端然としたたたずまい」と表現したら人間的すぎますか。
1014_9ageha2
どのような事態に対しても、自力で敢然と立ち向かう。
どうも、昆虫に思い入れが強いと、人間嫌いになる傾向がありまして。
人間の社会に対して虚無感が生じます。
「人間なんて ラララララララ・・・♪」なんであります。

★10月24日朝、北杜夫さんが亡くなられましたね。享年84歳。
虫好きの末席を汚すものとして、こころからお悔やみ申し上げます。
合掌。瞑目。

以前、読売新聞のサイトに「大人になった虫取り少年」という連載がありまして、楽しく読んでいました。そこで、北杜夫さんの話も登場し、大喜びしたものです。
たくさん逸話がありすぎます。

「大人になった虫取り少年」から逸話をひとつ。

 多くの虫屋にとって、北さんについては、それぞれの思い出があるだろう。例えば、栃木県職員の新部公亮さんは〈『どくとるマンボウ昆虫記』に出てくる虫たちを全部集めて北さんに見てもらうこと〉が小学6年生の頃からの夢で、それを「どくとるマンボウ昆虫展」で実現させたのだった。新部さんと一緒に展示会を企画したドイツ文学者の岡田朝雄さんも、熱烈な愛読者で常々〈北さんへの恩返し〉と語っていた。また、非政府間機関(NGO)「ペシャワール会」現地代表の医師中村哲さんも北さんの大ファンで、中村さん編(2)では九州大学医学部時代に精神科医を目指した理由について、〈北杜夫さんの影響も大きくて、虫捕りができる時間が取れるのは精神科であろうと、漠然と思っていました〉と語っている。虫屋の間では、すでに古典となった『どくとるマンボウ昆虫記』の記述を前提に、物を書いたり、会話したりすることもごく普通のことである。

最近の新聞記事から

新種コガネムシ:北杜夫さんにちなみ和名「マンボウ」
                 毎日新聞 2011年9月16日 15時1分
 長野県安曇野市の昆虫収集家、平沢伴明さん(54)がコガネムシの仲間「ビロウドコガネ」の新種を発見し、近く研究論文を信州昆虫学会の機関誌「ニューエントモロジスト」に掲載する。学名はラテン語で「ユーマラデラ・キタモリオイ」、和名は「マンボウビロウドコガネ」。平沢さんが昆虫採集を通じて交流がある作家、北杜夫(きた・もりお)さん(84)の名前にちなんで命名した。
 北さんは「どくとるマンボウ昆虫記」を執筆し、昆虫好きで知られる。命名に「とても照れくさいけれど光栄。大好きなコガネムシなのでうれしい」と喜んでいたという。
 新種は小豆色で体長約7ミリ。平沢さんの知人が94年に沖縄県・西表島で採取した4匹を譲り受けた。今春、図鑑執筆の際に改めて標本を確認し、雄の生殖器の構造が他の種と違うことが分かった。
 平沢さんは信州大出身。旧制松本高(長野県松本市、現信州大)に通った北さんの後輩に当たる。北さんはエッセーなどの中で、学生時代に信州の山々を歩き、昆虫収集した思い出を書いている。
 2人の交流は86年、北さんがテレビ番組の収録で松本を訪れた際、地元のコガネムシ収集家の平沢さんと出会ったのが始まり。その後も個人的に平沢さんを訪ね、標本を見たりしたという。
 北さんのファンという平沢さんは「昆虫研究が広く理解されるうえでも、北さんの功績は大きい。喜んでもらえてうれしい」と話している。標本は17日、松本市の信州大で開かれる日本昆虫学会の会場に展示される。
 ◇ビロウドコガネ◇
 コガネムシ科コフキコガネ亜科に属する。体長約5ミリ~1センチ。体の表面は細かい毛で覆われ、つやがないことから「ビロード」の名がついた。世界各地に生息し、国内だけで約100種類いる。

昨日の朝日新聞、長野版の記事の一部です。

北杜夫さん死去に信州の友、惜しむ声(2011年10月27日)
 「どくとるマンボウ昆虫記」などで知られる松本市ゆかりの作家、北杜夫さんが亡くなった。旧制松本高校(現信州大学)出身で、終戦の1945年から48年までの青春時代を松本で過ごした。その後もたびたび県内を訪れており、北さんと親交のあった人たちからは惜しむ声が聞かれた。
 北さんにちなんで今年、新種のコガネムシに「マンボウビロウドコガネ」という和名を付けた信州甲虫研究会長の平沢伴明さん(54)=安曇野市。死去を知って「驚きや悲しみが入り交じり、頭が真っ白になった」。
 平沢さんは信大出身で、旧制松本高に通った北さんの後輩。幼い頃から昆虫好きで、中学生の時に北さんの昆虫記に出会って以来、ファンになった。
 出会いは25年前。北さんがテレビ番組の収録で松本に来た際、平沢さんの自宅を訪れた。「奪略だ」などと冗談を言うと、コガネムシの標本を持ってきた空き箱に入れて持ち帰ったという。「昆虫を愛する人をいいイメージで世の中に紹介してくれた。昆虫好きの私にとっては心の支えでした」
 最後に会ったのは、今月1日に軽井沢町で開かれた北さんのトークショー。終了後、北さんの家族の晩餐(ばん・さん)会に招かれた。杖を使わずに階段を行き来していた。マンボウビロウドコガネのことを話すと、「大変光栄なことで恥ずかしい」と喜んでくれたという。(後略)

{私は1948年生まれです}

★「キタモリオイ」は「キタモリオ イ」と「イ」を少しだけ間をおいて発音してください。ラテン語で男性名を示す語尾です。
ご存命のうちにお知らせできて本当によかったですね。

命の瀬戸際を感じつつ生きています。
今できることは今しましょう。
「先」というものがあるのかないのか、人間の知恵では測り知ることはできないのですから。
「今」を大切に生きましょう。

2011年10月27日 (木)

セシウム

今日の朝日新聞の記事です。

汚染土、蒸してセシウム分離 福島・飯舘村で実験
 東京電力福島第一原発の事故で汚染された土を蒸し焼きして放射性セシウムを分離する実験が26日、福島県飯舘村で公開された。除染で出る土壌などの廃棄物からセシウムを除ければ元の場所に返すことも可能で、処分する廃棄物の量の減少につながるという。
 日本原子力研究開発機構と農業・食品産業技術総合研究機構が、ごみ焼却施設「飯舘クリアセンター」で実施した。こうした実験は国内初という。実験では、飯舘村の農地の土10キログラムを電気ヒーターを使い、セ氏800度で10時間、蒸し焼きする。セシウムは約640度を超えるとガスになるため、特殊な布のフィルターと、原発でも使われているガラス繊維のフィルターでガスをこしとる。
 原子力機構の大越実・技術主席は「土に含まれるセシウムが数分の1になれば、廃棄物にしなくて済む。農土として再利用できるか検討したい」と話す。(杉本崇)
2011年10月27日

腑に落ちないんだなぁ。この話。
核燃料のウラン原子核が核分裂して生成するセシウムは、生成時は「金属の原子」かもしれないけれど、環境中に放出されたら、ほぼ直ちにセシウムイオンになっているはずだと思うんですよ。
周期表の1族「アルカリ金属」の仲間ですからね。
Li,Na,K,Rb,Cs,Fr(リチウム、ナトリウム、カリウム、ルビジウム、セシウム、フランシウム)
です。
このアルカリ金属は反応性が高くて、高校の化学でNaやKと水の反応など、やったり見たりした方も多いと思います。そうして、下へ行くほど反応性は高くなりますので、セシウムが環境中にあって、金属でいられるわけがない。
金属のセシウムの沸点は658℃なんです、確かに。
環境中でポピュラーだろうと思う塩化物イオンとペアになって、塩化セシウム(CsCl)になったとして、その沸点は1290℃なんですよ。

800℃で焼いたって気化するとは思えないんだけどなぁ?
学者さんたちがやるんだから、何か沸点を下げる方法があるのかなぁ?
どういう根拠がそこにあるのか、示してくれないと、納得できませんね。

放射性物質であっても、化学的性質が異なっているということはありません。
なんだか、落ち着かない気分です。
結果を知りたい、必ず結果まで報道してほしい、と願います。

ツマグロキンバエ

1014_7tumagurokinbae1 2011.10.14
ツマグロキンバエが「褄黒」であるという写真を撮りましたのでお目にかけます。
翅の先が黒ずんでいますね。これです。

ツマグロヒョウモンとかツマグロオオヨコバイのようにものすごく目立つ「褄黒」もありますが、このツマグロキンバエの翅の先はよく見ないと分かりません。
汚くないですから、近寄ってよく見てください。

今の季節、セイタカアワダチソウの花で見かけることが多いですね。

クサギカメムシ

1014_2kusagikamemusi 2011.10.14
久しぶりに見かけたクサギカメムシ。
今年はホウズキカメムシがいっぱいで、そればっかり見てきた目には、ずいぶん幅広の体に見えました。

「臭木亀虫」なのでしょうが、別に「臭木」によくつくカメムシというわけでもないと思うのですがね。我が家にはそういう木はないし。

何回か書きましたが、私自身はカメムシで臭い思いをしたことがないんですね。
虫をやたらと興奮させないでください。必死になって抵抗するんですから。
穏やかに付き合って下さい。

★広辞苑第五版によると

くさ‐ぎ【臭木】クマツヅラ科の落葉小高木。山野に多く自生し、高さ約3メートル。葉は大きく、広卵形。茎・葉に悪臭がある。夏、赤色の萼ガクと白色の花冠とを有する管状5裂の花を開く。果実は碧色、下部に星状に開いた紅紫色の宿存萼があり、古くから染料に使われた。若葉は食用。くさぎり。くさぎな。漢名、臭牡丹樹・海州常山。<季語:秋> 。本草和名「恒山、和名久佐岐」

くさぎ‐の‐むし【臭木の虫】クサギの株につく虫で蝙蝠蛾(コウモリガ)の幼虫。疳(カン)の薬として用いられた。イキイボタムシ。

「臭木の虫」ってクサギカメムシじゃないんですね。

クモの幼体

1013_12kumo 2011.10.13
夜、部屋に紛れ込んで来たクモの子。
ひょいと透明ケースに入れて撮影。
すっごく特徴的な模様なのですが、私の知識では同定できません。
幼体と成体の模様ってかなり違うことも多いし。成体でも雌雄で全然違ったりしますし。
わからないまま、お目にかけます。ご存知の方、教えてください。

左前脚を失っているようですね。
撮影後、窓から外へ出しました。無事に成長できるといいのですが。

ヒトスジシマカ

1013_10ka 2011.10.13
玄関ドアにとまっていたヒトスジシマカ。
たっぷり血を吸っていますね。腹が重たくてふらふらとしか飛べない状態でしょう。
多分私の血ですね。トホ。

もう血は吸わなくていい、水、水はどこ?水面を探さなくっちゃ

という気分だと思いますよ、この蚊。
悪いけど、産卵してほしくはない。というのが私の結論。
叩いたのでした。
こういうのを「血みどろの戦い」というのでしょう。

一方で、一度、蚊の産卵をみたいなぁ、という気もする私です。
水面に並んだ蚊の卵を「卵舟」というのですが、そのタイプか、あるいは水面にパラパラ撒かれたように生むのか、どっちにしても卵を見たことがないんですね。
ボウフラはよく知っているけれど。
なんとなく踏みきれずにいる私です。来シーズンあたり、やってみるかなぁ。

クモの脱け殻

1013_9nukegara 2011.10.13
クモの脱け殻が空中に浮かんでいました。
脚のトゲトゲの感じはササグモかな、とも思うのですが、巣を作らないササグモの脱け殻がこうやって糸にくっついて空中に浮かんでいるということがあるのだろうか?
よく分かりません。
ササグモではないとすると、何かなぁ。
脚だけ目立って、体の上半分がないような感じの脱け殻がありましたらクモの脱け殻です。
ごくたまにしか見られませんが、探してみてください。


ハエ

1013_8hae1 2011.10.13
これは何というハエかよく分からないのですが、黒くて大きなハエ。ニクバエでもないような。
1013_8hae2
寄生バエの仲間ではないでしょうかねぇ。

大きなハエですので、もし寄生バエだとすれば、アゲハの仲間に寄生するような感じだなぁ。
チョウの飼育者としては「にっくき」寄生バエのようにも思いますが、昆虫の生き方としてはリスクの大きい生き方ですよね。
産んだ卵のうちどのくらいの率で成虫までいけるのか。
かなりきびしいだろうな。
でも、やっぱり、チョウに寄生されたくないな。

チョウを飼育していると、寄生率の高さに驚きます。
外で終齢くらいまで成長した幼虫の相当なものが羽化できません。
ですから、食草の卵を見つけて取り込む、ほんの若齢の幼虫を見つけて取り込む、そうしないと寄生を避けることはむずかしい。
もし、チョウを飼育して寄生されていて、羽化できなかった場合、寄生者はどんな昆虫かぜひ観察して下さい。
ハチだったりハエだったりします。
寄生者にも知識を深めた上で、チョウの飼育をするとますます親近感が増しますよ。

ササグモ

1013_1sasagumoonokra 2011.10.13
オクラの花にササグモ。
取り合わせを楽しんでいます。
オクラの花がまるで「渦」のようですね。

昔読んだエドガー・アラン・ポーの短編小説を思い出したりして。
「メエルシュトレエムに呑まれて」でしたっけ。
ポーは好きだったな、ずいぶん読みふけりましたっけね。

で、一瞬、渦に呑み込まれそうな気分になっているササグモ、というイメージが浮かんだのでした。

参考↓
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%82%A8%E3%83%AB%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%88%E3%83%AC%E3%82%A8%E3%83%A0%E3%81%AB%E5%91%91%E3%81%BE%E3%82%8C%E3%81%A6
「メエルシュトレエムに呑まれて」

1013_5sasagumoatsenryou
ここにもササグモがいましたが、これはササグモの食事後ではないと思いますね。
よくわからないのですが、ネコハグモの巣に引っかかったごみ、かなぁ。
待ち伏せにはいいのかもしれませんね。

ホシホウジャク

1014_8hosihoujaku1 2011.10.14
ランタナの花にきたホシホウジャク。
一眼レフだとこういう写り方をします。
胴体から口まで見事に静止していて、翅だけが猛烈な速さで動いています。
こういう飛行技術は人間の工学では実現不可能ですね。
1014_8hosihoujaku2
オオスカシバのホバリングでは、体を浮かせてはいますが前脚を花に乗せて蜜を吸っていました。
ホシホウジャクは完全に体が離れた状態で空中停止=ホバリングして、口吻だけを伸ばしています。
疲れないのかなぁ。花に止まって体を静止させて吸蜜した方が楽じゃないのかなぁ。
重い体のヒトの発想なんでしょうね。
ブンブン羽音がしますよ。
捕まえてケースに入れて、ケースの中で飛ばせると、下向きに強い空気の流れを起こしていますので、底にたまったごみなどが吹き飛ばされます。体を浮かせるのですから当たり前ですが、実際に目の前でやらせると迫力があります。すごいパワーです。

2011年10月26日 (水)

ヒメカメノコテントウ

1012_6himekamenokotentou1 2011.10.12
ヒメカメノコテントウですね。
1012_6himekamenokotentou2
このところ、テントウムシたちの姿を見かけることが多くなってきています。
ということは、エサのアブラムシの活動も盛んだということでしょう。
この時期、アブラムシにはオスが生まれて、メスと有性生殖をして、遺伝子を撹拌し、卵で冬越しします。
来春に孵化するのはメスばかり。そうしてまた、無性生殖(単為生殖)の世代が始まるのです。
テントウムシもアブラムシの活動に合わせて活動しているのでしょう。
テントウムシの方は成虫で越冬するものが多いのではなかったかな。

冬が近いという印ではあるのでしょう。

ネコハエトリ

1012_4nekohaetori1 2011.10.12
常連ですし、とくに新発見ということでもないんです。
まだ幼体ですね。
陽射しの角度が深い。
1012_4nekohaetori2
なんだか「夕陽の○○」みたいでしょ。
昼の12時半頃なのですが、葉の角度との兼ね合わせ夕方の雰囲気になりました。

夕方といえば、このごろすぐ陽が落っこちますね。
「秋の日は釣瓶落し」
まったくです。

★10月26日の東京での日の入りは16:53。
一番日の入りが早くなるのが、11月末からの約2週間で、16:28。
まだこれから25分も早くなるんですね。
3時にコーヒーなど淹れて休息するのですが、ちょっとのんびりしていると、すぐ暗くなってきて気温も下がり始める。

昨夕、近畿地方では「木枯らし1号」が吹いたという発表がありました。
あれ?「春一番」には「立春以降」というような制限があったと思ったけれど、木枯らし1号には立冬以降というような制限はないのかな?と思って調べてみました。
気象庁のサイトでは

気象庁では、東京と大阪で晩秋になって最初に吹く木枯らしを「木枯らし1号」としてお知らせしています。過去の統計(東京)をみてみると「木枯らし1号」は立冬(今年は11月8日)の概ね前後10日間の間に吹くことが多いようです。       

念の為「春一番」はというと

気象庁では立春から春分までの間に、広い範囲(地方予報区くらい)で初めて吹く、暖かく(やや)強い南よりの風としている。

やはり、立春以降なんですね。
日本気象協会のサイトをみたら

木枯らし1号の定義は、
「10月半ばから11月末に西高東低の冬型の気圧配置で北よりの風速8メートル以上の風が観測される」となっています。

ま、こんなものですね。
ちなみに今年の立冬は11月8日です。
確かにもう、木枯らし1号の季節に入ってきているのですね。

クロアゲハ幼虫

1012_3kuroageha 2011.10.12
みんな今シーズンの最終ランナーになってきましたね。
この幼虫も蛹になって冬越しでしょう。
せっせと食べて、思いっきり大きくなってね。
たくさん飼育しますが、みんな情が移ってしまいます。
かわいい子たちです。

オシロイバナ

1012_2osiroibana 2011.10.12
そろそろおしまいに近づいてきましたね。
朝8時半ころです。
今シーズンの記念写真にしようかな、と少しだけ凝った撮り方を。
といっても何のことはない、絞りを5.6に開いて撮っただけです。
ボケ味がいいでしょ。
明るいレンズをなるべく絞りを開いて撮ると、ボケ味もよく、焦点の合ったところでの肌理細かい描写力が発揮されます。
お試しください。

ホシホウジャク

1012_1hosihoujaku1 2011.10.12
朝7時半ころです。
二日ほど続けてこの場所でホシホウジャクのホバリングを見ました。
花はランタナ。
カメラは一眼レフではなくコンパクトデジカメ。カメラの設定の変更などしている暇はない。
どこにピントが合うかまるっきりのあてずっぽうで、レンズを向けて可能な限りシャッターを切り続けた結果、2枚ほどに写っていました。らっきー。
1012_1hosihoujaku2
ホバリングしていると黄色い色が目立ちます。
ですからホバリングの時の姿を見ていると翅が透明なのではないか、黄色いガだろう、という気がするのですが、静止している時の姿はこげ茶色です。地味なんですよ。

http://mushinavi.com/navi-insect/data-ga_hosihoujaku.htm
ここで、とまっている時の姿や飛んでいる時のもっとクリアな画像をご覧ください。

漢字で書くと「星蜂雀」でして、ハチのようなスズメガ、なのでしょうかね。

キタヒメヒラタアブ

面白いワンショットをお目にかけます。

1011_17kitahime1 2011.10.11
一瞬私自身、ん?なんだ?と思いましたよね。
拡大してみなければ、何だかわかりませんね。
ラッキョウの葉にキタヒメヒラタアブがつかまっているところです。
前脚がちょっと脇に出ていますが、翅はピタッとたたんだまま、じっとして動きませんでした。

1011_17kitahime2
拡大するとこうなります。
まったくまぁ、お見事な姿としか言いようがないですね。完璧だ。
美しい。

1012_9rakkyou 2011.10.12
翌日思い出して、アブのとまっていた葉の太さを測ってお目にかけようとスケール入りの写真をとりました。
幅1mmから2mm弱のところにとまっていたわけですから、アブのサイズもお分かり頂けると思います。
小さなキタヒメヒラタアブですが、命の造形というものは微に入り細にわたって美しいものです。
昆虫は美しい。

ガザニア

1011_16gazania 2011.10.11
ガザニアのつぼみです。
こういうのがいくつかありまして、これから次々と開花するはずです。
あまり虫の来る花ではないようですが、季節がら花はたくさんあった方がいい。
きっと誰かが訪花するでしょう。

1015gazania 2011.10.15
いろいろな花があるようですけれど、我が家のはシンプルそのもの。我が家らしい。
和名は「勲章菊」というそうですね。

★昨日25日、文化勲章とか、文化功労者の発表がありました。
私に文化勲章でもくれないかな、そうしたら
「おかみに褒められるなんてぇのは、まっぴらごめんでぇ」
と見得を切って見せるのになぁ、と笑っております。文化勲章ちょうだいな。
文化的じゃないからなぁ私って。どっちかというと虫的だよなぁ。

ササグモ

1011_15sasagumo1 2011.10.11
セイタカアワダチソウのつぼみを何となく眺めていたら、目にとまりました。
1011_15sasagumo2
成体少し手前かな。
今この大きさだと、成体で冬越しするのでしょうね、きっと。
卵で越冬するクモも多いですが、ササグモの場合、「卵守り」をするクモだから多分成体で越冬するのではないかと思うわけです。
クモの専門家にお聞きしたいなぁ。

ミノムシ

1011_11minomusi 2011.10.11
郵便受けの下、ブロック塀の道路に面したところに、にミノムシがいます。
この撮影の時点で、中の虫の頭がちらっと見えていました。

毎年、私たちの目に一つ二つ見かけます。
細々と生き継いでいるようです。
以前はうっとうしいほどいたのですけれどね。
減ってしまいました。
増えてくれてもいいのにな。

★ところで、ミノガのメスは一生を蓑のなかで過ごすはずですが、オスはガという形になって飛ぶはずなんですが・・・。
情けないことに、私はミノガのオスを認識したことがないのです。
ひょっとして見ているのかもしれないけれど、これだ、っとは分からない。

虫ナビをみたら、ミノガのオスの写真がありました↓
http://mushinavi.com/navi-insect/data-ga_mino.htm

ガに関してはここが最高というサイト↓
http://www.jpmoth.org/Psychidae/Psychidae_UNIDENTIFIED__UNIDENTIFIED.html

{詳しすぎて、私のような素人には調べるのが難しいサイトです}

ツユクサの気孔

そういえば、ツユクサの気孔って非常に典型的でよかったよなぁ、と思い出しました。
早くしないともう季節が終わってしまうな、見てみよう、と検鏡しました。

方法1「セメダイン法」:セメダインCを薄く葉の裏に塗って、乾いたらはがして検鏡する。
方法2「マニキュア法」:無色透明のマニキュアを葉の裏に塗って、乾いたらはがして検鏡する。

セメダイン法で作った標本を、対物レンズ4倍で検鏡し、デジタル顕微鏡に取り込みます。
後で、デジタル顕微鏡からUSBでパソコンに画像を取り込みます。
Tuyukusac1
これがそのオリジナルの画像です。
見事ですね、典型的な気孔の画像が得られました。
ただ、スケールが分かりません。
普通の顕微鏡のように「対物レンズの倍率×接眼レンズの倍率=総合倍率」のようにはいきません。
対物レンズは4倍、10倍、40倍と3種類あるのですが、接眼レンズはなく、画像はモニターに表示されます。そして、電子的にモニター上の表示画像の大きさを変えられます。ただし、顕微鏡内でのメモリーへの保存は表示の大きさに関わらず、同じサイズの画像になっています。
ややこしい。

で、対物ミクロメーターを検鏡してスケールを作ることにしました。
Scale4
これが4倍の対物レンズで対物ミクロメーターを検鏡したそのままの画像です。
一番細かい最小目盛りが1/100mm=10μmです。

さて、今回はセメダインとマニキュアによるレプリカ法の比較をしたいので、マニキュア法でも同様に葉の裏に塗って乾かして検鏡した画像を得てあります。

そうして、画像ソフトのペイントを使って、一枚にまとめ、方法の比較と、画像のスケールがいっぺんで見られるようにしてみました。
それがこれです↓
Tuyukusa11
対物レンズは4倍です。
左がセメダイン、右がマニキュアによるレプリカです。

やってみると、セメダインによる標本は「パリパリ」していて、マニキュアによる標本は「しなしな」しています。
画像はセメダインのほうが少し鮮明のようです。
ただ、セメダインの標本は粉々に壊れやすいですね。
セメダイン、マニキュア、どちらにせよ、オリジナルのSUMP標本のような長期保存にはむかないようです。
子どもたちとその場で作って検鏡し、わぁこんななんだぁ!!と楽しんでおしまい、という観察に適していると思います。

Tuyukusa22
こちらが10倍の対物レンズを使用して得た画像です。
左がセメダイン、右がマニキュアです。
最小目盛りが10μmは変わりませんので、気孔のサイズはおおよそ「100μm」程度以下ですね。0.1mm弱ということです。この位だと、少し倍率の高いルーペでも分かるくらいですね。

まだこの顕微鏡の使い方に「完熟」していません。
時々ゆっくり楽しむことにします。

★気孔について詳しくお知りになりたい方は下のサイトなどご利用ください。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%97%E5%AD%94
ウィキペディアです。

http://www.museum.kyushu-u.ac.jp/PLANT2002/01/04.html
九州大学のサイトです。

どちらも怪しげな「きこう」ではありませんので、安心して見に行ってください。

2011年10月25日 (火)

モッコク

1011_10mokkoku 2011.10.11
モッコクの実が弾けて真っ赤な種が顔を出しました。
無手入れなせいか、花も少ないし、結実率も低いです。

ウィキペディアによりますと
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A2%E3%83%83%E3%82%B3%E3%82%AF

7月ごろになると、直径2cmほどの黄白色の花をつけ、芳香を放つ。花は葉腋に単生し、1-2cmの柄があって、曲がって花は下を向く。株によって両性花または雄花をつけ、雄花の雌しべは退化している。両性化をつける株には1cmあまりの大きさの卵状球形の果実が実り、秋になると熟してぶ厚い果皮が裂け、赤い種子を露出する。この種子は鳥によって食べられて親木から離れたところまで運ばれると考えられている。また、この種子は樹上で赤く目立つため、アカミノキの別名がある。

とありました。うちの木は一本ですから、両性花がついてはいるのですね。

確かに鳥の目をひきそうな種です。
鳥は丸飲みして排泄しますので、種まきをしてくれることになるのです。
鳥の口の中って、消化器系と呼吸器系が完全に同じ空間に開いてますね、ですから、噛み砕いてしまったら、肺の方へ行ってしまいかねない。口では砕かずに飲んでしまう、という食べ方はこういう体の構造のせいでもあるのです。
哺乳類は呼吸器系と消化器系の流れが分離できますので、口で噛んで細かくしてから食道へ(肺へはいることなく)送ることができます。

なんだかんだ言っても、もっと実がなってほしいよぉ、という気持ちには変わりありません。

ツマグロキンバエ

1011_7tumagurokinbae1 2011.10.11
ハチが続きましたので、今度はハエです。
複眼の模様を見てください。
どういう構造で、このような模様が現れるのかよくわかりませんが、慣れるとすぐ分かります。
1011_7tumagurokinbae2
拡大。
複眼による視覚世界、視野というものは、よく分からないのですが、なんとなく、視野に縞模様がはいってりしないのかなぁ、などとつまらぬことを考えてしまいます。

★ここにツマグロキンバエの複眼の「超接写」写真があります。↓
http://plaza.rakuten.co.jp/Wolffia/diary/200809300000/
尊敬するサイトです。
とてもじゃないけど太刀打ちできません。

http://wolffia.cocolog-nifty.com/blog/2006/11/post_f3f5.html
↑ここにも「ツマグロキンバエ」の記事があり、記事も素晴らしいのですが、その記事へのコメントがまたすごいのがついてまして。そのコメントによりますと

ツマグロキンバエの幼虫がどこで何を食べて育つのか分かっていないそうです。

ぜひお読みください。

★複眼の模様ということでは
アメリカミズアブ
オオハナアブ
ホシメハナアブ
などを見たことがあります。それぞれ模様のパターンが違いますので、リンクしませんが関心がおありでしたら検索して調べてみてください。
{福光村昆虫記というサイトなら、全部見られます。}

フタモンアシナガバチ:オス

1011_9hutamon2 2011.10.11
いつものスタイルだな、フタモンアシナガバチはフウセンカズラが好きだよな、と思いながら撮影。
右上の黒い円はルコウソウの実です。なんとなく絵になるかなぁ、とトリミングの際に一緒に入れておきました。

1011_9hutamon3
あれっ、オスだ。顔が黄色いじゃん。
ね、この顔、特徴的でしょ。これオスの顔です。
1011_9hutamonm1
フタモンアシナガバチのオスを見るというのは、秋深まる、という印なんです。
そうかぁ、そういう季節なんだなぁ。

http://blog.goo.ne.jp/jkio/e/8689b03a52905e4cbfdc9c7ac28bd156
↑ここに
山根爽一「日本の昆虫③ フタモンアシナガバチ」文一総合出版 1986 p.31~54
からの引用で、フタモンアシナガバチの関東地方での生活環が掲載されています。
孫引きを避けてリンクしますのでお読みください。

10月中旬に入ってきましたから、交尾という一生の仕事を終えたオスたちは、残りの寿命を日向ぼっこなどして過ごすことになります。
最後は12月まで見られることもあるかな。
日溜まりで、顔の黄色いアシナガバチを見かけたら、大抵はこのフタモンアシナガバチのオスです。
オスですから刺しません。

この日はあまり日向ぼっこという光景ではありませんでしたが、これから日向ぼっこスポットというところがありますので、たくさん見かけることになるのでしょう。

1024_9hutamonasinagabatim 2011.10.24
線路の柵のてっぺん。
今年初めてフタモンアシナガバチのオスの日光浴を見かけました。
陽射しを浴びて、オスたちはとまったり飛びまわったり。
まだ元気がいいようです。カメラを向けるとすぐ逃げる。
もう少し寒くなると、あまり逃げられなくなってきます。
暖かい日々を楽しんでください。

キンケハラナガツチバチ

1011_8kinke1 2011.10.11
フウセンカズラやルコウソウがいっしょくたになって密生している中にいました。
「ヒメ」という感じではないです。大型です。
ヒメハラナガツチバチの方が白っぽい。
キンケハラナガツチバチは、「キンケ」というだけあって、毛が赤いというか黄色いです。
1011_8kinke2
もうすこし特徴的な写真が撮れればよかったのですが、潜り込んでいるもので、思うようにはなりませんでした。
でも、金色っぽいことはお分かりいただけるかと思います。
触覚が短いのでメスでしょう。
メスは越冬します。

オスは?哀しい。あ~ぁ。

ヒメハラナガツチバチ

1011_6himeharanagatutibati 2011.10.11
ヒメハラナガツチバチを後ろから撮影。
翅がきれい。真ん中あたりが青く透けます。

大顎で土を掘ってコガネムシの幼虫を探すのだそうですが、そういうシーンには遭遇したことがありません。花に夢中になっているところばかり見ますね。

私がご紹介しているのは恐らくメスばかりです。
オスはずいぶん見かけが違うとのことです。
気にしながら観察することにしましょう。

ミツバチ

1011_5mitubati1 2011.10.11
セイヨウミツバチですね。
花粉団子がおいしそう。
これ目立ちます。買い物のバッグを抱えているみたいで、暖かい気分にしてくれます。
お弁当持ってどこ行くの?{巣へ持ってくのっ。}

1011_5mitubati2
飛び立つ瞬間。
ぶれていますが、花粉団子が脚のどこにくっついているかは分かると思います。
内側に抱え込んでいるのではなくて、外側の毛にくっつけているのです。
毛がバスケットになっているのです。

こういうシーンが鮮明に撮れるとプロなんだけどなぁ。いまだ未熟者です。

ヒガンバナ

1011_4higanbana 2011.10.11
花が終わり、葉が伸びてきました。
「葉見ず花見ず」というのですね。
終わった花の方にピントを合わせて、葉の方はぼかしてあります。

この葉が光合成をして、地下の鱗茎にデンプンを蓄えます。
その仕事が4,5月ごろまで続いて、葉は枯れる。
いったん地上からはヒガンバナの植物体は消え、9月になって蓄えた養分で花茎が立ちあがって花を咲かせる。
そして、花は枯れ、葉が伸びる。
こういう循環ですね。

花から実へ、というサイクルがこの花の場合はないのが残念です。
植物の繁殖の基本形なのに、それが実現できない。かなしいな。

知の顎

★朝日新聞の9月21日「安野光雅の絵本展」の話でしたか、で、安野さんがこう語っていました。
文語体がわかると、理解が深まるような気がする。つっかかりながらわかっていくというのと、やさしくわかっていくのとじゃ、ちょっと違うんじゃないだろうか

また、9月25日、作家の川端裕人さんが「数学本を読む 「憧憬」と「忌避」のあいだで」という話をしておられて

(前略)・・・「ニュースの本棚」で挙げられている『虚数の情緒』は「さあ諸君、勉強を始めよう勉強を」という呼びかけで始まる、約千ページの厚くて熱い本です。数学学習では、自分で手を動かして計算することが重要とよく言われます。本書も「もし学問に王道あらば、それは未舗装の泥道に違いない」と手計算の重要性を説きます。・・・(後略)

こんなことを言っておられました。
言葉は違いますが、同じ意味合いの内容だと思います。

★教職にあったころ、よくこんなことを言いましたっけ。

お粥ばかり食べてると、歯も顎も丈夫にならないんだぞ。
勉強も同じ。消化の良いお粥状にしてもらわないと、理解できないのではダメ。自分の「知の顎」で噛み砕き「知の歯」でよ~く噛み裂きすりつぶす。そうすると知の栄養分がよく吸収されて身につくんだ。

どうもねぇ、最近はお粥ばっかり食べたがるんですよ。自分で噛み砕こうとしない。
これじゃあ先行き暗いなぁ。
知の顎と歯をきたえなさい、って。

★若い世代を見ていてとても気になるのは
知のお粥ばっかり要求して、自分の顎で噛み砕こうとしない。そして、噛み砕き味わうという途中経過をとばして、「こたえ」ばかり欲しがる、ということでしょうか。
先生、ややこしいことはいいから、答え教えてよ、これが増えてしまったなぁ。

そして、失敗を強烈に怖がること。
失敗すると、自己の人格を否定されたような気持ちになってしまうのでしょうか。
成功した「正しい」結果だけが望まれる。
自然科学なんてね、失敗によって前進するものなのにね。失敗こそ知の原動力なのに。

ふと思ったことを書いてみました。
ご自分の身の回りではいかがですか?

2011年10月24日 (月)

ツマグロキンバエ

1011_3tumagurokinbaeb 2011.10.11
このハエを見るのは今シーズン初めてかな。秋のハエなんでしょうかね。
検索してみると、6~10月となっていたりして、地域差を考えても夏前からいたはずなんだけどな。
「ツマグロ」というからには、翅の先端部が黒いのですが、その特徴は今回うまく写りませんでした。
複眼に縞模様があるのです。これは大きな特徴ですので見分けるのに使って下さい。
また、この写真でも写っていますが、口が特徴的。掃除機のホースのような口。
ハエですから基本的には吸うのではなく、舐める口ですが。
幼虫は動物の死骸などを食べますが、成虫はほとんど花の蜜を舐めて生活します。
汚いということもないので、じっくり観察して下さい。

ヒメハラナガツチバチ

1010_18himeharanagatutibati1 2011.10.10
毎度おなじみ、ヒメハラナガツチバチ。
花粉の冠でもかぶっているように見えませんか?
キバナコスモスの中に頭を突っ込んだせいです。
1010_18himeharanagatutibati2
このハチ、もう夢中になってしまって、シャッターを気にしないのです。
1010_18himeharanagatutibati3
口を伸ばしている様子が写りました。
キバナコスモスの花が増えて少し興醒めかな、とも思いますが、虫たちにとってはよい栄養源のようで、いろいろな虫が飛来します。
そういう意味で、フウセンカズラと並んで今の季節の人気の花です。

セイタカアワダチソウ

1010_17seitakaawadatisou 2011.10.10
少し黄色味が出てきましたが、まだ緑のセイタカアワダチソウ。

1013_6seitakaawadatisou 2011.10.13
黄色が強くなってきました。

1018_8seitakaawadatisou 2011.10.18
きれいですね。咲いた、といえるでしょう。

セイタカアワダチソウは、一時はすごい勢いで勢力を拡大して、嫌われものになっていましたが、最近は大分落ち着いたようですね。アレロパシーの強い植物で、自分自身をも抑えこんでしまったようですね。
落ち着いて眺めれば、秋の草むらを黄色く彩るきれいな花といえます。

★アレロパシーは英語で書くと「Allelopathy」です。

アレルギー=allergy
対立遺伝子=allele
同情=sympathy
交感神経=sympathetic nerve

こういう語の構造を踏まえて敢えて訳すとアレロパシーは「他感作用」ということになるようです。

アレロパシーの解説↓
http://www.geocities.jp/sizenyasai07/farm/allelopathy.htm

構造式が見られます↓
http://ctd.mdibl.org/detail.go;jsessionid=0F5EC4DAE2766B77DEBDCB1FD0C2C50E?type=chem&acc=C044104

化合物名は
dehydromatricaria methyl ester

methyl dec-2-en-4,6,8-triynoate

三重結合が3つもあるという、ちょっと不思議な化合物で、自然界でそう長く安定に存在できる物質とは思えませんね。毎年新たに作られるという感じではないでしょうか。

★元化学教師の豆知識
「allotrope」は日本語で「同素体」といいます。
英語は物質として「異なる(allo)」という方に焦点を当てていますが、日本語では元素が「同じ」だという方に焦点がいっています。

ハエ

1010_15hae1 2011.10.10
右の方から伸びている葉、ビヨウヤナギの葉なのですが、そこにハエが一匹とまっていたのです。
さほど強く関心を惹かれたわけではなかったのですが、フラッシュが光るようにしたまま、シャッターを切ったのです。
すると、フラッシュの光に反応してジャンプしました。左の方にぼんやり写っています。反射速度の画像的表現になっています。

1010_15hae2
そうして、前にいたのとほぼ同じ位置に戻って、脚を擦っているんですね。
この写真の時はフラッシュは発光していますが、ジャンプせずにいました。

それにしても、猛烈な反射神経ですね。
こういう出来事はアシナガキンバエとイチモンジセセリで経験があります。
ヒトにはまねできません。
この写真のハエはクロバエ科のキンバエの仲間かな、とは思いますが、種の同定はできません。
ニクバエなどでは、フラッシュが光ってもジャンプしたことは今までのところありません。

昆虫の反射神経畏るべし。

★「畏る」は「後生畏る可し」の意を含ませたつもりです。

おそ・れる【恐れる・畏れる・怖れる・懼れる】
①相手の力におされて、心がよわくなる。かなわないと思いこわがる。今昔物語集15「殺生を業として人に―・れられて」。「死も―・れない」
②悪いことがおこるのではないかと気づかう。憂慮する。あやぶみつつしむ。今昔物語集15「ただ後世の事をのみ―・れけり」。「健康をそこなうことを―・れる」
③うやまって近づかない。おそれ多く思う。恐懼キヨウクする。今昔物語集11「昼は公に―・れ奉りて流所に居たり」。「神を―・れる」
④(主に近世の用法) 閉口する。まいってしまう。浮世風呂2「飲六さんの悪ふざけには―・れるねへ」
◇一般には「恐」。畏敬・畏怖の意では「畏」も使う。恐怖・危懼などの意では「怖」「懼」も使う。[広辞苑第五版]

{生徒が先生を超えていかなければ世の中は前へ進みませんね。教師というものは己を超えるものを育てるのが使命です。}
{教師というものはね、生徒を育てるだけでは一人前ではないのだよ。自分に続く教師をも育てなけれいけない、それができて初めて一人前。とは我が恩師の教え。}
{「おそる」と読んだら、「恐・畏・怖・懼」皆同じ。意味を伝えたければ読みを変えなければならない。これも恩師の教え。漢文の先生でした。}

「こんちゅうの はんしゃしんけい うやまいおそるべし」
と読んで下さい。
昆虫たちを尊敬しています。

ナミハナアブ

1010_14namihanaabu1 2011.10.10
クルミの枯れかかった葉の上、というか裏というか。
なんとなく、顔に特徴のあるアブでした。撮影時には種は分かっていません。
初めて見るアブですので、後で調べやすいようにと特徴的な部分を撮影しようと頑張ったのです。
1010_14namihanaabu2
左右の複眼の間の部分に特徴があります。
また胸部背面にも薄いけれど模様があります。
1010_14namihanaabu3
で、腹部にも模様があります。
特徴がこの位そろえばきっと種の同定はできるだろう、と思ったら。
もういいかい、と飛び去りました。
不思議なものですね。心を読まれたゾ。

パソコンに画像を移して、ゆっくりネット上の図鑑を眺めたら、表題のようにナミハナアブでした。
「ナミ」といわずに、ただ「ハナアブ」でもいいようです。

ハエ目 > ハナアブ科 > ハナアブ亜科 > ナミハナアブ

気づいておりませんでした、このアブの幼虫が水の中に住む通称「オナガウジ」なんですね。
私のブログでも扱っています。
勇気を出して見に行ってください。気持ちの良いものではないです、正直のところ。

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2008/11/post-2f7f.html
 
ttp://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2008/12/post-7530.html

↑ここです。

ヒラタアブの「ウジ」のほうが、付き合いやすいなぁ、わたしには。
ガサゴソ系はいいけど、ぬるぬる系が苦手です。

ツマグロヒョウモン:2

写真のサイズのせいで、パート2になりました。
1010_13tumaguro4 2011.10.10
胸部の背面。
どうしても、このふさふさ感を味わっていただきたいと思いまして。
1010_13tumaguro5
赤い蛹便。幼虫時代の糞を濡らしていました。
1010_13tumaguro6
まだ羽化していない蛹がいます。
羽化するのももうすぐでしょうね。
何度見てもこの輝くスポットは不思議です。
これがあると生存上有利なのかなぁ。わからない。

ちなみに、この光る小突起は背中についているのでして、脚などとは関係がありません。
きれいなものですよ、チャンスがあったら是非ご覧いただきたい蛹です。

ツマグロヒョウモン:1

1010_13tumaguro1 2011.10.10
ツマグロヒョウモンが羽化しました。
1010_13tumaguro2
翅のアップ。金色の粉を撒いたようですね。美しい。
1010_13tumaguro3
ケースから飛び出して、そばのガザニアの葉にとまりました。
メスです。
翅の先端「褄」が「黒い」のがメス。
ため息の出るような眺めです。
嬉しいですね。

私が子どもの頃はこのチョウは見たことがなかったと記憶します。
南の方のチョウでした。
ツマグロヒョウモン、アオスジアゲハ、ナガサキアゲハなど、北上してきて東京でも見られるようになりました。子ども時代から半世紀を超えて、確実に温暖化したと感じます。

ルリチュウレンジ

1010_10rurityuurenji1 2011.10.10
ルリチュウレンジを見かけました。
普段の、「虫撮影状態」の設定で、絞りは11でフラッシュを発光させたのがこの写真。被写界深度がほしいのでいつもこういう撮り方をします。
でも、そうすると、「ルリ色」がうまく出ません。
幸い虫は落ち着いていましたので設定を変えました。

1010_10rurityuurenji2
絞り2.5です。シャッター速度は200分の1秒。
どうでしょう、ルリ色が出ました。
でも、やはり被写界深度が浅い。
難しいところですね。
自然な雰囲気を出したければ下の写真。
細部を描写したければ上の写真。

出会いは一期一会なので、少ないチャンスで情報量を多く、ということで普段は絞ってフラッシュを使用しています。

ど根性

1010_7sumire 2011.10.10
スミレです。
コンクリートの割れ目に根を張っています。

1010_9komatuna 2011.10.10
コマツナです。
砂利の間から根を伸ばして土までいったのでしょう。

スミレはツマグロヒョウモンに、コマツナはモンシロチョウに産卵されたらひとたまりもないですね。この季節ですから、まあ、大丈夫でしょう。

★ところで

ど‐こんじょう【ど根性】(ドは接頭語) 根性のずぶとさなどをののしり、また強めていう語。「―を見せる」[広辞苑第五版]

最近は、「ののしり」という語感はないですね。「スポ根」などの流行の後に「ど根性ガエル」のキャラクターが出てきて、軽い感じの強調として「ど」が使われているようですね。

さて、このような強調の「ど」と、「超ド級」の「ド」は同じでしょうか?

ドレッドノート【dreadnought】(「恐いものなし」の意) 1906年イギリス海軍が建造した大型戦艦の名。以後、同型艦の総称となる。邦名、弩級(ドキユウ)艦。つづいて超弩級艦・超超弩級艦が建造された。

というわけで、ど根性の「ど」とは関係ないようです。

それにしても、日本の略語ってすごいですよね。
ファーレンハイト温度→華氏
セルシウス温度→摂氏
パシフィック・リーグ→パ・リーグ
セントラル・リーグ→セ・リーグ
コピー・アンド・ペースト→コピペ

Super Dreadnought Class→超ド級

日本人ながら、呆れ気味です。

★参考サイト
http://gogen-allguide.com/ti/choudokyuu.html

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B6%85%E5%BC%A9%E7%B4%9A%E6%88%A6%E8%89%A6

2011年10月21日 (金)

オクラ

1010_1okra 2011.10.10
オクラもまだ頑張る。
花を咲かせては結実します。
何個食べたのかなぁ。
洗ってチンしてパクっ。
最高の簡単料理。
香り高いんですよ。(青臭いともいうかな)
でも、オクラの香りと粘りを舌の上に感じてしあわせ。
団塊世代の「野生」的な食生活なのでした。

ハラビロカマキリ

1009_20harabirokamakiri 2011.10.9
門扉につかまっていたハラビロカマキリ。
翅の先はぼろぼろになっていて、きちんとたためていないし、足元がおぼつかなくって、つかまっているのが精一杯という感じでした。
さっそく飼育ケースにいれて、命の限りをゆっくり生きて欲しいと、飼育を始めました。
もう10月です。
10月に入るとカマキリたちはもう寿命がほとんど尽きてきます。
稀に飼育下で年越し近くまで飼育できることもありますが、そう簡単ではない。
ましてここまで野外で生きてきたカマキリですから、あとどれだけ生きられるかは分かりませんでした。

陽射しがある昼間はケースごと外に出して日光を当てて温め、オンブバッタやハエなどをつかまえては与えました。毎日、オンブバッタ2匹くらいは食べます。そうして元気になってきました。夜は冷えますから室内へ。

エサの昆虫も少なくなってきていますが、可能な限り生きてほしいと、夫婦して頑張っています。
生きようね。

ツマグロヒョウモン

1009_19tumagurohyoumon1 2011.10.9
キバナコスモスにツマグロヒョウモンがいました。
コンパクトデジカメですので、少し画像が不鮮明。
1009_19tumagurohyoumon2
逆光で背中から日光を浴びているところ。
翅が輝いて、その翅の重なりが影になっています。
もう少し鮮明な映像だともっとよかったけれど、出会いがしらの一期一会。

これ、「うちの子」かもね。

これなぁに?

1009_17hatena 2011.10.9
ご近所の花壇。
花のそばに白い飾りのような葉があります。

1009_17humei
すぐそばにはこういう花も。

どっちも名前が分かりません。
教えてください。

セイヨウミツバチ

1009_15mitubati1 2011.10.9
キバナコスモスの花に来たセイヨウミツバチ。
まだ花粉団子を作っていませんね。
1009_15mitubati2
花粉団子を持っていないせいできづいたのですが、後脚の「花粉かご」と呼ばれる部分を見ることができます。
後脚の脛節が平らになっていて、この部分に花粉団子を保持するのですね。
団子を持った状態だとこの平らになった部分は見えません。
1009_15mitubati3
ふわっと飛び上がる瞬間です。
顔のあたり、花粉だらけになっていますね。こういう花粉も掃除すると後脚のところに集まってくるのだと思います。
1009_15mitubati4
こまかい毛が密生していて暖かそう。
なんとなくほのぼのした気分を味わって下さい。
こうやって見ている分にはどうということもないですが、もちろん興奮させてはいけませんよ。刺すことはできるのですから。
心を平らかにして、にこにこと接して下さい。そうすれば刺しません。

アゲハ舞う

1009_14ageha1 2011.10.9
すごいものを見てしまった。
2匹のアゲハの舞い。
オスがメスに交尾を求めているのでしょう。
すごいんです、(多分)オスがメスに体当たりするんです。
1009_14ageha2
この写真で右の方が比較的静かにしているのですね。多分メス。
で左の方が、周りを激しく舞いまわったり体当たりをするのです。
パシッと音がしそうな激しさですが、さすがに音はしない。でも、すごいです。
1009_14ageha3
写っているかどうかもわからないまま、ただひたすらにシャッターを切っていました。
どきどきしましたよ。
遠くへいっちゃったぁ、わぁ、また来たぁと、しばらくの間、夢中になっていました。
で、お目にかけられそうな写真はこのくらい。

激しい求愛の舞いの一端を味わっていただけたでしょうか。

ウラナミシジミ

1009_13uranamisijimi1 2011.10.9
このシジミチョウと次のシジミチョウを比べてください。
1020_8yamatosijimi1 2011.10.20
うっかりすると、同じように見えませんか?
こちらはヤマトシジミです。翅の裏は灰色で地味ですが、翅を開くとこうなります。

最初の写真はウラナミシジミです。
1009_13uranamisijimi2 10.9
ウラナミシジミが翅を畳むとこういう模様になります。
翅の裏に並み模様があるということでしょうね。
尾状突起があります。(かわいいです)
1009_13uranamisijimi3
今の時期、フウセンカズラやセイタカアワダチソウなどの花に来ているようです。
「幼虫は、ソラマメ、エンドウ、ハギ類など、マメ科植物の花や若い果実を食べる。」と昆虫エクスプローラというサイトにありましたが、我が家の周辺だと何を食べているのか、ちょっとわかりません。今の時期マメ科を意識してないなぁ。
この何年か家の周辺で繁殖しているようで、秋に見かけます。

アゲハ

1009_1ageha 2011.10.9
アゲハも羽化、旅立ち。
どんどん旅立っていきます。
我が家で預かり育てたチョウたち。
「うちの子」たちが家の周囲を舞っています。
なんだか「交流」のようなものを感じてしまいます。
理系のはしくれなのですが、いかんかなぁ。

クロアゲハ

1007_10kuroageha 2011.10.7
クロアゲハ、羽化、旅立ち。
クロアゲハ、でいいんですよね。
長く飼育をしているのですが、混乱する。
こんなに真っ黒でしたっけ?

1013_11kuroageha1 2011.10.13
13日に羽化して旅立ったクロアゲハ。
ですよね。
1013_11kuroageha2
ケースの外から撮った裏側。
1013_11kuroageha3
わたし、アゲハたちの顔って好きだなぁ。
精悍で強靭な意志を感じてしまう。

生きる。
よし。

{フト。
昔ね、私淑していた高校時代の漢文の先生のおっしゃるに、全身全霊を込めて「よし」という言葉を発するのは、人生に一度か二度なのだよ、と。重い言葉をいただきましたっけ。このごろは生き方の重みをのせた重い言葉が少ないなぁ。軽い言葉ばかりがひらひら舞っている。}

ホトトギス

1007_3hototogisu 2011.10.7
ホトトギスが花の準備に入りました。
例のルリタテハの幼虫の食草になります。
ササグモがホトトギスの葉を折り曲げてそこに卵のうを作ったことがあります。この時が私がササグモの生まれたての幼体を見た初めての時でした。
いろいろ昆虫たちの活動の舞台にもなるのですが、今度は主役。もうすぐ花が咲きます。

1020_1hototogisu1 2011.10.20
咲きました。
花弁が6枚、オシベが6本ですね。
で、メシベの柱頭がすごい。
1020_1hototogisu2
これがそうです。
なんだかおいしそうというか、べとべとそう、というか。
蜜ですかね。でも、小昆虫はつかまってしまいそうですよね、食虫植物ではないのに。
季節がらもあるのでしょうが、実は、この花に虫がたかっているのを見たことがないような気がする。

http://www2.plala.or.jp/aki_ogawa/episode/hototogis.html
ここにヤマジノホトトギスの花の構造について記述がありました。
マルハナバチが送粉者だとあります。

1020_1hototogisu3
このつぼみが独特な形ですね。
周りにはミズヒキもいっぱい咲いています。
しばらく、花の競演を楽しみましょう。

2011年10月20日 (木)

ミズヒキ

1009_9mizuhiki 2011.10.9
夏前から咲き始めていたと思いますが、ここへきて、赤の色合いがぐんと濃くなり、深みを増しています。
花の下面が白くて、紅白の水引という名前ですね。
タデ科です。
我が家ではイヌタデ(アカマンマ)と一緒になって咲いています。
ピンクの方がイヌタデ、真紅はミズヒキ。時々混乱したりして、単純な頭です。

ヤツデ

1009_6yatude 2011.10.9
ヤツデが花の準備をしているのだと思います。
結構寒くなってから咲きますよね。花の少ない時期なので、アブとかハエとか来ていたと思います。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A4%E3%83%84%E3%83%87
ウィキペディアによりますと

目     :     セリ目 Apiales
科     :     ウコギ科 Araliaceae
属     :     ヤツデ属 Fatsia
種     :     ヤツデ F. japonica
学名  :     Fatsia japonica (Thunb.) Decne. & Planch.
和名  :     ヤツデ
英名  :     Japanese Aralia

ヤツデ(八つ手、学名:Fatsia japonica)は、ウコギ科の常緑低木。
特徴
20cm以上もある大きな葉をつける。葉はつやがあり、やや厚手。形は文字通り掌状だが、7つまたは9つ(奇数)に裂けており、8つに裂けることは無い。学名のFatsia は日本語の「八」(古い発音で「ふぁち」、「ふぁつ」)または「八手(はっしゅ)」に由来するという。
関東以西の、おもに海岸近くの森林周辺に自生する。日当たりの悪い森林のなかにもよく自生しているのが見られる。葉が大型で独特の形をしているのでよく目立ち、見分けやすい。丈夫なので庭木としてもよく植えられる。 花は晩秋に咲き、球状の散形花序がさらに集まって大きな円錐花序をつくる。花びらは小さいが花茎を含めて黄白色でよく目立つ。他の花が少ない時期に咲くため、気温が高い日はミツバチやハナアブ、ハエなどが多く訪れる。果実は翌春に黒く熟す。

aha、8つにさけることはないんだ、なるほど。
日本語では「8」には「いっぱい」というような意味がありますから、「たくさん裂け目のある」ということなのでしょうね。
日本が原産ですね。

あの花、面白い格好で、好きですね。楽しみに待ちます。

ガザニア

1009_4gazania 2011.10.9
夏前に少し咲いて、夏の間は葉だけで、今また花が咲き始めました。
つぼみがある程度ありますので、夏前よりも多く咲きそうです。
最初にガザニアとして名を覚えたのですが、検索してみると和名があって「クンショウギク(勲章菊)」なんですね。その名前は知っていました。実物と一致していませんでした。しょうもないことです。
大正時代に日本へ渡来したものだそうです。
輪郭のすっきりした花で好きです。

ヒメハナグモ

1007_9himehanagumo1 2011.10.7
妻と二人で車で買い物に出て、帰宅した時。
門の前のブッドレアを見て妻が、セセリチョウとアブがいる、といいます。
カメラを出してきて覗くと、確かにイチモンジセセリと多分ホソヒラタアブです。
異種の2匹が一緒に花に来て蜜を求めているのかな、とその時は深く考えもせず、パチリ。
家に入って、ひとしきり買い物を収納して、パソコンに写真を取り込んでみたら・・・!!
なんと、クモの餌食になった2匹だったのです。
肉眼の不正確なこと。網膜にだってこの写真とほぼ同じものが写った筈なのに、クモに気づかなかったのです。
クモの部分をトリミングすると
1007_9himehanagumo2
こうなります。
おそらくヒメハナグモの白色型だと思います。
カニグモ科です。両手を開いた土俵入りのような独特のスタイルに特徴があります。

クモなんだ!と知った瞬間、急いで同じ場所を見に行ったのですが、もうクモはいませんでした。早く気づいていれば、もうちょっと頑張って、頭部の特徴なども撮影できたかもしれないなぁ、と自分自身のうかつさを反省しています。

アカスジチュウレンジ

1007_8akasujityuurenji 2011.10.7
クロウリハムシではないし、いつも見かけるルリチュウレンジでもない、なんだろう?と撮ってみました。
http://members.jcom.home.ne.jp/fukumitu_mura/hachi_.html
福光村昆虫記を調べたら「アカスジチュウレンジ」ですね。

体長約7mm。チュウレンジバチや、ニホンチュウレンジバチに似ていますが、本種は肢に黄色い箇所があり胸部背に黄色い斑があります。食草はチュウレンジバチ,ニホンチュウレンジバチ同様バラです。

下線を引いた2カ所で決めました。
もうちょっと背中からちゃんと撮れればよかったのですが、一応、背に黄色い斑が確認できます。
ニホンカブラハバチというのも腹部が黄色っぽくて翅が黒いのですが、胸部背面が赤あるいは黄色なので区別できます。
やはり、昆虫の写真を撮るときの基本は背中からの姿ですね。

ホウズキカメムシ

1007_7houzukikamemusi 2011.10.7
台風15号で庭のオーシャンブルーが半壊してしまって以来、庭ではあまり見かけなくなってしまいました。
もう繁殖期もそろそろ終わりなのでしょう。
写真は線路際のルコウソウにいたホウズキカメムシ。
つぼみにくっついていますが、汁を吸っているのかどうかはよく見えません。
しがみついている、という雰囲気になっていますね。パワーが落ちてきているようです。

オオスカシバ

1006_3oosukasiba 2011.10.6
オオスカシバの終齢幼虫です。
毎年、こいつらにヒメクチナシの「刈り込み」をされてしまいますが、ヒメクチナシも頑張って毎年花を咲かせてくれます。
さて、上の写真でほぼ余すところなく全貌が示されています。
左下、「尻尾」がありますよね、これがスズメガの仲間の特徴です。
こういう尻尾があったら、さしあたってスズメガの項目を調べてください。きっと見つかるはずです。
刺さりませんからご安心を。
硬くはないんです。

ツバキ

1004_11tubaki2 2011.10.4
ツバキの方も、いっぱいつぼみが準備されているのですが、まだほころびては来ません。
それよりも、今の時期は完熟した実が弾けて種がどんどんこぼれます。
1004_11tubaki1
これですね。
道路に落ちると、自動車に踏みつぶされてしまいますので、拾って土のあるところへ。
発芽率はあまり高くないようです。

サザンカ

1004_10sazanka1 2011.10.4
サザンカのつぼみがほころびかけています。
1011_15sazanka
咲いたのは10.11
今秋最初のサザンカの花です。
秋が深まって来た、という便りですね。
1004_10sazanka2
種のほうも、ほぼ熟しきって来たかなというところ。
ずいぶんゆっくりとした成熟です。

フタモンアシナガバチ

1004_8hutamonasinagabati1 2011.10.4
どういうわけか分からないのですが、ハチにも花の好みというのがあるらしいのです。
これはフタモンアシナガバチのメスですが、フウセンカズラの小さな花が好きらしい。
ルコウソウの花と入り混じって咲いているのですが、ルコウソウの方には顔を突っ込みません。蜜まで届かないかな。キバナコスモスでも見かけません。いつもフウセンカズラにいます。
1004_8hutamonasinagabati2
花から花へ飛びまわっていましたので、なんとか空中姿勢が撮りたいと頑張りましたが、飛び上がる瞬間、しか撮れませんでした。

2011年10月19日 (水)

ヒガンバナ

1004_7higanbana 2011.10.4
ちょっと見には、これから子房が膨らんできて実がなりそうのですが、ダメなんですよね。
この後枯れてしまいます。
なんとなく寂しいんですよね。
花が咲いたら実がなって、種から発芽してまた花を咲かせて。
という命のつながりが生み出せない。
すごく孤独な花に見えてしまって、とても寂しい。

オオスカシバ

1004_6oosukasiba 2011.10.4
ブッドレアの花でホバリングしながら蜜を吸うオオスカシバ。
前脚を花に触れさせて、体は浮かせている、というホバリングスタイルは、以前ランタナで見かけたあのスタイル。
10月の初めにこれから産卵して越冬蛹になるのは、かなり時間的に切羽詰まってきていますね。急速に寒くなります。

ヒメハラナガツチバチ

1004_4himeharanagatutibati 2011.10.4
いつも花の中に頭っから突っ込んでいって、花粉だらけになっているのを見つけてはちょっと滑稽な姿を笑って見ているヒメハラナガツチバチですが、この時は、妙に神妙な顔つきで、花粉もほとんどついてなくって、なにより花ではなく葉の上にとまっていました。

一瞬、何というハチかなと戸惑いましたが、これはやっぱりヒメハラナガツチバチでしょう。
時によってはこういう「厳かな」雰囲気を漂わせることもできるのですねぇ。見直しました。

カエデ

1004_1kaede 2011.10.4
門のところのカエデの実が飛んで、チロリアンランプのプランターで発芽したのを、独立させました。立派な実生苗になりましたねぇ。芽吹いてほぼ半年かな。
これも育てます。あのプロペラのような翅のついた種がくるくる風に乗って飛び、着地したところで芽吹いたかと思うと、なんだか嬉しくってたまりません。

動物も植物も幼いものは総じてカワイイ。

こういうキャッチフレーズはいかがでしょう。
かかしさんらしくていいと思いませんか?

蝶蝶

1003_19himejanome 2011.10.3
★ちょっと先にヒメジャノメがとまっていました。
画像が鮮明でなくてすみません。
   タテハチョウ科>ジャノメチョウ亜科>ヒメジャノメ
です。
と思ったのですが、もう一回調べてみると
 タテハチョウ科>ジャノメチョウ亜科>コジャノメ
というチョウもいるんですよね。
困った。

コジャノメの項には

ヒメジャノメに似るが、本種の方がはねの地色が暗いこと、後翅裏面の大きな目玉模様の上に並ぶ小さな目玉模様の数が4つ(ヒメジャノメは3つ)であることで見分けられる。また、本種の方がより薄暗い環境を好む。

ヒメジャノメの項には

コジャノメに似るが、本種の方がはねの地色が明るいこと、後翅裏面の大きな目玉模様の上に並ぶ小さな目玉模様の数が3つ(コジャノメは4つ)であることで見分けられる。また、本種の方がより明るく開けた環境を好む。
「昆虫エクスプローラ」より。

同じことが書いてありました。
肝心の写真ですが、ちょうどその目玉模様のところがうまく写っていませんね。
困った。3つか4つか分からない。

何度も見比べているのですが、コジャノメの方が可能性が高いかもしれない。
でも、決定できませんでした。

1003_20tumagurohyoumon
★タテハチョウ科>タテハチョウ亜科>ツマグロヒョウモン
です。
交尾中。
左がメスで、右がオスかな。
表面が見られれば確実に分かるのですが。
交尾中を邪魔してはいけませんので、すぐ引きさがりました。

2種のチョウで、「蝶蝶」。
変な爺さんギャグが気に入ってしまった。
{2種類の木の写真を載せて「林」とか言い出しそう。}

道端の草草

1003_14tokiwahaze 2011.10.3
トキワハゼが群生していました。
我が家では鉢ものの土にぽつんぽつんと咲く程度ですから、なかなか見ごたえがある。
アカカタバミの葉も写っていますが
1003_16akakatabami
花も咲いていました。
2種類の草の花、ですので「草草」です。

マルバルコウとルコウソウ

1003_11marubarukou1 2011.10.3
マルバルコウの花を見ていたら
1003_11marubarukou2
こんな形のもありました。
あれれ、ですね。

1003_18rukousou1
ルコウソウの花はこの形ばかりなのですが。
1003_18rukousou2
ついでにルコウソウの実はこんなふうにつきます。
一つ一つが独立して稔ります。

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2011/10/post-0000.html
2011年10月14日 (金) マルバルコウ:葉・実
でお目にかけたマルバルコウの実の付き方と比べてみてください。

2011年10月18日 (火)

アオジソ

1003_7aosiso1 2011.10.3
この白い花ですね、姿はシソの花ですが、なんだか自信がない。
白いし。

1003_7aosiso3
葉がなんだかくしゃくしゃで変なんですよ。
で、自信がないので妻に、これ何だ?と聞いたら言下に「アオジソよ」と来たもんです。
そうかぁ、やっぱりそうなのかぁ。
1003_7aosiso4
探してみました。こうなれば、アオジソですね。
いわゆる「大葉」。なんで大葉というのかは知りませんが、スーパーでよく見かけます。
1003_7aosiso2
花のクローズアップ。
色が白いですが、花の形はシソ(赤シソといいますか)と同じです。
アオジソの花は白いんだ、勉強してしまった。楽しいな。

http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/aojiso.html
アオジソ(青紫蘇)の話に詳しい。

http://gogen-allguide.com/o/ooba.html
↑語源由来辞典の「大葉」の項目です。
アオジソの葉を出荷する際の、商品名が「大葉」だったようです。

ホソヒラタアブ

1003_4hosohirataabu 2011.10.3
ミズヒキの花の前でホバリングするホソヒラタアブ。
今年は見かける数が少ないです。クロヒラタアブなどは全然見ません。
個体数の増減の周期のようなものがあるのでしょうね。
姿を見せればこういう風に、見事なホバリングなど撮らせてくれるフレンドリーなアブなのですけれど。

ニラ

1003_2nira 2011.10.3
結局、食べた量はわずかだったなぁ。
で、実が熟してきました。
また来年も楽しめますように。

別件になりますが、去年植えたラッキョウが「太く」なってきています。(スーパーで食用に売っていたもの。)
今年は花は咲かせないようですが、球根が成長しているのでしょう、地上部がずいぶん太くなってきた。
写真にしても大した写真にはならないので省略しますが、枯れずたくましくなっていますよ。
去年花が終わった後も、そのままにして眺めていたのがよかったようですね。
さて、来年はどうなるのか。
花、咲くかなぁ。

ササグモ

1001_17sasagumo1 2011.10.1
ネコジャラシの穂です。
擬態というわけではないのですが、ササグモと熟したネコジャラシの穂が、こんなに見事に「まぎらわしい」とは知らなかった。

このところ又、ササグモの少し成長した幼体を見かけます。
冬までには成長してしまわなくってはね。
餌のあるうちに頑張ってね。
季節の進行ははやいですね。
読者のみなさんも体調を崩されませんように。

ダンダラテントウ

1001_16dandaratentou 2011.10.1
何だかアクロバティックな格好をしているダンダラテントウです。
逆立ち、上手でしょ。
それとも、筋トレ?

後ろ脚は実は何か細いものにかかっているのですけどね、ホントは。
どういう気持なのかは、教えてくれませんでした。

答えが出てしまった「今日」

自由の森学園という私立学校の広告です(9/20 朝日新聞)

    学ぶということ。
 それは、答えが出てしまった「今日」から
 未知なる「明日」をつくり出すこと。
 そのために、みんなで知恵を出し合い
 考え合う力をつけること。

この広告なのですが、どうにもストレートにはしっくりこない。言いたいことは分かりますけれどね。

でもね、本当に「今日」って「答えが出てしまった」のですか?

そうは思えないなぁ。
真夜中の11時ころに、「今日の答えは出てしまった」というのなら仕方ないけど、そんな話ではないでしょ。
「今日」という日がどんな日だったのか、それが分かるのはずっと先のことなんじゃないのかなぁ。
それが分かるためには、毎日の「今日」をきちんと真っ向から積み重ねていくしかないのではないかなぁ。今日をきちんと積み重ねないで、充実した明日なんて生み出せないでしょ。未知の未来を生きていく力をつけるには今日からでしょ。
よく、自分が本当の自分を出せたらこんなもんじゃない、というような錯覚に陥ります。
違うんだなぁ。本当の自分というのは、今ここにいる、この自分でしかない、のですけれど。
自分を変えたければ、今ここにいるこの自分を変えることからしか出発はできない。
大事なのは「今」「ここ」です。
それがきちんと受け止められれば、「あす」を作り出す力がつきます。

よい表現はないかなぁ。

    学ぶということ
 それは未知なる「明日」をつくり出していくために
 みんなで知恵を出し合い
 考え合う力をつけていくこと
 「今日」という日を全力で生きること。

練れていません。
でも、上掲の広告にはどうしても違和感が残ります。

squirrel away

★とっても素敵な英語の言い回しを見つけました。

時事英語に挑戦:squirrel away(朝日新聞 9/24)
 Tens of billions of dollars in assets held by Gadhafi's regime were squirrel away in foreign bankas.= AP
 squirrel(リス)にawayがついて動詞になると、金品などを「隠して蓄える」の意味になる。リスの特徴を反映した面白い表現だ。例文は、民衆蜂起で42年に及ぶ独裁政治に終止符が打たれたリビアのカダフィ大佐に関する記事から。
 [訳]数100億ドルに及ぶカダフィ政権の資産が外国の銀行に蓄えられていた。

アハハですねぇ。リスの生態をよく知っている。
でもねぇ、リスはかなりの率でどこに隠したか忘れるんですよ。
忘れられた木の実は、運ばれた場所で発芽して新しい世代の木になる。
木としては、リスの物忘れを繁殖戦略の中に取り込んでいるんですね。

★こんな記事もありました。

クルミ食べられないリスもいた 殻割り「学習」で差(朝日新聞 2011年10月4日)
 リスはクルミが好物だが、実際には食べられない個体もいることが、森林総合研究所多摩森林科学園(東京都八王子市)の田村典子主任研究員の研究でわかった。生まれた地域にクルミの木がないと、堅い殻の割り方を学習できないためらしい。
 本州や四国の森にすむニホンリス(ホンドリス)はオニグルミの種子を食べるとともに、遠くへ運んでたくわえる習性がある。これが放置されるとやがて芽を出して育つため、リスはクルミにとって種子散布を手伝ってくれるパートナーとも言える。
 両者の関係を調べていた田村さんは、クルミを全く運ばないリスもいることに気付き、クルミが豊富な東京都の高尾山周辺とクルミがない山梨県の富士山麓(さんろく)で、それぞれ捕まえたリスの行動を比べた。
 高尾山の15匹はすべて、クルミの殻を縫合線に沿って歯で削り、10分ほどできれいに二つに割って中身を食べた。ところが富士山の25匹は、おとなの雄2匹を除いて殻をまともに割れなかった。
 井の頭自然文化園(東京都武蔵野市)の協力で、オニグルミを見たことのないリスで実験すると、最初は割れなかった。しかし、クルミを割れるおとなと飼うと、1歳半くらいまでの若いリスは割って食べられるようになった。同じように飼育しても、2歳を超すと食べられるようにならなかった。
 田村さんは「リスは試行錯誤を繰り返したりおとなの行動を見たりして、割り方を身につけるようだ。それができるのは若い時だけなのだろう」と話す。(米山正寛)

とまぁ、こういうわけです。
squirrel awayを裏付ける記事ですね。
と同時に、哺乳類の行動というのは「学習」が大事だということを示しています。
若いリスは大人の行動を見て学習できる、という可塑性を持つのですね。大人になっちゃうと学習できなくなる。う~む、60歳も過ぎるとなぁ・・・反省しなくっちゃ。

他者の行動を見て理解して自分のものにする、というのはすごく高度な学習です。
猫と生活していると、個々の猫はかなり高度なワザを持っていますが、それを他の猫が見てまねする、ということはあまりみませんね。
仔猫の時に母猫の行動を見て学ぶ、ということはするのでしょうけれど。

虫が入ってくる玄関

★10月7日のパナソニックの広告なんですけれど

 虫が入ってくる
 玄関に、希望の光が
 あります。

嬉しいことを聞くものだ、と一瞬喜びました。
「虫が入ってくるような玄関こそ、その家に希望の光をもたらす入り口なんだ」
と読みましたね、私は。
でもなぁ、やっぱり甘かったよなぁ。
小さい字で「虫を寄せ付けにくいあかり LED電球」ときましたね。
「虫を寄せ付けにくいLED電球によって、虫が入ってくるような玄関ではなくしましょう」
「不快な虫の侵入を防ぐ希望の光・LED電球」
ということのようですね。

残念だなぁ。
我が家の玄関は小昆虫園の様相を呈していまして、チョウの幼虫や蛹、ハラビロカマキリ、スズムシ、オオカマキリの卵などなど。
「虫のいる玄関」なのです。ステキでしょ。
LED電球なんかつけないもん。

★で、一週間後、10月14日のパナソニックの広告

 これから20年、
 あなたの人生を
 照らしたい。

 約20年の長寿命 LED電球

余計なお世話でぃ。
この先20年も生きる気ないよ~。
LED電球なんかつけないもん。

2011年10月17日 (月)

コスモスとススキ

1016_1cosmos5 2011.10.16
コスモスと一緒にススキも夕陽を浴びて輝いていました。
穂が直立していますね。
1016_1cosmos6
穂の輝きを撮りたいと狙った構図。

秋だなぁ、などと柄にもなく呟いてみました。

白いコスモス

1016_1cosmos1 2011.10.16
線路際の柵の線路内側。
白いコスモスが咲いていました。
私にとっては白いコスモスは初めて見た花です。
このあたりはいつも通る場所ですから、ここに白いコスモスが以前からあれば気づかないわけはないのですが。きっと、この近所の方が咲かせて下さったのでしょう。
午後4時近くの陽射しですので、かなり傾いています。
そのため、花弁の陰影が際立ちました。
中央の花の部分の影まで写っています。

1016_1cosmos2
フラッシュを浴びせるとこうなります。
関心は中央部にあって、まだ完全に咲ききっていないのだな、というところを見ていました。

1016_1cosmos3
おや、キタヒメヒラタアブが口を伸ばしています。
今年はホソヒラタアブがいるに入るけれど数が少なくって、キタヒメヒラタアブの方をよく見かけます。

1016_1cosmos4
逆光の光がレンズに直接入らないように注意しながらの撮影。
レールが入ってしまいましたが、ま、いいでしょう。
強めの風に揺れていました。

モンシロチョウ

1001_12monsiro1 2011.10.1
モンシロチョウがブルーサルビアの花に蜜を吸いに来ました。
1001_12monsiro2
ぶれてはいますが、空中姿勢がよくわかります。
1001_12monsiro3
花にとまって蜜を吸って。
おいしそう。
チョウの吸蜜って実に「おいしそう」ですよね。何だか見ている方まで、ほくほくしてくるような感じです。
1001_12monsiro4
そしてまたふわっと飛び離れたり。

ダイナミックでいい写真を撮らせてくれました。
ありがとう。

アゲハ羽化直前

1001_2ageha1 2011.10.1
もう出ますよ、といっています。
蛹の殻が完全に透けています。
もちろんこの後ちゃんと羽化して飛び立ちましたが、いいですね、そこは省略します。
記念写真は必ず撮ってあるのですけれどね。
今年はずいぶん羽化したなぁ。もう間もなくシーズンが終わります。

キンモクセイ

0930_4kinmokusei 2011.9.30
咲き始めの時です。
右の方には、苞に包まれたつぼみや、苞がはじけかかったのが見えます。
左は、苞は落ちて、つぼみがむき出しになったところですね。
1001_8kinmokusei3 10.1
開花。
1002_4kinmokusei 10.2
満開。
ピッチのはやい花ですね。

これが雄花ばかりなんでしょ。
メスの木を導入してはまずいのかな。
外来種の侵入になるのかな。
雌雄揃えてあげたい気もしてしまう私でした。

オンブバッタ

0930_3onbubatta 2011.9.30
大人と子供ではありません。
雌雄の成虫です。
交尾を求めて接近しているのでしょう。
肉食性の昆虫やクモではないので、オスにとって危険はないのでしょうが、うまく交尾が成立するかどうかはわからない。
なんとなく、1mくらいの高さのところで交尾を見かけます。
足元でぴょんぴょん見かけるのは単独のオスやメス。
高いところの方が安全なのでしょうか。
10月はもうシーズンの終わり。
繁殖行動もせっぱつまってきました。

アゲハ羽化

0929_31ageha1 2011.9.29
続々と羽化していきます。
触覚の先の方を見てください。
拡大すると
0929_31ageha2
こうなります。
触覚の先の膨らんだ部分のいくつかの節の色が違うのですね。
これが何か嗅覚器とかと関係があるのかないのか、全く分かりませんが、ちょっとオシャレ。
0929_31ageha3
カエデにとまって日光浴してそれから飛び立っていきました。
きれいですね。うれしい。

道すがら:4

0929_25himeharanaga1 2011.9.29
先ほどのタマスダレとは別の場所。
ヒメハラナガツチバチがタマスダレの花に頭を突っ込んでいました。
0929_25himeharanaga2
オシベ・メシベをなぎ倒して花の奥へ。
ほんと無茶苦茶に突っ込んでいきます。
0929_25himeharanaga3
で、花粉まみれになる。
おそらく体を掃除するのだろうとは思いますが、私はその現場に出くわしたことはありません。
これだけ花粉まみれになって飛び回るのですから、花の側からすればよい授粉者なのでしょうね。
0929_28tumagurohyoumon
ツマグロヒョウモンのメスが日を浴びていました。
オシロイバナのところです。
家から旅立ったやつかなぁ。なんとなく親密感を覚えます。

道すがら:3

0929_23housenka1 2011.9.29
濃い色のホウセンカ。
0929_23housenka2
我が家にもオレンジっぽい色のものがあったのですが、いつの間にか消えてしまった。
種が弾けて面白い、だけじゃだめなようで。園芸店へ行くかなぁ。

0929_24siso1
シソの花。
シソ科の花をいくつか見てきました。口を開いたような特徴のある花です。
で、本家本元のシソの花を撮りたくなった。
それで種蒔きして今年我が家にもシソが生えてきたのですが・・・オンブバッタがみんな食べてしまった。ひどい偏食家ですよ。シソばっかり食べて並んでいたオクラには一切口をつけなかったものなぁ。そんなにシソってオンブバッタにとってはおいしいのですね。
0929_24siso2
なるほど、これがご本家シソの花ですね。
もちろん見たことはあるのです。でも最近はとんと見かけていなかったもので、見たかったのでした。
口を開いたような花ですねぇ。

道すがら:2

0929_20humei2 2011.9.29
また分からないのですが、きれいだから載せちゃおう。

0929_21tamasudare1
タマスダレ。で、オシベに何か虫がとまっています。
この大きさだとキタヒメヒラタアブかな、とも思いますが、確定はできませんでした。
0929_21tamasudare2
群生していました。
よい光景ですね。
我が家では2,3本パラパラとしか咲かないので、こういう咲き方を見るとすごいなぁ、と嬉しくなります。

道すがら:1

0929_19yaburan 2011.9.29
家の前のルコウソウから、踏切脇のマルバルコウまで、100mあるのかないのか。
その間の線路際。いろいろ皆さん工夫して楽しんでいらっしゃいます。
上はヤブランですね。ユリ科だそうです。

0929_20humei1
わからない実がたくさんみのっていました。
わからないものは載せるのやめようと思いつつ、あんまり見事ですので載せました。
なんでしょう?
ここに何が咲いていたんだっけ?わからない。

昆虫の視覚、嗅覚、味覚など

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2011/10/post-7d28-1.html
2011年10月13日 (木) ヒメグモD:3

↑この記事にコメントを頂きました。

「考えてみたら蝶や蜂は花に集まりますね。あれは香りに引かれてでしょうか。それとも何か目に見えるものがあるのですか。」

★ヒトの色覚は3原色といいますが、不完全な3原色の色覚です。
恐竜の時代、哺乳類は夜行性になったため、明るさに感度を上げましたが、色覚を一部失って、2原色になりました。その後、サルの仲間では、赤の遺伝子を重複させて、緑の色覚を回復させて3原色になりました。
でも、正直のところ、赤と緑の感度曲線はごく近いので、2原色のような色覚しかもっていません。
下のサイトにある「分光感度」というグラフを見て頂ければ分かります。
http://jfly.iam.u-tokyo.ac.jp/lab/colorresearch.html

アゲハの色覚は5原色といわれます。赤・緑・青・紫・紫外です。
http://www.sendou.soken.ac.jp/esb/arikawa/research_j.htm
このサイトに、アゲハチョウの色感度のグラフがあります。
感度のピークがきれいに分離していますので、おそらく、非常にクリアな色覚を持つと思われます。

ミツバチの色覚は緑・青・紫外の3原色といいます。
http://www2.toyo.ac.jp/~yamaoka3/biosrv/pdf/exp/chapt_3_4_pigments.pdf
このpdfファイルの2ページめにミツバチの色覚のグラフがあります。

このように、アゲハでは紫外から赤まで見えますので、花の色を見て、「花だ」というような認識を持って花に集まるのかもしれません。
ミツバチは赤が識別できませんので、赤い花の色に惹かれてやってくるというのは無理かもしれません。
ところが、アゲハもミツバチも紫外線が見えます。
ヒトには見えない紫外線の領域で花弁に模様がついているものがたくさんあることが知られています。「花蜜標識」(ネクターガイド){蜜標:ハニ―ガイド としていることもあります。}といって、ここに蜜があるよ、と知らせる模様が見えるのだそうです。

http://www.bio.sci.toho-u.ac.jp/column/200702.html
このサイトにタンポポの紫外線写真があります。
緑を吸収してしまう葉のなかに、明るく花が浮き上がり、紫外線で見えるガイドが際立つのです。
{このサイトにありましたが、白い花の上の白いクモ。ヒトの目には目立ちませんが、クモの腹部が紫外線を吸収し、結果としてクモはネクターガイドに擬態しているのだそうです。}

◎というわけで、アゲハやミツバチが視覚によって花を認識していることは確かだと思います。

★ところで、腐った果実などにタテハチョウの仲間やハエが集まることもよく知られたことです。
これは視覚によるものではないでしょうね。多分嗅覚によるのではないでしょうか。
腐った果実、発酵している樹液などからでる「におい分子」を感じて誘引されるのではないでしょうか。
溶液中の分子による刺激を感受するのは味覚、気体中の分子が受容器内の液体に溶けてその刺激が感受できる場合は嗅覚ですね。これはヒトでも同じ。
昆虫の場合、フェロモンを受け取るのもある種の「嗅覚」ですので事情が複雑になります。

●花の香りや腐臭を感知して食物を探す嗅覚は、ヒト的な「嗅覚」という言葉で表現される感覚と似ていると思います。
ただ、昆虫に鼻はないので、嗅覚器官は触覚にあることが多いようです。
花を咲かせる植物と昆虫は互いに支え合い競争し合いながら「共進化」してきました。
虫媒花の花の色は昆虫の視覚とともに進化したのでしょう。
多くの花には香りがあります。これも花の色と同じく昆虫とのかかわりで進化したのでしょう。ですから、昆虫が花の香りに惹かれて花を訪れるというのも確かだと思います。

フェロモンの受容も嗅覚と同じように多くは触覚でなされます。
どのような感覚なのかは、ヒトにはフェロモン受容器がおそらく無いので、想像するしかありません。
アリやミツバチなどの社会性昆虫の「階級分化フェロモン」は有名ですね。
「道標フェロモン」「警報フェロモン」「性フェロモン」も有名です。
アリは歩くときに腹端部から地面にフェロモンの標識をつけて行き、それを触覚先端の嗅覚器官で検知しながら辿ります。これははたらきはフェロモンですが、「においをかいでいる」ともいえますね。
カイコガのメスが発する微量の性フェロモンをオスが触覚で感知して遠くからやってくる、というのは有名ですね。

◎ということで、食物の発する「におい」を嗅いで集まる、という行動もあることは確かです。

★昆虫の味覚について、少し。
味覚器官は口器のそばにあることもあります。

ハチやアリでは触覚にあります。
ですから、アリが触覚で何かを叩いているときは「味見」しているのかもしれません。
アブラムシのところへやって来たアリがアブラムシを触覚で叩いたりしていたら、アブラムシの分泌物の味を感じているのでしょう。

チョウやガやハエでは第一肢の先端にに味覚器があります。
アゲハがミカンの葉を前脚で叩いて(ドラミングといいます)、小さな傷を作り、その部分の味を感じて葉がミカンであることを確認して産卵する、という行動は有名です。(産卵刺激物質を感知すると、産卵行動が誘発される、という言い方もあります。)
これは、他のチョウでもほぼ同様。

ただねぇ、やみくもに全ての葉に対してドラミングを試みるのは効率が悪すぎますよね。嗅覚(あるいは視覚)の助けはないのかなぁ、と私は思うのですが、そのあたりを詳述した論文を見たことがなくって。わかりません。

他方、花にとまったチョウが前脚で味をみていることはないのか?というのもよく分かりません。
どうなんでしょうね。

★追加:タテハチョウの仲間は見かけ上脚が2対4本しか見えない、という事実があります。
前脚は胸のところに畳んでいます。じゃあ、その前脚は無用なのか?
以下、私の想像ですが
タテハチョウの仲間が、他のチョウやガと進化的にものすごく離れてしまったわけではないでしょうから、やはり産卵行動におけるドラミング、味見という行動は共有しているのではないでしょうか。
タテハチョウの仲間の産卵行動をじっくり見るチャンスがありましたら、ぜひ、普段畳んでいる前脚を使ってのドラミングを行うかどうか観察してみて欲しいのです。これはアマチュアのチョウ好きでは無理かな、とも思いますので、ぜひ研究者の方にお願いしたいところです。

{アリが道標フェロモンを検知するために、触覚で地面をたたく行動は、嗅覚でフェロモンを検知しているのか、味覚でフェロモンを味わっているのか。どっちだろう?などと益体もないことも考えます。}

★オマケ:チョウのお尻には目があります。
尾端光受容器といいます。
オス・メス両方にあります。
オスにとって、交尾中に尾端光受容器からの信号が消えるということは、交尾器がきちんと結合しているというサインになります。不完全な結合では光が入るので、尾端光受容器から信号が出ます。その状態ではオスは雌に精子を渡しません。

メスは、ドラミングして幼虫の食草であることが確認できると産卵に入るわけです。
腹を曲げ、産卵管を突き出します。産卵管には、機械的な刺激に反応する感覚毛が生えていて、その触覚によって葉の位置を確認し、卵を送りだし産卵します。
このとき尾端光受容器から光を検知したという信号によって産卵管が充分に突き出されていることを確認し、そのうえで卵を送りだします。
尾端光受容器が壊れると、産卵管が出たかどうかわからなくて、機械的な刺激で葉を検知しても産卵できなくなります。

[参考文献]
「生き物はどのように世界を見ているか」編者・(社)日本動物学会関東支部、学会出版センター、2001.11.10

「昆虫の生物学 第二版」松香光夫 他 著、玉川大学出版部、2000.4.8

「感覚器官の進化」岩堀修明 著、ブルーバックスB-1712,2011.1.20

★またオマケ
http://www.fukuoka-edu.ac.jp/~fukuhara/uvir/hana_uv.html
このサイトに「花の簡易デジカメ紫外線写真」の写真があります。
また「昆虫の視覚と紫外線」などの話も豊富ですので是非ご覧ください。

2011年10月14日 (金)

実 2種

0929_17kikyou 2011.9.29
これキキョウの実ですよね。
確かこの場所は白いキキョウを見た場所のはず。
無断で持ち去るわけにはいきませんので、眺めるだけ。
0929_18bara
これはバラの実。
品種名は分かりません。
一個欲しいなぁ。

実を見ると、まきたくなります。

ルコウソウの葉にて

0929_14hati 2011.9.29
そんなこんなで、マルバルコウやらルコウソウの写真を撮っておりましたら、ルコウソウの葉で一瞬ハチとすれ違いました。
ほんの一瞬。この姿しか撮れませんでした。
ルコウソウの葉の櫛のような細い葉でみかけたので、虫の体の大きさも推測できると思います。
小さいハチ。長い産卵管。
これ、多分、寄生バチだと思います。私には種は特定できません。
すぐ茂みの中へ入って行きました。寄主を探しているのでしょう。


マルバルコウ:葉・実

0929_22marubarukou2 2011.9.29
「丸葉縷紅」というだけあって、葉が丸いです。
結構大きいですね。
少し離れて。
0929_22marubarukou5
結構虫食い穴もあります。
食草にしているのは誰だろう?
去年、ルコウソウにはエビガラスズメの大きな幼虫がいましたが、ここで穴を開けているのは誰でしょう?
0929_22marubarukou4
こんな実がついていました。
ルコウソウの実は単独で、ジュズダマのような形でつきますが、マルバルコウはまとまっていますね。

http://www.nies.go.jp/biodiversity/invasive/DB/detail/80290.html
「国立環境研究所 侵入生物DB」ですが、これによると、1850年前後に鑑賞用として導入されたものだろうということでした。

マルバルコウ:花

0929_22marubarukou1 2011.9.29
踏切のそばのマルバルコウを見に行ってきました。
0929_22marubarukou3
花のサイズはこんな感じでした。

一緒に
0929_13rukousou
こっちがルコウソウ。
ルコウソウの鮮烈な赤が好きです。

アゲハ羽化直前

0929_2ageha1 2011.9.29
これがアゲハの蛹の羽化直前の様子です。
アオスジアゲハもそうでしたが、中の模様がきれいに透けて見えます。
0929_2ageha2
これがどこのどういう変化なのか、はっきり把握できません。
蛹の外皮が突然透明になる?
蛹の外皮の内側と成虫の体の間に空気が入って透けるようになる?(この場合は蛹の外皮はもともとほぼ透明だったことになります)
同じく、蛹の外皮はもともとほぼ透明だったとして。成虫の体の模様が急激に色づく?
なんだか、どれも完全な説明にはならないような気がする。
事実として、蛹がこういう状態になったら、何時間かのうちに羽化が始まります。

オンブバッタ

0929_10onbubatta 2011.9.29
オンブバッタのメスの身長測定をしてしまいました。
4cmちょっとありますかね。
こういうふうに昆虫がじっとしていてくれることは珍しい。
可能ならスケールを入れることに挑戦します。
でもそれでシャッターチャンスを逃すのはもったいないですから、通常は出たとこ勝負の写真になります。

アカトンボの卵

0929_3akiakane1 2011.9.29
9月27日に産卵してもらったアカトンボの卵です。
四角っぽい瓶の底の2カ所に集まりました。
0929_3akiakane2
粘着していて、揺すっても動きません。
産卵直後は白かった卵ですが、こういうふうに色がついてきます。
受精卵だということです。
未受精卵だと白いままふやけてきます。
このまま冬越しでしょう。
温かすぎないように、また、凍りつかないようにして、冬を越させてやりましょう。
春が兆す頃、孵化するはずです。

トンボの集会

0928_9akatonbo1 2011.9.28
この日、トンボの集会がありました。
秋のある日、トンボが集まってくるのですよね。
電車の線路の柵に、それぞれトンボがとまっている。それだけで、10匹20匹はいます。
低空を飛んでいるのもいる。
家の方にもずいぶんとまっている。
何十匹ものトンボたちが集まってきて、陽射しを浴びてあたたかそうにしているのです。
空気は澄んで明るい。
0928_9akatonbo2
こういう日の少し前からトンボの姿が増えてきます。
で、トンボつまみなんてやって遊んでいたわけですが、ある日、トンボの数がぐんと増えます。
ちゃんとした用語ではないのですが、私は個人的にこのピークを「トンボの集会」と呼んでいるわけです。
毎年1回あります。
この後、トンボはほとんど見かけなくなります。

秋が深まって来た証です。

方言(?)

★10月5日の朝日新聞に「ボランティア必携?方言パンフ」というタイトルの記事がありました。気仙沼地方の方言を解説するパンフレットだそうです。

気仙沼方言の発音は、いわゆる「ズーズー弁」。「シ」が「ス」に、「チ」が「ツ」になり、すしが「スス」に、知事が「ツズ」に聞える。また、「ナゲル(捨てる)」や「コエー(疲れた)」など、共通語とは違う意味になる言葉もある。
・・・
「被災者からナゲテ(捨てて)ほしいといわれ、気仙沼の人はずいぶん乱暴なものの言い方をするんだとびっくりした」というボランティアの声を聞いた。
・・・

★ここに引用した内容は、気仙沼だけのことではないですね。私は秋田に親戚が多いのですが、秋田の方言もほとんど同様です。
口を大きくはっきり開かないので、「シ」が「ス」に、「チ」が「ツ」になります。
また「投げてけれ」というのもあります。従妹が東京の大学に来た当初、「投げてけれ」が通じなくって驚いたと、昔、話しておりましたっけ。

★ところでですね、方言というのはそれでいいのです。それぞれの土地の歴史に根差したことばなんですから、それでいい。
 ところが、最近気になるのは、「あいまい発音」が若い人の間に広がっているのではないかということです。

テレビを見ていて、交通情報の方が「ちゅうおうどう」ではなく「つうおうどう」と発音したり、「千葉」が「ツバ」になったりしてますよ。事故がズコだったりね。

NHKのアナウンサーでも何人かこういうあいまいな発音をする方がいらっしゃいます。
「シ」が「ス」に、「チ」が「ツ」などを、口をきちっと開いて母音をはっきり発音しない、あいまいなまま話してしまう。
方言は方言でいいんですが、でもねぇ、NHKのアナウンサーって訓練を受けた方々じゃないのかなぁ。ちょっと困ったな、と思っています。
そういうアナウンサーが出てくると、つい、チャネルを変えてしまうんですよ。聞きたくないもんな。

★左耳の聴力がガタ落ちになったら、子音で話す言葉が聞き取りづらくっていけません。
ささやき声なんてまるっきり聞き取れない。
母音をはっきり発音してくれないと聞き取れなくなってしまったのです。
恐らく年齢からくる聴力低下でも同じようなことなのではないか、と想像します。
どうか、公共のテレビ放送に出てくる方々は、はっきりと母音を発音してください。
お願いします。聞き取りにくくってたまらない、というのもあるのです。

★上の話題から少しずれますが、片側の聴力が低下し気づいたのは、「カクテルパーティー効果」を失ったということです。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%82%AF%E3%83%86%E3%83%AB%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%BC%E5%8A%B9%E6%9E%9C

カクテルパーティー効果(英: cocktail-party effect)とは、音声の選択的聴取 (selective listening to speech)のことで、選択的注意 (selective attention) の代表例である。1953年に心理学者のチェリー (Cherry) によって提唱された。
・・・
カクテルパーティーのように、たくさんの人がそれぞれに雑談しているなかでも、自分が興味のある人の会話、自分の名前などは、自然と聞き取ることができる。このように、人間は音を処理して必要な情報だけを再構築していると考えられる。この機能は音源の位置、音源毎に異なる声の基本周波数の差があることによって達成されると考えられる。つまり、このような音源位置の差や基本周波数の差をなくした状態で、複数の人の音声を呈示すると、聞き取りは非常に難しくなる。
・・・
さらに音楽においても、オーケストラの演奏などにおいて、複数の楽器がそれぞれ別のメロディを奏でている時にも、特定の楽器のメロディだけを追って聞くことができるのも、同じ効果である。

テレビニュースを聞いている時に話しかけられると、どっちも聞き取れない。
天気予報のバックグラウンドに音楽を流されると、肝心の気象情報が聞き取れない。
スーパーでバックグラウンドに音楽や宣伝が流れていると、会話ができない。
FMのニュース番組で、番組全部にパーカッションの利いたBGMが流れているという番組がありまして、ニュース内容は全く聞き取れない。

最近のテレビはうるさいなぁ。
うるささだけが聞こえてきて、肝心の話は聞き取れない。

ひどいものです。
世の中、音が重なり過ぎ!!っです。

何とかして下さい。
要するになんでもかんでも飾り立て過ぎなんです、ヨ。

visionary

★スティーブ・ジョブズ氏が亡くなられたときのアメリカ・オバマ大統領のコメントに「世界はビジョナリーを失った」という言葉がありました。英語で書けば「visionary」ですね。新聞では「先見の明のある人」と訳していました。{「ヴィジョネァリィ」かなぁとも思いますが、nativeの発音は聞いたことがなくって。}

★visionary という言葉にはちょっと思い出があります。
大学に入った年の英語。William Blakeの詩集など読んだのですが、面白い話を聞きました。

 視力が0.5の人(「普通の人」ということにしましょう)ばっかりがいるところに、視力2というような人(「特別な人」ということにしましょう)が来て、地平線上に見えるライオンの生活を生中継のように話して聞かせたらどうなるでしょう?
普通の人にはそんなものは見えませんから、素晴らしい想像力のある人が素敵な物語を聞かせてくれた、と思うでしょう。けれど、特別な人は、自分が見たものをそのままに伝えただけなのです。
 詩人の中にはそういう「特別な人」がいて、精神世界のものすごい視力(Vision)をもっていて、普通の人には見えない時空間の詳細を、彼は見たままに語ります。すると普通の人は、とてつもない想像力の創造的産物を語り聞かされた、と思うでしょう。
ブレイクという人はそういう人かもしれない。
特別な視力を持つ人のことをvisionaryというのだよ。と。

こんな意味のことを話して下さいました。
感動してしまって、ブレイクの詩や絵に凝りましたっけね。

The Sick Rose

O Rose, thou art sick!
The invisible worm
That flies in the night,
In the howling storm,
Has found out thy bed
Of crimson joy,
And his dark secret love
Does thy life destroy.

これが彼の「視覚」には見えたのでしょう。
「crimson joy」なんて、どきどきしますね。

Infant Joy

  "I have no name:
  I am but two days old."
  What shall I call thee:'
  "I happy am,
  Joy is my name."
  Sweet joy befall thee!

  Pretty joy!
  Sweet joy, but two days old.
  Sweet joy I call thee:
  Thou dost smile,
  I sing the while,
  Sweet joy befall thee!

"I happy am,Joy is my name" しびれましたっけね。

★私などは生理的にも近眼です(+乱視+老眼)。アフリカの草原で視力2で世界を眺める人が見ている光景など想像もつきません。私的世界でも近眼で、目の前のものを記述するばかり。強烈な視力で世界のありさまを見かつ語る人の世界など想像もつきません。

ひょっとして、ジョブズ氏は、時空のはるかかなたが実際に見える人だったのかもしれない、とも思うのです。私のような凡人には想像でしかない世界を実際に見て、伝えてくれたのかもしれない、とも思うのです。

visionaryが見る世界は凡人には見えません。

「先見の明」としか訳しようもないでしょうが、私は「超視力者」とでもいいたいとも思うのです。

visionには視力という意味もあるんですよね。
ふと、40年以上も前の記憶が鮮やかによみがえってしまいました。

2011年10月13日 (木)

ヒメグモD:3

1010_6himegumod1_2 2011.10.10
うわっ、ですね。
初めに、キンモクセイの苞が降ってきて積もった網をお目にかけました。
どうやら、クモはある程度掃除をしたらしく、苞はなくなっていたのですが、今度は花です。
キンモクセイの花が散り始めたのです。
すごいことになっちゃった。
クモがどこにいるかはもうお分かりですね。上の方の白いものの中にいるはずです。
それにしてもまぁ、キンモクセイの開花から落花まで、花の便りを伝えてくれるヒメグモの網なのです。風流ですねぇ。
1010_6himegumod2
います、います。
落ちてきた花に囲まれて、まだ残る香りに包まれて、すごい子育てだなぁ。

★ところで、キンモクセイの香りですが、木の下、間近で鼻に刺激を受けるのはさすがに少しきついです。遠くからほんのり香るほうあいいなぁ。
近いと、昔の男性化粧品、例えばポマードとか、そういうもののきつい香りに近くなってしまいます。花の香りなんですけれど少し動物的というか、脂っこいというか、そういう香りに感じられました。
芳香は遠くからほんのりと香るのがよいようです。
お化粧のきつい女性とエレベータに一緒に乗るのはきつい。と感じる爺さんです。

★ところで、日本のキンモクセイはみんなオスの木だというのはご存知ですよね。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%83%B3%E3%83%A2%E3%82%AF%E3%82%BB%E3%82%A4
ウィキペディアです

雌雄異株であるが、日本では雄株しか入っていないので結実しない。雄しべが2本と不完全な雌しべを持つ。

季節の花300のサイトから
http://www.hana300.com/kinmok.html

学名  Osmanthus fragrans var. aurantiacus
          Osmanthus   : モクセイ属         
          fragrans    : 芳香のある         
          aurantiacus : 橙黄色の            
  Osmanthus(オスマンサス)は、ギリシャ語の「osme(香り)+ anthos(花)」が語源。

化学屋としてはですね、ウィキペディアで学名を見たとたん、「 Osmanthus」も「におい」のことじゃないの?と思ったわけですが、ここではちゃんと解説されていたので、引用しました。
原子番号76のオスミウム(Os)という元素があります。
1803年にイギリスのテナントによって発見されたのですが、このオスミウムの化合物が香りというのではなく、臭気があるのです。(私は嗅いだ事がありませんけど。)
で、臭気があることにちなんでギリシャ語の「オスメ」からオスミウムと命名されたという経緯があるのです。
そんなことを知っているものですから、学名を見てなるほど、と納得してしまったのでした。

「fragrans」は化学とは関係なく、「芳香」だろうとお分かりですよね。
学研パーソナル英和辞典から

fragrant
{形容詞}香りのよい;快い
◆fragrance {名詞}芳香(のあるもの)

最近は「香り商品」が増えてしまって、私は少しげっそりしています。
人工的な香りが苦手でしてね。シャンプーなんか頭が香りだらけになるので使わないんです。石鹸で充分でしょう。
商品に付加された香りは嫌いです。

イトカメムシ

0928_7itokamemusi 2011.9.28
ビヨウヤナギの葉の上です。
イトカメムシですね。
脚がやたらと細長い。触覚も細長い。
体自体は7mmくらいかな。
たまぁにしか見かけないカメムシです。
カメムシ目 > イトカメムシ科 > イトカメムシ
です。
虫ナビによりますと成虫も幼虫も「キリ,ゴマ,クサイチゴなどの汁」が餌だとあります。
このどれでもないですけれど、まぁ、なんでもいいのでしょう、要するに。
初めて見ると、カメムシとは思えないですよ。
こんなカメムシもいるんだ、と記憶の片隅に刻んでおいて下さい。

モンシロチョウ

0928_6monsirotyou 2011.9.28
チョウもこういう格好をするんですね。
ハチなどは口が短いから、花の中に頭っから突っ込んでいきますが。
ランタナの花です。
そんなに奥深いとも思いませんが、モンシロチョウが花の中に頭を突っ込んでいます。
悠長なことを言ってる場合じゃないんだよ、とにかくいっぱい吸いたいんだよ、ということでしょうか。
見ぃちゃったぁ。でした。

マエアカスカシノメイガ

0928_4maeakasukasinomeiga1 2011.9.28
キンカンだかキンモクセイだか、そのあたりの葉だったと思います。
目の前に飛んできました。わざわざ来てくれた以上撮らなくっちゃ。
露出の補正を考える暇もなくパチリ。ちょっとオーバー気味ですね。
この直後、パッと飛んで移動。
0928_4maeakasukasinomeiga2
葉の裏につきました。
この写真が、名前をそのまま表しています。
前翅の前のヘリが「赤い」。{個人的には茶色に見えるのですが、まあいいや。}→マエアカ
翅は薄くって、透けてますね。→スカシ
そういうノメイガです。
「前赤透野螟蛾」

チョウ目>ツトガ科>>ノメイガ亜科>マエアカスカシノメイガ

となるわけですね。

http://www.jpmoth.org/Crambidae/Pyraustinae/Palpita_nigropunctalis.html
このサイトによりますと

【幼虫食餌植物】 モクセイ科:ネズミモチ、キンモクセイ、イボタノキ、ヒイラギの花、オリーブ)、モクセイ科:リュウキュウモクセイ

とありました。
庭ではキンカンとキンモクセイが並んで生えておりますので、なるほど食草だったのか、と納得。
その割には毎年1回くらいしかお目にかからないのですが。気づいていないだけなのかな。


ホシハラビロヘリカメムシ

0928_3hosiharabiroherikamemusi 2011.9.28
パッと見て、ホソハリカメムシとかハリカメムシとかいう見分けにくい、肩の張ったカメムシだと思いました。ただ、翅に点が二つあるのですね。なんとなく、気になって撮影しました。
調べてみたらどうもホシハラビロヘリカメムシのようです。
   ヘリカメムシ科>ホシハラビロヘリカメムシ
だと思います。マメ科の植物に集まるとありました。
(写真はホトトギスの葉の上ではなかったかな。マメ科じゃないですね)

★ややこしい話。
同じヘリカメムシ科にハリカメムシというカメムシがいて、さらにヘリカメムシ科のホソハリカメムシとよく似ているのです。

ややこしいですね。
とにかく、1対2個の点に気づいてよかった。
なるべく思い込みを排して付き合わなければなりませんね。

アゲハ羽化・ツマグロヒョウモン羽化

0927__1ageha 2011.9.27
夕方、アゲハが羽化しているのに気づきました。
もう出たそうな雰囲気だったので、夕方でしたが放しました。完全に暗くならないうちに放した方が自力で隠れ場所を探して休みやすいだろうと思いましたので。
放して、ホッとして横を見ると
0927__2tumagurohyoumon1
ツマグロヒョウモンが羽化していました。
わぁ、どうしよう。
でも、これは羽化して間もない感じだったので、ケースを布で覆って、暗くし、人間活動の光が入らないようにして、翌日放すことにしました。
0928_1tumagurohyoumon1 9.28
朝7時半くらい。
朝日の中、きれいですね。
脚が4本しか見えない、という状態ですね。
一晩待たせましたからすぐに飛び立っていきました。
0928_1tumagurohyoumon2
ケースの底には、これまた例のお騒がせな「真っ赤な蛹便」。
誰でも驚きますよね、これには。
緑色の葉っぱを食べて育ったのに、これはわざわざこういう色素を作るのでしょうか。
それとも、翅の模様を作る時にこういう色が副生してしまうのでしょうか。
わかりません。
慣れれば問題なし。

元気でねぇ~。

ツバキの実

0927_12tubaki 2011.9.27
ツバキの実がたくさん熟しています。
つぼみの方も準備中で、忙しいことですね。
それだけ栄養分をたっぷり持っているということでしょうか。
花の準備も実の熟成も、コストのかかる仕事だと思うのですが。

今、我が家では、紅白入り乱れて咲くツバキ(東光院で拾ってきたもの)からでた苗を育てていますので、こちらの実を蒔こうという気にはなりません。
ツバキ科にはチャドクガという面倒もあるしなぁ。
鳥さんが食べるかどうか、かまわないよ~。

ヒメグモD:2

1007_5himegumod1 2011.10.7
毎日見ています。
この日キンモクセイの下へ行ったら、何やら白いものがあります。
なんだ?と廻り込んでみると
1007_5himegumod2
なんでしょうね、何か包装材のようなものでしょうか、人工的なものであることは間違いない。
飛んで来たのでしょうね。普通は枯葉を運んできてある種の「住居」にするのですが、この飛んで来た白いものがちょうど手ごろだったのかな、空間的に張った網の中央に運んできて住居にしたようです。
折った間に卵のうと一緒にいました。
白い物の向こうにみえるものも、なんだか卵のうのような気がするのですが、母グモが忘れたのでしょうか。住居が先にあって、そこで卵のうを作れば、作った卵のうがみんな住居の中にあることになるのでしょうが、順序が逆だったので二つ目を運んでくることを忘れたのかもしれません。

{母猫が、仔猫を別の場所に移す時に、4匹くらいまでは確実に連れて行きますが、5匹くらいになると忘れてしまうことがありますね。猫の直感的な「かず」感覚は4くらいが限度かな。}

ヒメグモD:1

新たに名前をつけてもらったヒメグモD
1001_8himegumokin2 2011.10.1
キンモクセイの枝の間に網を張ったヒメグモがいるのです。
継続的にご紹介したいので名前をつけました。「D」です。
写真を拡大してみてください。
クモは写真中央の上の方に写っています。
この写真の眼目は、下の方でして、一面に何かが広がっていますね。
これ、キンモクセイの花が咲くときに花を包んでいた苞が落ちたものなのです。
網の底の方に、いっぱいたまってしまいました。
最初、なんだ?これ、と思ったのですが、近寄ってみれば苞なのでした。
そしてもちろん、これはキンモクセイの開花を告げる印であるわけでして、あたりには強い香りが漂い始めていたのです。
1001_8himegumokin3
クモの方へ目を移すと、ホウズキカメムシでしょうね、とらえて、卵のうのそばへ運んで自分自身の食事中。
まさか、たまたま卵のうのところへカメムシが飛び込んでくることもないでしょうから、自分で運んだのだと思います。離れたところで捕獲してぐるぐる巻きにして運んで来たのでしょう。
卵のうから長く離れていたくないのですね。なるべくそばにいて守ろうとしています。


ヒメグモC

0930_6himegumoc 2011.9.30
ヒメグモCの方がBよりもたくさんの子を集めています。
これが9月30日の様子。母グモの姿をよく見てください。

1001_14himegumoc 2011.10.01
あれ?!
母グモの腹部の色が変わってしまいました。
どうして?
なにがあったのでしょう?
全然わからないのですが、とにかく腹部の色は変わっても母グモは相変わらず子グモの世話をしている様子。

1010_19himegumoc 2011.10.10
毎日見ていたら、どうも、子グモにも腹の色の違いが出てきました。
黄色い腹の子グモと、腹の色が濃い子グモがいるようです。
なんなんだろう?
なにがちがうんだろう?
秋が深まっていくことと関係があるのでしょうか?
子グモはずいぶん成長しました。
この色の違いがどういうことなのかを私が理解することは多分ないのでしょうね。
不思議なことを見ました。
そしておそらく、そう遠くはない時期にヒメグモ達の子育ても終わるのではないでしょうか。


1010_20himegumo
ヒメグモCの上の方で新たに別のヒメグモが子育てに入ったようです。
ちょっと接写ができる距離ではないので、追跡はしませんが、肉眼で眺めることにします。
名前もつけずにおきます。

ヒメグモB

0930_2himegumob 2011.9.30
ヒメグモBと名づけたヒメグモ。
この日、母親は何か獲物をとらえた様子。
どうやってこの獲物を子グモ達に与えるのでしょうね。

1002_1himegumob1 2011.10.02
カメムシがかかりました。
子らが集合している枯葉からは少し離れています。
これもまた、どうやって子グモに与えるのか、よく分かりません。
母親が枯葉から離れているこの時
1002_1himegumob2
子グモ達は枯葉のところにいました。
獲物のところまで出かけるのかなぁ。
どうやってか分かりませんが、子グモに給餌していることは確かだと思います。

クモに「愛」はない、といえるでしょうか。
クモには「言葉」がありませが、こういう「行為」を「愛」というのではないでしょうか。
人間も動物として行為としての愛を持ち、さらに言語能力があるものだから、行為を抽象化して「愛」という言葉を作った。
言語化された概念をちょっとふりはらって、世界を見てみませんか?
虫にもクモにも、愛があり、心があると思うんですよ。
それらは語られることはないけれど、行為として、姿として、態度として表現されていると思うのです。

2011年10月12日 (水)

ルリタテハ 飛び立つ

1010_12ruritateha5 2011.10.10
長かったような、短かったような、ウォームアップの時間。
やがて充分に体の態勢が整ったようで、ふわっと翅を広げました。
きれいでしょ。
まさしく「瑠璃」タテハです。
このあと、悠然とパワフルに飛び去りました。
いやぁ、うれしかった。
チョウそれぞれに特有の飛び方があるのですが、ルリタテハの飛び方はパワフルですね。

成虫は、花の蜜や腐った果実の汁、樹液などを吸いに来ます。
で、成虫で越冬するはずですので、今飛び立っていったこのチョウも、冬を越して世代をつなぐのでしょう。

1010_12ruritateha7
例の赤い蛹便、です。
初めて見るとビックリしますよね。血を流したんじゃないかと。
不要になった体液を排泄して身軽になったのですから、心配無用です。

ちょっとした脱力感がきましたね。
不快な感覚ではありません。一種の達成感です。
これが飼育者の喜びでもあるのです。
無事に命を旅立たせる、これに勝る喜びはないですね。

ホトトギスはいっぱいあるので、もっと来てくれてもいいのだけどなぁ。
ぜひ来てください。

ルリタテハ羽化

1010_12ruritateha1 2011.10.10
10月10日ついに羽化。
朝のうちに羽化したのですが、充分に体の態勢が整ってから、と思って、もう1時近くに放すことにしました。
ルリタテハ、というとさぞかしきれいなるり色のチョウだろうと思うでしょ。
ところが、見てください。
樹皮そのものなんですよ。
こういう風に翅を畳んだ状態で樹木にくっつかれたらとても分かりませんね。
1010_12ruritateha2
複眼には独特の模様。
脚は、ツマグロヒョウモンと同じく、2対4本しか見えません。
前脚は胸のところに抱え込んでいるのです。
1010_12ruritateha3
チラっと中を見せてくれました。
るり色が見えました。
少し気温が低くいようです。
1010_12ruritateha4
ケースの蓋をそっと反対向きにして、日光が直接体に当たるようにしてやりました。
影がくっきり。
この状態で翅を細かくふるわせています。
筋肉を細かく動かして熱を発生させて体を温めているのです。
まさしく warm up です。
昆虫はよくこういうふうに筋肉を震わせて体を温めるということをやります。

妻と二人で、ルリタテハのウォームアップをじっと眺めていました。
どきどきします。

ツマグロヒョウモン蛹

0929_5tumaguro1 2011.9.29
ルリタテハと同時に飼育していたツマグロヒョウモンの幼虫は、この時点で2匹が蛹になっていました。
で、前の記事のルリタテハの蛹と比較していただくために、ツマグロヒョウモンの蛹も載せます。
上の写真、5対の光るエリアがあります。
突起状で明るく光を反射します。
0929_5tumaguro2
拡大するとこうです。
フラッシュの光を反射して輝いていますね。
このように光ることが生存上有利なのかどうか、よくわかりませんが、ルリタテハなどと共通の祖先から、ツマグロヒョウモンの方はこの光点を進化発展させたのでしょう。
0929_5tumaguro3
ルリタテハの蛹と比べてみてください。

蛹の姿・形は違うけれど共通でもある。
光る点は共通な部分もあるけれど、大きな差異がある。

面白いものですね。
前回ルリタテハを飼育した時は、蛹が光るかどうかについては全く意識がなかったので、今回こうやって観察できて非常にうれしいです。
ルリタテハを育てた後にツマグロヒョウモンの飼育を多数行い、光るということへの意識が強くなっていたので今回の観察ができたわけです。

なんでもやってみないと分かりません。楽しんでください。
虫たちとともに生きることは、とても楽しいです。

{おまけ}
ツマグロヒョウモンの蛹の撮影をしていて初めて教えられたこと。
ちょっとうかつに、蛹のくっついた蓋をガタンと台に置いてしまったのですね。
そうしたら、蛹の一匹が、激しく体を振るのです。(怒られてしまった)
ブランコのごとく、柱時計の振子のごとく。
プルプルプル・・・と体を振るんですよ。
ごめん、落ち着いてくれ、何もしないから、と思わず叫んでしまった。
蛹の体力を消耗させてはまずいので、その後はそっと、そっと、衝撃など与えないように撮影しました。

おそらく、危険を感じた時の緊急行動、一種の威嚇なんだと思います。
光る蛹が、暗闇でぶるぶる振れたら、威嚇になるんだろうなぁ。
ちょっと怖いかな、と思いました。
蛹にとっての捕食者って何なんでしょう?そいつは光る蛹が暴れると怖がってくれるのでしょうか?分からないことだらけですね。

ルリタテハ蛹

0929_1ruritateha 2011.9.29
じっくり腰を据えて蛹の写真を撮ったのがこの日。背側から。
すごいですね、迫力ありますね。
角が生えています。
0929_4ruritateha2
横から。
0929_4ruritateha4
腹側から。
ごつごつしていて、角があって。知らないとなんだか怖そうです。

★そういえば、同じ仲間のツマグロヒョウモンの蛹には輝くスポットがあるのだが、ルリタテハはどうなのだろう?
上の写真でも実は少しわかるのですが
0929_4ruritateha1
何とか光輝かないか、と頑張ってこの写真。
少し光る部分がありますね。ツマグロヒョウモンのように突起状にはなっていなくて、平らな窓のようですが、周りに比べて光ります。
もう一回、この部分を明るくして見ると
0929_4ruritateha3
腹端に近い方に突起はありますが、それは光らないようです。
胸との境あたりに2対、窓があって、これが光るのですね。
ツマグロヒョウモンほど効率よく光を反射することはできないようですが、一応、光る蛹ではあります。

ルリタテハ幼虫→前蛹

0926_1ruritateha1_2 2011.9.26
飼育ケースの外側から腹面を撮ってみました。
当然、この面にはとげとげはありません。歩けないですものね。
姿勢は相変わらずJの字型です。

0927_2ruritateha_2 2011.9.27
珍しく伸びた姿です。
これが朝8時半頃です。

夕方の6時少し前に↓
0927__3ruritateha_2
ケースの蓋からぶら下がって前蛹になりました。

初めて飼育した時は、こんなふうにぶら下がってどうしようというのだろう?と分かりませんでした。
ぶら下がり型の蛹は見たことがなかったのです。
アゲハの仲間ばかり育てていましたから。アゲハの仲間はみんな垂直な面で蛹になります。
0927_1tumagurohyoumon_2 9.27
この日の朝、たまたま同時に飼育していたツマグロヒョウモンの幼虫も前蛹になりました。
同じような姿勢ですね。
タテハチョウの仲間はこういうぶら下がり型(正式には「垂蛹型(すいようがた)」)の蛹になります。
タテハチョウの仲間でポピュラーなものを挙げると

チョウ目 > タテハチョウ科 > コムラサキ亜科 > オオムラサキ
チョウ目 > タテハチョウ科 > マダラチョウ亜科 > アサギマダラ
チョウ目 > タテハチョウ科 > マダラチョウ亜科 > オオゴマダラ(金色の蛹で有名)
チョウ目 > タテハチョウ科 > ジャノメチョウ亜科 > ヒメジャノメ
チョウ目 > タテハチョウ科 > タテハチョウ亜科 > ツマグロヒョウモン
チョウ目 > タテハチョウ科 > タテハチョウ亜科 > ルリタテハ

みんなぶら下がり型の蛹になります。

ルリタテハ幼虫発見

0925_4ruritateha1 2011.9.25
25日の夕方6時前、妻が大喜びで何かを連れてきました。
ルリタテハがいたわぁ!!
ホトトギスの葉についていた終齢幼虫です。
幼虫の食草は、「オニユリ,カノコユリ,サルトリイバラ,シオデ,ヤマガシュウ,ヤマジノホトトギスなどのユリ科の植物」です。(幼虫図鑑から引用)
我が家にはホトトギスがあるのです。日当たりがあまりよくないのですが、毎年花は咲きます。
で、以前にもルリタテハが来たことがあって、一回だけ飼育しました。
姿はなんともばけばしいし、私たちにとっては初めてのぶら下がり型の蛹になってくれましたし、羽化の時に真っ赤な蛹便をして驚かせてくれました、もう、とにかく派手派手しくもにぎやかな幼虫だったのです。

また来てくれないかなぁ、と何年も待ち続けておりましたので、うれしくって仕方ないのです、夫婦二人とも。
このトゲトゲ、横じまのない部分から生えています。
多少硬いですから、触ればツンツンして痛いくらいですが、無毒ですので、全く心配はありません。ある種の擬態なのでしょうね。

0925_4ruritateha2
頭の部分です。
頭にまでトゲっぽい毛が生えていますね。

0925_4ruritateha4
大きさをお示ししたいと、スケールを下に入れてみました。
真っ直ぐになったら3cmを超えて4cm近くなるかなぁ、というくらいです。
面白いことにこのルリタテハの幼虫は、いつでもJの字あるいはCの字型の姿勢をとります。真っ直ぐにはなかなかなってくれません。

http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/youtyuu/index.html
「幼虫図鑑」というサイトですが、このトップページの写真が、カサブランカの葉裏にいたというルリタテハの幼虫でして
「ご注意:芋虫,毛虫の類が嫌いな人は,ご覧にならない方がいいかもしれません」という注意書きがあります。

まったく、にぎやかな幼虫です。
しばらくこの幼虫の話を書継いでいって、成虫までたどり着きたいと思いますので、お付き合いください。

アカトンボ:2

0927_10akiakane6 2011.9.27
家へ取って返し、右手一本でいろいろ準備。
インスタントコーヒーの空き瓶に水を口近くまで入れます。
そうして、写真のようにトンボを持って、実験開始。
0927_10akiakane7
腹端部を水面につけます。
それだけでもいいし、ちょっと上下させて、腹端部が水面を軽く叩くようにちょんちょん、としてやるのもいい。
産卵し残した卵を持っている場合、写真のように産卵してくれます。
写真では10何個かの卵が沈んでいくところを撮影できました。
米粒みたいな形の小さな白い粒々が卵です。
何も持っている卵全部を生ませる必要はないので、しばらく産卵してくれたら放してあげます。
0927_10akiakane8
ありがとうね、ほんとにありがとうね、と語りかけお礼を言いながら放してやりました。
まったく個体に傷つけたりはしていません。元気に飛び去りました。
0927_10akiakane9
水の中の写真というのは非常に撮りづらいのですが、これが産卵直後の卵です。
瓶の底のへこんだところに集まっています。
卵の表面は粘着性で、ガラスに固着します。

シオカラトンボだと、1週間くらいで孵化します。幼虫での冬越しですね。
アカトンボの場合、多分、卵で越冬するでしょう。春先に孵化するはずです。

★孵化した幼虫を何か餌を与えて飼育することは難しいので、水槽に水を入れ水草などを入れ、あまり澄み切った状態ではない状態にしておきます。(微生物がいて欲しいのです)。
で、卵の固着したガラス瓶を沈めておくと、孵化した幼虫がミジンコなど食べて成長してくれます。大きくなってくるとアカムシやメダカなども食べます。

★この、目の前でのトンボの産卵。
私は、小学生のころに知ったものです。
新宿御苑に連れて行ってもらった時、温室の中でシオカラトンボをつかまえたのですね。で、手元の紙を三角に折って、トンボを挟んで家に持ち帰った。
で、何かの拍子に、コップの水に腹端部をつけたら産卵したのです。
驚き感動した小学生が、そのまんま今63歳です。
シオカラトンボでしたから、すぐ孵化して、ガラス細工のような超ミニヤゴを見て、また感動しました。(実体顕微鏡などが使えたら、観察するともう、すごいですよ。)

結婚して、妻にこの方法での産卵・孵化も見せ、感動を共有し。
子育て中には、幼い子らとも一緒にこれを体験し。
さて、今は、再び夫婦二人で感動の嵐に浸っているわけです。
しあわせだなぁ。
こんな幸せをもたらしてくれるトンボさんに深く深く感謝します。
「庭の池」といっているのも、トンボに繁殖してもらうためなんです。
娘が庭に掘って行きました。
水面のきらめきを見つけるのかな、トンボがやってきて産卵してくれます。メダカも繁殖しています。ヒキガエルまで産卵に来てしまった。

こうしてみると、子どもの頃からこの歳まで、変わりませんねぇ、私。

アカトンボ:1

0927_10akiakane2 2011.9.27
複眼に見える模様が、何だか笑顔みたいですね。
0927_10akiakane1
なんだか案山子さんの「邪悪な」気配が漂いますね。
  0927_10akiakane4
あ~ぁ、やられちまったい。
また、トンボつまみだ。
0927_10akiakane3_2
なんというアングルでしょう。
頭部を斜め後ろから見ています。
右でふさふさしているのは胸部の毛です。
左に、短い触角があって、その基部のところにある赤いのは単眼です。
複眼の構造も見えますね。
0927_10akiakane5
メスです。
ちょっとごめん、協力してくれないかな。
というわけで、次の記事へ。

オクラ

0927_9okura 2011.9.27
巨大でしょ。
ベランダと、玄関脇と、線路際と3カ所にオクラがありまして、家の中のは食べます。
100個いったかな、ずいぶん食べました。
で、線路際のは食べずに、実らせています。
10cmを少し超える大きさになりました。
もちろん長けてしまって食べられません。種を採るつもりです。
それにしてもまぁ、ずいぶん大きくなるものですねぇ。

あったか気分

0927_7itimonjiseseri 2011.9.27
デュランタの花で蜜を吸うイチモンジセセリ。
それだけなんです。
拡大して、ゆっくりご覧ください。
何となくほかほかした気分を味わっていただければそれで結構です。
おいしそう。あったかそう。

2011年10月11日 (火)

カナヘビ

0927_5kanahebi1 2011.9.27
お腹がペッタンコ。
前の皮を脱いだばかりかな。
餌が少なくなる前にぐんぐん成長して下さい。
0927_5kanahebi2
つい頭の「第三の眼」に目が行ってしまいます。
日が短くなってきたことも感じているでしょう。
もうそろそろ「冬モード」に移行していかないとならないでしょうね。
どこでどういうふうに冬眠するのかは知りませんが、その前に太らなくっちゃ。

モンシロチョウ

0926_4monsirotyou 2011.9.26
キバナコスモスにうっすら黄色のモンシロチョウ。
秋の陽射しの中で暖かい光景です。
ベランダにはコマツナがあるのですが、モンシロチョウに狙われるかなぁ。
それとも我ら夫婦の口に入るか。
「熾烈な闘い」ですね。

ナガコガネグモ:新たなご報告

10月8日夕方、妻が庭で、散らばった小枝や落ち葉など片づけておりましたところ、変なクモの網がある、と教えてくれました。妙に強い弾力性がある乱雑な網だ、といいます。平らな網ではないらしい。ひょっとしてそれ、卵のうじゃないの、と言いつつも、もう自分の体を再起動する気にならない時刻。その日はそのまま。

1009_3nagakoganegumo1 2011.10.9(日曜日)
午前中買い物に行って帰ってきて、そうそう、夕べの「網」とはなんだろう?と行ってみましたら。上の写真です。
確かにね、ぐちゃぐちゃな3次元網なんですが、その真ん中につぼ状のものがあります。
これは卵のうだよなぁ。
妻はこの辺りの枝に手を突っ込んで片づけをしていたら、すごい弾力性を感じたのだそうです。
ここは、台風後にナガコガネグモが低い位置に張り直した通常の網のすぐそば。
50~60cmしか離れていません。
1009_3nagakoganegumo2
これです。
私の知識の中で、コガネグモがつぼ状、あるいは徳利状の卵のうをつくると、何かで読んだ記憶がある。
「日本のクモ」という図鑑ではないみたい。
http://mushinavi.com/navi-insect/data-kumo_nagakogane.htm
虫ナビですね。
このページを見てください。
同じものが見られます。
状況的にも、ナガコガネグモを最後に見た場所のすぐ近く。
まず間違いないですね。

うれしいなぁ、あのナガコガネグモ、卵を産んでいったんだ。
もう夫婦二人して小躍りですよ。
顔が緩んでしまった。

思えば
Nagakoganegumo1 2011.7.1
同じ個体かどうかはわかりませんが、こんな小さなクモの時に出会って、どこかで成長してくれるといいね、と話し合ったのでした。

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2011/09/post-b492.html
↑ナガコガネグモと題して1~5まで書きました。

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2011/10/post-2d8d.html
↑台風前の姿があります。

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2011/10/post-3f87.html
↑台風後の姿があります。

そうして今回、残していってくれた卵のうです。
1010_22nagakoganegumo 10.10
庭の外からの撮影。
通常の網を張る糸とは違う糸のようですね。
粘着性はない。色も違う。
すごく弾力性に富んでいて、3次元に張り巡らせてありますので、卵のうを大型の捕食者から保護できると思います。
クモってすごいですね。ヒメグモは育児をするし、ナガコガネグモはこんな強靭な保護網を作って卵を守っている。
人間に対して「感動をありがとう」なんていう白々しい言葉は絶対使わない私ですが、クモに対しては、「感動してしまった。ありがとうね。こころがゆさぶられてしまったよ」と語りかけたくなります。

来年、孵化するでしょうか。
楽しみという感情は抜きにして、ひたすら「見つめる」者として、きちんと行く末を見定めたいと思います。時を待ちます。

寄生バエ

0925_3kiseibae1 2011.9.25
チョウの飼育ケースの底をウジが歩いていました。
寄生バエの幼虫です。
チョウの蛹から出てきて、今度は自分自身が蛹になろうとしているところです。
0925_3kiseibae2
やがてこういう風になります。
ハエの蛹は「囲蛹」といいます。
ウィキペディアから引用します。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%82%A8


 老熟した終齢幼虫は幼虫時代を過ごした摂食場所を離れ、多くは土中に潜りさなぎとなる。ハエ類のさなぎ形成の際は、終齢幼虫が脱皮せずに、幼虫の体が短縮してコメの様な形になり、そのまま幼虫の外皮が硬化するのが特徴である。硬化した外皮の内側で、真のさなぎがさらに一回り小さく収縮して形成される。こうした二重構造の蛹(さなぎ)を囲蛹(いよう)と呼ぶ。
 羽化に際しては硬化した幼虫の皮膚の前方体節が環状に分離し、蓋のように外れることで成虫が脱出する。これが環縫短角群の名前の由来である。

上の写真で、俵状の外皮は、幼虫時代の外皮なのですね。
この中に、蛹がいる。
そうすると、蛹の外皮の中で成虫になり、成虫の外皮を作るのでしょうから、入れ子が一段深いのですね。

イメージ:裸の体の上にパジャマを着て寝袋に潜り込んだと思って下さい。
寝袋が幼虫時代の外皮、パジャマが蛹の外皮、自分の体の皮膚が成虫の外皮、ということになります。

★私共夫婦にとっては、「にっくき寄生バエ」なのでして、ゴキブリなんかかわいいものですよ、生活空間を共有したくはない、というだけですから。
寄生バエは、やっつけたい。チョウが羽化できないと悲しい。
寄生バエだって生態系の一員なのですが、やっぱりチョウの飼育者としては、寄生バエの蛹はつぶしてしまいますね。

アオスジアゲハ

0925_1aosuji920 2011.9.25 9:21
蛹の殻が透けて、中の模様が見えてきました。もうすぐ羽化です。
0925_2aosuji955 9:55
垂らしてやったティッシュペーパーにつかまって翅を伸ばしています。
前に書きましたように、蛹の殻を割ると、体で殻を押し開いて歩いて出てきて、すこし歩いて腹まで全部引き出し、翅を伸ばしやすい位置に移動して静止します。
0925_2aosuji1450 14:49
もう旅立ちの時です。
どうしても記念写真を撮りたくなる。
0925_2aosuji1450_2
人の顔なんか全然撮らないのに、虫の顔をひたすら撮ります。
いいお顔だねぇ、きれいな翅だ、すばらしいねぇ、などと実際声をかけながら撮影していますから、知らない人にもし見られたら、ちょっと変なアブナイ爺さんだ、と警戒されるでしょうね、きっと。(必ず妻も一緒ですから、アブナイ老夫婦、というのが正確かな)
0925_2aosuji1450_3
きれいでしょ。
わずかの時間、こうやって翅を広げて準備をしてから、高く舞い上がっていきます。
大きなチョウの飛翔ってすごいものですよ~。ダイナミックに飛び去っていきます。

そして時々、体のそばまで飛んでくるチョウがいると、あのときのあの子かな、なんて思ってしまうんですね。

子グモ

0924_15kogumo 2011.9.24
ササグモのようです。でも、メスジロハエトリかもなぁ。
出会いがしらの一瞬で消え去りましたので、よくわからない。
露出もオーバーしていたし。

かわいい子グモ、の写真です。
クモも好きだなぁ。

フタモンアシナガバチ

0924_13hutamon 2011.9.24
前の記事のヒメハラナガツチバチ同様、幼虫は肉食性ですので、成虫はイモムシなど、狩りをします。
で、成虫を見かける時は、茂みの中を「狩猟モード」で丹念に探索しながら飛び回っている時と、写真のように、「栄養摂取モード」で花の蜜を吸う時です。
この写真、ルコウソウと絡み合って茂っているフウセンカズラの花に来ているフタモンアシナガバチです。
フタモンアシナガバチはフウセンカズラがお気に入りらしく、よく見かけます。小さな花を抱え込んで口を差し入れていますね。
すぐそばにルコウソウも咲いていますが、ルコウソウではあまり見かけません。(私がたまたま見かけていないだけかもしれませんが)。
ハチにもいろいろ好みがあるんだなぁ、と興味深いことです。

ヒメハラナガツチバチ

0924_12himehara1 2011.9.24
ヒメハラナガツチバチがルコウソウの花を覗いています。
0924_12himehara2
えいやっと、顔を突っ込みました。
脚を広げて花を抱えています。
0924_12himehara3
もうむちゃくちゃ。
メシベもオシベもなぎ倒して、奥の方へもぐりこんでいきます。
0924_12himehara4
上半身全体、花の中へ。
無我夢中ですね。よっぽどおいしいのでしょう。
0924_12himehara5
ぷふぁ~、っ、うまかったぁ。
体に丸い花粉がついてますよ。
どこにいたのか一目瞭然ですね。

コガネムシの幼虫に産卵して、そのコガネムシの幼虫をツチバチの幼虫は食べるのですが。そういう産卵とか、成長の様子をみたことはありません。
私が出くわすのは、花に来たところばかり。肉食性の姿はまだ見たことがないのです。
おそらく、このように花に潜り込んで蜜を吸って活動エネルギーにしているのでしょうから、ハチとしては別に本意ではないかもしれませんが、花の受粉に大いに貢献していると思います。

ルコウソウ

0924_11rukousou1 2011.9.24
ルコウソウのこの赤い色、すごいですね、迫力があるといっていいほどの赤です。
白い粒々の花粉が花弁についています。多分誰かが花に潜り込んだのでしょう。
0924_11rukousou2
小さな球形の花粉です。
特徴的なので、付近で見かける昆虫の体にこういう花粉がついていたら、ルコウソウの花に行って来たんだね、と分かります。


秘技:トンボつまみ

0924_10akatonbo5 2011.9.24
トンボはとんがった高いところにとまりたがります。
そこで、柱からふわっと浮き上がったときに、トンボの体の真下へ手を伸ばして指を立てます。するとうまくすると、指先にトンボがとまってくれます。
写真では、左手の人さし指にとまらせました。
ここで、焦らないこと。
そ~っと親指を上げていって、人さし指に近づけます。
で、あと1cmというようなところで、一挙に親指を近づけて人さし指との間で、トンボの脚をつまんでしまいます。
トンボはヤダッといって暴れます。暴れさせると、翅や脚を傷めかねませんので、急いで持ち替えて、翅をたたんだ状態にしてつまんでしまいます。
0924_10akatonbo6
こうです。
こうなるともうあきらめてしまって暴れません。トンボも傷つきません。
しっかしなぁ、きっと「何すんだよぉ、放せよぉ」と文句たらたらだろうなぁ。
のんびり日向ぼっこしていたのに、「凶悪なかかし」につままれちゃったんだものなぁ。
0924_10akatonbo7
ごめん、記念写真を一枚撮らせて。
といって、顔のクローズアップを撮って放してやりました。
複眼を構成する個眼が六角形だというところまで見えますかね。
普段あまり意識しない、短い触角もくっきり。
強大な顎も写りましたね。
ありがとねぇ~。

★4,5歳の頃ですかね。
秋田で。裏のトウモロコシ畑で。
大人に背負われて、夕方。(その頃の私は歩行することができなかった。)
空が暗くなるほどのトンボの大群でした。
手を伸ばして指を立てればいくらでもトンボがとまって、捕まえ放題だったんですよ。
そのころ身につけた技です。
トンボの脚はトゲトゲで痛い。その痛さを体感して楽しみ、かじられて余りの痛さに悲鳴を上げ。
そうやって、虫との付き合いを学んだ日々でした。

アカトンボ

0924_10akatonbo1 2011.9.24
秋の陽射しが快い暖かさ。
アカトンボが線路の柵の柱のてっぺんで日向ぼっこ。
0924_10akatonbo2
トンボにも「気分」というのがあるのでしょう。ゆったりくつろいだ気分でいます。
正面に回っても警戒しません。
0924_10akatonbo3
思いっきり近づいてしまいました。
複眼の反射で個眼が分かるほど。
3つの単眼も写って入るのですが、見づらいですね。{ハチの単眼はとても見えやすいですが}
0924_10akatonbo4
ピントを後ろへ移して腹部をくっきり。
こういうカメラ操作をのんびりやらせてくれるところがトンボの性格。

かかしさんとしてはトンボと遊びたくなってきます。それは次の話で。

2011年10月10日 (月)

メスジロハエトリ♂

0924_8mesujirohaetorim 2011.9.24
メスジロハエトリのオスなのですが、あまりいい写真にはなりませんでした。
目の高さのところの柵の上面を歩いていきましたので、上からのアングルが撮れませんでした。
私自身の肉眼ではちゃんと確認できています。
メスは、名前通りに真っ白なクモなのですが、オスは黒っぽいので知らないと別種に見えます。
写真でちょっと「赤っぽく」見えるところがありますが、これは正面の単眼です。
私自身、写真をひょいと見た瞬間、ダニでもついたかな、と思いましたが、正面の大きな単眼でした。

http://mushinavi.com/navi-insect/data-kumo_haetori_mesujiro.htm
虫ナビのメスジロハエトリのページです。
オスのちゃんとした姿も見られますので、どうぞ。

オオカマキリの卵

0924_7ookamakiri1 2011.9.24
家の前、突き当り、ビヨウヤナギの茂み。
先日まで頭上に覆いかぶさっていたオニグルミの葉が台風の影響で飛ばされて、すかすかになって、ビヨウヤナギの茂み近くまで入りやすくなりました。
ここはいろんな昆虫と出会える場所なんだよな、と思いながら眺めていると。
わっ、カマキリの卵だ!!
土曜日ですから妻も家にいる。思わず自宅に携帯をかけて、オオカマキリの卵だぁ、と呼んでしまった。
ほんとっ!?、と出てきた妻も、わぁほんとだ!と大感激。
標準的な形からはちょっとずれがあるのですが、この大きさ、ボリューム感はどう見たってオオカマキリの卵鞘。枝が細くて標準形にならなかったのだと思います。
0924_7ookamakiri2
さっそく枝を切って、花瓶に挿して、玄関に「活け」ました。
活け花というか、活け卵というか。
私共夫婦にとっては、鑑賞に値する美しい卵なんですが、苦手な人は我が家の玄関には入れないな。
0924_7ookamakiri3
卵囊とか卵鞘とか。どっちでもまぁ、いいです。
うれしいですねぇ。多摩川の方からこちらへ来ていたのかなぁ。
ハラビロカマキリとはある程度出会っていましたが、オオカマキリはこのところまるっきりご無沙汰で。また飼ってみたいねぇ、などと話しておりました。

昔、子らと、6年間も継代飼育なんかしたものなぁ。
家族旅行では、クーペタイプの車の荷物スペースに、カマキリたちを積んで一緒に旅行しましたよ。移動小昆虫園だったよなぁ。宿泊地につくとさっそくカマキリのエサ捕りに子らは走り回ったものです。

オオカマキリ大好き!
来年、孵化してくれるかなぁ。
楽しみが増えました。今から、妻と二人してワクワクしています。

★カマキリの卵の「図鑑」があります。
http://members.jcom.home.ne.jp/fukumitu_mura/KamakiriTamago.html
通常見ることのできるカマキリの卵が全部見られます。
野外でもしカマキリの卵を見つけたらこのサイトで同定して下さい。
下のような記述がありました。

◆カマキリの卵
 カマキリの卵全体を卵鞘(らんしょう)と言います。固形化した泡状物質の中に、オオカマキリでは5mm前後の縦長の卵が、200~300個入っています。外見は味噌汁に入れる焼フの様です。沢山の空気を含んでいて断熱効果があり、急激な外気温度の変化に影響されない構造になっています。またスポンジ構造なので、外力による衝撃にも強く、中の卵を守る作用があるそうです。
注記:カマキリの卵鞘のことを卵嚢(らんのう)とも言います。卵嚢は一般に両生類や巻貝,クモの卵の外側の嚢(ふくろ)のことを言うそうです。福光村昆虫記ホームページでは硬いイメージの卵鞘の方を使います。同じ網翅目(もうしもく)にゴキブリがいますが、こちらはケース型で、鞘(さや)と呼ばれるのにぴったりの形をしています。

オンブバッタ

0924_4onbubatta 2011.9.24
最盛期を過ぎました。
繁殖の機会へ最後の挑戦になってきています。

以前、カマキリを飼っていた時のこと。
カマキリが孵化すると、最初の餌はショウジョウバエなどの小さな昆虫。
続いて、同じころに孵化したと思われるオンブバッタの幼虫など。
カマキリと餌とが一緒に成長するんだな、と感心しましたっけ。
カマキリの成虫はセミでも食べますから、夏の間は餌に困ることはない。
秋。9月も終わりにさしかかると、餌が少なくなってきます。カマキリの方も、9月いっぱいくらいが、当地でのおおそよの寿命。
大型のハエは猫のえさなどにまだ来ますからそれをとらえる。
オンブバッタもよい餌になる。
カマキリとオンブバッタとが、生まれたときから寿命を終えるまで、共に生きるんです。
不思議なものです。
秋が深まる頃になると、来年へ命をつなぐ営みが際立ってきます。
それが秋です。

なんでしょう?

0924_3hiyodorijougo 2011.9.24
ヒヨドリジョウゴです。
真ん中がメシベ、オシベがびしっととりまいて支えているようです。
たまたま花弁が後ろに下がった状態の花を見たので、こんなふうに撮ってみました。
発射台に立つロケットに見えないこともないかなぁ。

2011年10月 7日 (金)

ハマヒサカキ

0924_1hamahisakaki 2011.9.24
ご近所のマンションの植え込み。
ハマヒサカキの実が色づいています。
花の時は、悪臭とまではいわないまでも、異臭がほんのり漂うのですが、実にはそういうことはありません。
完熟すると黒っぽくなるはずです。
外出時に通りかかる場所ですので、観察していきましょう。

シロオビノメイガ

0923_12siroobinomeiga 2011.9.23
シロオビノメイガです。
結構敏感で、近づこうとするとにげて、葉陰などに入ってしまうことが多いのですが、この日はくつろいでいる様子でした。
見てください。
ルコウソウの葉の上なのですが、ちゃんと脚でつかまっていないですね。
前脚をタランと引っかけているような感じ。
他の脚はよく見えませんが、雰囲気的には立ってないで、体全体で細い葉の上に引っかかって脱力している感じ。
こういうことってあるんですね。
死んでるというのではないのです。この後飛び去りましたから。
のんびりくつろいでいるところを、かかしさんに見つかってしまった、ということでしょう。

アキアカネ

0923_11akiakane 2011.9.23
9月の下旬に入って、トンボが増えました。
盛夏のあいだ、どこへ行っていたのでしょうね。
山と里、というのは、この辺りではちょっとなぁ。ないよなぁ。
ここは里かもしれないけど、山がないなぁ。
多摩川の上流の方まで行くのでしょうか。わかりません。

電車の柵というのがとまりやすいらしく、こちらとしても高さがちょうどいいので、よく顔を合わせる場所になります。
気分的に落ち着いている時は、こうやって接近していっても逃げません。よい被写体になります。

ツバメ

★朝日新聞の天声人語にこんな話がありました。

[天声人語]案山子も泣く原発禍(2011/9/26)
 難読言葉の一つで就職試験にもよく出る「案山子」を「あなご」と迷答した大学生がいたそうだ。正しくは「かかし」。秋の田の守り神である。その立ち姿を眺めながら、首都圏近くで借りている棚田の稲を刈った。
 遠く近くに案山子の見える風景は、田舎育ちの郷愁を誘う。直立あり、やや斜めの御仁あり。「へのへのもへ」の顔つきも懐かしい。〈某(それがし)は案山子にて候雀(すずめ)どの〉。漱石の句など思い出し、とぼけた味わいに頬がゆるむ。
 稲は黄金に色づいて、ざくざく鎌を動かせばバッタが逃げていく。いつもの年と変わらない。だが、この秋はやはり「放射能」の一語が頭をかすめていく。東日本の稲作農家の気のもみようは、いかばかりかと思う。
 これまで検査を終えた9割以上で放射性物質は検出されず、数値が出ても国の基準値以下だと報じられていた。ところが先日、福島県の1カ所で収穫前の予備検査の基準値を超えた。にわかに緊張が走り、風評の被害を農家は案じる。
 今年は原発禍で作付けの出来なかった田も多い。ある農家は飛来したツバメのために水だけ張ったそうだ。「田んぼに泥がなきゃ、巣を作んの難しいんでねえか」と。「田に水入れっと、いろんな生き物が来た。生態系だな」。優しさゆえに切なさが募る。
 山田の案山子に戻れば、そのルーツらしきは「古事記」にも登場するそうだ。「足は行かねど、天の下の事を知れる神」だという。太古のまなざしで、人智(じんち)の招いた禍(わざわい)を何と見ていることだろうか。

「あなご」はないよな。私は「案山子=かかし」を名乗っておりますので、気になる。高校生の頃から「案山子」なんて名乗ってたけどなぁ。コラ大学生、ベンキョウしろ。

★ツバメのために田に水を張ったというのは、2011年7月6日の夕刊の記事です。

コメ作り、今年はできないけど ツバメのために水を張ろう:南相馬、巣作り見守る
 東京電力福島第一原発の事故で今年の米作りを全域で断念した福島県南相馬市に、田んぼに水を張った農家がいる。毎年訪れるツバメの巣作りのためだ。
 軒下に巣が七つ。ツバメが勢いよく飛んできては巣に潜ってゆく。第一原発から北北西に28キロ。風越さん(63)宅だ。「縁起のいい鳥」としてツバメを代々、大事に見守ってきた。
 4月中旬、いつものようにツバメが姿を見せた。「田んぼに泥がなきゃ、巣を作んの難しいんでねえか」。妻(61)と話した。
 ツバメは軒下と水田を往復し、泥を重ねて巣を作るという。米作りはあきらめていたが、家の周りの130アールの田に水を張った。するとツバメは古い巣の修復を始め、2週間ほどで完成。ヒナたちがエサをねだる愛らしい姿も見せた。
 「水田」は今、辺りではここだけ。カエルの鳴き声が聞こえ、カモの群れも泳ぐ。清孝さんは言う。「この異常な状況ん中で、ツバメたちはよぐ来てくれっちゃ。田に水入れっと、いろんな生き物が来た。生態系だな。改めて気づかされた

この記事が出たときに、私共夫婦は、そうだよなぁ、「縁起のいい鳥」っていったんだよなぁ、と年代的に共通の子ども時代を思い出しました。そして、風越さんがツバメたちのために払った労力の大きさにも感動しました。130アールというと13000平米です。ざっと115m四方の田んぼに水を張ってあげたんですよ。自分の儲けにはならない行為です。
広い心、優しい心ってこういうものなんだ。労をいとわず水を張って、ツバメの子育てを見守り、ツバメを支える生態系を守ってあげる。自分自身が生態系の一員なのだということを、ごちゃごちゃ言わなくても、「体得」していらっしゃいます。
うれしかったなぁ。

★で、私は、ツバメの巣と泥の話はまた別の方で読んで、驚いたのでした。

藤本和典さんの「教えて! 身近な生きもの」
東京で絶滅しそうなツバメ  [2011/04/22]
 最近、みなさんの家の近くでツバメを見ましたか?
 実は都心でツバメの姿が消えつつあるのをご存知でしょうか?
 東京の新宿、渋谷などでは「感察」されなくなっています。昔は街路樹のシダレヤナギをかすめながら飛ぶのを普通に見られたのですが、今ではなかなか出あえません。たまに見られるツバメは、半地下の駐車場の奥に巣を作ったり、アーケードのある商店の奥の軒下に巣を作ったりしています。
 数が少なくなった理由の一つは、最近増えたカラスがひなを捕らえることですが、もう一つの理由の方が大きいようです。
 少し前にある小学校の先生から、玄関の入り口に作られたツバメの巣を落とす子どもがいると聞きました。でも実際は先生の勘違いです。
 ツバメの巣は土とわらくずです。都会でツバメが実際に拾える巣材用の土は、街路樹の脇の花壇の土や粘着質のないさらさらな土です。だから、ヒナがある程度大きくなると、そのヒナの重さに耐え切れず巣が落ちてしまうのです。
 日本の昔ながらの家屋の土壁は、まさにツバメの巣と同じ作り方です。切りわらと粘土質の土を混ぜて作られていますが、昔の人はツバメが巣を作っているのを見てまねたのでしょうか。
 ツバメはひなに与えるえさの虫を、意外に都心でも見つけています。巣立ちのころのヒナは大食漢です。6月ごろから、親鳥はひなが巣立つと、緑地帯や公園の中の虫がいる池の近くに連れて行くことが多くなります。そのため都内でツバメが繁殖している場所は、環境のよい井の頭公園(武蔵野市)や明治神宮(渋谷区)、石神井公園(練馬区)などの近くに限られてきます。えさと良い土、それに飛びながら水を飲み、水浴びできる広い水面のある場所が、子育て中のツバメにとっては住みよいのです。
あなたの近所でも、ツバメがいるのを確認できるといいですね。

大田区南部のこのあたりでも、昔はもっとツバメがいたのですが、最近は減りました。
そうなのか「粘土」がないんだ。これは初めて知りました。
ここだと、多摩川の河原の方へ行くと少しは土があるのですが、都会には土がないものなぁ。
私はうかつにも、土と植物繊維の必要性について無知でしたが、共に生活する南相馬の風越さんは、ちゃんと生活の中で知っていたのですね。
生きた知識とはこういうものです。私のは頭でっかちの知識。
自然の中で自然を相手に生きるということは、すごいことなのですね。

★天声人語の最後。

 山田の案山子に戻れば、そのルーツらしきは「古事記」にも登場するそうだ。「足は行かねど、天の下の事を知れる神」だという。太古のまなざしで、人智(じんち)の招いた禍(わざわい)を何と見ていることだろうか。

古事記に直接登場するのは「久延毘古(くえびこ)」です。
「いはゆる久延毘古は、今には山田の曾富騰(そほど)というものなり。この神は、足は行かねども、天の下のことことごとに知れる神なり」
とありまして、「山田の曾富騰(そほど)」というのが「山田のかかし」です。

でまぁ、歩くことを苦手にする、右足一本で歩く「私」は、自分をかかしになぞらえて来たというわけです。

「崩彦」とも書きます。彦は男性のことですから、「くずれたおとこ」ですね。ひょっとして、身体障害者のある種の神格化かもしれません。異形のものは異能を持つ、という感覚が古代人にはあったともきいております。
なおさら、ポリオ後遺症の私にふさわしいのでは、と思って名乗っております。

★崩彦曰く「やれることと、やっていいことはちがうんだよ」
ヒトは自分に知力があると思いこんでいるのではないでしょうか。

クモ

0923_8hatena 2011.9.23
クモに襲われてしまった。
なんだかこそばゆいなぁ、と思ったら、手の甲にクモがいます。
小さなクモ。形としてはヒメグモに似ているのですが、模様が違う気がする。
上の写真だと、クモのいる場所がはっきりしませんね。
クモそのものを見て頂くために、クモだけトリミングしたものですから。
下の写真を見てください。
0923_8hatena2
クモがいる場所は、私の左手の中指なんです。
私の手は特別大きいとか小さいとかはないです、普通の指です。
これをスケールにクモの大きさを推測して下さい。
幼体でしょうね。
幼体だと成体の模様とずいぶん違うことがある。
さて、なんというクモの子か。
葉の茂ったところに指を近づけて吹き落してやりました。

カナヘビ

0923_6kanahebi1 2011.9.23
よっこらしょ。
落ちるなよ、それ、もうちょい。

と声をかけたくなります。
やっぱり子どもっぽいんだよなぁ。
大人だったら、ちょろちょろっと行ってしまうところでしょうが、子どもは、おっとっと、わぁ、あぶねぇ、になる。

0923_6kanahebi2
無事ブロックに登りまして、台の脚の陰へ走り込んでいきました。
よかったね。
子どもなんですけれど、この尻尾の立派なこと。一人前ですねぇ。

今年はカナヘビやトカゲにずいぶんあちこちで出会います。
うれしいことです。

ナンテン

0923_5nanten 2011.9.23
ナンテンの実がうっすらと色づいてきました。
ほとんど落ちてしまったということが分かると思います。
台風の風もあったし。
残ったこれらの実、真っ赤になるところまでいけるかな。

毎年いくつかは熟すんですよ。多くはないけど。
この写真のナンテンの場所には以前ナンテンはなかったのです。
ちょっと離れた場所にあったのが枯れて今は無くなって、現在はここと、もう一カ所、庭の隅に生えています。多分鳥が種をまいたのでしょう。

またタチアオイに

0923_4tatiaoi 2011.9.22
またタチアオイにガの幼虫。
これはやっぱりワタノメイガの幼虫ですね。
幼虫図鑑を見て、そう思います。
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/youtyuu/HTMLs/watanomeiga.html
食草として

ワタ(綿),ムクゲ(木槿),タチアオイ(立ち葵),フヨウ(芙蓉),オクラ,アオギリ(青桐),キリ(桐)

が挙げられていました。
ムクゲではそれほど目立たないのですが、タチアオイを攻め立てられてしまいました。
ウンチだらけですね。よほどおいしいのだろうな。
困ったやつです。ごめん、サヨナラ。

スズムシ

0922_21suzumusi1 2011.9.22
オス。
弱々しくなってきましたが、鳴き続けています。
{付記:10月7日現在もひそやかですが鳴いています。この記事の2匹は一緒に生きています。}
翅をこすりあわせている瞬間なので、翅がぼやけています。
がんばります。
{鎌田實さんの言葉を借りて『がんばらないけどあきらめない』のほうがいいかな。特別に力んでがんばることはしない、でも、可能な限り、やれることは、やり続ける。と。}

0922_21suzumusi2
メス。
右の翅が取れてしまいました。
腹部がまだふっくらしています。
産卵しきっていないのでしょうか。

9月から10月へ。季節の進行は否応なし。

イチモンジセセリ

0922_20itimonjiseseri 2011.9.22
きれいな虹色を発していますね。
こういう色は「構造色」といって、シャボン玉のように、反射光の干渉で光が強め合ったり弱め合ったりして発する色です。毛の表面に透明な部分があって、そこで反射するのか、毛の太さも関係するのか、詳細は分かりません。
褐色の地味なチョウで、ガに間違えられたりしやすいですが、意外なところに虹色を潜ませています。

ヒロヘリアオイラガ

0922_17hiroheriaoiraga1 2011.9.22
真上ショット。
また会ってしまいました。きれいだけれど、要注意の幼虫です。
チャドクガも夏の真っ盛りを避けてその前後に発生してきますが、このヒロヘリアオイラガも6~7月と9~10月に幼虫が現れるようです。今の季節の幼虫はおそらく蛹になって越冬するのでしょう。(それとももう一回くらい成虫になれるのかな。わかりません)
0922_17hiroheriaoiraga2
少し斜めから。
0922_17hiroheriaoiraga3
「とげとげしい」というのはまさしくこういうことですね。
見てるだけで刺さりそうですね。
さすがにこれは処分しました。
しょうがないんだけど、ごめんね。

2011年10月 6日 (木)

オンブバッタ

0922_10onbubatta1 2011.9.22
オンブバッタの交尾。
つかまっているのは、シソの茎。
彼らが食べ尽くしてしまって何にもなくなってしまった茎です。
0922_10onbubatta2
下の方に、少し花が見えます。
葉っぱをほぼ全て失いましたが、シソとしても子孫を残したい。
頑張って花を咲かせているのです。

去年の猛暑の時、生存の危機を感じ取ったイチョウが例年になくたくさんの花を咲かせたり、ギンナンを実らせたという話がありました。
今年、被災地で津波をかぶった桜が季節外れに咲いたという話もあります。

津波での塩害影響?宮古で季節外れのサクラ開花
 岩手県宮古市の市立高浜小学校で、東日本大震災の津波につかったソメイヨシノ1本が季節外れの花を咲かせ、児童らを驚かせている。
 大洞晴洋(おおほらはるみ)校長が9月27日、校庭にある7本のソメイヨシノのうち1本に、10輪ほどの花が咲いているのを見つけた。今は40輪に増え、つぼみも多くある。
 海沿いにある校庭は津波で1・5メートルほど浸水。ソメイヨシノは例年通り4月に花を咲かせたが、葉っぱは約2か月早い9月初めに散った。同県立緑化センターは「津波による塩害で弱り、子孫だけでも残そうと、花を咲かせて種をつけようとした可能性がある」としている。
 6年生の○○君(12)は「きれいでびっくりした。頑張っている桜を見ると、元気が出る」と笑顔で見入っていた。
(2011年10月5日06時44分  読売新聞)

植物も生きること、子孫を残すことに必死なのです。
自分が生き残れない場合、子孫だけでも残そうとするのです。
そういう眼差しでいろいろな花を見てあげてください。植物の意志を汲み取ってあげてください。{ソメイヨシノではおそらく結実は無理なのではないかなぁ。でも花を咲かせて結実したいんですよ。}

オンブバッタも交尾後、土に産卵して、来年へと命をつなごうとしています。
生きる、という営みは植物も動物も同じ。
ヒトは「ちゃんと生きて」いますか?

シャクトリムシ

0922_8syakutorimusi 2011.9.22
種類は分かりません。
台風通過後の家の周辺視察中とて、虫が顔を見せてくれると無性にうれしくってね。
なんでも撮ってしまった。

虫たちの無事で元気な姿を見ると私まで元気づけられるのでした。
よかった、よかった。
これから冬に向かって行くぞ~。準備を始めようなぁ。という気分です。

ミツバチ

0922_7mitubati 2011.9.22
フウセンカズラの花にいたミツバチ。
この色合いだとセイヨウミツバチでしょうかね。

花粉団子を持っているのですが分かりますでしょうか。
白い矢印で指し示しておきました。
蜜と練り合わせてお団子にして持ち帰ります。
なんだか、おいしそうな気がしてしまいます。

紅茶に蜂蜜を少し入れて飲みたくなります。

ホソヒラタアブ

0922_6hosohirataabu 2011.9.22
夏の間小さなキタヒメヒラタアブしか見かけませんでしたが、秋めいてきたらホソヒラタアブが増えてきました。いろいろな花の前でホバリングしているのを見かけます。

この時は朝でしたから活動性があまり高くない時刻。
ルコウソウのあたりの茂み、何かの茎につかまってじっとしていました。
古い友人に出会ったようで、うれしくなりました。
台風一過、ほっと一息、なんだよね、やっぱり。

アゲハとヒガンバナ

0922_5ageha1 2011.9.22
台風が通りすぎた翌朝、8時過ぎ。
外の様子はどうかな、あの猛烈な風でなにか異常は起こっていないかな、と出てみました。

ヒガンバナの咲いているあたりは、袋小路の行き止まりですから、いくつかの物が吹き飛ばされて転がっていました。我が家の物はなかったので、遠くから見えるように並べて、気づいた方が持って行けるようにしておきました。
その時、アゲハが一匹、ヒガンバナの花にやってきて止まりました。
0922_5ageha2
口吻を伸ばしています。
ヒガンバナって蜜があるんでしょうか?よくわからない。
基本的には結実しないのですから。どうなっているでしょう?

ハチとかアブとかがヒガンバナの花を訪れているのはあまり見かけませんね。

アゲハの仲間が訪れるということはある程度きいています。
本当に蜜があるのか、アゲハの色覚は4原色で、ヒトよりも豊かな色彩世界に生きていますから、赤い花を視覚で認識して訪ねてみているのでしょうか。

ファンタジー:台風の風に飛ばされなかったよ、大丈夫、元気だよ。
と、私に報せに来てくれたのではないか。そんな気もするんですよ。ヒガンバナを離れた後は高~く舞いあがって遠くへ飛び去っていきましたから。
ありがとうね、と呟く私なのです。

現実的に、あの猛烈な風を、どこで、どうやって身一つで耐えたのでしょうね。
小さな軽い昆虫ですが、生きる知恵の深さには、はかりしれないものがあります。

カマドウマ

朝日歌壇(9/26)
高野公彦選
 カマドウマに妻語りをりこの部屋はあなたの棲家でないの、判る?と:(角田市)佐藤清吉

佳い歌に出会いました。
妻に読み聞かせたら、嬉しそうに笑っております。

カマドウマというのは、繊細な昆虫でしてね。
外へ逃がしてやろうと、捕まえようとすると必ず脚が取れてしまいます。
タオルのようなものに乗せて、そっと窓から外へ出してやるくらいしかできません。

我が家でも、おまえなぁ、ここで一緒にいると水をかぶったり、つぶされたりしちゃうぞ、外の湿っぽいところででも生きなよね、と「言い聞かせ」てしまいます。

私が窓を開け閉めすると、妻は、また何か逃がしたんでしょ、といいます。
まあね。ゴキブリの幼虫だったり、ハエだったり、カメムシだったり、ひょいとつまんで窓の外へ、というのは日常の事だからなぁ。

普段から虫に話しかけたり、説教したりする夫婦ですから、この歌から溢れ出る「愛」に共感しました。
愛と優しさの歌でした。

赤ちゃんの体重

下のような記事がありました

(情報フラッシュ)50グラム刻みの体重計 タニタ (朝日新聞 2011年9月27日)
 タニタは、50g単位でペットや赤ちゃんの重さが測りやすい体重計「BC-312」を10月10日に発売する。対象を抱いた状態と抱かない状態で測れば、20kgまで自動的に数値を表示。店頭想定価格は1万円前後。

★理科おじさんの部屋をU君とやっていた時のこと。
デジタル体重計にネコを抱いて乗って重さを測り、その後ネコを下ろしてもう一回体重を測る。その差を取ると「ネコの体重」が分かるんだよ、と教えてあげたら、これがU君にとっては初めてだったらしく、面白くなってしまって、毎週来宅する度にネコの体重測定をやっていました。
普通のデジタル体重計でも100g程度の最小目盛りはあるので、通常のネコ体重計として充分ですけどね。

赤ちゃんの体重を測るのは、もちろんこの方法ですし(籠に入れて測り、籠の重さを引く)、母乳を何グラム飲んだかも、授乳前後の体重測定でおおよその目安は分かります。
いろいろ応用してください。

★日本語と英語で対照しておくと
正味=net
風袋=tare
総量=gross

ふう‐たい【風袋】
①秤(ハカリ)で物を量る時の、その品物の容器・上包・箱・袋など。「―共1キログラム」
②うわべ。みかけ。外観。浮、好色万金丹「上塗り新しきは嫁取り前の―」
 ―‐だおし【風袋倒し】ダフシ
[広辞苑第五版]

net+tare=gross
これは「風袋込み」ですね。

gross-tare=net
これは「風袋抜き」ですね。

コンテナを積んだトラクターの後ろなど走る時に、コンテナの後面の表示を読んでください。
大抵、tare、gross、netが表示されていますよ。

★さて、戻って、猫の体重を測る時の「tare、gross、net」はどうなっておりましょうか?

2011年10月 5日 (水)

チャドクガ

0922_4chadokuga 2011.9.22
見つけたくなかったんだけどなぁ。見つけちまったい。
いつもはもっと集団でびっしりくっついて並んでいますが、今回はそう数は多くない。

チャドクガ用具一式を揃えます。
風呂場のスプレー洗剤。チリトリ。ポリ袋。枝切り挟み2種。ヒバサミ。
チリトリを虫のいる葉の下に差し入れ、洗剤の泡をスプレーします。幼虫は泡につつまれて濡れたままチリトリに落ちます。で、幼虫のいた葉や枝を切り落としてチリトリで受けます。
ポリ袋に移して、しっかり口を結び閉じてしまいます。
チリトリは水道でさっと洗い流します。

これで、毛を飛ばすことなく処分できます。
昔、痛い目(痒い目、か)にあったからなぁ、緊張しますねやっぱり。

「晶子のお庭は虫づくし」では、チャドクガを飼育観察した記録があります。
すごいですね。称賛に値します。ちゃんと成虫まで育てたんですよ~。
http://www.h2.dion.ne.jp/~usako/chadokuga.html
↑ここです。

「庭のイモムシ ケムシ」東京堂出版という本の帯にやくみつるさんがこう書いています。

動物のこどもは 総じてカワイイ♡
アザラシの赤ちゃんもスズメガの赤ちゃんも たいして変わらないから、観てごらん!
(ドクガの幼虫だけはカンベンね)

日本昆虫協会理事のやくみつるさんも、ドクガの幼虫は苦手でらっしゃるようですね。

アオスジアゲハ 前蛹から蛹へ

0921_1aosujizenyou1_2 2011.9.21
ケースの外側からの撮影なので鮮明さに欠けますが、他方、足場に張った糸がよく見えます。
この段階は前蛹という状態です。
0921_1aosujizenyou2_2
正面から撮ったらこうなりました。
黒い点が2つ。目のように見えますね。
本当の頭はぐんと折り曲げています。

0922_9aosuji 9.22
上の写真の前蛹がこういう蛹になります。
不思議ですよね。
結局、幼虫時代の皮を脱いで蛹になり、蛹の皮の下に新たに成虫の表皮が作られて蛹の表皮は捨てられる。
蛹ってほんとうに不思議なものですよね。

ツユクサ

0920_16tuyukusa 2011.9.20
露に濡れるツユクサ。
いえまぁ、雨なのですけれど。
台風の前日、雨の合間を縫ってちょっと外へ出てみて撮影。

ツユクサについては色々な話があって面白いので、読み物として二つ三つリンクしますのでお読みください。

http://www.hana300.com/tuyuku.html
「ミッキーマウス」に似ているかも、という話がありましたが、いかがですか?

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%84%E3%83%A6%E3%82%AF%E3%82%B5
    英名のDayflowerも「その日のうちにしぼむ花」という意味を持つ。
との記述がありました。

http://www.fukuoka-edu.ac.jp/~fukuhara/keitai/tsuyukusa.html
花の構造が詳しく解説されています。

田中修著「雑草のはなし」中公新書 1890 によりますと

この花には、萎れるときにオシベとメシベが寄り添って受粉、受精をするしくみが備わっている。一日花であるから、タネを確実につけるために、ハチやチョウチョウが他の株の花粉を運んできてくれなかった場合の保険をかけているのだ。

身近な花ですが、かなり複雑ですよ。読み物などゆっくりお読みください。

コムラサキ

0920_14murasakisikibu1 2011.9.20
ご近所のコムラサキの実が色づきました。
0920_14murasakisikibu2
今までムラサキシキブとしてご紹介していたものですが、調べてみると、これ正しくはコムラサキのようですね。
木の背が低いもの。
私の身長より少し低いです。撮影しやすい。

とっても上品な雰囲気の紫色でいいですね。

ルコウソウ

0920_12rukousou1 2011.9.20
ルコウソウの花が終わって、セーターか何かのように花冠を脱ぐと
0920_12rukousou2
こうなります。

去年はルコウソウにエビガラスズメの巨大幼虫がたくさんいてすごかったし、面白かったのですが、今年はどうなりますことか。
今のところ、ルコウソウの葉を食べる虫というのはほとんど見かけていません。

ハエ2種

0920_10hae1 2011.9.20
これねぇ、平均棍が大きくって、ニクバエなんかの感じではないような気がする。
ヤドリバエの仲間ではないか、と思うのですが、確定できません。

0920_10hae2
これもですねぇ、キンバエの仲間かな、とは思うものの、確定できません。

あいまいなものを載せるなよ。
ハァ。

ま、ハエをまじまじと見るチャンスは少ないでしょうから、ハエの顔ってこんなものなのか、と鑑賞していただければ、よろしいかと。
存じます。

キシタホソバ(かな)

0920_6hosoba1 2011.9.20
こんなガがクルミの葉の上にいました。
なんだろう?
0920_6hosoba2
少しだけ横方向から。

調べてみますと
虫ナビというサイトです
http://mushinavi.com/navi-insect/data-ga_hosoba_miyamakiberi.htm
ミヤマキベリホソバというのがすっごく似ています。

チョウ目 > ヒトリガ科 > コケガ亜科 > ミヤマキベリホソバ

ただ名前が「みやま」でしょ、多分「深山」ですよね。
我が家は深山というよりは「川っぺり」。
分布を見ますと
    北海道,本州(東北地方,中部地方)
東京都南部なのですよね、ここは。

分布域のもっと広いキシタホソバ(別名:キベリホソバ)という種もあります。
http://mushinavi.com/navi-insect/data-ga_hosoba_kiberi.htm
これだと分布は
    北海道,本州,四国,九州,対馬,屋久島
ですから、まあいいかなぁ。
写真はかなり色が濃い。
このキシタホソバの色の個体変異、くらいでしょうか。

http://www.jpmoth.org/Arctiidae/Lithosiinae/Eilema_aegrota.html
ガならここ、というサイトでキシタホソバを見たら、結構白い。
これかもしれませんね。

どっちにしても、東京南部の川っぺりでポピュラーなガとも思えないけれど、飛ばされてきたのかなぁ。

アオスジアゲハ:2

0920_2aosuji1 2011.9.20
夜に羽化したチョウは翌朝放します。
前の記事で登場した個体のほかに、もう1匹夜のうちに羽化していました。
もう外へ出たそうな気配でしたので、午前10時ころ、放しました。

さてほっとして家へ入り、今度は昼の散歩。
0920_3aosuji1
こういう瞬間を、写真だけではありますが、読者の方々と共有したい。
狭いケースの中で、毎日食草を新しくしながら育てた幼虫が、今、翅をはばたいて外の世界へ旅立っていきます。
さっき飛び立ったのが、近くでのんびりしていました。
0920_3aosuji2
いいお顔。
0920_3aosuji3
眼が合った、という感じがしますでしょ。
0920_3aosuji4
もう1匹いました。
「うちの子」感覚が強く生じます。
嬉しくって、少しさみしくって、あぁ旅だったなぁという充足感も。

純粋理系人間らしからざる感想。
玄関を出ると、ぱっとチョウが体のまわりにまとわりついてくることがあるんですよ。
花もない、幼虫の食草もないような場所で、わざわざ目の前にやってきてしばらく舞って見せてくれることがあるんですよ。
妻も同じことを言います。
挨拶にきたみたいね、と。
ファンタジーみたいだけど、あるんだよなぁ、と二人でにこにこ。
いや、ほんと、チョウは挨拶にやってきます。

アオスジアゲハ:1

0919_14aosujiageha 2011.9.19 13:04
蛹の殻が透けて中の翅の模様が見えます。
とんがった部分も空になっていて、羽化が近い。
夜のうちに羽化するかな、と思っていたら

0919_aosujiuka1 17:42
羽化が始まりました。

ちょっと思いがけないことを見ました。
蛹の殻を中から割る、これは当たり前。
で、中から成虫が出てきて、すたすた歩いて脱け殻から離れ上へ移動。
この写真の左端に脱け殻がちょっぴり写っています。

0919_aosujiuka2
その場でしっかりつかまって、体を固定しました。
翅を展開し始めたのですね。
驚かせたりしてはいけないので写真は撮りませんでした。

0919_aosujiuka3 17:58
10分余りでほぼ翅の展開が終わりました。
すごく速く展開してしまうのですね。
びっくりしたぁ。

★実は長年チョウの飼育をやってきましたが、この瞬間は見ていなかったのです。
もうすぐ羽化だ、あ羽化した、もう飛び立てるかな、と見ているシーンはとびとびなんです。

これまで脱皮の瞬間を見たことがあるのは、オオカマキリの最終脱皮、何種類かのセミの羽化の脱皮、トンボの脱皮などです。考えてみるとこれ、みんな不完全変態昆虫ですね。
「蛹」という段階なしで、終齢幼虫が最後の脱皮をして成虫になる。

共通していることは、最後の脱皮の直前まで歩いているわけです。そうして、脱皮の場所が決まると、脚をしっかり固定して脱皮中に落ちないようにし、背中が割れて成虫の体が出てきて、腹部を残して上体をそっくり返るようにしてまず脚を乾燥して固化する。脚が固まったところで、起き上がって脱け殻につかまって下半身を引きぬく。
おおよそこんな過程を経るわけです。
翅の展開・乾燥にもかなり時間がかかりましたっけ。

ところが今回見たアオスジアゲハの羽化は違いました。
蛹の殻には脚はないですよね。蛹の殻の中で成虫の脚が形成され、それは羽化直前にはもう乾燥して、ほぼ固まっているようです。
翅もかなり湿り気は抜けて、折り畳んであるような状態なのでしょう。
そういう状態が、羽化直前に蛹の外から見えるのですね。
ですから、蛹の殻を割ったら、翅が脱け殻に引っかからないように、まずその場を歩いて離れてしまう。
それから、折り畳んであった翅を平らに伸ばす。
ここまでの時間がすごく短かった。
で、もちろん湿っぽいことは確かですので乾燥してしっかりした状態になるのに、十分時間をかけます。

すごいものを見てしまった。
妻と二人で感激しきりです。
長く飼育をしてきても、見ていないことって多いのですね。
改めて小さな昆虫たちの生き方に心揺さぶられました。

★「脱皮コレクション」監修:岡島秀治、写真:新開孝、関慎太郎 日本文芸社、2011.6.25発行
こういう写真図鑑があるのですが、改めて眺めてみました。
詳細は省略しますが、おおよそ私の直感は間違っていないようです。
不完全変態昆虫の多くは、まず脚を乾かす。
完全変態昆虫の多くは、蛹の中で脚が固まっていて、翅を展開するためにすぐ歩く。
こんな傾向のようです。
そうなのかぁ。

ツマグロヒョウモン

9月17日夕方、妻が笑いながら大騒ぎ。
勝手口を出たところの「ど根性」状態のスミレの葉にツマグロヒョウモンの幼虫がいたというのです。危うく踏んでしまうところだった、と胸をなでおろしていました。
ご近所でまだ葉がたくさんあるスミレから葉を分けて頂いて直ちに飼育態勢。
0918_6tumagurohyoumon 2011.9.18
翌日18日にはその幼虫は蛹化してしまいました。速いこと速いこと。
そうして、さらに2匹の幼虫を妻は見つけてきました。
0918_6tumagurohyoumon2
コレ。
終齢ですからこれも間もなく蛹になるでしょう。

現在アゲハの幼虫やら蛹やら、30匹近くもいるのかな。
ものすごいことになっているのですが、またメンバーが増えました。
いやはや。
嬉しい忙しさです。

2011年10月 4日 (火)

かわいい尻尾が見えてるよ

妻と外出して帰ってきたら
0918_3sippo1 2011.9.18
わぁ、しっぽだぁ。(私)
チャドクガに注意してよ(妻)
我が家のブロック塀、ツバキの茂った葉の間から、茶色いものが・・・
とりあえずいつも携帯しているコンパクトデジカメで一枚。

車をガレージに入れてから、一眼レフを持ってもう一回行ってみたら
0918_3sippo2
まだいましたねぇ。
ふふふ・・・。
何か釣れますか?チャコちゃん。
余りにもすてきな尻尾にくらくらしますね。

「かわいいかくれんぼ」という童謡がありますね。
あの3番は「こいぬ」です。「かわいいしっぽが見えてるよ」です。
チャコちゃんも頭隠して尻尾隠さず、「かわいいしっぽが見えてるよ」。

シャーロック・ホームズに「斑の紐」というのがありましたね。
毒蛇。引っ張ると噛みつかれてしまう。

う~むぅ。この茶色いまだらの紐を引くとどうなるんだろう?などと考えながら、何もせず引きさがりました。

こんな光景は初めて見ました。
ありがとね、チャコちゃん。
なんだかわけもなくうれしくなってしまう。

ウスサカハチヒメシャク

0918_1ususakahatihimesyaku 2011.9.18
この姿を見ると、あ、シャクガだ、とわかるというのが私のレベルなんです。
で、調べてみました。多分ウスサカハチヒメシャクで間違っていないと思います。
幼虫の食草はヤマノイモ。それならいっぱいこの辺りにあります。
頭部や触覚などが見えないのですが、そのあたりを確認できるようなアングルには入れませんでした。
この名前、漢字で書くとどうなるのでしょうねぇ?
想像をたくましくするに・・・薄逆鉢姫尺・・・かなぁ。
単なる想像です、どなたか調べがつきましょうか?

イチモンジセセリ

0917_16itimonjiseseri 2011.9.17
玄関ドアを出ましたら、オクラの葉の上にイチモンジセセリが2匹。
オクラもずいぶん長く楽しませてくれます。
そしてイチモンジセセリは周囲を飛び回ってくれます。

教師という人間関係を職業としましたが、退職して、こうやって虫や花に支えられながら、老いの道をとぼとぼいくのは悪くないですねぇ。
全力を尽くしてとか、自分探しとか、夢はかなうとか、うるさいことばっかり。
そういう雑事を離れて、ゆっくりゆっくり、一歩ずつ「さがっていく」のは楽しいことです。
イチモンジセセリの顔など見ていると、悟りの境地に入ってしまいそうですよ。

台風後のヒメグモたち

前の記事で、ナガコガネグモが台風の後、いったん復帰したと思ったらいなくなってしまったことを書きましたので、ヒメグモについてもお知らせします。
0920_5himegumob 2011.9.20
台風の前日。
ヒメグモBと名づけているヒメグモです。

0922_2himegumob 2011.9.22
台風の翌日、朝、見に行きました。
子グモが減ったでしょうか。全体としては無事。

0920_13himegumoc 2011.9.20
台風前日のヒメグモCです。
たくさんの子グモたちを抱え込んでいます。
0922_3himegumoc 2011.9.22
台風の翌日。
子グモの数はこちらの方がすごく多いですね。
3つ卵のうを作ったのですが、卵のうの跡はなし。
出のうの順による子グモの成長具合の差は、あるのかもしれませんが、私の目で見て分かるようなものではありません。

台風で吹き飛ばされてしまうのではないかと心配しましたが、ヒメグモについては台風禍を免れたようです。

ナガコガネグモ:台風後

9月21日、東京は台風15号の影響で大荒れ。外に出るなど無理。
9月22日、庭に出てみると、風の影響が大きかったようです。
継続して見ている、ヒメグモBとヒメグモCは、網がかなりボロボロになったかな、という感じでしたが、隠れ家の下に、母親と子どもたちがいました。
残念ながら、ナガコガネグモの巣は全くなくなっていて、クモ本体も見つかりませんでした。
0923_7nagakoganegumo1 2011.9.23
いました。
かなり低い位置に網を張りました。
隠れ帯もちゃんとあります、正式の網。
0923_7nagakoganegumo2
横から見るとこんな具合。
立派な網を張り、復活したなぁ、と夫婦で喜びました。

でも、残念ながら翌日からまた姿を消して、以来ずっともう見えません。
オスが来ないまま寿命を迎えたのでしょうか。
鳥にでもやられたでしょうか。
わかりませんが、庭の一角が寂しくなりました。

ナガコガネグモ:台風前

0917_15nagakoganegumo 2011.9.17
お腹が膨らんでいます。
0918_2nagakoganegumo 9.18
獲物をつかまえています。
0918_2nagakoganegumo2
糸で巻かれた中の獲物が何なのかは分かりません。
0920_11nagakoganegumo1 9.20
網が壊れたようでした。

ここまでが台風前。

モッコクの実

0917_13mokkoku 2011.9.17
モッコクの実が1個だけ見えます。
花はそれなりに複数個咲いたのですが、実はこの木の下で立てる場所から見上げる限り1個だなぁ。
結実の割合が低いですね。
うまく中の赤い種が見えるかどうか、わからないまま、毎日見ています。

ハモグリガ

0917_11hamoguriga1 2011.9.17
カラスウリの葉です。
ハモグリガの食痕。
よく見ると、2匹いたのではないでしょうか。
細く始まって、食べながら成長して、太い端っこのところから出ていったのではないかなぁ、と思います。
そういう、細→太の線が2本ありますよね。
陽射しに透かしてみました。
0917_11hamoguriga2_2
矢印を入れてみました。白矢印が始点で赤矢印が終点。
1と2の2匹がいた。
こんなふうに見てください。

器用なものですよね、葉っぱの表面と裏面の間の葉肉を食べ進んで成長していくとは。
ところで、分からないのは、葉の中で蛹になって、終点のところから出たのか。
終齢幼虫が終点のところから出て、別の場所で蛹になったのか、です。

「ハモグリガの蛹」で検索すると、どうも、幼虫の形で終点から出て、葉の上とか別の場所とかで、糸を吐いて蛹になるようです。
う~む、奥が深いなぁ。

シソ

0917_6siso 2011.9.17
オンブバッタにやられてなお、頑張っているシソ。
花を咲かせましたが、この辺りが限界のようですね。
葉を茂らせるところまでは行かないようです。
よくやりました、ありがとう。

イヌタデ

0917_5inutade 2011.9.17
普通に、イヌタデ=アカマンマです。
そういう季節だなぁ、と思っておりました。
0922_13inutade1 9.22
あれ?白くない?
0922_13inutade2
50cmくらい離れたところのものと比べてみました。
色の違いを「歴然」というか「ほぼ同じ」というか。
変異なんでしょうね。多分。
そう思ってみています。

クロアゲハ

0906_16kuroageha 2011.9.6
クロアゲハの蛹。
幼虫時代の頭の部分の脱け殻がくっついています。
0909_1kuroageha1
どうもそのままでは羽化のときの足場が悪い感じがします。で、
蛹がついている小枝の部分を切り、ケースの内壁にセロテープで貼り付け、足場の確保のために両側にティッシュペーパーを垂らして上の方をセロテープで固定しました。

蛹の殻が透明化して、中の黒い翅が好けるようになり、蛹の「角」のような部分が空になったことがわかりますね。
これが羽化直前のサインです。
0909_1kuroageha2 9.9 7:18撮影
この時、蛹の殻の中では脚はもう乾燥し始めており、羽化後に体を反らせて脚を先ず乾かし固める、という作業は不要です。(セミやトンボやカマキリで見た羽化とは違うんですね)
どきどきしますね。
ここまではそれなりに見る機会も多いのですが、出る瞬間というのは本当に瞬間なのでなかなか見られないものです。
0909_7kuroageha3 12:09撮影
羽化すると、翅を展開するのに邪魔にならないように、すぐに蛹の殻から歩き出て静止します。
で、翅を伸ばします。

0909_10kuroageha4 16:11撮影
翅は無事展開されました。
ここまでが一番緊張するところです。
ここで失敗すると飛べなくなってしまう。
0909_10kuroageha5
後は体全体が完全に乾いて飛べるようになったら旅立ちです。
この一連の過程を経る間、興奮させて失敗などしないように、息をひそめる感じですね。
そうして、空へ飛び立つ瞬間、こちらも解放感・達成感があって、いっつも、ほぅ~っと息を吐いて、幸せ気分に浸るのです。
なんとも気持ちいいものなのです。

 

2011年10月 3日 (月)

秋深まる

今日は日本列島あちこちで初冠雪の報せもありました。
秋が速いテンポで進行しています。
我が家にもその「かけら」のようなものが届いています。
1003_1kaede 2011.10.3
今朝、ベランダから。
カエデの先っちょだけ、紅葉が始まりました。

1003_21kaede
昼の散歩のときには、眼の高さで見ることを忘れていましたので、覚えているうちに、と、今撮ってきました。
こういうのってきっと「先触れ」っていうんですね。先っちょが報せてくれているから。

赤いヒガンバナ

0920_7higanbana 2011.9.20
雨に濡れそぼつヒガンバナ。

0924_9higanbana2 2011.9.24
爆発的なパワーをひそめているつぼみ。

0928_8higanbana
赤の世界。

白いヒガンバナをお目にかけましたので、一緒に鑑賞して下さい。

白いヒガンバナ

1003_higanbanaw1 2011.10.3
白いヒガンバナです。
環八沿いの植え込みにあることは知っていて、以前お目にかけたことがあると思います。
先日、妻が、線路向こうにも白いヒガンバナがあるわよ、と見つけてくれたので、先ほど昼の散歩を少し長くして撮りにいってきました。
そろそろシーズンが終わりにさしかかっていますが、結構きれいに咲いていました。
1003_higanbanaw2
花の形は赤花のものと変わりませんが、赤い色素を作れなくなった変異種なのでしょうね。
日本では種がほとんどできませんから、ある個体に変異が起こって、あとは人為的に増やされてきたのかな。
1003_higanbanaw3
全面的に純白ではなくって、うっすらピンクがかっているのがまた素敵。
楽しい散歩でした。
シーズンが終わってしまわないうちにと、早速お目にかけます。

ダンダラテントウ

0917_3dandaratentou 2011.9.17
ダンダラテントウがこっちを向いてくれたので、顔を撮影してきました。
赤い模様が2段、点のようなものまでいれると3段。
段々になっている、というのが「だんだら」らしいのですが、変異が大きくて、一段しかない方が多いというのが私の個人的な感想です。
ナミテントウと見分けにくいのですが、前の方の、この赤い模様を確認してください。
アブラムシを食べますので、黒いから嫌だ、とかいわないでかわいがってやって下さい。

ヒメナガカメムシ

0915_9himenagakamemusi 2011.9.15
生きた昆虫の写真にスケールを入れるのはとても難しい。
ぶれてます。
体長5mmあるかどうか、ということはお分かり頂けるでしょう。

カメムシ目 > ナガカメムシ科 > ヒメナガカメムシ亜科 > ヒメナガカメムシ

なので、ヒメナガカメムシですが、長くないです、短いです。
ヒメ「ナガカメムシ」なんですね。
今の季節よく見るといっぱいいますよ。ハエと見間違うかもしれません。
単独でいるより、交尾中を見かけることのほうが多いというのも、一つの特徴かな。

ルリチュウレンジ

0915_8rurityuurenji 2011.9.15
ルリチュウレンジだと思います。
幼虫はツツジの葉を食べるので嫌われますね。
ハチ目 > ミフシハバチ科 > チョウレンジ亜科 > ルリチュウレンジ
です。ハチです。一応。
ほとんど黒く見えますが、「メタリック・ルリ」色とでもいいましょうか。
瑠璃色をちゃんと撮影するのはかなり難しくって、うまくいきません。
{ルリマルノミハムシの瑠璃色も写りにくいですよ。}

一瞬、アメリカミズアブかと思ったら、眼が違う、大きさが違う、触覚が違う、全く違っていました、お恥ずかしい。

カネタタキ

0915_4kanetataki1 2011.9.15
カネタタキのペアがキンカンの葉にいました。
葉を曲げて、糸のようなもので固定しているように見えるのですが、これをカネタタキがやったのかなぁ、わからない。クモの巣でも再利用しているのか、わからない。
上がオス、下がメスです。
メスはまったく翅が見えません。膨らんだ腹部と産卵管が立派。
オスも、翅が短くって、この短い翅を立ててこすりあわせ、ちっ、ちっ、と鳴きます。
草むらではなく、低木の枝や葉に住むようです。
卵も土に産卵するのではなく、木の枝や幹に産み付けます。
0915_4kanetataki2
オスの翅のところを拡大。
短いですね。飛べません。鳴くだけの翅です。

youtube に、カネタタキの鳴く姿の動画がありました。
http://www.youtube.com/watch?v=Pb0gbJaeaEs
よろしければどうぞ。

0915_5kanetataki
同じキンカンの葉で、メスだけが隠れているのを見つけました。
葉が丸まった中に潜んでいます。
こういうところにいるようですので、探して下さい。
カネタタキの鳴き声は非常に方向性が分からないし、オスがいてもそこにメスがいるかどうかは分からないし、「出会い」は難しいかもしれませんが見つけると嬉しいですよ。

庭の雑草

0915_3humei2 2011.9.15
庭にこんな草が生えてきました。
花を咲かせています。
0915_3humei1
葉はこうです。
今年初めて顔を出したと思います。(以前の記憶にはないと思うのですが・・・忘れっぽいからなぁ。自信ない)
わかりません。

ハキリバチ

0914_13hakiribati1 2011.9.14
デュランタの葉で見かけました。
葉を切っているようです。
ということはハキリバチ、なんでしょうね。
0914_13hakiribati2
確かに葉を切っていますね。
私、ハキリバチを見るのは初めてです。
話には聞いています、有名ですから。
でも、見たことはなかった。
小さなハチで、腹部の下面、胸部などに毛が密生しています。
それと、普通に見かけるハチよりも「頭でっかち」という印象を受けました。
ハキリバチの仲間の、なんであるのかはよくわかりません。
バラハキリバチなどはポピュラーらしいのですが、検索してみると、違うようです。
ヒメハキリバチ、ヒメトガリハナバチなども見ましたが、これだっ、というのに出会えなくって。納得してません。

詳しい方はいらっしゃいませんか?鑑定お願いします。

ヒメハナバチかコハナバチか

0914_10hati 2011.9.14
ルコウソウの葉で見かけました。
ヒメハナバチかコハナバチかの仲間だろうと思うのですが、同定できません。
小型でかわいいハチでした。

キタヒメヒラタアブ

0914_9kitahimehirataabu1 2011.9.14
キタヒメヒラタアブがおりましたので、パチリ。
すると、こっちへ向き直しましたので、顔をパチリ。

↓ご覧ください。
0914_9kitahimehirataabu2
ちょっと鮮明さに欠けますが、顔です。
擬人化したくなりませんか?
タレ目に見える黄色いのは触覚です。
ハエやアブの触覚は独特ですのでなれればハチとアブを見間違えることはなくなります。

虫の顔というのも、面白いですねぇ。

クサギカメムシ

0914_5kusagikamemusi 2011.9.14
一時はホウズキカメムシだらけになってしまって、ほかのカメムシを見かけなくなっていましたが、ホウズキカメムシの勢いが落ちてきたところで、クサギカメムシ登場です。
幼虫ですが、結構大きい。

カメムシというと、反射的に「くさい」という方がおられますが、本当にカメムシを手でつかんで匂いを嗅いだことがあるのかなぁ?そういう知識だけで、毛嫌いしてないかなぁ。
私は、頻繁というほどでもないけれど、手でカメムシを移動させたりしますが、くさい思いをしたことはないのですけどね。食卓の窓の外がグリーンカーテンですので、窓の開閉に際してカメムシが転げこんでくることもあり、ひょいとつまんで外に出してやりますけどね。
その他、クモや、ハエやカや、いろんなのが食卓に転げこんできますよ。
もっとも、その食卓の上は普段からネコの定席でもあるのですけれど。
すごい食事環境だなぁ。考えてみると。

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