カラスウリ
2011.9.10
カラスウリの蔓が茎を引き寄せようとしたのですね。
蔓の先端が何かに絡みつき固定される。
それから蔓をコイル状に巻くわけですが、一方向に巻いたのではよじれが生じますので、必ず巻く方向の切り替えが必要です。
切り替えの両側で巻き数が同じになれば、よじれない。
この話は以前にしたことがあります。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2011/07/post-d54f.html
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2008/03/post_af88.html
最初の写真見てください。切り替えが2カ所ありますよ。
変じゃないですか?切り替えが2カ所あったら、切り替えしなかったのと同じになってしまいません?
そりゃまずい。
とおもってよく見たら、切り替えが3カ所ありました。
同じ写真に矢印を入れてみました。
白の矢印で示した切り替えはすぐにわかると思うんですね。
問題は赤の矢印のところです。
分かりづらいですが、ここも巻き方の切り替え点です。
また、数字を書きこんでおきましたが、白い矢印の両側での巻き数です。(ちょっとあいまいなところはあるのですがご勘弁を)
これで、蔓全体としてのよじれが生じていないことになりました。
めでたしめでたし。
切り替えは奇数回でないと、よじれが生じてしまうのでした。
この写真を眺めながら、かなり長い時間考え込んでしまいました。
植物の知恵はすごい。
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