雲
2011.8.5
もくもくと湧く雲です。
この写真で右の方から日がさしています。
雲って白い?黒い?
両方、というのが答。
太陽光が当たって反射してくるところは白いんですね。
で、厚みや角度などの違いで、光がこちらへ向かってやって来ない部分は黒いんですね。
空からは「青」の特定の波長の光がやってきますから、空は「青」という色がある。
雲からは、波長に関わりなく、たくさん光が来るところは白く、あまり来ないところは黒い。
白や黒は「色」ではありません。
光が返ってくる量なんですね。
もし雲の中に特定の波長の光を吸収するような物質があれば「色がつく」ということもありましょうが、普通そういうことはない。(夕焼け雲が赤いのは、赤い光で照らされているからです。)
白といい黒といい、相対的な話でして、背景との関係で見え方も変わります。
雲を見たらそんなことも考えてみてください。一味違った見え方になるかもしれません。
« ヒキガエル(続き) | トップページ | スズムシ:1 »
「理科おじさん」カテゴリの記事
- 化学の日(2022.10.26)
- 秒速→時速(2022.09.01)
- 風速75メートル(2022.08.31)
- 「ウクライナで生まれた科学者たち」(2022.05.31)
- 反射光(2022.05.09)
コメント