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2011年8月 5日 (金)

キョウチクトウ

0728_13kyoutikutou1 2011.7.28
キョウチクトウの花というのはすぐぐちゃぐちゃになってしまいます。
しかも、どうにも花の構造がよくわからない。

http://www.jspp.org/cgi-bin/17hiroba/question_search.cgi?stage=temp_search_ques_detail&an_id=1601&category=mokuji
日本植物生理学会のサイトでこんな記事を見つけました。

お便りにあるように,キョウチクトウの花は複雑な構造をしています.
5本の雄しべは,花粉のはいった葯の先端が細長く伸び,毛のある糸状の構造(付属体)をしています.“よじれたおしべと”いうのはこの付属体のことでしょう.葯はやじり型をしていて,お互いにくっついて半分開いた傘のようになっています.雄しべの柄(花糸)は太く短く,花の下側,細くなった筒の入り口についています.花を上から見ると,この花糸の間から花の奥がかすかに見えます.
雌しべは1本で,その形はろうそくのような,例えるなら“京都タワー”に似ています.京都タワーのリング上の展望室より上側の部分は,キョウチクトウの雌しべでは先端がとがった緑色のふくらみになっています.この部分は葯の傘がのっており,花の上から直接みることはできません.一般的な花では,この先端のとがった部分が花粉を受け取る柱頭になっています.しかし,キョウチクトウ科の植物では,これは花粉を受け取る働きを持っていません.その下側の白い筒状の部分,京都タワーで言えば4階展望室に相当する部分が花粉を受け取ります.さらに下側は長い柄(花柱)が花の筒の奥に伸びています.その根元にはたぶん蜜が分泌されると思われる緑色のお皿のようなもの(花盤)があります.

0728_13kyoutikutou2
中央で、白い毛のあるものがよじれてますが、これがオシベですかね。
メシベはここでは見えていないのでしょう。
自家受粉はせず、昆虫が受粉を媒介する、とありました。
この花に虫が飛来しているのをあまり見たことがありませんでした。
アリが花の中を歩いていますけれどね。

ややこしい花だなぁ。

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