ヤモリ:2
2011.8.11
この写真、しばらくサムネイルのまま見てください。
指先が光っていませんか?
そのつもりになって、サムネイルをクリックして拡大して下さい。どうなっているのか分かります。
これね、今回初めて気づいたのですが、かなり強く光りますよ。
もちろん自発的な発光ではなく、透明な壁面との接触面が光を強く反射するようです。
あれ?と思いましたね。
ヤモリの指にはこういう風に横に走る襞がたくさんあるのですね。
その襞の微細構造が滑りやすい壁面にもくっつくことを可能にしているようです。
で、横に走る襞ですから、指の付け根付近から、指先へ、接触面を移動させていくと、接着力を維持しながら、接触面に移動が起こり、最後に指先付近の襞を引きはがすだけで接触が解除されるのでしょう。
一個の吸盤のようなもので、ぺたっと張り付いたけど引きはがすのが大変、ではヤモリの行動力は生まれません。強い吸着力と軽い引きはがし力が両立する構造なのだと思います。
光をまともに当てるとこう見えます。
見事な構造ですね。美しい、と感じます。
指の先端に小さな爪があるのかないのか、判然としません。
トカゲやカナヘビのようなすごい爪はないのですが、痕跡くらいはあるのかなぁ。確認できませんでした。
ヤモちゃんに怒られそう、なんというアングルで撮るのだ!と。
腹部と尻尾の境目というのはこういうものなのです。
ヘビでも、腹側からみれば、ヘビの「尻尾」がどこからか分かります。
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