カラスウリ
2011.6.21
カラスウリが少し伸びてきています。
さて、この蔓の巻き方、面白くありませんか?
(定義は略すとして)途中で右巻きらせんと左巻きらせんが切り替わっていますよ。
どうしてでしょう?
カラスウリは本体を支えながら伸びるために、先端の蔓を大きく振り回します。(片側の成長によって回すのですが)。
そして、先端部が何かに当たると、そこに強く先端部を固定してしまいます。
その後で、蔓をコイル状にして、本体を引き寄せ支えます。
やってみてください。柱か何かに紐を結びつけます。その上でその紐をコイルにする。
どうやったって、一方向のコイルは巻けない。ある巻き方を何回かしたら、必ず逆向きの巻き方がないと、バランスがとれないのです。
それを、カラスウリはやっているのですね。
根元と先端を固定して、成長によってコイルを巻く。
そうすると、必ず途中で巻き方が反転するのですね。
ひどい絵だ。ご勘弁を。
両端が固定された、たわんだ針金があるとしましょう。
たわみの中央をつまんでぐるぐる巻いたらどうなるか?
実はこれを私は既にやったことがあって、このかかしさんの窓でご報告したことがあるのです。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2008/03/post_af88.html
2008年3月 6日 (木)「反転するコイル」
ご覧ください。上の図よりもうちょっとましな写真があります。
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