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2011年7月28日 (木)

タケノホソクロバ

0722_13takenohosokuroba1 2011.7.22
タケノホソクロバのオスですね。
触角が櫛状になっているのがオスの特徴です。
メスは棒状というのかな、櫛の歯がない。
青みを帯びた黒光りです。
幼虫は「毛虫」で、毛が皮膚につくとひどくかゆくなりますので、警戒してください。
成虫は別に毒毛もなにも持っていませんから、大丈夫。ただどこか近くに食草のタケ・ササがあって幼虫に出会うことがあるかもしれませんので、そのあたりを注意してください。
ここまでの話は、このブログで何回か繰り返してきました。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2010/10/post-b7e8.html
ここに幼虫の写真を掲載してあります。

さて今回は、ちょっと今まで知らなかったことを発見しましたのでお目にかけます。
0722_13takenohosokuroba2
横からアップできたのです。
触角が櫛状なのがくっきり。それはいいとして。
頭を見てください。
メタリックな光沢があって、ヘルメットでもかぶっているような感じですが、複眼が真っ黒。
体も黒いですが、反射があって、つやのある黒。
ところがこの複眼、反射が全くないビロードのような黒。
そこに穴が開いたような感じがしますね。
こういう複眼は初めてだな。
0722_13takenohosokuroba3
ここまで接近して、穴ではなく、「表面」という感じがしてきました。
それにしても、今までに経験のない眼ですね。
シロスジカミキリの複眼、というのが近い感じがしますね。あれは大きくて見やすいですが、この小さなガでは、こういう接近の仕方をした写真はそうないですから、鑑賞して下さい。

黒は色ではなく、そこから光が返ってこないという出来事です。
複眼の表面構造などまで見られればおそらく「無反射」のしくみがわかるのでしょうが、そこまではできませんでした。

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