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2011年7月20日 (水)

メンデル@グーグル

私の使っているブラウザは Firefox なんですが、新しいバージョンはグーグルツールバーに対応していないのかな(詳細は知りません)。で、いつも別のタブにグーグルの検索サイトを開いておいて、何かというとそこを利用しています。
http://www.google.co.jp/  です。)

今日(7.20)、私のこのブログをお読みの方は、ちょっとクリックしてみてください。
絵があるでしょ。
明日にはもうなくなっているはずです。
そのためにこれを↓
Mendel
ん?なんだ?これメンデルじゃないの?
もともとの検索の目的を忘れて、検索窓に「メンデル」と書いて検索。ウィキペディアがトップでヒット。

 グレゴール・ヨハン・メンデル(独: Gregor Johann Mendel、1822年7月20日- 1884年1月6日)は、オーストリア・ブリュン(現在のチェコ・ブルノ)の司祭。植物学の研究を行い、メンデルの法則と呼ばれる遺伝に関する法則を発見したことで有名。遺伝学の祖。
 当時、遺伝現象は知られていたが、遺伝形質は交雑とともに液体のように混じりあっていく(混合遺伝)と考えられていた。メンデルの業績はこれを否定し、遺伝形質は遺伝粒子(後の遺伝子)によって受け継がれるという粒子遺伝を提唱したことである。

なぁるほど、今日はメンデルの誕生日だったんだ。ナットク。
{7月22日に洗礼を受けているので、7月22日を誕生日という人もいますが、通常の意味の誕生日は7月20日です。}

絵の意味は
①P(親)世代のさやの色が緑の純系と黄色の純系をかけあわせて雑種(F)を作ります。
②Fではさやの色は全部緑になりました。
③Fを自家受粉させてFを作ると、さやが緑色のものが428、黄色のものが152できました。この比はおよそ「2.82:1≒3:1」です。
と、この①②③の出来事を描いたイラストなんですね。
高校で生物を学んだ方ならきっと教わったはずですね。
この場合、さやの色が緑色が「優性」、黄色のが「劣性」というわけです。

◆個人的に思うに、ドルトンの原子説が19世紀初めの頃ですから、メンデルの時代には原子説は流布していた。「化合」という出来事が「水とアルコールを混ぜるように」どんな割合でもおこると考えていたものが、化合するものの質量比に整数が現れてきたのですね。これは驚くべきことでした。
定比例の法則とか倍数比例の法則、というやつですね。
それを原子論が説明したわけです。

{私の持論ですが、定比例の法則や倍数比例の法則は化学の基本法則だった、と考えています。液体の混合のように考えていた時代に「整数比」が現れたことに驚きがあったのですね。その驚きが、「粒子」を考えさせた。だから、基本法則。
現代はというと、小学生の頃から、正確ではないかもしれないけど、ものは原子という粒々でできている、という考えになじんでいる。粒々が手をつなぐことが化合ですから、整数比になることはある意味で当たり前なんです。その当たり前のことを「基本法則」として教え込まれることは苦痛ですよね。しかも、「基本」だからといって入試にまで出る。もうやめてほしいな。かつての基本法則は、原子論から見るとこう見えるのだよ、と教えるべきでしょう。これが私の持論です。
ついでにいうと、質量保存の法則も「帰納的」な実験法則ではなく、公理、原理として扱うべきです。質量保存の法則の実験というのも入試に頻出している。くだらないですね。ラボアジェも、あるところまでは実験的に質量保存を追求してはいますが、そこから一段の跳躍があって、質量は保存されるという法則:公理・原理として提出したと思うんですよ。}

さて話を戻して、粒子論的な概念の、その流れの中で、「遺伝」というものにも、単位粒子的なものがあるのではないか、というヒントを得たのではないだろうか、と、そう思うのです。
粒子論的な時代の流れの中で「遺伝の基本粒子」が誕生し得たのではないでしょうか。

◆「dominant」を「優性」、「recessive」を「劣性」と訳すのはやめたい、と授業では強く生徒に話をしました。
決して、「優れて」いたり「劣って」いたりするのではないよ、植物の目に見える性質として現れるか現れないか、ということに過ぎないんだよ、と。
「優生」の概念に結びつきやすいんですよ、「優性」という言葉は。
ナチスの「優生政策」にも結びつきかねない。
障害者としての私は「優生」という概念と結びつきかねない「優性」という言葉が嫌いなんです。
「顕性」=あらわれる性質。
「不顕性」=あらわれない性質。
こんな訳語に変えることはできないものでしょうか。
これなら妙な価値観と結びつきにくいと思うのですが。

◆エンドウのさやの色について、具体的な遺伝子名までは知りませんが、要するに鞘の色を緑色にする酵素の遺伝子があるかないかの差なんです。
その遺伝子があれば、酵素が作られ、さやが緑になる。
その遺伝子がなくて酵素が作れない、あるいは、遺伝情報の変異で酵素が作れないと、さやに色がつかない、ということですね。
両親から受け継いだ1対の遺伝子のうち、片方でも遺伝子が働けば緑色になる。
両方ともにその遺伝子の機能がなければ、黄色になる。
そういうふうに、きちんと理解してほしいのです。

◆遺伝の授業は、注意深く配慮しないと、差別や迷信につながりかねません。教師は充分過ぎるほど充分に注意すべきなのです。

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