カシノシマメイガ
2011.7.23
部屋の窓に見慣れぬガがいたので、透明ケースに入ってもらって撮影。
翅の模様が特徴的。
この写真でははっきりしませんが、もう一つ特徴があって
こう撮るとはっきりします。
腹部をきゅっと上に曲げ反らせています。
ケースの外から腹側も見せてもらいました。
外側ほどの特徴的な模様はないですね。
メイガの仲間だろうという見当はつけましたが、初めて見るガです。
調べてみたら「カシノシマメイガ」の翅の模様が同じようです。
カシノシマメイガとカタカナで書かれたら「樫の縞螟蛾」だと思いますよね。
きっと樫の木の葉でも食うんだろうと。
ところが違うらしいんです。どうも
菓子の縞螟蛾
らしいのです。
http://mushi-chisiki.com/pest/moth.html#kasinosima
このサイトによりますと
カシノマメイガ:菓子によく発生する縞のあるメイガという事でこの名がついた。成虫は開張20~28mm、赤褐色で、中央に白い線で縁取られた黄褐色紋がある。
成虫は静止するときは、尻を持ち上げた体勢をとる。
幼虫は体長約23mm。菓子類のほか、穀粉、粉類などを食害する。カシノシマメイガは、食品にゆるく綴り合わせた管状の巣を作り、その中には入って食害する。
冬は幼虫で越冬を行ない、年に2~3回発生する。
食品総合研究所のサイトでは
http://nfri.naro.affrc.go.jp/yakudachi/gaichu/zukan/34.html
英名 meal moth
加害する食品 穀類、穀粉類、種子類など。
加害形態 製粉工場などで、砕米や塵などを綴った中で生活する。
その他 カシノシマメイガとは菓子の縞螟蛾の意。
なるほどねぇ。食品を食害するのですね。
なんとなくイメージが湧いてきました。
粉物ではないですが、昔、「米つなぎ虫」というのがいて、米粒を糸つないでしまうのでした。ガの幼虫。ノシメマダラメイガというのです。
伯母がよく私らをつかまえて、新聞紙に米を広げて、調べて駆除することをやらせましたっけね。思い出す。で、全部取れたかどうかは知らないけど、その米も食べるんです、もちろん。虫食べたって別にどうということもないですしね。
粉物をつなぐ虫、というイメージが何だか分かるなぁ。
で、我が家になぜいるのか?
何か粉物をつながれたっけ?
よくわからないのでした。
以前、コクゾウムシが発生した時の妻の言い分。
生まれた時から、米を食べて大きくなったのだから、米が変化しただけよ。たんぱく質、たんぱく質。
という夫婦ですからして、そうぎゃあぎゃあ騒ぐこともないのです。
{アゲハの幼虫の糞は、ミカンの葉が変化しただけのもの、アオスジアゲハの幼虫の糞はクスノキの葉が変化しただけのもの、とまぁ、こういう認識を共有しております。}
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