シオヤアブ:2
虫ナビというサイトを読んでおりましたら
トップの写真は7月15日に公園内の道端で撮影したもの。撮影しようと本種に近づくと、自ら管理人の足に乗っかったので、そのまま撮影した。本種の♀や近縁種のアオメアブ(Cophinopoda chinensis)も人をまったく恐れないようで、撮影中のカメラに乗っかってくるほどであった。
こんな記述がありました。
確かに、このシオヤアブというのは落ち着いている時は被写体としては最高なんです。
カメラを近づけても気にしない、オートフォーカスを使ってもその超音波モーターの音も気にしない。
(昆虫を撮影するときにオートフォーカスでピント合わせをすると逃げてしまうことがあります。接写の時はマニュアルの方が安全です。)
さてどこまでいけるか。
体を柵に寄りかからせてがっしり固定し、最接近、24cm、です。
ここまで写りました。複眼の個眼まで見える。
フォトジェニックな虫ですねぇ。
前の記事の写真でも分かっている方には見えるんですけれど、平均棍もきれいに写りました。
写真の中央最下部。ころんと丸いものがありますね。これが後翅が退化した平均棍です。
翅の名残ですから、高速で振動させられます。で、これが姿勢制御用のジャイロスコープとして使えるんですね。
ハエ目の昆虫たちの高度な飛行技術を支える器官になりました。
いい写真を撮らせてくれてありがとう。
楽しい時間でした。
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