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2011年6月14日 (火)

メダカ

0524medaka 2011.5.24
メダカが孵化しました。
前にも書きましたが、眼球は内部を暗室にして外界からの光を見るのですから、真っ黒です。
さらに、見てください。ちゃんと心臓が左にあります。赤いぽちです。
不思議ですねぇ。

体には3本の軸があります。頭尾軸、腹背軸、左右軸。
どのようにして左右が決まるのでしょう?

マウスの初期胚では、ヘンゼン結節(node)という部分の繊毛運動によって流れが生じるのだそうです。これが左右の非対称性を生むきっかけになっているのだそうです。

もし繊毛が動かないような遺伝病があったら?
左右が決定できないで、普通の左右軸になるか、逆転した左右軸になるか、決まりませんね。偶然に左右されます。

人間の病気で、内臓逆位という、内臓の配置が左右逆になっている病気があります。
この病気の男性患者さんの精子は、尾を振って泳ぐことができないのだそうです。
そのために、この患者さんは男性不妊になる、との話です。
この患者さんでは、繊毛も動かず、左右軸がうまく決定できなかったのですね。
この話は、
    「精子の話」毛利秀雄著 岩波新書892 2004年5月20日第1発行
で読みました。
毛利先生の発生学のゼミ、というのを大学の教養学部時代に受けました。学生2,3人が毛利先生の指導のもと、発生学の本を読んだのですが、今から思うと贅沢なゼミでしたねぇ。
以来、発生学は大好きになりました。その毛利先生の著書でしたので、早速買ってきて読んだわけです。
奥付に書き込んだ、購入記録は「2004年5月22日 栄松堂にて」とありました。

話がそれましたが、冒頭の写真のメダカの稚魚。
ちゃんと左に心臓があります。
左右軸がちゃんと決定できたのですね。
よかったね、というか、不思議な働きだね、というか。

生きるということは、不思議なことです。
生命について、分かれば分かるほど、分からないことが増えるようです。

参考
動物のからだが左右非対称になるしくみ
http://www.chart.co.jp/subject/rika/scnet/34/sc34-3.pdf
比較的分かりやすいと思いますが。

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