花々
2011.5.27
上にドクダミ。下の色の濃い方がユウゲショウ。薄い色のがヒルザキツキミソウ。
こちらでは、ブルーサルビアとユウゲショウ。
まだ草丈が低いのですが、ゼニアオイも咲き始めました。
これから伸びて、2年間生きるのでしょうかね。2年草だと書かれていたからなぁ。見届けます。
◆ドクダミの匂い
先日もドクダミの話を書きました。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2011/06/post-35e9-1.html
そこに、広辞苑を引用して「悪臭をもつ」ということで、私はあんまり感じないなぁ、と書きました。
毎日新聞にこんな話が
余録:ドクダミの季節
一名「ジゴクソバ」というからおどろおどろしい。東日本の一部でのドクダミの異名で、深く広がる白い地下茎を地獄のそばになぞらえたらしい。西日本では「ニュウドウグサ」と呼ぶところも多いが、各地でさまざまな異名を持つドクダミだ
▲ひどいのでは「イヌノヘドグサ」というのもある。いうまでもなくあの独特の生臭いにおいのせいである。他にも「ホトケグサ」「ヘビクサ」「ドクダメ」などなど概して暗いイメージは拭えない。古名の「シブキ」も、毒気がたまるという意味に由来するといわれる
▲となると「毒痛み」が転じたという「ドクダミ」も恐ろしげに聞こえるが、これは逆に毒や痛みに効く、毒を矯める--つまり薬効を示すものだというのだ。俳句の季語ではもっぱら十種の薬効を示す「十薬」で通っている。今も、お茶や入浴に用いる方もおられよう
▲こんな異名を調べたのも、雨の日の生け垣の下に点々と咲く白いかれんな十字の花を見たからだ。地面を覆う暗緑色の葉を背景に「今年もちゃんと咲いたよ」とそれぞれに語りかけてくる小さな妖精たちである。梅雨景色の暗がりにポッと光がともるような異空間だ
▲花だけでなく、品種によって葉も楽しめるドクダミである。ゴシキドクダミという日本産のドクダミは赤やクリーム色に斑(ふ)入りの葉を変化させるのが欧米で人気となり、「カメレオン」の異名で広がった。地味ながら海外にもファンをもつ日本のスーパー雑草である
▲強烈な個性ゆえにひどい名もつくが、多くの異名はむしろ実力の証明といえる梅雨時の古くからの友だ。<どくだみや真昼の闇に白十字 川端茅舎>
毎日新聞 2011年6月14日 0時11分
そうなのかなぁ、と試しに、葉をちぎって鼻のそばへ。
強いにおいです、確かに。でも、何というのか、記憶の深いところに働きかけて来るという感じがします。幼い頃草むらで転げまわっていたころの「草の香り」を思い出したり。
「濃い」香りでした。悪臭とは思いませんでした。
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