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2011年6月 6日 (月)

-5+2=

朝日新聞の教育面で、高校生の学力の話が乗っていました。
詳しい話をすっ飛ばしますので、記事の主張などはまるっきりお伝えできません。記事内容のごく一部についての感想です。

「-5+2=-7」と計算してしまう生徒がいたのだそうです。大学院生が「左に5歩、右に2歩いくと、左に3歩の所にいる」と教えると、生徒はその場で歩いてみて「初めてわかった!」とはじけるような笑顔を見せたという。

というのですね。
間違ってないし、変なことを教えているわけでもない。
私がアレッと思うのは、これ、数学の先生なら、まず必ず教えたはずなんです。中学校でね。
自然数を広げて、整数を学ぶ時に、数直線は必ず使うはずだと思うんだけどなぁ。
左へ行くのが引き算、右へ行くのが足し算、とか。
「マイナス1」をかけるというのは、0を挟んで位置を反転させること、だから、2回「-1」をかけると戻ってくるよ、とか。
やってると思うんだよなぁ。

で、かつて「高校で理科を教えていた元教師」としての感想。
{ごめんなさい、「高校で学んでいた元生徒」の方の感想とは食い違っているかとも思います。一方的な教師の立場の主張かもしれません}

生徒はね、教壇で説明する教師をテレビ画面の中のことのように見ている。自分とかかわりがあるとほとんど考えていない。スイッチ切れば終わってしまうかのように感じている。テレビ見るのに、お菓子を食べながらだって構わない、ケータイしながらテレビ見たってかまわない、そういう感覚で授業に臨んでいる。そんな感じを受けていました。
一人一人の顔の前へ行って、今、私は君に向かって話をしている、といわないと、自分とは関係ないや、と聞き流してしまう。

そういう生徒がいたと、感じます。

中学校で、先生は正負の数、数直線などきちっとやった。でも、テレビ内の出来事のように聞き流してしまった。かんけぇねぇや、とね。
たまたま高校で、その高校が連携している大学の学生が、君一人に話しているよ、と教えたら、相手が教師じゃないし、自分一人に向かって話がなされたので、その内容が自分に関わるものとして聞えて来て、理解が達成された。

そういうことじゃないかなぁ、と強く感じるんです。

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