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2011年5月 6日 (金)

立夏

今日5月6日は「立夏」です。
テレビで朝から「暦の上では今日から夏」というような言葉が聞かれました。
「暦の上では」という言い方は、「暦」を旧暦のようにとらえているのではないでしょうか。
あるいは、「実感とは違うが」というニュアンスを持たせている。
でもね、私はよく言うことですが、太陽暦なんですよ24節気は。
24sekki
これをご覧ください。
「神の目」で太陽系を地球の北極が向いている方向から見おろしたと思って下さい。
1年間で1周しますね。360度回る。
それを45度ずつに区切ってみました。
太陽を中心として反時計回りに地球は回ります。
春分の位置を角度0にとります。

そうすると、春分の反対側は秋分。
どちらも「昼と夜の長さが同じ日」と単純化しておきます。
90度の位置には夏至と冬至。昼が一番長い日と短い日。
この命名には全く異論なしですよね。

今日は、夏至の手前の45度という位置まで来ました。
名前を何としましょうか?夏至の手前の45度。それなら夏の入り口=立夏、でいいですよね。
同様にして、秋分の手前45度なら立秋。冬至の手前45度なら立冬。春分の手前45度なら立春。

ね、一年間で一周するうちのどこまで進んできたかを45度ずつに切って名前をつけるとすれば、まことに適切な命名ですね。
太陽暦そのものなんですね。これ。

ただ、45度区切りは少々粗い。
さらにその45度を3等分して15度ずつに切ったのが二十四節季。
そうなると、名前がね、足りませんね。
で、その切り方を考案した地域の気候に沿った名前をつけることになったわけです。
そうなると、地球と太陽の位置関係、という天文学的な話から、地球上のある地域の気候というローカルなものになって来たわけですね、命名が。
その結果、気候の異なる地域でも同じ命名を使うことになり、季節感とのずれが生じるようになってきて、「暦の上では」という枕詞がつくようになってしまった。

ということですので、地球が太陽の周りを公転している、その位置を知る言葉として利用すればよいのです。

おっ、今日は立夏だ、春分からもう8分の1周したんだなぁ

ってね。

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