« ヤエムグラ | トップページ | コマツナ »

2011年4月25日 (月)

ペンペングサ

0401_23_6nazuna 2011.4.1
これはペンペングサ=ナズナですね。ぼんやりしか写し込めませんでしたが三角形の撥のような実がついています。
で、ふしぎなもので、ペンペングサは「生えても」「生えなくても」いい意味には使われない。
ウィキペディアから
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8A%E3%82%BA%E3%83%8A

ぺんぺん草が生える
    ナズナが荒廃した土壌であっても生育することから、荒れ果てた様子を指す。
ぺんぺん草も生えない
    荒廃した場所で育つナズナでさえも生育しない様子から、転じて何も残っていない状態、一切合財が残らない状態を揶揄した表現で、「○○が通った後はぺんぺん草も生えない」のように用いる。

損な役回りを押しつけられましたね。
「ペンペングサ しげれるやどの ・・・」ですよ。我が家ではペンペングサを大事にしております。だって、なんだか、たのしいんだもん。

●ところで、シロイヌナズナってご存知ですか?
同じアブラナ科で花はよく似ていますが、実は三角の撥状にはならないで、棒状の鞘になります。
まあ、やっぱり雑草なんですが、生物学の方では「超」有名な植物なんですよ。
またウィキペディアから引用します。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%AD%E3%82%A4%E3%83%8C%E3%83%8A%E3%82%BA%E3%83%8A

モデル生物としてのシロイヌナズナ
2000年12月に植物としては初めて全ゲノム解読が終了した。ゲノムサイズは1.3億塩基対、遺伝子数は約2万6000個と顕花植物では最小の部類に入る。染色体は5対である。
ゲノムサイズが小さいこと、一世代が約2ヶ月と短いこと、室内で容易に栽培できること、多数の種子がとれること、自家不和合性を持たないこと、形質転換が容易であることなど、モデル生物としての利点を多く備えているため、研究材料として利用しやすい。多くの変異系統が維持されており、日本国内では理化学研究所バイオリソースセンターやかずさDNA研究所などで、cDNA 情報の公開、変異株の収集・維持・配布を行っている。

こういうことなんですね。
北海道大学理学部生物科学科のサイトでは、先生方がシロイヌナズナへの「愛を語って」いますよ。どうぞご覧ください。
http://www.sci.hokudai.ac.jp/bio/bio/b-0440.php
山口淳二教授は

なんにも役に立たないただの雑草(ぺんぺん草の仲間)です。でも、色々な実験が出来る偉大なる「モデル植物」です。ゲノム解析が終了していて、遺伝子の働 きのこと、タンパク質のことが、全ての植物の中で一番良く調べられています。4大モデル生物の一つです。研究室のみんなは、この小さなペンペン草を心から 愛しています!

と。
以下、ラブコールいっぱい、面白いからぜひどうぞ。
シロイヌナズナは植物だからあまり誤解はないと思いますが、実験動物を使っていたりすると、動物を苦しめ殺して研究するなんて残虐だ、という方がいるんです。でもねぇ、そうじゃないんだなぁ、みんな自分の実験動物が好きでたまらないんですよ。好きだからこそ、その命を頂いてきちんと研究ができるんです。嫌いな動物なんか相手にしてられますか、って。みんな、自分の実験動物こそ最高だ、って惚れこんでいるんです。
生物を教えていた時は、そういうことも伝えたくって、研究者たちの「愛の声」を探してはプリントにして生徒に配ったりもしましたっけね。
生き物が嫌いでは生物学者にはなれないのです。
根底のところで生き物好きでなくっちゃね。

« ヤエムグラ | トップページ | コマツナ »

植物」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ペンペングサ:

« ヤエムグラ | トップページ | コマツナ »

2023年1月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想
無料ブログはココログ