ろうそく
2011.3.18
計画停電は不評です。
そりゃそうだ、電気はスイッチのON・OFFですが、いろいろな製造業の機械類はそうはいかない。あたたまるのに時間がかかり、冷めるのにも時間がかかる。温冷を繰り返していたら機械類は狂いが来る。寿命も縮む。製品の歩留まりも悪くなる。いいことはないです。計画停電されたら、操業の計画が立たなくなる。
病院の手術なんか10時間とかいう長時間の手術もあるけれど、夕方の停電は昼ごろ発表される、なんていうんじゃ、怖くって執刀できやしない。
もっと、計画的に配電網を整備しておくべきでしたね。
都会の一般家庭では、冬より夏の方が耐えがたいですよね。冬は着ぶくれだるまで、何枚でも重ね着できるけど、夏は裸より薄着はできないものなぁ。熱中症にかかりそう。我が家は風が通り抜けないしなぁ。団扇でしのぐことにしましょう。
さて、我が家でもろうそくを探し出してきました。いつでも使えるようにしてあります。
4cmくらいの短いろうそくです。どのくらいの時間もつのかな、と試してみました。
最初の写真は点火直後の17:43。
下は使わなくなったコーヒーカップの皿。これならろうそくが倒れてもまず大丈夫。
点火したら、ろうそくを下向きに傾けて、ろうを溶かして垂らします。垂れてまだ固まらないうちにろうそくの下端をくっつけて固まらせます。これで安定して立つ。こんな小技、今の人は知らないかもなぁ。昔は停電も頻繁。子どももこういう技を持っていました。
18:04
20分は持つんですね。まだ少しろうがある。
実はじっくり見ていると、ここからが結構長いんですよ。
18:06
ろうがもうほとんどない。
消えるかなという直前に、なぜか一瞬炎が長くなったりする。
18:07
この直後、消えました。
拡大してみますとね
芯が光っているんですが、淡い青い炎がかろうじて燃えている。
なんとなく、感情移入したくなるシーンですね。
火事にならないように注意しながら、観察してみて下さい。
4cmのろうそくで20分ちょっとです。
LED灯なんかとはまるっきり異なる情緒たっぷりの明かりです。
« 粉じん防止剤 | トップページ | ろうそくの光の分光 »
「人事」カテゴリの記事
- クリスマスの足袋(2022.12.25)
- 日食月食(2022.11.21)
- 朝日川柳欄から(2022.11.21)
- 北前船(2022.10.25)
- 人は生きることがその人の最大の役割(2022.10.24)
コメント