粉じん防止剤
「粉じん防止剤」とか「飛散防止剤」というのが出ていました。(3/31~4/1頃)
福島第一原子力発電所の作業現場で、放射性物質の風による拡散を防ぐために使用が始まった「粉じん防止剤」が1日、東京都内で報道陣に公開された。粘り気のある緑色の液体で、主成分は水溶性の合成樹脂。水に混ぜて5~15%にうすめた上で散布する。晴天なら半日で固まり、砂粒などの粒子が舞い上がるのを防ぐ仕組みだ。
朝日新聞の記事の一部ですが、おそらく、主成分は「ポリ酢酸ビニル」でしょう。(もちろん、性能を向上させるために、いろいろな成分が配合されているとは思いますが、その詳細は知りません)。
商品名「木工用ボンド」というのが身近です。白いとろっとしたやつですね。あれがポリ酢酸ビニル樹脂を細かい液滴のエマルジョンとして分散したもの。使ったことがあればお分かりですが、乾燥すると無色の膜になります。
で、土木工事などで、こういうのを使った後、無色の膜になってしまったらどこに使ったか分からなくなるじゃないですか、だから緑色の顔料を混ぜてあるんだと思いますよ。この色は物質の本性とは関わっていないと思うな。
ポリ酢酸ビニル樹脂は、チューインガムのガムベースにも使っている。
それからパックなどの化粧品にも使っている。顔に塗って、膜になってからはがすと毛穴の汚れが取れる、というようなのがこれ。(鼻の頭の脂肪とか。)
それから、付け睫毛なんかを接着するのにも使うかな。
そういう物質だと思います。
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