オオアラセイトウ
2011.3.27
黄色いアブラナ科の花は一株でしたが、この紫色のアブラナ科の花はいっぱい。
「紫色のアブラナ科の花」なんて持って回った言い方をしていますが、何と読んだらいいのか、分からなくって。
ウィキペディアの「オオアラセイトウ」から
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%82%AA%E3%82%A2%E3%83%A9%E3%82%BB%E3%82%A4%E3%83%88%E3%82%A6
オオアラセイトウ
オオアラセイトウ (Orychophragmus violaceus) は、アブラナ科オオアラセイトウ属の越年草。別名にショカツサイ(諸葛菜:諸葛孔明が広めたとの伝説から)、ムラサキハナナ(紫花菜)。このため Orychophragmus属はショカツサイ属、ムラサキハナナ属とも呼ばれる。
ハナダイコン(花大根)(カブ)とも呼ばれることがあるが、この名前は花の外観が類似した同科ハナダイコン属の Hesperis matronalis にも与えられているため混乱が見られる(ダイコンが野生化したハマダイコンとも別種)。
侵入生物データベースによれば、日本には観賞用および油を採取するため、遅くとも19世紀末には導入され、20世紀中頃から各地に広がった。戦前から戦後にかけて紫金草(シキンソウ)と称して広める活動をした人がいるという。
国立環境研究所 侵入生物DBの「ショカッサイ」の項目は
http://www.nies.go.jp/biodiversity/invasive/DB/detail/80920.html
ここです。
ほかにムラサキダイコンという名もあるようなんですが。同じものを指しているかどうかよく分からない。
アサヒコムのアスパラクラブに藤本和典さんが書いた記事では
白いチョウはモンシロチョウ? [11/04/01]
・・・
なぜ、スジグロシロチョウが平地で増えたのでしょうか。
春先に線路の土手や空き地に多く見られる紫の花をつけたショカツサイ(オオアラセイトウ)は、スジグロシロチョウの幼虫が好むアブラナ科の植物です。中国産のこの植物の種を一人の方が日本のあちらこちらに配布し、まいたため増えたのです。
外国の植物を植えることにより、昆虫の種類が変わることがあるので気をつけなければいけませんね。
一時は住宅地の白いチョウは、スジグロシロチョウだらけだったのですが、またモンシロチョウにも出あえるようになってきました。家庭菜園がブームとなり、庭先にモンシロチョウが好むアブラナ科の野菜を植えているからです。無農薬であったり、面倒くさくてほったらかしにしたりしたキャベツなどには、モンシロチョウの幼虫の青虫がたくさんいます。
・・・
はぁ、スジグロシロチョウが増えたことに関係があったとは。知らなかったなぁ。
{独り言:「ムラサキアブラナ」なんてのは、どうだ?紫色のアブラナ科の花だから。}
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コメント
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はじめまして。
スジグロシロチョウは日本の在来種で、モンシロチョウは帰化種です。生態系から言えば、スジグロシロチョウを守ることこそが本筋だといえると思いますが。
まあ、在来種だの外来種だのと人間が区別(差別)すること自体おかしくて、在来種のスジグロを、帰化種のオオアラセイトウが助けた、なんて何とも人間の自己満の自然保護を嘲笑うような話です。
投稿: ホシナ | 2020年3月12日 (木) 09時00分
コメントありがとうございます。
どうも人間の理解力では「システム(系)」を丸ごと全部一挙に把握することはできないようで、一部分だけを見て騒ぐことになるようですね。生態系のすべてを一挙に理解することは無理なようです。
投稿: かかし | 2020年3月12日 (木) 15時15分