オニタビラコ
2011.4.2
オニタビラコの「噴出」するような姿。
キク科ですから、実に綿毛があるわけで、その姿です。
なんとかその付け根の方を覗きこむことができました。
風に乗って遠くへ行く。
動かない親植物の、「遠くへ行きたい」という思いを担う、子どもたちです。
行った先で繁殖できればそれでよし。
ダメでも絶え間なくその試みを続ければ、そのうち環境の変化で繁殖できるような時も来るかもしれない。何万年、何百万年もかかる持続的なトライアルです。
動かないようにみえる植物たちこそが、無生物的な自然を、生物的な自然に変えていく先導者なんですね。動物はそのあとをついていく。だって、動物は植物なしには生きられないのだから。
「生息限界」の前進って、そういうものです。
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