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2011年4月11日 (月)

ハマヒサカキ

0325h_7hamahisakaki 2011.3.25
「におい」を言語で表現するのはとても難しくて。
独特のにおいです。よい香りとはとてもいえませんが、耐えがたいほどの悪臭ともいえないし。
独特の不快臭、とでもいうんでしょうね。知っている人同士なら、ほらハマヒサカキのあの匂い、で通じてしまうのですが、言語で表現を与えることは出来かねますね。

化学を教えていると、硫化水素は「腐卵臭」とか、二硫化炭素は「腐ったキャベツみたいな匂い」とか、いろいろあるんですが。
有機化学にいくと、あまりにもいろいろな臭気があって、とても何かにたとえられない。で、「特異臭」というような表現をすることになります。
高3の夏休みの補習で、問題演習もいいけれど、有機化学分野にでてくる「特異臭」を経験するのもよかろう、と、棚の薬品のにおいをかいだり、簡単な合成実験をしてその「特異なる匂い」をかいでみたりしたこともありましたね。
臭いけど、結構好評でした。言葉で表現されていたものが、実際にはどういうものなのかが分かって良かったという感想ですね。

よくニュースでは「異臭」という言葉が使われますが、これもできれば、こんなにおい、という表現があるといいんですけどね。
硫化水素、塩素、塩化水素、アンモニア、などわかれば対応も取りやすいのですから。
最近は「におい恐怖症」やら、それをあおるCMが多くって嫌な傾向です。

真実をお伝えしますので、お受け止めください。

生きるってことは、くちゃいのよ。

いかがでしょう?これは偉大なる真実です。
匂いがなくなっちゃったら、それはもう、生きているとはいい難い。

いきものみんなにおうんです、っ!

芳香とか、悪臭とか、それは人間の身勝手に過ぎません。
御覚悟召されよ。

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