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2011年4月27日 (水)

放射能標識

Osentya
これ何だかお分かりでしょうか。
マークは有名なJISの放射能標識です。
「放射能汚染茶」と書いてあります。
今この時期にこの写真を載せて、妙な風評などたってはいけないと戸惑っていたのですが、昨日4月26日は、旧ソ連のチェルノブイリ原発の事故から25年。
やっぱり、いちおうお目にかけておこうと思って。
でも、言いたいことはあれこれいっぱい頭の中を走り回ってしまって、結局大したことは書けそうにありません。なんとなく、でも呟いておきたかったのです。

これ、1986年の事故で日本にも放射性物質の微粉末が飛来したという出来事の「缶詰」なんです。
このマークの横の文章を書き写しました。

   

放射能汚染茶の共同保管に参加してください。
 この缶の中に入っているお茶は、生活クラブ生活協同組合が共同購入していた、三重県の86年産のお茶で、86年4月26日ソ連で起きたチェルノブイリ原子力発電所の爆発事故によって、放射能に汚染されたものです。死の灰は、風に乗って8000キロも離れた日本までやってきたのです。検査の結果、高いものは1キログラム当たり227ベクレルの汚染がありました。この汚染は、三重県ばかりでなく、日本全国に同様な汚染をもたらしたのです。しかし国の基準の370ベクレルに対して不安を感じた、生活クラブ生協は、国の基準の10分の1を自主基準として、37ベクレル以上の汚染値のものについては取り扱いを中止しました。それはお茶に限らず、輸入されたイタリア産のスパゲッティやギリシャのローレルの葉などに及びました。
 私たちは原発があまりにも大きな危険を持っていることを訴えるために、また私たち自身が反原発の思いを持ち続けるために、このお茶を今後永く保存し続けたいと思い缶詰にしました。
 そして、このお茶を何年かのちに再び検査をして、放射能汚染が後世に永く影響をもたらすことを実証していきたいと思っています。ぜひ放射能汚染茶の共同保管にご協力下さい。
(後略)

当時は工業高校に勤務していたのだったと思います。新聞か何かで読んで連絡を取って購入したのだったと思います。30代の終わりころ。
以来、チャンスがあれば教材として使ってきました。広島の高校生から頂いた「原爆瓦」とともに、私の「重い」教材です。

原子力発電というものには、初めから懐疑的でした。
原子力湯沸かし器で蒸気を発生し、その蒸気で発電機を回して発電する。
蒸気の発生には、石炭火力、石油火力と使ってきて、原子力発電ではウランの原子核の分裂の際に発生する熱を使うわけです。
蒸気でタービンを回して発電する、という部分に関しては「枯れた技術」といっていいかもしれません。
でも、熱発生源としての原子力は、人間には使いこなせないものだろう、と考えるものです。

基本的に、放射性物質を処分する方法がない、というのが問題なんです。
よく「トイレなきマンション」という喩えがあります。
快適な生活はいいのですが、トイレがない。生活から出る廃棄物を処理する設備がなかったら、汚物がたまるだけでしょ。
原発ってそういう状態なんですよ。
今回の事故でも、放射性物質を低レベルで含む水でさえ、処理できなくって、捨てちゃった。建屋の中にある高レベル汚染瓦礫が処分できない。
チェルノブイリはどうしようもなくって、丸ごとコンクリート漬けにしてしまいましたが、老朽化してきて新たな問題が起こりそう。
日本では、核燃料サイクルでプルトニウムを取り出して利用して、とか「美しいイメージ」は語られたけれど、その核燃料サイクルは全く回り始めていない。
原発を動かせば動かすほどに、核廃棄物はたまる一方。
命がけで事故処理の作業をしている方々の着た「防護服」どうなると思います?
低レベル汚染物として、保存して置くしかないんですよ、さしあたっては。

万年という単位で将来につけを回そうというくらいしか、人間の「サル知恵」は回らない。

学校の校庭の土が汚染されているというので表層をはぎ取る工事が始まった、と今日のニュースでいっていました。で、はぎ取った土はどうするか?大きな穴に埋めて土かぶせて置くしか方法はないんです。

使用済み核燃料が増えれば、プルトニウムを取り出して核爆弾を作ろうとか、そういう野心を持つ人間は必ず出ますよ。現在の世界の「権力状況」の中で、原子炉の援助をすれば、そういう野心を助長する。核爆弾作らなくたって、使用済み燃料棒をかすめ取って、危険承知で粉砕して、通常爆弾に混ぜれば「汚い爆弾」が出来てしまう。
「中性子爆弾」ってご存知ですか?普通の原爆より爆発力は抑え目にして、大量の中性子を発生するようにして、効率よく人間を殺して、でも残留放射能が少ないようにして、占領後、その地の建物やインフラを使おうっていうんですよ。こういう悪知恵は汲めど尽くせぬほどに湧いてくるのが人間というものの本性のようですね。で、「クリーンな」核爆弾と称するんですからね。どういう精神なんだか。
人間の精神の倫理レベルは高くないよなぁ。戦争が絶えたことがないもの。
そんな中で、処分方法も確立していないのに、原子力プラントの輸出なんて絶対やってはいけない、と思ってきました。

多分、人間は原子力技術と共存はできない、と思っています。
あまりにも幼い未熟な技術であって、しかも技術が成熟するという見込みはない、と思うからです。

▲だめですね。支離滅裂だ。
ご自分で考えてください。それしかありません。

▲放射能標識について、おまけ。
JISで、いろいろ決まっていますので、真似して使わないように。
真ん中の丸は「原子核」、そこからα線、β線、γ線が出ている、というイメージのマークだそうです。

ユニコードに

こういう文字がありました。

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