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2011年3月 2日 (水)

みなこうなる

2011.2.28付 朝日歌壇より
老人は妻の遺骨を納め終えみなこうなると孫を見て言う:(三原市)岡田独甫

大事な教育をなさいました。尊敬します。
妻を失えば悲しい、それは確かなことだけれど、それだけでいいのか。
年齢を重ねたものには若いものを幼いものを育てるという大事な仕事があります。
人はみな老い、やがて死ぬ、これが生きるということなのだよ、と。
このお孫さんはいつか、この教えを自分の内に再発見して、立派な大人になります。
おじいちゃんは悲しかったんだよな、でも、大事なことを教えてくれたんだ、自分もまたそういう年を重ねたいな。と、必ずなります。

年齢を重ねたものには、「おじいちゃん」「年長者」「長老」を社会的な役割として担う責務があります。自分はまだ若いんだ、人におじいちゃんなんて呼ばれるいわれはない、なんて騒いでないで、社会的な役割としての「年長なる者」をきちんと果たしましょうよ。

昔、師と仰ぐ方から教わりました。

教師というものは生徒を育てるだけが仕事じゃないんだよ。年長の教師は若い教師をも育てなければならないのだ、それができなければ、教師とはいわない。

教職人生のなかで、常に自分に意識し課していたことです。
現在の教育界はどうなっていますか?

年長の者は若い人を育てましょう。

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