丿乀
2011.2.28付 朝日俳壇より
丿乀(へつふつ)と転げやまざる霰かな:(飯塚市)安藤順一
「丿乀」これにお目にかかったのは2回目ですね。これ、漢字なんだから参る。
初めて出会ったのは去年。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2010/05/post-2275.html
↑ここにあります。
この時は佐佐木幸綱氏が評の中で解説してくれていました。
「丿」と「乀」。前者は右から左へ曲がる意。後者は左から右へ曲がる意味である。
今回は、あられが降ってきてコロコロと転げる様の形容なんですね。
ちょっと特殊すぎる気もします。なんか、もうちょっと日常的な言葉はないかなぁ。
おまけ:
「雹」「霰」「霙」読めますよね。
直径5mm以上の氷の粒が「雹」
直径5mm未満の氷の粒が「霰」
雪まじりの雨?雨まじりの雪?が「霙」
ですね。
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