父の額
2011.2.13付 朝日歌壇より
熱高き父の額に掌を置けば薄皮の下冷えた骨あり:(盛岡市)白浜綾子
高野公彦評:情をまじえない表現が、歌に緊迫感を与える。
いえ、情は満ちているんです。
皮膚と骨の間に脂肪がない。柔らかなふかふかがない。こんなに痩せてしまって。
という、深い愛情があふれているんです。
薄皮とか骨とかいう言葉で記述したら即「情をまじえない」ではないんです。
濃い愛情のゆえに、記述の言葉が詩になるんです。
2011.2.13付 朝日歌壇より
熱高き父の額に掌を置けば薄皮の下冷えた骨あり:(盛岡市)白浜綾子
高野公彦評:情をまじえない表現が、歌に緊迫感を与える。
いえ、情は満ちているんです。
皮膚と骨の間に脂肪がない。柔らかなふかふかがない。こんなに痩せてしまって。
という、深い愛情があふれているんです。
薄皮とか骨とかいう言葉で記述したら即「情をまじえない」ではないんです。
濃い愛情のゆえに、記述の言葉が詩になるんです。
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「いい奥さん」、「寄生虫博物館」に続き今回の
「父の額」で3回目。
私の拙い歌を取り上げていただき、
温かく解説していただいて ありがとうございます。
投稿: はっきんとんこ | 2011年2月17日 (木) 01時15分
つたない文章で申し訳ありません。どうも、選者に楯突くのが好きなものでして、いけませんね。ご活躍下さい、楽しませて下さい。
投稿: かかし | 2011年2月17日 (木) 10時09分