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2011年2月22日 (火)

鯉こく

2011.2.21付 朝日歌壇より
伝へきて寒には鯉こく焚くならひ総領なれば頭(かしら)盛られし:(長野県)沓掛喜久男

本当の味を知らないのですが、おいしいのと、頭を盛られて軽く「めげている」のと、両方なのでしょうね。

私は母親が海辺の育ちのせいでしょうか。海の魚には私は強い。骨から頭からしゃぶりつくす。
鯛でも鮭でも鯵でも鰯でも秋刀魚でもなんでもござれなんですが。
淡水魚は比較的得意じゃない。鮎食べて、おいしいという感動はあんまりない。鯉も苦手かなぁ。鯉の頭に食いついた経験はないし、あまり食指は動かないなぁ。ごめんなさい。
初めての鯉こくが、脂ぎとぎとだったのが「トラウマ」になってしまったのかもしれません。
「鯉こく」って言葉、「こく」って何だろう?と引いてみました。

こい‐こく【鯉濃】(鯉の濃漿(コクシヨウ)の意) 鯉を筒切りにして煮込んだ赤味噌汁。[広辞苑第五版]

そうだったのか。辞書は引いてみるものですねぇ。

●俳壇の方で
2011.2.21付 朝日俳壇より
母以外海鼠の好きな家族かな:(玉野市)加門美昭
 金子兜太評:日常風の物言いが明るさを呼ぶ。

こういう句がありました。評の意味はあんまりよく分かっていないのですけれど。
母親が海鼠を苦手で、子が海鼠を食える、というのは結構珍しいんじゃないですか?
子の好き嫌いってやっぱり母親の影響を大きく食らうからなぁ。
母は自分の苦手なものをあまり出さないでしょう。
成人した子がどこかよそで海鼠の味を覚えてきて、母は、わたしはあんまり好きじゃない、とかぼやいていらっしゃるのかなぁ。
興味深く、奥行き深い句でした。

●ところで、海鼠って苦手な人はまるっきり受け付けない、というタイプの食品ですね。
大学時代、僻地の学校に、化学実験隊を組んで行ったのですが。北海道の昔のニシン漁港の。
活動の合間に、海へ潜って遊んでいて、海鼠を取ってきて、手で引き裂いて海水で洗って生のまんま塩味にして食べていたら、仲間の一人が青ざめて、何でそんなものが食えるんだ、と震えていましたっけ。

海底からウニ拾ってきて食べてたら、漁師さんが、おお、お前ら生でくえるんか、と喜んでくれて、ザルに山盛りのウニくれましたっけ。タダではかえって気にするといかん、10円で売るよ、とね。山のような生ウニ食べたっけ。貝殻に生ウニ盛り上げて、焚火で表面を軽く焼いて食べたっけなぁ、あんな旨いもの無かったなぁ。絶品でしたね。懐かしい思い出がずるずる頭から流れ出してきます。

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